ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

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後編

ロナ「…。」

ロナから花が咲く。文字通り、身体から。

 

ベアトリーチェ「…!全員退避!!」

ベアトリーチェのその言葉とほぼ同時に、処刑場が崩壊する。

 

アリウスに咲いた、巨大なラフレシアによって。

 

ベアトリーチェ「これは…まさか神秘の?」

 

ラフレシアの中心、その花弁が開く。そこには、鉄仮面の姿があった。

 

ロナ「フフフ。フハハハハハハァァァ!!

どうだ!ベアトリーチェ!!この姿を見ろ!!これが、貴様のやったことの結果だ!!!」

 

ベアトリーチェ「これが何だと言うのです?巨大化した程度…!」

 

ロナ「そうかな?」

ラフレシアの周囲から、刃の生えたフリスビーのような何かが放出される。

 

ベアトリーチェ「これは…っつ!?」

 

それはベアトリーチェに向かって飛来し、そして爆発した。

 

ロナ「フフフ!どうだ!?怖かろう!?これこそ私の新たなる力!そう…名付けるなら、『バグ』と言ったところか!?」

 

ベアトリーチェ「…それで、これで勝てるとでも?」

 

ロナ「ああ!勝てないだろうな!だから私は…

このアリウスを滅ぼす!!」

 

 

ベアトリーチェ「……は?何を言っているのです?貴方はこのアリウスを守るために戦っていたのでは?」

 

ロナ「貴様に支配されるなら、死んだほうがいい!!!」

 

ベアトリーチェは困惑した。戦闘で先陣を切っていた賢明な鉄仮面が、もうそこにはなかったからだ。

ベアトリーチェ「なぜ?貴方が良くても…。」

 

ロナ「貴様に裏切り続けられればこうもなろう!!!!」

 

ベアトリーチェ(錯乱している…反転の影響ですか。)

 

ベアトリーチェ「ならば私は、アリウスを守りましょう。」

 

ロナ「どの口で言う!つくづく大人というものは度し難いな!」

 

ベアトリーチェ「ええ。では…」

 

ベアトリーチェの姿が変わる。それは、ベアトリーチェの本来の姿であった。

 

ベアトリーチェ「来なさい。相手をしてあげます。」

 

ロナ「死ね!!!薄汚い支配者!!!」

 

 

 

 

 

 

戦闘開始から、ちょうど一日が経過した頃であろうか。

決着がついた。

ベアトリーチェ「ハァ…ハァ…ハァ…。」

 

ロナ「ぐっ…!!」

 

ベアトリーチェ「鉄仮面…!貴方は確かに強かった。しかし貴方は所詮子供です…私たち大人に勝てるわけがないでしょう…?」

 

ロナ「化け物が…!」

 

ベアトリーチェ「なんとでも言いなさい。…残念でしたね鉄仮面。貴方の、いや貴方たちアリウスの未来は、この私の物になりました。」

 

ロナ「…。」

 

ベアトリーチェ「…もう、聞こえていませんか。

さらばです、鉄仮面。愚かなる英雄よ。」

 

 

 

 

こうして、この叛逆事件は幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴルゴンダ「大量破壊兵器ですか。」

 

ベアトリーチェ「ええ。しかしただの兵器ではありません。

神秘を活用した兵器を作りたいのです。…これを。」

 

ベアトリーチェはゴルゴンダに映像を見せる。ラフレシア。ロナが反転した姿。

 

ゴルゴンダ「…なるほど。分かりました。」

 

ベアトリーチェ「ありがとうゴルゴンダ。そうですね…ひとまず新兵器の名は…

 

 

 

ネオジオング、とでもいたしましょうか。」

 

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