「くぁ……そろそろ寝るか」
仕事道具の手入れを済ませ、風呂に入って髪を乾かし、ストレッチとホットミルクで体をほぐした後、ゆるりとやって来た眠気を迎え入れる。
赤ん坊の様に晴れやかな気分で朝を迎えるのに、何ら不足しない寝る前のルーティーン。
を、台無しにする女が1人。
「ジョージ? 今日は一緒に寝る日でしょ?」
「んあ?」
年のころは、22、3歳といった所だろうか。
背中まで伸ばした長く美しい黒髪をゆらゆらと揺らしながら、1人の美女が歩み寄ってくる。
水に濡れているかのような光沢を放つ黒髪と、非現実的ですらあるほどに白い肌。
瞬きをしたくなる錯覚を起こしてしまうほどに刺激的なコントラスト。
曲線を描く全身の輪郭は、同年代のそれと比較するのであれば際立って波打ち、しかし全てを比較対象とするならやや慎ましやかな絶妙のバランス。
豊満というには少し薄く、痩せ型というには重厚。平均よりもちょっと上程度という、もっとも万人受けする中庸のスタイルである。
そんな百人が百人振り返るだろう美女が、ボディラインを崩さないための黒いナイトブラとナイトショーツだけを着用して、ジョージに歩み寄っていた。
その状態で男の前に出てきて恥じらいの1つも無い振る舞いは、どこか浮世離れした雰囲気を彼女に纏わせている。
しかしながら、その瞳を見ればそんな感想は消えて無くなることだろう。
黄色く、少し赤く、僅かに茶色く……ともすれば、黄金の様な色にも見える瞳には、同心円状の虹彩が2重3重に連なっている。
人間はそんな瞳をしていない。だからこそ、人が彼女を見た時に抱く感情は、浮世離れなんて生易しいものではない。
その美貌と併せて、『人間離れしている』と感じるのだ。
「あぁ……そうだっけ」
「そうだよ。金曜日は一緒に寝るって決めたでしょ」
「すまんかった。なにせ不規則な仕事なもんでね」
「知ってる。だから週に一回の約束を金曜日に固定したんだし」
「海軍カレーみたいな言い草」
この時期は暑いから寝苦しいんだけどなァ、なんて言いつつも拒絶はせず、その女性と共に一番大きなベッドがある寝室に入っていく。
しかし暑いものは暑いらしく、ジョージは問答無用でエアコンの設定温度を4℃下げた。一見過剰な冷房にも思えるが、日によってはこれですら焼け石に水だったりする。
「お腹冷えそう」
「大丈夫だろ」
ジョージがベッドに入ると、その両腕の中に女性がするりと入り込んでくる。
腕は女性の腹を覆い隠す様な形で繋がり、ジョージの視界には女性の後頭部だけが映り込むようになる。
同じ向きで寝転び、しかし後ろ側にいるジョージが抱きしめるような形。
余りにも無防備な寝巻に、余りにも無防備な行動。
全幅の信頼というよりも、むしろその信頼を裏切ってくれることを期待しているかのような。
「お前なァ……いい加減彼氏の一人ぐらい作ったらどうなんだ?」
「ジョージがいるから良いもん」
「そう言ってくれるのは嬉しいがね、色々と不健全だと思わんか?」
「悪魔が気にすることじゃないでしょ」
「……まぁ、それはそうか」
もっとも、そう言っている時点で、人間スケールでは不健全である自覚があると言っている様なものだが。
実際の所、ジョージはその信頼を裏切った事があった。
そこからそのまま、ズルズルと今の関係が続いているのだ。
そもそもの話、血がつながっているわけでもない性成熟した男女が、日常的というほどではないにせよ、そこそこ習慣的に下着同然で密着して同衾しているのだ。
全くそういう事にならない、と言う方がむしろ不自然というものであろう。
もちろん男側が言えばぶっ叩かれる論法なので、そのあたりの馴れ初めについて、ジョージは口を閉ざし続けるつもりだが。
