(Ζガンダム異伝)エグザべ・オリベ戦記別伝 作:ガンダム初心者のミリオタ
<前提条件>
地球に降りたアムロ大尉はフジムラという名の将校が案内役を務める謎の番組に出演することになってしまった!
本日のテーマは『釣り』
あれよあれよというまに拉致られるように海に連れていかれた先でなぜか待っていたエグザベ中尉。有無を言わさず船に乗せられた2人の運命やいかに!
アムロ「…これが船酔い…」
エグザベ「…キュウ…」
°o。>゜)))彡
スレ10での何故なにさんの水どう風番組釣りバカSS(https://bbs.animanch.com/board/5672759/ 79-80)二次創作的な小話です。
元投稿:カミーユ?なんだ…11 https://bbs.animanch.com/board/5723971/ 20-24
釣りどうでしょう
~つりをはじめましょう~
フジムラ「はい、お二人が落ち着くまで1時間かかりました」
アムロ「エレメンタリーの校長みたいなこといいやがって…」
フジムラ「えーなんですアムロさーん? いつもの元気はどーしましたかぁ?1時間程度で落ち着くなんてさすがMSパイロットのお二人ですね!でも時間がないのでさくさくいきますよぉ!」
アムロ「時間がないっていうならそもそも船に乗せなければよかっただろ!
釣りだけなら釣り堀で良かったし海釣りなら磯釣りもあっただろ?!」
フジムラ「ということでまずは釣りの道具とエサが必要ですよね、こちらですべて準備しましたよ感謝してください!まずは道具!釣り竿!レンタルなので落としたり壊したりしないでください始末書書かなきゃならないので私が!」
アムロ「聞いちゃいない…まぁ…道具は普通か…」
フジムラ「そしてエサ!」
アムロ「ひっ?!」
エグザベ「わっ?」
フジムラ「おっといいですねぇその顔その反応!狙い通り!こちら旧世紀より釣りのエサの定番、アオイソメでございます!」
アムロ「あえてコレを狙って持ってきただろ!他にもエサにするようなものはあったんじゃないのか?!
ってエグザベ! そんなものつつくんじゃない!」
ツンツン
エグザベ「…びっくりはしましたけど…思ったより平気みたいです。
アオイソメってことはアカイソメとかシロイソメとかもいるんですか?」
フジムラ「えー…調べておきますね!なんだかそれ早口言葉みたいですねアカイソメアオイソメシロイソメ、続けて3回なんちゃって。そんなことより釣りの準備しましょうさぁさぁ時間は有限ですよもうすでに1時間ロスしてますしねまずはこのアオイソメを…ちょっと大きいですね、なのでぶちっとちぎって針に付けます!さぁ思い切って!」
エグザベ「はい」
プチ
アムロ「エグザベの順応が早い…」
アオイソメとアカイソメはいるけどシロイソメとよばれるのはいないみたいですよ
°o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡
~つりをしています~
アムロ「ところで何が釣れるんだ?」
フジムラ「さぁ?」
アムロ「」
エグザベ「あっアムロさん!いきなり立つと危ないです!」
アムロ「放してくれエグザベ、たった今俺はこの髭だるまを海に突き落とす使命ができたんだ。
なに、救命胴衣を着けているからすぐには死なない」
フジムラ「私らも別に釣りのプロじゃありませんからね、船長に頼んで適当に連れそうなところに船を出してもらってるだけですよ。ちなみに船長は連邦軍のなかで小型船舶免許を持ってる有志からくじ引きで決めました、この辺の海に来るのは初めてなので楽しみ!とのコメントをいただいております」
ピッ(船の操縦席のところからでてくる親指を立てた手)
アムロ「誰もなにが釣れるか知らないってことじゃないか…そもそも釣れるのか!?」
フジムラ「海は偉大ですからなんか釣れるでしょ。それにさっきお二人が海に撒き餌ばらまいてたじゃないですか」
アムロ「俺たちの吐瀉物を撒き餌っていうな!釣れた時想像してなんか嫌な気分になるだろ!それともそれが狙いか?本気で訴えるぞ絶対何かの罪に問えると思ういやその前にまずお前を海に落とす」
フジムラ「いやーお二人が困った顔してるのを映すと視聴率が上がるんですよね」
エグザベ「アムロさんはともかく、僕の顔なんて面白味のないもの映しても何にもならないでしょう」
フジムラ「うーんいいですねまさにその解ってない感じが視聴者にバカ受けするんですよ!これで今回の視聴率もうなぎのぼり!海だけど!」
アムロ「…戻ったらとりあえずシロッコ少佐にチクっておくか…」
うなぎがのぼるのは川です
°o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡
~つれませんね~
アムロ「……」
エグザベ「……」
アムロ「………」
エグザベ「………」
アムロ「…………」
エグザベ「…………」
アムロ「………………」
エグザベ「………………」
フジムラ「…お二人、一応これTVなんですよなんかしゃべって下さいよ」
アムロ「…ハッ!
