デンレゼ過激派転生者   作:翁。弁当

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私がチャートを守っているのではない、チャートが私を守っているのだ

 ブログを始めた。

 『ジョージ・スマイルズのデビハン日記』という名前で、毎日の仕事や日常を投稿するブログだ。

 

 デビルハンターの報告書では写真を求められることも多い。特に戦闘終了後の死体はほぼ確実に求められる。

 緊急性が無い場合は戦闘開始直前での撮影も行うこともあり、結果として悪魔と悪魔の死体の写真が多く手元にあるのだ。

 また、報告書の中で悪魔の名前についての類推を書く際には、その根拠となる戦闘中の事象について記述する事もあって、それぞれの悪魔との戦いについては結構簡単に思い出せる。

 

 そんな撮り溜めをひとまずは放出する事にした。

 ブログとしては邪道というか、日付についてウソを吐いている形になるが、初動ぐらいは大目に見て欲しい。

 

 いわゆるアフィリエイト収益も一応狙ってはいるが、1994年現在での市場は決して大きくなく、こちらについてはあくまでもオマケ程度。

 

 本命はデビルハンターの傭兵依頼の募集である。

 

 要するに、フリーランスでのデビルハンターを始めたわけだ。

 フリーランスの生存戦略は、兎にも角にも顧客を捕まえる事。顧客を捕まえるためには、宣伝とマーケティングに終結する。

 SNSも無いこの時代では、これ以外だと新聞やテレビに広告を打つか、そこらの電柱に貼り紙をするぐらいしかないのだ。費用対効果が悪すぎる。

 

 そして、同時にアサとの連絡手段もこれで解決した。

 サイトの中に鍵付き掲示板を実装して、アサにだけこの掲示板へのパスワードを教える事で、原始的ながらL〇NEの様な連絡形態を整備したのだ。

 アサの電話番号は暗記しているので、電話するとなれば公衆電話を使えばいい。

 

 海外のギークの個人的なオンプレサーバーを月極で間借りして、生まれたばかりのHTMLを見様見真似で記述した不格好なブログだが、これぐらいの用途であればギリギリ何とかなる。

 

 成果が上がるまでにはそれなりに時間の掛かる見込みだが、岸辺からの情報を待つ待ち時間がどれぐらいになるかわからない。

 良い暇潰しと考えて、気長にやっていこう。

 

◆◇◆◇

 

 前世でITを齧っていなかったら絶対に無理だったと断言できるぐらいには苦労したブログだったが、サーバーを貸してくれているギークが仲間内で口コミをしてくれたらしく、アクセス数は中々に悪くない。IPアドレスを見る限りでは主なアクセスは海外からだが、日本からもちらほらと。

 悪魔の死体には思いのほか需要があるらしかった。

 

 考えてみれば、幼少期のデンジが狩った悪魔はヤクザが闇ルートで換金していたし、用途は知らないが需要がある事は描写されていたか。

 

 載せている写真は令和の世であれば普通に発禁ものというか、いわゆるダークウェブで流通するレベルのグロ画像も多かったが、それこそが読者の求めるものという事だろうか?

 まあそういった画像には「グロ注意」の表記をした上で、リンクを踏んだ先で見てもらう事にしているが。

 

 そんなことを続けているうちに、ちらほらと国内からの依頼が来るようになった。

 着手金+討伐報酬の40%とそこそこ取らせてもらうが、それに見合うだけの働きはしているつもりだ。パトロールだけで悪魔と遭遇しなければ着手金だけだし。

 

 そうしていよいよフリーランスとして収支が釣り合ってきたころ、ようやく岸辺が現れた。

 

◆◇◆◇

 

 前回と同じく黙りこくったままでセーフハウスへと向かい、到着と同時に岸辺が話しかけてきた。

 

「……なんか、背ぇ伸びたか?」

「はぁ、まあ成長期なんで?」

「なんでお前が疑問形なのか分からんが……契約じゃなかったのか?」

「減る以上に増やしたら増えるでしょう。しかしよく気付きましたね」

「……まあいい、これお前だろ」

 