「……おやすみ、ジョージ」
「おやすみ、ナユタ」
ジョージはナユタの額にキスをする。
それを受けて、ナユタは渋々と言わんばかりに体をジョージの方へ向け直した。
◆◇◆◇
パチリ、と暗闇の中で目を開く。
のそりと体を起こして隣と見ると、そこには静かに寝息を立てる、12歳ぐらいのナユタが居た。
前側をボタンで留めるパジャマは少し無骨な灰色。髪は留めることなく野放図に広がって、白いシーツを黒く染めていた。
先ほどまで抱き締めながら寝ていたのだろうことを考えても、色気もへったくれも無い……つまりは、記憶の通りのナユタである。
「……未来最高、とでも言えと?」
「早川アキから聞いていたか?」
ナユタを起こさないように小さく呟いたその言葉を拾ったのは、いつの間にか窓の外に張り付いていた『未来の悪魔』であった。
「いいや? だが、噂をよく聞くからな」
「ふぅん、噂、ね……」
「そもそもお前は何故ここにいるんだ? 公安に収容されてただろ」
「忌々しい魔女が死んだおかげで、管理体制がガバガバなのさ」
「岸部め……」
そりゃあ相手は未来の悪魔。
情報戦では絶対に勝てない以上、出し抜かれるのはある程度仕方ないとはいえ、こうも容易く収容違反を起こされていては苦言の1つも零れるというもの。
「それで、今のは一体何のつもりだ? まさか決して逃れられない未来、なんて言うんじゃないだろうな」
「言わないさ。未来というのは分岐し、枝分かれし続けるもの……確定なんてしない。誰かが『支配』していない限りはね」
「なるほど、お前とマキマはある意味相性が良かったわけだ」
「おおっと! そいつは心外だな! 一本道の未来なんて未来じゃないぜ!」
「そうか」
正直その辺は興味が無いのでどうでもいい。
既に決まった未来からは逃れられないとか言われるよりは、いくらか希望があっていいとは思うが。
「まぁ、比較的実現可能性が高い未来ではあるが……」
「おい」
「あくまで可能性だ! 絶対じゃない!」
「……まぁいい。それで? わざわざ
「察しが良いな」
窓の向こう側から、しかしそれでも分かるほど目を細めて、未来の悪魔は続ける。
「俺の力を使わせてやる。代わりに、俺とお前の目玉を取り換えろ」
「……まず2、3聞かせろ」
「なんだ?」
「お前の力ってなんだ? 数秒先の未来が見えます……だけとかだったら要らんぞ」
「ふぅん……まぁ、もちろんそれだけじゃない。それも1つではあるがな」
少し長くなるぞ、と未来の悪魔は前置きして。
「まず数秒先の未来の見る力。これは言うなればレーダーみたいなものだ」
「レーダー?」
「これ自体はただのサポート役でしかないのさ。俺の本当の、そしてお前に貸してやろうとしている能力のな」
確かに、未来視だってそれ自体はただのサポート能力だ。
早川アキはこの能力を攻防の駆け引きに使いこそしていたが、攻撃は寿命武器で回避は自力。本当にただ未来が見えるだけで、見えた未来に自分が対処できるかは別の話であった。
その『対処できない未来の作り方』なんてパッと思いつくだけでも3つはあるというのに。
なんとも片手落ちの能力だ。
ハッキリ言って、公安がわざわざ確保するほどの戦力とは思えない。
だがそれが本当の能力を十全に活かす為の、本当にただのサポーターでしかないとすれば、片手落ちの能力でありながらも公安が確保していたことの説明にもなる。
キング〇リムゾンとエ〇タフの、エピ〇フだけみたいな話だろう。
まあ原作を見る感じでは情報屋か占い師ぐらいの使われ方だったので、元々戦力としてアテにしていなかった可能性もあるが。
早川アキに契約させたのは、モノになるならそれで良し、壊されても未来視さえ手に入ればまあ良しみたいな思惑の……半分ぐらいは『廃棄処分』みたいなものだったのかもしれない。