いや、なんかこう…無心にぼーっと海を見てるって…良いものだな…」
フジムラ「えっ、壺?」
アムロ「なんて?」
フジムラ「いえ、気にしないでください、は、ともかくですね。釣れないわしゃべらないわだと撮れ高がないんですよ!撮れ高重要!ないとお蔵入りですよ船だすにも釣り竿借りるにもお金かかってるんですよただ海眺めただけで終わってしまいます!せめてなんかしゃべってしゃべって!なんでもいいから!」
アムロ「お前が勝手に支払った金額のことなんか知るか」
フジムラ「すねちゃった。じゃぁエグザベさん、なんかないですかほらほら!」
エグザベ「といっても…あまり面白いこといえる自信はありませんし…それに本当に何でもしゃべってたら放送できないんじゃないですか?」
フジムラ「そこは修正入れるので大丈夫です何もしゃべるネタがないならセクシーポーズでも大丈夫ですよイケメンのセクシーポーズならどっかに需要はあるでしょう知らんけど!」
アムロ「何も大丈夫じゃないだろそんなものはどこにもない!
あー…エグザベは…海に来るのは今回初めて、だったか?」
エグザベ「そうですね。住んでいたコロニーに割と大きな人工の湖はありましたけど。
確か上下水道処理プラントの一部を地球の湖っぽい環境に整えて観光用に開放してたんだったかな。エレメンタリーの頃に校外学習で行ったことがあります。
あの時はこの人工湖は海みたいに大きいんだ、と言われたけれど実際みると全然違いますね。
アムロさんは?」
アムロ「俺も前に地球で住んでた所は内陸のほうだったからな。
最近までちゃんと見たことがなかったし、なんなら海上に拉致られるとも思ってなかった」
フジムラ「拉致だなんて人聞きの悪い!ちょっと事後承諾になっただけですよついでにちょっと行き先が陸から遠かっただけですよ」
アムロ「ちょっと?これがちょっと??お前辞書でちょっとの意味を調べ直せそして覚え直せ!」
フジムラ「おや、なんか竿が動いたような」
アムロ「そう言ってごまかすつもりか」
エグザベ「アムロさん、アムロさん、竿が動いてます!」
アムロ「本当か?!やっと釣れたか!」
フジムラ「…アムロさんの私への信用度がよーくわかりました」
アムロ「あると思ったか」
うみは…いいものだ…
°o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡
~つれました~
アムロ「うわぁあ?!」
フジムラ「おおーいいですね良い引きしてますねがんばってがんばって」
アムロ「くそっ応援するならもうちょっと心をこめろ棒読みで言うな力が抜けるだろ逆に!」
エグザベ「あっアムロさん!なんか魚が見えてきましたよ!もう少しです!」
ピチピチッ
アムロ「つ…つれた…」
フジムラ「おめでとうございます釣れましたねよかったですねいやあれだけ大騒ぎして釣ったわりには小さい魚だなとか思ってませんよ引きの強さの割りに思ってたよりは小さかったなんてよくある話ですからね!いやほんとあ・の・アムロさんなのに釣りの腕前は期待外れだなぁなんて思ってませんとも」
アムロ「釣れたら釣れたでこの言い草。この髭だるまやはり陸地に戻る前に海に突き落としておかないと。
エグザベ、どうした」
エグザベ「いえ…恥ずかしながら、僕天然の、生きてる魚って初めて見ました。すごいきれいですね。
これ、なんて魚です?」
アムロ「…すまない、俺も魚にはあまり詳しくなくて…」
フジムラ「このちーっちゃいお魚はアジですね!アジですよちーっちゃいけど!味がいいからアジ!ちーっちゃくても味がいい!アジなんで!なんですかアムロさんその目は本当にそういう説があるんですよ私の勝手な駄洒落じゃないですよ信用無いなぁ!」
アムロ「お前の今までの言動からまさか俺の信用があると思ってたのかあと小さい連呼するな」
フジムラ「アムロさんは本当に厳しいですね!こんなに誠実な私を捕まえて信用しないだなんて警戒心がお強い!」
アムロ「お前と会話してれば誰でもそうなる」
エグザベ「あの、この魚…アジですか、やっぱ食べるんですよね…?」
フジムラ「えっエグザベさんまさか共和国軍エースパイロットの貴方がか弱い乙女のようにかあいそうでたべられなーいとかそういうこと言いだします?いえいえそういうギャップもまた魅力的ですけどねこれがモテの秘密ってやつですかこれだから無自覚イケメンは!」
エグザベ「魚が泳いでるの自体をあまり見たことがないので興味深くて…もうすこし見ててもいいですか。
食べるのは一番最後で」
アムロ「食べるのは了承してるんだな」
エグザベ「釣ったら食べると言う話でしたしね」
アジの名前の由来には「群れる魚」を意味する単語から転じたという説もあります
