オホッほおおおおっ♡
久しぶりの激痛気持ち良すぎるのおおおっ♡
お腹破れて血肉吹き飛んで臓腑弾けちゃった♡
挿れられる時の気持ち良さも素晴らしいけど引き抜かれる時の気持ち良さも素晴らしい♡ 治癒した後の今もチクチクジンジンするのぉっ! 止まんないのぉっ! 出ちゃうっ赤黒い血便出ちゃうううぅぅううぅっ!!
セラさん!!
俺の尻から赤黒い血便出てくるところ見てて!!
ウワアァァッッ!! うおおおおおおっ!!
全力で解き放てッ俺の生命!
上の口も下の口も素直です!
どうかご覧になってください、セラさんッ!!
出来立てほやほやの赤黒血便です!!
「うぅ……フィン……死なないでぇ……」
「死んでないぞ」
「やだぁ……ううっ……ぐすっ……」
背負ったアリアがうごうご呻いている。
涙と鼻水で首筋ばっちいんだけど。
巨乳幼馴染の鼻水がツツ~と背筋を通って非常によろし……ンンッよろしくない。
これで喜んでちゃダメだと思うんだ。
馬小屋で長年生活してたからマジでばっちいし臭い状態で過ごしてた影響で、一時期の俺は本当に色々麻痺していた。腕の感覚とかも麻痺してた時期があった。そんな俺を見かねて飯と風呂、そして暖かい寝床を提供してくれたセリナのお陰で真人間としての感性をちょっと残すことに成功したのだが、今でもそこに対する鈍感さは残っている。
決してドマゾだから汚されたいとか思ってるわけじゃない。
いやそりゃあそういう願いもあるけどそれとこれとは別なんだよね。人としてさぁ、そこで悦ぶのはおかしいって話。
『お腹破られて悦んでる時点で説得力ありませんよ』
マリアンヌ……。
それを言われたら俺は何も言えなくなってしまう、やめてくれ。ううっ何も言い返せず事実を述べられてお前はおかしいと突きつけられるのもイイッ……♡
しかし、しかしだよマリアンヌ。
俺は今ぶっ壊れた鎧を脱いで肌着姿でアリアを背負っている。
当然、彼女は鎧を装着しているので柔らかさは感じない。
それでもふわりと香る女の匂い……
生き残った後にこれをされると、流石の俺も興奮を隠せない。
いやマジで。
ドマゾとか関係なく普通に興奮する。
どうですか、闇のマリアンヌ。
これはもう普通の男と言っても過言ではない。
俺はちゃんと真っ当な性欲を持っているのだ。
だから良くないことを、良くないと戒める権利はある。
そうだろう?
「フィン……あ~、フィンの匂いだぁ」
「!?」
エッ!!?
なんか背負ってるアリアがくんくんしだしたんだけど!?
マ、マリアンヌッこれは一体!?
流石にゴーサインか!?
これはゴーサインだろ!?
背負ってる男の匂い嗅いで嬉しそうにするとかそんなんもう誘ってるよな? クク、ついに来たか、俺の時代が……!
『……お似合いですね』
あ、待ってマリアンヌ。
俺を見捨てないでくれ。
俺はお前がいないと生きていけない。
頭の中で俺を無限に肯定してくれる君がいるからはっちゃけてい居られるんだ。これで闇のマリアンヌが居なくなったら、俺はどうやって生きて行けばいい? ドマゾだということを肯定してくれる君がいてくれないと困るんだ。
『フィンさん……』
だから、こう……
頭の中と現実は別々で考えるのは如何ですか?
頭で俺を支配する闇のマリアンヌ、身体で俺を支配する光のマリアンヌって感じで。
『浮気ですか? ばかたれドマゾ童貞』
あぁんっその調子でお願いします!
てか浮気ではなくね?
闇のマリアンヌも光のマリアンヌも同一人物だろ。
『…………そうですね』
「フィンさん、お身体はどうですか?」
「少し腹は痛むが、それくらいだ。調子は悪くない」
「無理はなさらないでくださいね」
うおっ光のマリアンヌかわい~。
困った顔でふにゃって笑うの本当に好きなんだよね。
こんな純情で優しい娘が豹変して俺を虐めてくれたら最高なんだろうなぁ……
バカ野郎!!!!!!!!!!
