ロナ「…。」
ロナから花が咲く。文字通り、身体から。
ベアトリーチェ「…!全員退避!!」
ベアトリーチェのその言葉とほぼ同時に、処刑場が崩壊する。
アリウスに咲いた、巨大なラフレシアによって。
ベアトリーチェ「これは…まさか神秘の?」
ラフレシアの中心、その花弁が開く。そこには、鉄仮面の姿があった。
ロナ「フフフ。フハハハハハハァァァ!!
どうだ!ベアトリーチェ!!この姿を見ろ!!これが、貴様のやったことの結果だ!!!」
ベアトリーチェ「これが何だと言うのです?巨大化した程度…!」
ロナ「そうかな?」
ラフレシアの周囲から、刃の生えたフリスビーのような何かが放出される。
ベアトリーチェ「これは…っつ!?」
それはベアトリーチェに向かって飛来し、そして爆発した。
ロナ「フフフ!どうだ!?怖かろう!?これこそ私の新たなる力!そう…名付けるなら、『バグ』と言ったところか!?」
ベアトリーチェ「…それで、これで勝てるとでも?」
ロナ「ああ!勝てないだろうな!だから私は…
このアリウスを滅ぼす!!」
ベアトリーチェ「……は?何を言っているのです?貴方はこのアリウスを守るために戦っていたのでは?」
ロナ「貴様に支配されるなら、死んだほうがいい!!!」
ベアトリーチェは困惑した。戦闘で先陣を切っていた賢明な鉄仮面が、もうそこにはなかったからだ。
ベアトリーチェ「なぜ?貴方が良くても…。」
ロナ「貴様に裏切り続けられればこうもなろう!!!!」
ベアトリーチェ(錯乱している…反転の影響ですか。)
ベアトリーチェ「ならば私は、アリウスを守りましょう。」
ロナ「どの口で言う!つくづく大人というものは度し難いな!」
ベアトリーチェ「ええ。では…」
ベアトリーチェの姿が変わる。それは、ベアトリーチェの本来の姿であった。
ベアトリーチェ「来なさい。相手をしてあげます。」
ロナ「死ね!!!薄汚い支配者!!!」
戦闘開始から、ちょうど一日が経過した頃であろうか。
決着がついた。
ベアトリーチェ「ハァ…ハァ…ハァ…。」
ロナ「ぐっ…!!」
ベアトリーチェ「鉄仮面…!貴方は確かに強かった。しかし貴方は所詮子供です…私たち大人に勝てるわけがないでしょう…?」
ロナ「化け物が…!」
ベアトリーチェ「なんとでも言いなさい。…残念でしたね鉄仮面。貴方の、いや貴方たちアリウスの未来は、この私の物になりました。」
ロナ「…。」
ベアトリーチェ「…もう、聞こえていませんか。
さらばです、鉄仮面。愚かなる英雄よ。」
こうして、この叛逆事件は幕を下ろした。
ゴルゴンダ「大量破壊兵器ですか。」
ベアトリーチェ「ええ。しかしただの兵器ではありません。
神秘を活用した兵器を作りたいのです。…これを。」
ベアトリーチェはゴルゴンダに映像を見せる。ラフレシア。ロナが反転した姿。
ゴルゴンダ「…なるほど。分かりました。」
ベアトリーチェ「ありがとうゴルゴンダ。そうですね…ひとまず新兵器の名は…
ネオジオング、とでもいたしましょうか。」