「で、その本当の能力とは?」
「俺の本当の能力は、『望む未来へ分岐させる』力だ」
「……はぁ!?」
思わず飛び出した大きな声。
それでナユタが起きていないかと思ったが、どうやらよく眠っているのか身動ぎ一つしなかった。
一応、そっと瞼に触れて眼球運動を確認すると、ほぼ動いていないのでノンレム睡眠状態のようだ。
「ふぅ……それ、マジか?」
「悪魔は契約にまつわることで嘘はつけない。本当だ」
そうだっけ、と少し考える。
だがそうでもないと永遠の悪魔にデンジを差し出す流れにならないだろうし、多分それも含めて本当なのだろう。
だが、そうなると未来の悪魔の価値が高すぎる。
望む未来へ分岐させる力……察するに、その分岐点を観測するために未来視があり、分岐点に差し掛からないと発動できないとかだろう。
いつでもどこでもどのようにでも、と言う訳ではないのは間違いない。
間違いないが……その制約は『時間と手間暇を惜しまなければ何でもできる』と暗に言っている様なものだ。
「じゃあなんで公安にそれを知らせない? 幾らか待遇も良くなるんじゃないか?」
「これがそう簡単な話でも無くてな。単純に俺の『格』じゃまともに使えない」
「? 悪魔としての、って事か?」
「そうだ。エンジンはあるがガソリンが無いって感じだ」
「だったら、契約しても俺だって使えないだろ」
「いいや、能力発動の主導権を完全にお前に譲渡する」
「……つまりお前は術式だけを貸して、その術式を動かす負担は全て俺が背負う、と?」
「まあそんな所だ」
コイツ……言及されなかったら全部黙ったままのつもりだったな?
ある意味で悪魔らしい悪魔だ。
「本当に全く使えないわけでもないんだが……俺の負担だと、月に1回無料10連ガチャで人権キャラを5凸させられるぐらいにしかならないんだ」
「ピンと来ないピンと来ないピンと来ない」
嘘である。
頭の中では『あーそういう事ね、完全に理解した』と力強く頷いている。
微視的には確率操作能力としても使える訳だ。
というか本質的には確率操作で、その連続によって望む未来へと徐々に誘導するって感じか。
で、どこでどう操作すれば望む未来へ誘導できるのかを知るために未来視があると。
どっちにせよバチクソに強いじゃねえか。
「ああそうか、これは未来の文化だったな」
「どうなってんだ日本の未来……というか、それって俺が使うとどうなるんだ?」
「さぁな? それは相性とお前の『格』次第だから何とも言えん。どうせ色々隠してるんだろ?」
「そりゃあな」
『格』とやらについては、まあ未来の悪魔よりは上だろうと思うが……相性ばっかりは実際に蓋を開けてみないと分からない。
まあ、最低限使えるなら儲けもの、ぐらいだな。
となると、問題は対価か。
「目玉を取り換えろ、というのはどういう事だ? それで何の利益がお前にある?」
「保険だ」
「保険?」
「言っただろう。未来は枝分かれし、分岐し続けるものだと」
「……例えお前が死んでも、事前に外部へ肉片……というか眼球を切り離しておけば、それを本体に切り替えて存続できると?」
「そういう事だ。今こうして話している俺もその応用でね」
保険、保険ね……。
「俺以外には、何人そんな奴がいる?」
「これは眼球じゃないといけないからな! そうポンポンできる契約でもないんだぞ!」
元々ポンポン契約するタイプでもないだろ。
つーか、人数に対する答えになって無いし。
まあ答えずにはぐらかしたというのも、それはそれで一つの答えだ。
そりゃあ大量にいないのは間違いないだろうが、同時に俺だけと言う訳でもないのだろう。