 そういって岸辺が出してきた写真は、どれも俺のブログのスクリーンショットであった。

 

「流石に耳が早いですね。確かにそれは最近界隈でも密かに話題を集めるブログですが……なぜ私だと?」

「別に隠す気も無いだろ」

「一応は隠すつもりでしたよ? 税金とか払ってないので」

「……まあ、そこは良いが」

 

 良いのか。お前公務員だろ。

 いや、払えと言われても困るんだけどさ。

 

「はいはい、認めますよ。今をトキメク新ジャンルの傭兵型デビルハンター、ジョージ・スマイルズとは私の事ですよ」

「……」

「サイン要ります?」

「要らない。言っとくが、アレ普通に法律スレスレだからな」

「知ってますよ。引っ掛からないように勉強はしたんで」

「……まあいい」

 

 本当に何もかもを飲み込んだような間だった。

 

 具体的な話をすると。

 公安デビルハンターの顔と契約悪魔及びその能力を公開するとアウト。

 デビルハンターという職業を過度に英雄視する記事はアウト。

 銃刀法におけるデビルハンターの例外規定を逸脱する武装が写真に映るとアウト。

 銃器と銃の悪魔の肉片はどのような形であろうとアウト。

 一般人の顔や死体が映っていると、肖像権の侵害を根拠に訴訟リスクあり。

 

 大雑把にはこんな所である。

 この辺りさえ押さえておけば、それこそ公安に目を付けられるぐらいで済む。

 

 ちなみに、未登録のデビルハンターは合法である。

 デビルハンターの届け出というのは、護身の域を超えた強力な武装ができるとか、悪魔を倒した際の報奨金を受け取れるとかであって、デビルハンターそのものは規制されていない。

 

 正直、今の公安にインターネットへ接続・検閲できるだけの技術的な素地があるとは思わなかった。

 未来の話ではあるが、デジタル大臣とか言う仮にも情報産業を統括する役職に就いた人間がUSBメモリすら知らなかった国なので、完全に眼中に無いものと思っていたが……侮っていたと言わざるを得ない。

 

 失われた30年と言うのは人材の話でもあったのだろうか?

 そういう意味では全体を裏から統括するマキマは普通に日本政府の重要人物だったりするのだが……悪魔の傀儡になっている時点で失われているのは大して変わらないか。

 

 推しカプのためなら誤差みたいなもんだろ。

 

「で、本題なんだが」

「本題じゃなかったんですね、今の」

「黙れ……村山首相と内密に話した。お前の言う『マキマとの契約』についてだ」

「あぁ、裏取ってくれたんですか。なるほど……随分音沙汰が無いと思ったら、その調整に手間取ったって訳ですか」

「そうだ。で、契約の内容について聞いたんだが……」

 

 岸辺は少し溜めて。

 

「『そんな契約を結んだ覚えはない』と断言された」

 

◆◇◆◇

 

 しばらくの沈黙。

 その間に全力で思考を回す。

 

「……無い?」

「あぁ、そういう契約そのものが無いと言っていた」

「文言は?」

「『マキマへの攻撃が? そんな契約を結んだ覚えはないぞ?』だ」

「……」

 

 いや、あり得ないと断言することは出来ない。

 

 悪魔との契約は、要するにお互いが了承していればどのような物であろうと成立する。

 更に言えば、ある程度の曲解や誤謬(ごびゅう)が介在する余地もあり、その自由度は契約という単語からは想像もつかないほどに高い。

 

 また作中では、契約内容に『自動的な自害』を組み込むことが可能であると示唆されていた。であれば、契約内容に『契約したこと自体を忘却する』と組み込むことが不可能とは言い切れないのだ。自害も忘却も、理論上は人体の機能であるがゆえに。

 