°o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡
~そろそろおじかんです~
フジムラ「宴もたけなわですがそろそろお時間になりました釣果はいかがですかねおやおやちーっちゃいアジたちですねぇ!」
アムロ「こんなどこぞとも知れない海のど真ん中に放り出されたのに3匹も釣れたんだから文句言うな髭だるま!」
フジムラ「そうですね結局アムロさんってば最初のちーっちゃいアジ1匹連れた後てんでダメでしたけど一応1匹は釣りあげてますからねあと2匹はエグザベさんのお・か・げ!で、そのエグザベさんは…おやおやあんなすみっこでうずくまっちゃってますねぇ!」
アムロ「大丈夫か?船酔いはもう落ち着いてるんだよな?」
エグザベ「…はだがいたい…」
フジムラ「あーこれは日焼けですね赤くなっちゃってまぁ!コロニー育ちのエグザベさんには地球の直射日光はきつかったかな?!」
アムロ「頭上を遮るものが何もないからな…正直俺も少し痛い。帽子かぶっててもこれか、海の上すごいな。
むしろ髭だるまはなんでそんな元気なんだ」
フジムラ「鍛え方が足りないですよぉ!と言いたいところですが日光に対する耐性は生まれ持った個人差なので。エグザベさんは体質的に紫外線に対してあんまりお強くないんでしょうね」
アムロ「畜生急に真っ当なこと言いやがって。
ほら、とりあえず濡れ布巾で冷やしておけよ」
エグザベ「ありがとうございます、ふがいなくてすみません…」
フジムラ「それはともかくアジ3匹ですよ!早速調理して食べましょうねぇ!ちーっちゃいので丸ごとカラっと揚げちゃいますよまずは捌きます!え?捌いたことない?お二人とも?困りますねぇ!」
エグザベ「魚自体あまりなじみがなくて…」
フジムラ「まさか切り身で泳いでるとか言いませんよね?」
エグザベ「?地球では切り身でも泳げる魚がいるんですか?」
アムロ「いい、エグザベ、この髭だるまに付き合うな。切り身で魚は泳がない。
とにかく、このアジを捌けばいいんだな、どうやるんだ」
フジムラ「アジは簡単ですよ!こうやってエラから指突っ込んでえい!で内臓とエラがまとめて取れます」
エグザベ「こうですか?」
ビッ
アムロ「判断が早い!」
フジムラ「アムロさんも早く早く。時間が迫ってるんですよ」
アムロ「俺が遅いみたいに言うな!やればいいんだろ!」
丸ごと素揚げにしてレモンをかけていただきました
°o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡 °o。>゜)))彡
~そのごのおはなし~
フジムラ「あの調子乗った木星帰りのガキにまた呼び出しされて正座説教されちゃいましたよ!いやですねぇ正座だなんて前時代的で!でも今回は血判状までは要求されなかったですからね」
アムロ「呼び出される前にエグザベがお前曰くの木星帰りに地球土産のアジノヒモノを持っていってたからじゃないのか、お前らの所業が許されたんじゃなくてエグザベが多少なりとも楽しかった様子だったから保留されてるだけだ調子乗るなよ髭だるま」
フジムラ「帰る前にわざわざ無理やり時間つくって水族館寄ってましたし、次回も釣りなら許されますねきっと早速部内で検討しましょうか!!」
アムロ「魚を見たいというから30分だけ時間を作って連れて行ったんだむしろ次回あるなら釣りじゃなくて水族館だろそこは!」
フジムラ「次こそ1日かけて大物狙いたいですねぇこう、どーんとでっかいカジキとか!クエとか!サメとか!」
アムロ「サメはやめろさすがに危ないだろ、というか1日かけてってなんださすがにエグザベはそこに巻き込まないよな?…いやちがう、釣りになんてそもそも行かないぞむしろ俺はもうお前にこれ以上付き合いたくもないんだぞ話を聞け!」
でもたぶん第2弾、いつかあるとおもうよ
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某さかなクンさんの番組見てて思いついたんだ…!
どうでしょうな番組も釣りもエアプなのでなんか描写がおかしくてもスルーしてくださいすみません。
アジの名前の由来(味がいいからアジ)は本当にそういう説もあります。
江戸時代の文献由来だったかな。
ちなみに漢字の「鯵」については”参”に集まるという意味があるそうなので、群れる魚の意味からの命名のようです。
エグザベ中尉は真空パックされたアジの干物をカミーユくんやシロッコにおみやげとして持って帰りました、おいしかったそうです。
なお、第2弾へはさすがにエグザベくんの参加は許可されませんでした。
イソメはミミズ的なものに耐性ない方はあんまり検索しないほうがいいです。