カードが人を選ぶのだ 作:亜零
ライアートの場には3体のモンスター。このターンで3体のモンスターを処理しなくては、後々盤面がきつい状況になると思ったフレヤ。
「私は☆5を支払い、復讐に燃える魔術師ローザを召喚」
復讐に燃える魔術師ローザ
☆5/ウィザード/ATK5000/HP5000/SKP2
召喚時にライフ1支払い、相手モンスター1体に自分の墓地の魔術師の種類×1000のダメージを与える。相手の場のモンスターが自分の場より多ければ、これは【襲撃】を持つ。
「効果の対象は正当なる騎士マッドクスよ。仲間を殺ろしたマッドクスに復讐の業火で焼き尽くせ!!」
フレヤ LP10→LP9
ライアートの場にある3体のモンスターを強く睨みつけるローザは、手始めに杖でマッドクスを指す。すると、地面から魔法陣が浮かび上がり、炎の柱が現れて焼き尽くされるマッドクス。
「復讐に燃える魔術師ローザで、仲間を呼ぶマサを攻撃」
仲間を倒されたマサは、ローザを倒そうと接近して剣を振るうが、ローザは杖から魔法力を放出させると、マサの胸を貫く。しかし、最後の力を振り絞り、マサはローザに軽傷を負わす。
「2体が限界か……ターンエンド」
ライアート LP8 手札4枚
場 ナイト(HP3000)
フレヤ LP9 手札4枚 ◆
場 復讐に燃える魔術師ローザ(HP3000)
「俺のターン!! ☆5を支払い、手札から騎士団長カルムを召喚」
騎士団長カルム
☆5/ナイト/ATK5000/HP4000/SKP2
召喚時にナイトを1体召喚することができる。このカードが場に存在する時、場のナイトのATKを+2000して【襲撃】を得る。
「襲撃を得たナイトで復讐に燃える魔術師ローザを攻撃」
カルムは騎士を束ねる団長であり、その団長から直々に指示されたナイトは自らの命を賭けて軽傷を負ったローザの身体を貫く。しかし、ローザが放った魔力によってナイトの身体も倒れる。
「更に2体目のナイトで相手プレイヤーに攻撃」
「…………」
フレヤ LP9→LP8
「ターンエンドだ」
ライアート LP8 手札4枚 ◆
場 ナイト(HP3000)騎士団長カルム
フレヤ LP8 手札4枚
場 なし
「私のターン!! ☆6を支払い、手札から雷鳴の魔術師ガンダルフを召喚」
雷鳴の魔術師ガンダルフ
☆6/ウィザード/ATK6000/HP5000/SKP2
召喚時に相手モンスター2体を選択して、4000のダメージを与える。
老齢ながらも豊富な魔術の知識を有しているガンダルフは、杖を振るうとナイトとカルムの上から雷が落とされ、仲良く黒焦げとなった。
「そして、☆5以上のウィザードが自分の場にいる時に、このカードを上に乗せることで進化して場に出すことができる……雷鳴の魔術師ガンダルフから、進化して現れろ漆黒の魔術師アルバス!!」
漆黒の魔術師アルバス
☆8/ウィザード/ATK9000/HP6000/SKP3
進化モンスター
☆5以上のウィザードの上に置くことで進化として召喚できる。
召喚時に手札を2枚捨てることで、これは【速攻】を持つ。これが破壊されて墓地に送られた時に、下にあるカードを取り除くことで破壊を無効にできる。
「進化条件を満たせばコストを支払わずに召喚することができる。私は手札を2枚捨てることで効果発動!! 速攻を持ったアルバスで相手プレイヤーに攻撃……ブラックバーニング!!」
「くそっ!!」
ライアート LP8→LP5
全身黒のローブで包まれたアルバスは、ライアートの身体に手をかざすと、黒い炎でライアートの身体を燃やしていく。
「うわぁぁあああ!!」
思わず声が出てしまうほどに、実際燃えているように感じたライアート。場のモンスターは破壊されるだろうと考えてたライアートだが、まさか速攻持ちのモンスターが現れるのは予想外だった。
「これでターンエンドよ」
ライアート LP5 手札4枚
場 なし
フレヤ LP8 手札1枚 ◆
場 漆黒の魔術師アルバス
「俺のターン!! ☆5を支払い、手札から守護騎士ナサニエルを召喚」
守護騎士ナサニエル
☆5/ナイト/ATK4000/HP6000/SKP1
召喚時に手札を1枚捨てることで、自分の場にナイトを2体場に召喚して【防御】を持つ。
ナイト
☆1/ナイト/ATK1000/HP1000/SKP1
場から離れた時にこれはゲームから消滅する。
「そして、手札からマジックカード、コンビネーションアタックを発動」