「最たる防諜は無知、か……意趣返しとは味な真似を」

「まあ何でもいいが……他の情報、例えばチェンソーマンの能力については裏が取れた、と思う」

「……一番取れない所だと思ってましたが、良く取れましたね。どれです?」

「部下の1人が『キノコ雲ランプ』を可愛いつって見せびらかしてきたんだが、どうもこれのモチーフになった概念が見つからなかった。察するに、爆弾に関係する話だと思うんだが」

「おーう……そりゃまた……強運ですね」

 

 確か、耳が無くなった世界でも耳かきは工芸品として売られていたらしい。

 ならば、『核兵器』が無くなった世界でも、キノコ雲ランプが売られている可能性はあるか。

 

 ……そういう疑いの目線で漁ってみれば、他にもいろいろ見つかるかもしれんな、こりゃ。

 

「ともかく、お前の情報についてはある程度裏が取れた。逆に、内閣総理大臣との契約は違った」

「なるほど……で、協力関係は?」

「継続だ。打率8割なら十分だし、その内訳も替えが利かないからな」

「ありがとうございます」

「じゃあ対価の情報だが……」

 

 岸辺は懐から地図を取り出し、机に広げる。

 

「まず対魔2課の訓練施設がここだ。で、『二道』って名前の喫茶店がここ。ラーメンが不味い中華料理屋は三角の所全部。花火大会の会場になる、なり得る施設や候補地は星の所だ」

「前者2つはともかくとして……後者2つは結構多いですね」

「曖昧過ぎる注文を出したお前が悪い。むしろ手間がかかった分上乗せして欲しいぐらいだ」

「……拳銃とか要ります?」

「要らない。つーか最初がそれか」

「前に使った奴、処分に困ってるんですよねぇ。ほら、銃の悪魔の所為で民間の規制が強いでしょ? 日本は特に」

「あぁ、アメリカの方だと、まだ緩いらしいんだがな」

 

 ん……?

 今、なんか……。

 

「これは地図ごとくれてやる」

「あぁ、どうも……」

「……どうした?」

「いえ……別に……」

「……また連絡する」

 

 岸辺はそれだけ言ってドアから出て行った。

 少し時間を開けて、俺も街へ戻る。

 

◆◇◆◇

 

 落ち着け、この感じは覚えがある。

 

 何かが引っ掛かってる。

 しかも、それは恐らく吉兆・光明の類。

 

 この直感を逃してはいけない。

 

 勘というのは一見すると不合理の極みだが、その実、これまでの経験則の集大成なのだ。これを馬鹿にするという事は、そのまま己の人生を軽んじるに等しい。

 まして俺は他人の倍を生きている。その長さが、軽んじることを許さない。

 

 だが、しかし。

 

「……待った?」

「いや、今来た所だ」

 

 アサとのデートも軽んじる事は許されない。

 これまで7回ほど一緒に遊びに出掛けたが、その最中に聞き出すアサの状況は日増しに悪くなる一方で、いよいよクラスでの孤立が深まっていると聞く。

 

 これまでは稀に話しかけてくる者もいたし、それに対してアサも最大限応対していた。

 しかし今やその様な者も居なくなって久しく、また居たとしても最低限の事務的な連絡事項を伝えて終わりという事になっているらしい。

 

 ではそれでアサがめげるかと言うと、これがそんなことは無かった。

 規律を重んじる性格が不当な外圧に屈しない精神を作っており、物理的な攻撃ならばともかく、仲間外れ程度ではビクともしない。更に、クラスの外部に人間関係を持っていることで、本質的に孤独になっていない事実がアサを強くする。

 

 その為この辺りある意味小康状態と言えるが、逆に明らかな問題として、アサの中におけるクラスの価値が下がっているように思われる。

 言い換えるなら、俺に対する精神的な依存度がやや上昇傾向にある。

 

 別にこれ自体は悪い事ではない。

 極端な話、人間は所属しているコミュニティに対して大なり小なり依存するものだ。その内の1つが潰れた分だけ、他のコミュニティに対する依存度が上がること自体はごく自然な流れである。

 

 問題は、ここでいう他のコミュニティに俺しかいないことと、それ以外のコミュニティが無いことの2つ。

 