「保険とは言うがな、そもそも保険が必要な状況になるのか? お前なら未来を見ていくらでも回避できるだろ?」
「……お前が契約したら教えてやる」
つまり、秘匿するだけの価値はある訳だ。
「答えろ。せっかくの残機をここで減らしたくはないだろ?」
「……ノストラダムスの大予言は知ってるか?」
「あぁ……確か、1999年に恐怖の大魔王がどうたらって奴だっけ?」
「その先触れが来る」
「先触れ?」
「ま、端末とか切れっ端みたいなもんだ」
その先触れとやらの動き次第で、未来の悪魔が死んでしまうかもしれないと。
それを防ぐ為に、或いは防げずとも最悪の事態から逃れるために、こうして保険をかけて回っている訳だ。
しかし、未来を見通す悪魔が、見通せるからこそ奔走せざるを得ないとはな。
なんともカオスな修羅の巷になったものよ。
「支配者のいない盤、か……」
元々疑問には思っていた。
チェンソーマンの世界は、概ね1990年代後半という時代背景であるが、そうと言えるだけの……なんというか、秩序があった点について。
悪魔なんて存在がいるなら、そして魔人や武器人間なんて存在がいるなら、人類の発展とその推移はもっと別の形になってしかるべきだ。
例えば、古今東西の権力者が求める不老不死。武器人間はそれに対する最も簡便なアプローチなのだから、どこぞの皇帝が試しているだろう。或いは、不老不死の寿命を武器にして永遠の政治ゲームに明け暮れている奴だって生まれてもおかしくない。
契約悪魔の力で大規模なインフラ整備もできるだろうし、契約の力をうまく応用して物理法則の如き法律を施行する事も可能かもしれない。
武器にまつわる悪魔なんてもはやただの鉄鉱山だろう。というか、そもそも戦争自体が契約悪魔の力で行われるだろうから、武器なんて概念が生まれるかどうかも怪しいものだ。
俺の様な小市民でもちょっと考えるだけでいくらでも使い道は思い付く。
しかし、この世界ではそういう風な悪魔がいる影響が極度に少ない。
それはきっと、マキマのおかげだ。
マキマが全世界を支配し、自分以外の悪魔を弾圧していたから、『悪魔の影響が極度に少ない人間だけの文明』が勃興しているのだ。
だから、概ね前世のそれと同じ発展をしている。
マキマの最終目標であるチェンソーマンの支配。
ひいては、その力による不都合な概念の消去。
その果てにある、恐らくは誰もが幸福な天獄への階段。
アメリカ大統領が言う所の『最悪の平和』への過渡期として、たまたま1990年代後半という時代背景が交錯しただけなのだ。
だが、俺がそれを壊した。
壊したというよりは、元に戻したというべきなのだろうが。
日本は現在トップクラスの意思決定能力を喪失し、その隙に散々付け込まれている真っ最中な訳だが。
これからは人類VS悪魔という、生存競争の世界へと変貌していくのだろう。人間同士でいがみ合っている場合ではないが、マキマ支配下での柵やらがあるせいでそうもいかない。
そして個々の能力に乏しい人間が団結という最大の武器を手にできない以上、最終的には悪魔が勝利する公算も高い。
なにせ、悪魔は恐怖がある限り別個体として何度でも蘇る一種の不死身だというのに、人間は死ねば遺志を継承する事しかできないのだから。
その最も大きな転換点こそ、ノストラダムスの大予言。
そして恐怖の大魔王の先触れ。
「先触れ、ねぇ……」
正直な所、疑わしいというのが本音だ。
原作では全く聞いたことが無いというのは、マキマを倒して全世界をひっくり返した現状からすれば、まあ今更感もあるので良いのだが、そもそも話に突拍子が無さ過ぎる。
担がれている、という線もあるが……今の俺をこいつが担いで何のメリットがあるのかという話でもある。
未来を見れば分かるのだろうか?
