かー!見てえなぁ!
先生の元の世界からの親友と先生が仲良くしてる所!見てえなぁ!
先生と一緒にいた時間が家族並みに長いから、阿吽の呼吸で仕事を捌いたり、生徒とのお出かけの練習に付き合ってあげたりする、そんな親友の関係が見たいなぁ!
先生と親友は得意なことが違うから、それぞれ支えあう関係性もいいよなぁ!

自分でも書きたくなっちゃったなぁ!!!!

って感じで書いたものです。よろしくお願いします。

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駄文です。ご注意を。
後、作者個人の癖でオリ主の発狂的なものが多少入っております。苦手だよー、という方は遠慮なく飛ばしてください。



モノプロローグ

 

【……我々は望む、ジェリコの嘆きを。】

 

【……我々は覚えている、七つの古則を。】

 

脳裏に文字が読み込まれる。朦朧としていた意識が一歩覚醒へと近づく。

 

接続パスワード承n......

 

【Error Error Error】

 

【アクセス権限がありません。】

 

押し飛ばされ落ちていくような浮遊感を感じた。その瞬間、自分の脳にダイレクトで侵入していく青い、蒼い、碧い景色たち。

桜の花びらが浮かぶ水たまりに映る青空。

街へと繋がる橋と高層ビルが立ち並ぶ都会的な街並み。

白いスカイツリーのような巨大なタワーとともに映る桜。

空席の椅子とその後ろの窓から見える青い円環と空。

そして、学校生活を送っているのであろう少女達。

だが、ただの少女ではなかった。動物の耳が生えている少女、悪魔のような角が生えている少女、天使の羽が生えている少女、戦車のハッチから顔を出している少女達。

そんな映像が頭の中に上映されていく。フィルムが回る。だが、一向にエンドロールは流れない。無限に続くように感じたが、それは唐突に終わった。

 

ぐしゃり。

 

己の「死」を告げる音とともに。

 

気が付けば、駅のホームだった。それに気づいた瞬間だったと思う。視界が狭まっていく。息が苦しい。思考がほどけてまとまらない。それはまるで立ち眩みを数段酷くしたような、そんな症状だった。そんな状況で立っていられるはずもなく、近くにあった壁に備え付けられていた温かみのない黄色い椅子に座り込んだ。

 

それからどのくらいの時間が経っただろうか。視界は戻り、息は落ち着いて、ようやくまともに考えられるようになった。ここは一体どこだろうか。電車を寝過ごしてしまって、駅員に放り出されたのだろうか。それとも頭を打って短期的な記憶喪失にでもなってしまったのだろうか。

(スマホで現在地を調べよう。)

スマホをズボンのポケットから取り出し、電源を入れようとする。だが、つかない。長押しして再起動を試みても、反応がない。充電がないのかと思ったがバッテリーマークすら出てこない。

そして、駅のホームに来る前の鮮烈な出来事を思い出し、気付いた。

 

ここは現世じゃない。

 

(いやいや。そんなことあるはずが――)

そうやって、無神論者の自分が思考を無理やり断ち切ろうとするも、理性がその不正解のはずの思考を捉えて離さない。一度疑念を覚えてからは早かった。こんな時でも回転が速い頭が切り捨てようとしていた「why」を拾ってくる。そしてその全てが馬鹿げたリアルを映し出していた。

何故この駅は人の気配がしない?

何故私は落下死したはずなのに生きている?

何故私は落ちる前の記憶が思い出せない?

ほかにも不可解な点はわんさか出てくる。

何故?なぜ?ナゼ?