 ハッキリ言って、俺は自分が健全な生き方をしていない自覚がある。戸籍が無い時点でお察しだ。

 そんな人間と交流を深めては、アサまでそういう生き方に影響されてしまいかねない。

 

 しかし一方で、現時点においては、俺の存在によってアサが救われているのも事実。

 よってこの段階で距離を取ることは、それこそアサに止めを刺すことになりかねない。

 

 だから、今アサとのデートを軽んじる事は出来ないのだ。少なくとも、今は。

 

「できれば、バイトとか始めて自分でメンテナンスできるようになって欲しいけどなぁ……」

「何か言った?」

「今日のデートプランを暗唱してた」

 

 適当に誤魔化して、連れ立って歩き始める。

 岸辺にも言われたとおりに多少身長が伸びたが、それでもまだまだ平均値より低い。というか、ぶっちゃけ誤差の範囲だ。よく気付いたな、と言うのは本当にそうなのである。

 

 同世代のデートというよりは、仲のいい姉弟が一緒に出掛けているという感じだ。

 本音を言うなら、やはりもっと身長が欲しい物である。

 

「ん」

 

 突如として、明後日の方向に顔を向ける。

 

 銃声だ。

 

「……どうしたの?」

「……いや、なんでもない」

 

 アサには聞こえていないようだが、俺には聞こえる。

 しかも一か所からでは無い。あちこちから聞こえてくる。

 

 銃、しかしAKの様な大物ではない。銃声が軽い。

 サブマシンガン、でもないな。発射レートが低い。

 

 ハンドガン、自動拳銃だ。

 

「始まったか」

 

 公安襲撃編。

 マキマが京都に向かったタイミングを狙い、公安デビルハンターが突如として拳銃を武器に襲撃される、そのまんまの長編だ。

 

 可能ならサムライソードを実験台に武器人間の殺し方を研究したかったが、まあ無理なら無理でしょうがない。

 ラーメンの不味い中華料理屋が沢山あるのが悪い。

 

 しかし思ったよりも原作開始が早い。

 まだ1995年だ。個人的なイメージとして、原作開始が1996年、マキマVS米国銃の悪魔が1997年、第二部開始が1998年ぐらいつもりだったのだが。

 

 まあ、デンジが公安に所属していることを確認できたのは僥倖だ。

 正直この辺りの因果関係は余り覚えていないが、どうせチェンソーの心臓が欲しい奴が、公安が邪魔な奴と結託したとかそんなところだろうさ。

 

 となると、岸辺が『3人目』と出会うのも時間の問題だ。

 能力開示の準備をしておかなくては。

 

◆◇◆◇

 

 アサとデパートに来た。

 

 何回顔を合わせても絶対に制服しか着ていないものだから、流石に着回せるものを手に入れて欲しかったからだ。

 なんだかんだで結構な金額をアサに貢いでいるような気がするが、あまり使い道も無いし別に良いか。

 

 ちなみに、銃声はデパートに到着する頃には無くなった。

 

「これ似合う?」

「明るい感じがして良いな」

「ふーん……こっちは?」

「落ち着いててアサらしい感じ」

 

 そんな風にちゃんとコメントを残しておく。

 

「じゃあこれは?」

「ぶふぉっ!?」

 

 馬鹿でかい鈴がプリントされた長袖シャツだった。

 

 というかレゼの初登場衣装だった。

 

「えっ何?」

「いや……うん、まあなんて言うか……喫茶店でバイトとかしてそうで良いんじゃない?」

「妙に具体的な……」

 

 改めて考えると普通に意味わかんねえデザインだなコレ。

 胸元のデカい鈴、紺色の袖、白地……色調反転したドラ〇もんか?

