“…ここは?”
先生が目を開けると、そこは見覚えのある空間だった。
セイア「…始めましてかな、先生。」
“セイア…。”
セイア「もしかして初めましてではないのかな?まぁいいさ。大事なのはそこではなく、君と私がこうして会えていることだからね。さて、では、話を紐解いて行くとしよう。」
トリニティ生徒「どうしてゲヘナの車両がここに…!?」
トリニティ生徒「救急車?今の状況分かってんの!?」
トリニティ生徒「運転席から引っ張り出してでも、、!」
セナ「負傷者を輸送しています。道を空けてください。」
トリニティ生徒「なんで、ゲヘナの負傷者のために…!!」
??「やめてください!!」
トリニティ生徒「救護騎士団…?」
ハナエ「どうして負傷者の乗ってる救急車を襲おうとするんですか!そんなことこの救護騎士団が許しません!」
セリナ「ミネ団長がいたら、きっと悲しんだでしょうね。」
トリニティ生徒「ミネっていったらあの問題児でしょ!?冗談も大概にしなさいよ!」
セリナ「い、いえ団長は…」
トリニティ生徒「あの人は狂ってる!」
ハナエ「どうして逆効果に…?」
そんなことを言っている内に、周りはトリニティ生徒に取り囲まれる。
???「すみません、閃光弾投擲します!」
瞬間、周りが光に包まれる
トリニティ生徒「きゃあああ!目が!」
トリニティ生徒「くっ、これは…!?」
スズミ「申し訳ありません、手荒な真似を…。」
ハナエ「じ、自警団の…!」
スズミ「ご無沙汰しております。…学園の所属に関わらず、負傷者に手荒な真似をさせるわけにはいきません。」
トリニティ生徒「またヤバいヤツじゃん…。」
トリニティ生徒「…付き合ってられませんね、行きましょう。」
セリナ「ありがとうございました!」
スズミ「いえ、これも仕事ですから。それより、、」
スズミの目が救急車に向く。
ハナエ「中に、トリニティの患者さんが?」
セナ「シャーレの先生です。」
セリナ「……はいっ!?」
救護騎士団生徒「あ、あの!」
セリナ「……!その声は、◯◯ちゃん!?良かった!無事だった……っ!?」
その救護騎士団生徒の背負っていた生徒は、無残な姿だった。身体中に火傷を負っており、生存しているのが不思議なほどだ。
セナ「どうやらそちらもただ事では無さそうですね。救急車にその子も乗せて下さい。」
救護騎士団生徒「!お願いします!」
セリナ「何かこの子の名前とか分かる物はありませんか?」
救護騎士団生徒「この子が持っていた生徒証なら……」
その生徒証には、こう書かれていた。
アリウス分校2年生
“アズサが……?”
セイア「私はアズサに警告をしていた。このような結末になるだろうということも。それでもアズサは…
…これが物語の結末だ。全てが終局に向かう話。不快で、不愉快で、忌まわしく、眉を顰めたくなるお話だ。…そうは思わないかい。しかし紛れもなく、真実の物語でもある…。
…君は以前、5つ目の古則にこう言っていたね。「ただ楽園があると信じるしかない」と。結果がこれだ。
元よりエデン条約など、不可能だったのだよ。」
“……君は、この先を見ていないんだね?”
セイア「…?見る必要があるのかい?この後は苦しい物語が続くだけだ。何が「分かった」というんだい?」
“…この後のお話を確認するのは、怖かったよね。”
セイア「何を…」
“だからずっと彷徨ってたんだよね。”
セイア「先生…君は一体、何を…?」
“私はやらなきゃいけないことがあるから戻るよ。”
セイア「戻る…?君の体は、まだ治ってもいないというのに?何が変わるわけでもないのに?…それが、「七つの古則」にも記された、この世界の真実なのに…!」
“実のところ、七つの古則はあまり気にしてない。”
セイア「…七つの古則を、否定するつもりかい?
…先生。君は未だに、楽園を信じていると?」
“ごめん、今は生徒たちを助けに行かなきゃ。”
セイア「待ちたまえ。もう一つ、聞いて置きたいことがある。
ただ信じても何も変わらない、その先には、何の意味もないだろう…!?」
“水着じゃなくて下着だと思えば、それは下着だから。”
セイア「…は?下着?えっと、それはどういう…?」
“待ってて、セイア。”
セイア「行ったか。
君は、この先のエピローグを目指すんだね。
…確かに、そうだったのかもしれないな。この先を、、たとえ怖くても、私は確認しなければならない。それが私の義務か…。
…私もこの目で最後まで見届けるとしよう。」
先生視点です。
お分かりの通り、アリウススクワッドとアズサ戦の全カット、
セイアのセリフをかなり削っています。本編見てりゃわかるのでね。