 

そう考えていると一台の列車がホームに止まっていることに気づく。

よかった。この駅にも人はいたんだ。なら、死んだのもきっと夢だ。気のせいだ。支離滅裂な思考だが最早それにすがるしかなかった。まさしく崩壊寸前の精神に垂らされた蜘蛛の糸であった。

 

ああ、これで何とか帰れる。蜘蛛の糸をつかんで弾かれたように椅子から立ち上がり駆け出す。日常に戻ってこられる、そう信じて声を出す。

「」

だが、出なかった。出せなかった。緊張からの解放でうまく発声できなかったのだろうか。もう一度深く呼吸して助けを求める声を――

「」

出せなかった。あと一息で声が紡げるのに、喉元まで出かかっているのに、声にならない声すらも出ない。だが、諦めない。ようやく手にした希望なのだ。ここで止まれない。だから、精一杯前へ、前へ、前へ!

その自分の意志をあざ笑うかのように、手も足も小指の第一関節に至るまで一ミクロンたりとも動かせなかった。

肺が声を出すために思いっきり息を吸い込んでいるのに、心臓がうるさいくらいに速く定期的に拍を刻んでいるのに。発せない。動けない。伝えられない。求められない。

きづいて、もらえない。

 

何も振るわせられない慟哭が頭の中で響く。

 

血走った眼で前を見る、ホリゾンブルーの髪の女性の後ろ姿が車窓越しに見える。純白の制服を身にまといとても静謐な雰囲気を放っている。少し見とれてしまっていると女性の座っている席のさらに奥の方の席に誰かいるのに気付いた。陳腐な表現だが頭をハンマーでたたかれたような衝撃が走った。声が出ないことも忘れてその名を紡ぐ。

 

「__?」

 

子供のころから一緒にいて、誰よりも笑いあって、泣きあって、喧嘩しあって、輝いた楽しい青春時代を過ごして、大人になっても語り合った親友の顔がそこにあった。

 

なんで君がそこに? 電車は私の前を通り過ぎてしまった。私はそれをただただ何もできずに眺めていて、ようやく体が動かせると気づいた。だが、気づいたところでもうさして意味はなかったのだろう。もうすでに気力など残っているはずもなく、私の体は地面に倒れこみ、そのまま電池切れのおもちゃのようにピクリとも動かなくなった。

 

 

ーーーーー

 

 

少女は託した。

先生と絆の力に。

少女は願った。

哀れな大人がつながるように。

言葉を紡ぐ。

「そして、貴方にも――」

「ご武運を。」

少女は口を閉ざした。

 

 

ーーーーー

 

 

眼を醒ます。何か夢を見ていたような気がする。いや考えている場合ではない。今日は朝から用事があったんだ。アラームが鳴っていないということは寝過ごした可能性が高い。

急いで身支度を……。

とそこまで考えたところでふと気が付く。

ここが自らの部屋でないことに。

「へぁ…?」

とてつもなく間抜けな声が出た。

同時に寝苦しさを感じ、体を持ち上げ周りを見回すと、全面白の壁の面の中に一つだけ大きな窓が備え付けられていて、そこからは春の暖かな陽気が光とともに入ってきていた。明かりは上にあるLEDの照明が一つ用意されていたがどうやらスイッチが入っていないようだ。そして、私が寝転んでいたのは革張りの高級感のあるソファであった。近くにあったスリッパをはいて窓の外をのぞき込むとそこには澄み渡った青空が広がっていた。また、誰が見ても快晴というであろうその空には不可思議なものが紛れ込んでいた。

「青い、輪っか?」

近くでイベントでもやるのであろうか。塔を中心にして広がる円は少し動いているようにも感じる。そのまま下を見ると桜の様な木もあった。

再び室内に目をやるとドアが窓の右隣にあり、部屋の中心には私のよりもさらに豪華なソファが一つ置いてあった。タイル張りの床に些細な違和感を感じながら、目覚めた場所に戻ると急激に不安と眠気が襲ってきた。

叶うことならこのままもう一回ソファで二度寝したい。いやそこまでは望まない。というかここがどこかわからない以上得体のしれない謎のソファで眠るのも怖い。

せめて、ここがどこかさえ分かれば安心して寝れるのに。いやだから用事があるんだって。

駄目だ。混乱もしているしシンプルに寝起きで頭がうまく回らない。こんなことでは到底正常な思考をすることなど出来ない。僕が本格的に二度寝も視野に入れていると中央にあるソファから「がさり」と物音がした。私は反射的にソファに首を向ける。そろり、そろりと物音を立てないように気を使いながら、ソファに近づいていく。寝ぼけ眼を擦りながら、おそるおそる見てみるとそこには......