コンビネーションアタック
自分の場にモンスターが2体以上いる時に効果を発動できる。モンスター1体を選択して、他のモンスターのATKの数値分、このターン中のみプラスすることができる。ただし、このターン選択したモンスター以外、攻撃はできない。
「守護騎士ナサニエルを選択して、漆黒の魔術師アルバスを攻撃」
守護騎士ナサニエル
☆5/ナイト/ATK6000/HP6000/SKP1
ナイト達はナサニエルに力を託す。託されたナサニエルは力が溢れ出す。守りが得意な騎士だが、力を託されて果敢にアルバスを攻めていく。結果は両者が致命傷を負って幕引きかと思ったが。
「ふふっ、アルバスの効果で下に置かれているガンダルフを墓地に送ることで、戦闘破壊を無効にする」
「なにっ……ターンエンドだ……」
ライアート LP5 手札2枚
場 ナイト×2
フレヤ LP8 手札1枚
場 漆黒の魔術師アルバス
傷ついた身体は一瞬にして治り、再び立ち上がったアルバスに、ライアートは歯ぎしりをしながらターンを終了した。
「私のターン!! 手札からサポートカード、魔力増幅装置を発動」
魔力増幅装置
これは自分の場に☆8以上のウィザードがいる場合のみ、手札を1枚捨てて、発動することができる。☆8以上のウィザードが相手モンスターの戦闘破壊に成功した時、モンスターを1体選択して破壊することができる。
「アルバスで相手プレイヤーを攻撃」
「ナイトで防御する!!」
主を守るために身を挺して庇うナイト。ライフは減らなかったが、戦闘破壊に成功したことで、魔力増幅装置の効果が発動する。
「魔力増幅装置でナイトを破壊してターンエンド」
ライアート LP5 手札2枚
場 なし
フレヤ LP8 手札0枚
漆黒の魔術師アルバス 魔力増幅装置
「俺のターン……ドロー!!」
「はっ……!!」
ライアートのデッキが光り輝いたのを確認したフレヤ。ボスと戦っていたあの時と全く同じ出来事なのだ。しかも今回は即興で作らせたこのデッキにも関わらず。
「来たぜ!! 俺は☆5を支払い、一撃必殺ガロウを召喚する」
一撃必殺ガロウ
☆5/ナイト/ATK3000/HP3000/SKP2
ライフ5以下で、自分の☆の最大値が7以上の場合のみ、効果を発動する。ライフ2を支払い、相手モンスター1体を選択して破壊する。
「一撃必殺ガロウの効果を発動!!」
ライアート LP5→LP3
音もなくアルバスの背後に現れたガロウは、背後から心臓を貫く。振り返るも時すでに遅く、口から血を垂れ流して、絶命する。
「そして、自分の場のナイトテーマの上に乗せることで進化して場に出せる……一撃必殺ガロウから、進化して現れろ親衛騎士団アマリリスを召喚!」
親衛騎士団アマリリス
☆8/ナイト/ATK8000/HP8000/SKP3
進化モンスター
☆5以上のナイトの上に置くことで進化として召喚できる。
召喚時にデッキから☆5以下のモンスターを1体場に出すことができる。このカードが場に存在する限り、自分の場のナイトは【速攻】を持つ。
「アマリリスの効果で現れろ守護騎士ナサニエル」
守護騎士ナサニエル
☆5/ナイト/ATK4000/HP6000/SKP1
召喚時に手札を1枚捨てることで、自分の場にナイトを2体場に召喚して【防御】を持つ。
「そしてナサニエルの効果でナイトを2体召喚する」
ナイト
☆1/ナイト/ATK1000/HP1000/SKP1
場から離れた時これはゲームから消滅する。
【速攻】【防御】
「そしてアマリリスの効果で速攻を得たナイトで相手プレイヤーに攻撃」
「くっ……」
フレヤ LP8→LP6
「ターンエンドだ」
ライアート LP3 手札0枚
場 親衛騎士団アマリリス 守護騎士ナサニエル ナイト×2
フレヤ LP6 手札0枚
場 なし
ライフはフレヤが有利ではあるが、盤面においてはライアートの方が圧倒的に有利であった。手札はお互いに0枚である。
「私のターン……」
引いたカードを見て、フレヤはカードからライアートに視線を移して、はっきり聞こえるようにこう言った。
「降参するわ……貴方の存在を認めてあげるわ」
「勝ったのか……!!」
実体化されたカードらが薄くなっていく。フレヤが負けを認めたことで、アルカナは終了となり、無事にライアートはフレヤに認められたのであった。
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