それはそれ、これはこれだろうが!
聖女マリアンヌがそんな悪いことする訳ないだろ!
それに幸せなラブラブ生活とドマゾ極まる被虐生活は別物。
これらを全てまとめて味わおうなど、何たる傲慢か!
男なら一つ一つ丁寧に味わってこそ。
幸せなラブラブ生活の影で複数の女性に虐められる日々を味わう。
それが俺の理想だろう。
危ないところだった……。
道を踏み外すところだったぜ。
「フィン。先程は礼もせずに悪いことをした。命拾いしたよ」
「そんなこと気にするな。俺は師匠を助けられて何よりも嬉しいぞ」
これまでの人生、師匠にはずっと助けられてばかりだった。
やっとその恩の一つを返せたんだ。
これから先もっとたくさん恩返ししてやらんと俺の気が済まない。
「まだまだあの森を攻略するには時間がかかるだろ。何度だって助けてやるよ」
そう告げると、師匠はうっと呻いた。
そして一度顔を逸らして何度か深呼吸した後、こちらに顔を戻して、言った。
「…………本当に、いい男に育ったね」
「そりゃ、師匠の弟子だからな」
「くっ、この、この口か。そう言っとけば絆されると思ってるな? まったく、酷いたらしになって……」
「もがが、ひはひ」
あでで、おひっ♡
師匠の手すべすべ♡
抓る指にも愛があって気持ち良さ倍増♡ あ~ん、そのまま頬を引きちぎって~♡ そしてグーパンして~♡
はっ……!
ま、まずいっ!
これは明らかにまずいぞ闇のマリアンヌっ!
『はいはい、なんですか』
真剣に聞いてくれ、これは俺の今後に関わるかもしれない問題だ。
俺は…………一ヵ月もの間マゾヒズムを刺激されなかったことで、いつもの何倍も妄想が敏感になってしまっている……!!
これはっとんでもない問題だぞ!
俺の主軸はあくまで普通の生活であり、ドマゾは生活を煌びやかに彩る一要素でしかない。だというのに、俺は一挙手一投足全てでマゾ欲求を満たそうとしている……!
このままじゃダメだ。
このままじゃダメだ!
マリアンヌ!
俺は誓う!
例え禁欲しても絶対に暴走したりしないって胸に誓う!
抑え込まれた衝動は解き放たれる時ほど心地よいのだ。その瞬間こそを求めるべきであり、抑制されること自体を愉しむべきであり、快楽に紳士たれ。
なあに、現実世界では一度も暴走したことはないのだ。
俺のことを信じてくれ、闇のマリアンヌ。
『……………あなたのことをしんじてますよ』
うわっすっげぇ興味なさそう……
興奮する……♡
「……なにイチャイチャしてるの」
「ウワッ! ……い、イチャイチャとは、無礼な物言いだねぇ。これはそう、弟子とのコミュニケーションだ。師としては、弟子から持ち掛けられた触れ合いを断る理由はないからね」
「はぁ~!? あ、フィン。……あっ!! ね、ねえフィン大丈夫!?」
耳がキーンってするね。
アリアを背負った時は毎回こうなっている気がする。
勿論何を言っているのか全く聞こえない。
耳をやられるとこう、若干ふわふわする感じがして割と心地いいんだよね。
「え、えぇっとさっきお腹が──うひゃあっ!? えっ裸?! えっち!?」
「……とりあえず、降りた方がいいのでは?」
「う、うわ~……筋肉すご……」
「降りてください」
「う、うぅっもうちょっと! もうちょっとだけ堪の……味わいたい!」
「ダメです! ほらっ降りろっ!」
「あぁあぁんっ!」
いたたたたいたっ痛いっオホッうほほほっアリアの金属鎧が肌を傷つけまくってて痛気持ちいい!
う~ん、なんて絶妙な塩梅なんだ。
更に言えばペチペチ手甲らしきもので肩や腕を弄られており、非常にスケベな気持ちになる。
ムゥッ、やはりこれは誘われているのではないか?
アリアは俺のことを好きなんじゃないか?
俺は勿論アリアのことを好きなので、これは両者合意に至ったとみてよろしいか。
結婚しよう、アリア。
頭の中にマリアンヌがいるので重婚だ。
幼馴染と共に戦って来た聖女、俺には選ぶことなんて出来ない。だから許してね。
『なめんな』
ヒィッ闇のマリアンヌの闇の部分が出てる!
