ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

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7話

先生は、原石うどんという名前の屋台で昼食を取ることにした。

 

“こんにちはー。”

 

先生は店の生徒に話しかける。その生徒は仮面をつけており、ヘイローは屋台に隠れて確認できない。

 

??「……いらっしゃいませ。何にしますか?」

 

“…何かオススメとかあるのかな?”

 

??「…少しお待ちください。」

 

 

 

 

“おお…!”

 

先生に出されたのは、美味しそうなすだちうどんだった。

しっかりした麺、すだちに負けないスープの味、そしてさっぱりとしたすだちの風味。

まさに、至高の一品であった。

 

“美味しい…!大将!これ凄い美味しいよ!”

 

フロンタル「大将は辞めてください。そうですね…とりあえず、『フル・フロンタル』とでも呼んでくれると。」

 

“じゃあフロンタル、これとっても美味しいよ!”

 

フロンタル「それは良かった。私も料理人として嬉しいです。」

 

“…ちょっと気になったんだけど…その仮面って?”

 

フロンタル「…ああ。これですか。少し前に顔に大きな傷を負ってしまいましてね。外せと言うなら外しますが…。」

 

“いやいいよ!変なこと言ってごめんね!”

 

フロンタル「…あなた、先生でしょう?」

 

“………!”

 

フロンタル「そんなに驚かなくてもいいですよ。別に何か言うつもりもありませんし。」

 

“そっか、それは良かった。”

 

フロンタル「…それで、今日はどのようなご用で外に?」

 

“ちょっとした校外学習でね。”

 

そうこうしている間に、先生はうどんを食べ終わった。

 

“ごちそう様でした!すっごく美味しかったよ!”

 

フロンタル「そうですか。それは良かった。700円のお支払いでお願いします。」

 

“大きいのしかないけど、いいかな?”

 

先生は千円札を出す。すると三百円が帰ってきたが、間に二つ折りの紙が挟まっている。

 

“この紙は?”

 

フロンタル「後で開けてみてください。きっと貴方の助けになります。」

 

“君は一体…?”

 

住民「こんにちはー。あれ?お客さんがいるのかな?」

 

“あ!すぐ出ますので!”

 

フロンタル「…まいどあり。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生は食事を終え、スバル達と公園に来た。

 

スバル「ここではどんな学びが…?

「休むときはしっかり休む」?…なるほど、それは確かに大事ですね。」

 

先生とスバルは上を見上げる。どこまでも青空が続いている。

スバル「…あの、先生。これは聞き流してくれて結構なのですが…

もし誰かが…本当に、自分の人生を終わらせたいと願っていたら…

その人を止める術は、あるのでしょうか…。」

 

“………!?”

 

スバル「そんなに驚かないで下さい。ただの思いつきです。

……まぁ、真剣な質問ではありますが。

ほら、これも授業だと思って。」

 

 

先生の頭に二人の顔がよぎる。ミサキとゾル。自ら命を終わらせようとした人間と、全てを巻き込んで消えようとしていた人間。

先生は、スバルの質問に対して…

 

“そんなもの、無いと思う。”

 

スバル「…は!?」

 

“もしかして、返答に困ってる私が見たかったのかな?”

 

スバル「い、いえそんなことは…無かったと言えば嘘になりますけど…

で、でも…!」

 

“そういうのは普通、幸せに関する話だから。”

“生きるためには、幸せが欲しい。”

“でも、それを手に入れるのは、難しい。”

 

スバル「…そうですね。努力しても、必ず報われるとは限りませんから。」

 

“だから、もしそんな子がいても…。”

 

スバル「先生でも答えられない、ということですか。」

 

“それに…助けられなかった自分を、許せないから。”

 

スバル「…。」

 

“多分私たちは、お互いの生きる理由になる義務があるんだと思う。”

 

スバル「…じゃあ、私たちの理由が先生になることも…?」

 

“アリウスにおけるスバルみたいになれたらいいな、って思ってるよ。”

 

スバル「そ、そこまで言ったつもりはないのですが…!?」

 

アリウス生「先生!こっちこっち!」

 

“分かった!今行くよ!”

 

 

 

スバル「…まったく、何も知らないくせに…。

でも、全部が間違ってるわけでもなくて…。」

 

マイア「先輩!ちょっと手伝ってくれませんか?」

 

スバル「あ、はい!なんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

1:名無しの先生

 

ゾルの実験のことが判明

 

 

 

 

 

 

2:名無しの先生

 

まじか…。

 

 

 

 

 

 

3:名無しの先生

>>2

まさか死亡って言葉がこんなに出てくるとは…。

 

 

 

 

 

 

4:名無しの先生

 

そりゃそんなことがあったならあんな性格になるよな…、

 

 

 

 

 

 

5:名無しの先生

 

イアもアビ・エシュフみたいなパワードスーツじゃなくて、生命維持装置でもあったのか…。

 

 

 

 

 

 

6:名無しの先生

>>5

誰が作ったんだろ ベアトリーチェか?

 

 

 

 

 

7:名無しの先生

 

あのうどん屋も何か怪しくない?

 

 

 

 

 

 

8:名無しの先生

>>7

仮面付けててヘイローも見えなくて怪しさ満載なんだよね

 

 

 

 

 

 

9:名無しの先生

>>8

実験で死んだと思われてた仲間の1人と予想

 

 

 

 

 

 

10:名無しの先生

 

エデン条約編ラストの謎の靄も気になるな…気になることづくしだ。

 

 

 

 

 

 

11:名無しの先生

 

ゾルの生存を望みます

 

 

 

 

 

 

12:名無しの先生

>>11

右に同じく

 

 

 

 

スレはこの後も続いている。








次回の投稿は少し遅れるかもしれません
ハサウェイ見に行くので
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