 

 ちなみに一番好きなレゼのシーンは『ヘイヘイマスター! 私と彼にコーヒーを』の所。

 背景の大窓から入る光でレゼの華奢な腕が強調されていて実に良き。隣のデンジ君のガタイの良さが更にその華奢を強調している。

 

「いや、ゴメン。やっぱ止めて欲しいわ。なんか変なこと思い出して変な事言っちゃいそう」

「……まあいいけど。じゃあこれは?」

 

 今度の奴は学校探索の時のレゼの衣装だった。もうこれ狙ってるだろ。

 流石に2回目という事で過度なリアクションは避けられたが、内心の動揺は先ほどと変わらない。

 

「……良い、とは思うが……肌を出すのはちょっと微妙かもな」

「そうかな?」

「アサってどっちかと言うとクール系だから、快活な感じは抑えた方が良いと思う」

「でもそろそろ暖かくなってくるけど……」

「じゃあそうだな……」

 

 適当に見回して、ちょっと変わり種だが良さげなものがあったので持って行く。

 

「これに合わせてみるとか」

「なにこれ……長手袋?」

「薄手の奴だからどの季節でも合わせやすいし、暗色系だからどの組み合わせにも合わせやすいし」

「ふーん……じゃあこれにする」

 

 軽く試着してみると、やはり俺の見立ては間違っていなかったというか、原作のデザインに収斂進化を起こしたというか。

 

 銃と戦車を腕にしたときの戦争の悪魔にそっくりだ。

 

 しかし当時読んでて思ったのだが、(じゅう)の悪魔が自由(じゆう)の女神から這い出すとうのはダジャレなのか皮肉なのか。

 

 あと大統領が要請した時の銃の悪魔と、自由の女神から出てきた銃の悪魔は別個体なんだろうか?

 銃の悪魔はある意味で闇の悪魔よりも特殊な生態をしているので、あまり考えなくて良いかもしれないが。

 

「……あ」

 

 その時、俺に電流走る。

 

 繋がった。

 

 もし、もしもの話だが。

 もしもこの仮説が正しかったとしたら……。

 

「マキマを、殺せる」

 

 いや落ち着け、早合点は良くない。

 希望的観測だって命取りだ。この可能性に全ベットして良いかは分からない。

 

 だが、そうする価値はあるだけの仮説。

 

 何故なら、仮に俺がマキマなら、絶対にそうするからだ。

 これなら契約内容の忘却を契約に組み込む必要も無く、その契約自体を通す相手は1人で済み、何らかのトラブルが起きた時の冗長性も十二分にある。

 

 完璧だ。

 

 だからこそ、そうである可能性が高い。

 

「……」

「ウオッ」

 

 ふと気が付くと、アサが絶対零度の瞳でこちらを見ていた。

 

「ど、どうした?」

「マキマって誰」

 

 確かにデートの最中に他の女性の事を考えるというクソムーブをかましたのは俺だが、そんな戦争の悪魔みたいな目で見ることないじゃないか。

 

 しかしどうした物か。

 マキマの契約悪魔が公安内でも極秘にされていることは知っているが、ではマキマの情報はどのあたりまで公開情報で、何処からが機密なのかは把握していない。

 極端な話、マキマという名前自体が禁句という可能性もある。

 

 ともかく、適当に誤魔化すしか無いか。

 

「……ちょっと前に、仕事の目標とか何とかいったじゃん?」

「戸籍止めてる理由の?」

「そうそれ。で、その仕事上の目標にしてる人、みたいな?」

 

 嘘は言ってない。

 

「ふーん……」

 

 一応は納得してくれたようで、とりあえず引いてくれた。

 割と怖かったので、後でクラムボンを吸っておこうと思う。

 

◆◇◆◇

 

「あっそうだ」

 

 デートの帰り道。

 買った服をそのまま来て帰るというだいぶ甘え上手な事をしているアサが話し出す。

 

 ちなみに、レゼと被ってる服は全部止めてもらったので心穏やかである。

 

「私、この先の『二道』ってカフェでバイトしてるの」

 

 ???????

 

 あ~^チャートが壊れる音ォ~^

 穏やかな心ドコ……? ココ……?




で、問題はここからどうするかを全く考えていない事なんだ。
だいぶしんどくなってきたからそろそろ4回目を摂取しようと考えているんだ。
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