なんということでしょう! 

朝からプラモデルを買いにいって、秋限定のドリンクを飲もうと待ち合わせをしていた張本人の親友がそこにいるではありませんか。こーれは匠の粋な心遣い。いやいやそんなこといってる場合ではない。

なんで親友がここにいる? もしかして実はプラモはもう買いに行った後で、酒を飲み過ぎて記憶と意識が飛んで病院に運ばれていたりするのか? 

だが、病院にしてはナースコールのようなものがないし、間仕切りもない。

本当にここはどこなんだろう。もしかしたら、自分達は本当に酒を飲みすぎてべろんべろんになって、親友の行きつけのホテルか何かに泊まっているのかもしれない。そうでなくとも、親友ならもしかしたら何か知っているかも知れない。そう思い、自分は意を決し親友を揺り動かした。

最初は安否確認のようにゆっくり、次第に強くしていく。

しかし、全く起きない。やっと何か言葉を発したと思ったら『あと五時間.......。』とかほざいている。長いわ馬鹿。しかし、こんだけ揺さぶっても起きないということは相当に疲れているんだろう。そういえば、最近仕事が大変忙しく今日が久しぶりの休みだ、と言っていた。別にここはどこか自分でも調べられるし、流石に国外というわけじゃあるまい。何とかなるだろう。

そうして、私は再び自分の座っていたところに戻り、スマホを開いてみる。そこには真っ黒の画面を背景にバッテリーマークが映し出されていた。

 

「充電切れかぁ.......。」

思わず天を仰いでしまった。なんですか、これ。『つみです でなおしてまいれ。』ってことですか?

はぁ。この部屋には充電器らしきものもなかったし、僕もモバイルバッテリーの類は持ち合わせていなかった。つまるところ、外に出て充電器を買うなり場所を人に聞くなりしないといけないのだが。

「嫌すぎるなぁ。」

僕は先ほどとは対照的に体育座りをし自分の膝に顔をうずめた。だって、考えても見てほしい。

・朝起きたら知らない天井

・ベッドがソファに

・充電してたはずのスマホが電池切れ

・外の謎に動いてる円

・秋だったはずなのに割と明らかに桜が咲いている

スリーアウトってところか? むしろこれで異世界にきてなかったらこれは詐欺だろ。もしかしてドッキリの可能性とかは? あるわけなさすぎるなぁ。大の大人二人さらってのどっきり番組とかつまらなすぎるだろ。仮にそうだとしたらこの企画をやろうといった輩には覚悟の準備をしてもらう必要があるけどな。

せめて親友が起きればツーマンセルの行動で多少安心できるのだが。うーん。

少しの間しょうがないし、起こすか。

そう決意した私の耳にカツ、カツ、カツと足音が聞こえてきた。

 

瞬間、私に電流走るーー。

 

これ見つかったら不法侵入とかでアウトになるのではーー?

もし仮にここがどっかのマンションの一室とかで、僕らがここに突然現れた、みたいな状態なら通報案件だし、誘拐とかでも意識が戻っているのがバレたら不味いことになるかもしれないよな?

少し悩んだ後、僕はある選択を下す。

 

(親友に丸投げして隠れとこうーー。)

 

そう考えた僕は親友の寝ていた豪華なソファの陰に隠れてその足音の主を待ち受けることにした。ドアの方向からは明らかに親友の方が目立つ。この隠密勝負、私の勝ちだ!また世界ランクが上がってしまうな。フハハハハ。

 

 

なお、結果的に、

 

入室10秒で見つかり、困惑されながらも先生と呼ばれた親友とともに連邦生徒会長の代理の七神リンさんに連行される羽目になりましたとさ。

 

めでたくない。めでたくない。




見てくださり感謝。
続くよう頑張ります!

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