「能力の最低保証は?」
「数秒先の未来を見れるのと、確率の1割増しって所だな」
「1割増し? 20%が30%になると?」
「いや、20%が22%になる」
「あぁ、1割ってそっちか」
まぁ、問答無用で成功率10%上乗せできるなら、最低保証としては強すぎるか。
元々の成功率が高いほど効果が高いというのも、直感的にはしっくりくる。
「普段の繋がりはどうなるんだ?」
「本体移動の時以外は、お前からの一方通行ホットラインだ」
「本体が変わる時の挙動は?」
「……まぁ、眼球が零れ落ちて、そこから生えてくる感じになる」
「乗っ取る様な事は無いんだな?」
「無い」
若干言い淀んだのが気になるが……まぁ、良いだろう。
ここから俺も完全に未知の世界。
備えあれば嬉しいな、だ。
「分かった、契約しよう」
そう言い切った瞬間には。
ぽん、と。
右目が眼窩から飛び出して、未来の悪魔の方に向かって行った。
そして未来の悪魔の方から、同じ様に眼球が飛び込んでくる。
うーん異物感……というかいきなりやるなよな。普通に痛いんだからびっくりするわ。
適当なコインを取り出して、弾き上げる。
「……表か」
空に舞っている最中のコイン。しかし俺の脳裏には既に表裏の答えがビジョンとして浮かび上がっている。
少し待てば、そのビジョンは正しく未来を的中させていた。
「よし。じゃあ用事は終わっただろ。疾く去ね」
「……過去最悪な態度だぞ! お前!」
お前の過去最悪、早々に更新されたな。
◆◇◆◇
窓枠から未来の悪魔が居なくなる。
未来の悪魔が本当に去ったことをあの手この手で確認してから、ようやっと気を抜いた。
「ふぅー……神経使うな、契約って……」
週1の添い寝とか、たまのデートとか。
そんな言い訳の様な対価で契約してくれるヨルとナユタが特別なのであって、悪魔の契約というのは本来こういうものなのだ。
全く、良縁に恵まれたものだ。
俺に返せるものなんて何も無いと思うが、それでも何か考えなければなるまい。
「あ”-、クソ……目が冴えちまったな」
色々と不穏な情報に、何かと神経を使う契約。
寝ぼけまなこの暖機運転には、いくら何でも荒っぽすぎる。
まあ永遠の悪魔としては、それで判断が多少はブレることを期待したのかもしれないが。
そしてここからクールダウンというのも手間だ。
いきなりで強引に頭を回したのもそうだが。
「……やっぱりナユタって、めっちゃイイ女になるんだなァ」
まあ、元々そうだろうとは思っていたのだが、ある意味で答え合わせがされた形だ。
そんなナユタと絡み合う淫夢を見たせいで、脳がヒートアップしている。
真夏の夜の……いや、止めておこう。
ともかく。未来の悪魔がわざわざお出ししてきたのだ。信憑性はそれなりにあるだろう。
それを抜きにしても、『まあナユタが順当に育てばこういう姿になるかな』って直感的な納得が、夢から覚めた今振り返ってもある。関係性はだいぶツッコミたいけど。
というかアレ何年後の話なんだ?
仮にマキマが人類文明の揺りかごだったと仮定すると、それと同程度まで成熟するなら2000年以上は先の話だったりするのか?
ひとまずは、少しベッドを抜け出して何か飲もう。
ホットミルクは流石に無いが、白湯でも飲めば気もまぎれるだろう。
……あと、パンツも変えないとな。
コンビニ行くか。
◆◇◆◇
ジョージの去った寝室の中で、1つの影がもぞりと動く。
ジョージが1つ見落としていた事実。
眼球運動が確認されないという事は、現在は浅い眠りのレム睡眠ではないという事しか確定しない。
つまり、深い眠りのノンレム睡眠か……寝たフリをしているのか分からない。
「……」