ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

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今回の話は最終章のアリウスのところだけを切り取っています。


最終章
最終編 1


ミサキ「これは…。」

 

ヒヨリ「そ、空が赤く染まって…!?」

 

アツコ「…先生から連絡が来たよ。私たちに手伝ってほしいことがあるみたい。」

 

ヒヨリ「で、でも私たち追われている身なのに…先生に迷惑をかけてしまうんじゃ…?」

 

アツコ「そんなことないよ。きっと大丈夫。今は私たちに手伝えることをやろう。」

 

ヒヨリ「わ、私たちに手伝えること…」

 

 

 

物音。

 

ミサキ「…そこにいるのは誰?」

 

ヒヨリ「ま、まさか追手!?」

 

アツコ「…。」

 

 

路地から現れたのは…

 

サオリ「…。」

 

ヘルメットを被った、サオリだった。

 

サオリ「やっと見つけた…ここにいたのか。」

 

ミサキ「誰?アンタ…。」

 

サオリ「ま、待て!私は…!」

 

アツコ「…なんてね。おはよう、サっちゃん。自分探しはお休み中?」

 

サオリはヘルメットを外す。

サオリ「…ああ。」

 

ミサキ「よく言うよ。ただの家出でしょ?」

 

ヒヨリ「り、リーダー…。」

 

サオリ「すまない…積もる話をしたいところだが、今は時間が無い。先生を助けなくては。」

 

アツコ「うん。私たちにも連絡きたよ。」

 

ヒヨリ「は、はい!そうなんです!」

 

ミサキ「…元気そうで良かった、リーダー。」

 

サオリ「…ああ。」

 

ミサキ「じゃ、行こうか。」

 

アツコ「…ちょっと待って、先生から連絡が来た。

 

私に渡したい物…?」

 

 

 

 

 

アツコが指定された場所に行くと、一つのコンテナがあった。

アツコ「これは…?」

 

アツコが手を近づけると、コンテナの扉が開く。

 

ウタハ『これを空けたということは、君が秤アツコだね。』

 

アツコ「貴方は…?」

 

ウタハ『すまないね。諸事情により、この動画は録画だ。しかし、ある程度の要件は分かっているだろう?』

 

アツコ「新兵器の譲渡…。」

 

ウタハ『私の後ろにあるのが、その新兵器だ。』

コンテナの中に光が差す。そこには、

 

アツコ「パワードスーツ…?」

 

コトリ『ここからは私が説明しましょう!この新装備、名付けて「NT-A」(NEWTYPE‐ARMOR)は、先日トリニティを荒らし回った巨大兵器の技術と我々の技術が合わさった、まさに融合なのです!』

 

アツコ「ゾルの…?」

 

コトリ『あの兵器のビーム装置を改修しつつ、私たちの技術を使って小型化の上最適化!今や我々エンジニア部でも屈指の出来となっています!細かい原理としましては…』

 

ウタハ『とにかく、君に合わせてチューニングした。活用してくれ。』

そこで録画は終わった。

 

 

 

アツコ「ゾル…。私のせいで切り捨てられてしまった、私たちの仲間。

貴方のためにも戦うって言ったら、きっと拒むよね。でも…」

 

 

やってみせろよ、お姫様。

 

アツコ「…うん。私は貴方達の分まで…戦うよ。」

 

 

 

 

 

第4サンクトゥム カタコンベ内バシリカ

ハナコ「第4サンクトゥムに向かう道は今のところ一つです。…他の道はありません。」

 

ミネ「大丈夫です、ハナコさんの指揮を信じております。」

 

マリー「ええ。ハナコさん、信じています。」

 

ハナコ「あらあら…♡マリーちゃんは悪気なくそんな言葉を使うから、余計ダメなんですよ。」

 

マリー「?」

 

ハナコ「ですが後方の守りは…」

 

 

サオリ「私たちに、手伝わせてもらえないだろうか。」

 

ハナコ「…貴方は。」

 

サオリ「後方の防衛は任せてくれ。私たちのことは信用できないかもしれないが…」

 

ハナコ「もちろんです、サオリさん。「スクワッド」には後方の守りをお願いしますね。」

 

サオリ「…いいのか?」

 

ハナコ「貴方たちも先生の要請を受けたから手伝ってくれるのでしょう?それに…私たちには、共通の友人がいますから。」

 

アツコ「…そうだね。私たちには、共通の友人がいる。」

 

ハナコ「あれ?その装備は…?」

アツコの装備はまるで鎧のような装備であり、装甲の一部が発光している。

 

アツコ「これはあの子、丹内ゾルが遺した物。私はあの子の分も戦う。」

 

 

 

サクラコ「…素晴らしい心がけですね。」

 

マリー「さ、サクラコ様…?」

 

ヒナタ「そ、その衣装は…?」

 

サクラコ「いなくなった者たちの意思を背負い戦う…私も、その覚悟は同じです。」

 

サクラコの姿は、俗に言う…ハイレグだった。

 

ハナコ「さ、サクラコさん!?」

 

サクラコ「これはユスティナ聖徒会が使っていた礼装…

ええ。これが私の覚悟です。」

 

ハナコ「─サクラコさん。それが…「覚悟」なのですか!?

その破廉恥な衣装が、シスターフッドの、聖徒会の意思なのですか!?

その…つまりこれからシスター全員にその衣装を!?」

 

サクラコ「え、ええっと、いったい何をおっしゃっているのか…!?」

 

ハナコ「その、皆が躊躇するハイレグを?非合理的な布のデザインを…!?

それが本当に…サクラコさんの覚悟だとおっしゃるのですか!?」

 

サクラコ「い、いったい何をおっしゃっているのですか!?」

 

ハナコ「…サクラコさんの覚悟、しかと受け取りました。ならば私も…!」

 

ハナコは水着に着替える。

 

ハナコ「これで、全ての準備が整いました。」

 

マリー「は、はい?」

 

ハナコ「では、これより第4サンクトゥムの攻略を開始します!」








お詫び
今までの話数で原作の登場人物と同じ名前の人物を登場させていました。
原因は、私が必要な章のみを確認し、検索して確かめなかったことにあります。混乱させて本当に申し訳ありませんでした。
対応と致しましては、当該キャラの名称を
樽度アイン→樽度イアに変更することで対応致します。

不甲斐ない作者ではありますが、今後ともこの作品をご愛顧いただけると幸いです。
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