「全くもう……油断も隙もありませんね。ああ、こんなに傷付いて……今治しますね」
何言ってるかわかんないけど口の動きでなんとなく察した。
マリアンヌは鎧で傷付いた俺の肌を治してから、振り向いてアリアと会話を始めた。
当然聞こえないし口元も見えないので何を話しているのかは不明だが、きっとマリアンヌのことだ。優しくアリアに注意をしているんだろう。
なんてったって聖女だからな。
アリアもわざとやってたわけじゃないだろうし、俺は許すよ。
「うう、ひどいよマリアンヌちゃん……」
「命の恩人の背中で発情してる方が酷いです」
「はっ発情なんかしてないし! これはそう……ちょっと匂い嗅いでただけだから。味見? うん。試食みたいなものだもん」
「許されるわけねえですが……」
「ヒィッ! 黒い部分出てるじゃん!!」
それはそうと、いい加減治してくれないかな。
手が空いてそうな師匠に視線を向ければ、そこでは髪先をくるくるいじりながら苦笑してる師匠が。
とんとん、と肩を指で突く。
「おっ……ど、どうした?」
「すまない。何も聞こえないから治してくれ」
「……あー……またやってたのか。気が付かずにごめんよ」
「元気ならそれでいいさ」
正面からだと口で動きがわかるからなんとか会話が成り立つ。
師匠は両手を俺の耳元に当てた。
そして何故かそのまま俺の頭をぐいっと引っ張って胸元に抱き込んだ。
!!!!!?!?!?!?
え!?
何をされてるの!?
わあっ師匠の師匠が目の前に! これはいけん! ガキの頃の思い出が蘇る!!
「……………………」
え?
すみません治ってから言ってもらえますか。
いや本当に聞こえてないので。
師匠?
おーい師匠!
師匠ォッ! ちょっとそろそろ終わらせてくれ! 普通に鼻先おっぱいに命中してるから! 鼻ピクピクでちょっと楽しんじゃうよ? そんなことしていいわけがないだろうがッ! 俺が俺である間に、頼むから解放してくれ!
「……よし。治ったかな」
「む。ありがとう」
あ、危なかった……。
あと一秒遅ければ口の中から真っ赤に染まった舌が這い出て師匠の師匠をペロッとしていただろう。そうなったらもう俺はおしまいだった。本当に助かった。
「アリア。俺だから許してるが、人の背中で大声を出すのはよくないことだぞ」
「うっ……ご、ごめん。それと、ありがとね」
うんうん。
素直にそう言えるのがアリアの良い所だよな。
昔から気弱で繊細だが、アリアは自分の足で立ち上がって来た。
その都度反省し、自分なりに解決してきただろう。
彼女ほどの特別であってもそうなんだ。
俺も見習って行かないとな。
「気にすんな。これまでずっとこうやって来た。お前も守ってやるさ」
「ほええ~……」
「……なんだその反応」
「んふふ。何でもない……んふっ」
あ、そう。
まあ、お前が幸せならそれでいいよ。
大事な幼馴染が悲しんでる姿なんて見たくないし。
心配してもらえるのは嬉しいけど、なんていうかなぁ。
アリアには笑っていて欲しい。
こればっかりはガキの頃から変わんねーな。
歩き出したアリアに苦笑しながら続いた師匠、表情が抜け落ちたまま先に行ったマリアンヌ。
残された俺もついていこうと思い、一歩踏み出した瞬間────後ろから声をかけられた。
「……フィンくん」
その正体はアリシアさんだった。
振り向けば、腕を組み胸を強調するような形でこめかみをグリグリと押さえ、溜息を溢していた。
「私が何を言いたいか、わかるわよね」
「えっ……急になにを」
「何を言いたいか、わかるわよね?」
「エッ」
な、なんだ?
アリシアさんが俺に言いたいこと……?
特に不審な行動はしていない筈だ。
しいて言うなら師匠のおっぱいペロリ未遂くらいだが、実際にしていないのだからバレるわけが
あっ。
…………。
…………そういえばアリシアさんは感情がわかるんだったっけ。
「…………帰ったら、たっぷり時間ちょうだい?」
「はい、わかりました」
あ、人生終わったなこれ。