ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

31 / 70
サオリ対ミカは全カットします


27話

ミメシスとの戦闘後、旧校舎に向かった一同。

そこには、先生達を待ち伏せしていたミカがいた。

 

 

 

 

 

サオリとミカは一騎打ちで戦い、先生達は先に向かった。

 

 

 

 

 

 

戦いは終わった。 

 

ミカ「ねぇ、どうしてヘイローを壊す爆弾を使わなかったの?」

 

サオリ「…!!」

 

ミカ「それを使ってくれていたら…私は…。」

 

サオリ「…私はそれを持っていない。先生に、没収されたから。」

 

ミカ「…え?」

 

 

“危険なものは先生が没収するよ。”

 

ミカ「!?」

 

サオリ「せ、先生…!?」

 

ミカ「せ、先生、どうしてここに…?」

 

サオリ「姫を助けに行ったんじゃ…?」

 

“もちろん、サオリと一緒に。”

 

ミサキ「ごめん、説得したんだけど…。」

 

ヒヨリ「リーダー…無事でよかったです。」

 

サオリ「ミサキ…ヒヨリ…。」

 

ミカ「せ、先生…えっと…。」

 

“…ごめん。私はあなたに向き合うべきだったのに。”

 

ミカ「先生は悪くないよ…悪いのは私でしょう!?それなのに、どうして…。」

 

“生徒の命が懸かっていたから、サオリの手伝いをしてるんだ。”

 

サオリ「…。」

 

“だから─アツコを助けたら、一緒にトリニティに戻ろう。”

 

ミカ「ど、どうして…。」

 

“私が手伝うよ。私はミカがどんな子なのか、知ってるから。”

 

ミカ「─私の何を知ってるの?私は…魔女だよ。」

 

“そうだね…ミカは悪い子だ。でも…悪いことをしておいて、受け入れられず泣いてしまう、そんな子だ。

ミカは魔女じゃなくて、ただの不良生徒だ。”

 

ミカ「なんで…こんな私に最後までチャンスを与えようとするの…?」

 

“大丈夫、ちゃんとあるよ。次のチャンスは、自分の手で作り出せばいい。”

 

ミカ「…!」

 

“失敗したとしても、道が続いている限り、チャンスは何回だって生み出せる。

この先には、無限の可能性があるんだから。”

 

ミカ「…。」

 

サオリ「…。」

 

“─生徒の未来をつくるのは、大人の仕事だから。”

 

 

ベアトリーチェ『戯言もそこまでになさい!!

 

よくも私のバシリカでそんな戯言を言えますね。』

 

“ベアトリーチェ…!”

 

ベアトリーチェ『興が冷めました。さあ、今から私の全力を尽くしてあなたたちを相手して差し上げます。

─儀式を、始めましょうか。』

 

ホログラムに、十字架が写し出される。そこには、秤アツコの姿があった。

 

サオリ「あ、アツコ…!!」

 

ベアトリーチェ『何を勘違いしているのですか?私が日が昇るまで待つとでも?私は彼女の神秘の欠片を通じて、高位の存在となる。今までの失敗作達とは違い、彼女は天然のロイヤルブラッド…きっとよい結果が得られるでしょう。』

 

サオリ「や、やめろ!!」

 

ミカ「…。」

 

ベアトリーチェ『それでは幕引きといたしましょう。』

その言葉と同時に、ミメシスが先生達を囲む。その中に、異質なミメシス。

 

ベアトリーチェ『さぁ、ユスティナの聖女バルバラ。戯言ばかりの先生の口を封じなさい!!』

 

 

 

 

 

セイアが目を開けると、そこはバシリカではなかった。

セイア「ここは…蜃気楼…いや、百鬼夜行?」

 

▓▓▓「ふぅむ、アレがお前さんのお客様か?」

 

??「ああ。僕たちの客だ。」

 

セイア「…!」

 

▓▓▓「ここに妾以外が足を踏み入れるなど、お前以来じゃな、()()()()()。」

 

ナラティブ「ええ、彼女は夢で未来を見ることができるらしいの。少しばかり、私達もそれを利用させて貰ったわ。」

 

セイア「……君たちは、一体…?」

 

 

 

 

先生達はミメシスを倒し続けた。しかし、増え続けるミメシスに少しずつ体力が削られていく。

 

ミカ「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

“ミカ!大丈夫?”

 

ミカ「…アレは私が引きつけるよ。」

 

サオリ「!?」

 

ミカ「サオリ…あなたがあの子を助けたい理由が、少しだけわかるよ。私もそうだったから。

だから…私が引きつけている間に─アツコを助けに行って。

先生─ありがとう。こんな私に、チャンスがあるって言ってくれて。」

 

サオリ「お前は…」

 

ミカ「行きなよ、サオリ!時間が無いんでしょう?」

 

サオリ「……ああ。」

 

“ミカ、気をつけて…。”

 

ミカ「心配しないで、先生。知ってるでしょ?─私って結構強いんだよ?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。