ミネ達が救護活動をしている間に、先生は一部の生徒に授業を行うことにした。
サオリ「驚いたな。まさかここでも授業をするとは…。」
“勉強に制限はないからね。”
マイア「でも、勉強に意味があるんでしょうか…?数学とか、よくわかりませんし…。」
“確かにそうかも。でも、数学的に考えることは大事だよ。”
マイア「数学的に考える…?」
ミサキ「…数学は、状況を数値で正確に表現しようとする。だから数学を学ぶ人は問題の原因と結果を明確に定義して、そのプロセスを説明できるようになる…って話だよね?」
ヒヨリ「パッと見でバラバラでも、意味を見出すことができたり…?」
マイア「でも…それって結局役に立つんですか?」
“自分の意見が伝わりやすくなるよ。”
“だから、数学は大事なんだ。”
マイア「…なるほど…それは、いいですね。
……もし、そうやって考えられていれば…あの時も…。」
ミサキ「…何か、あったの?」
マイアの頭に今までのことがよぎる。自分を利用した大人たち、そして校外学習での出来事。
マイア「………色々、あったんです。」
サオリ「…。」
ヒヨリ「や、やっぱり外の世界って怖いですね…。」
“…一人の大人として、謝るよ。”
マイア「せ、先生がそんなことを……しなくても……」
ミサキ「きっと貴方のせいじゃないよ。外の世界は大概だから。」
マイア「ミサキさん…。」
ミサキ「世界や大人が全部悪いと思えば、楽かもしれない。そう単純じゃないけど。
…だから、無視すればいいよ。受け入れられる分だけ受け入れる。私だって、生きなきゃいけない理由は分からないけど…
…でも、先生が「生きてみろ」って言うから、今ここにいる。」
アツコ「…ふふっ。」
ヒヨリ「え、えへへ…。」
サオリ「…ああ。」
ミサキ「…?何その反応。」
“ミサキ…立派になって。”
ミサキ「!そういうのいいから!」
サオリ「…虚しい、全てはただ虚しいだけだ。」
アツコ「サッちゃん…?」
サオリ「本来この言葉の意味は、そう重たいものでも無かったのかもしれない。あまり気にしすぎるな、くらいのな。
過去は変えられない。でも、「そんなこともあったな」と笑い合える日が来るかもしれない。
もちろんそうならないかもしれないが…未来は確定していない。そうだろう?」
アツコ「ふふっ。確かにそうだね。」
サオリの話に皆が耳を傾けていたその時…
フォォォォオオオン…
アツコ「!」
ヒヨリ「!?」
サオリ「!!!」
“(またラッパの音?これで4回目だけど…。)”
テントに一人のアリウス生徒が駆け込んでくる。
アリウス生「す、すみません!今外が…!」
先生達は外に出た。すると、多くのアリウス生が見える。しかし、皆混乱しているようだ。
スバル「皆さん!落ち着いて下さい!」
サオリ「何があった?」
スバル「…錠前サオリ…!
…あそこを見てください。」
そこにいたのは、謎の存在だった。
巨大な生徒、といえば伝わるであろうか。黒いベールを被り、ラッパを携えている。後ろにヘイローのようなものも浮かんでいるが、それは他の生徒よりも巨大であった。
呼称するなら、天使達と呼ぶべきであろうか。
ミサキ「あれは…?」
スバル「…分かりません。先ほど現れました。攻撃は通るようですが、効果は薄いです。」
アツコ(あれは、まさか…?)
アリウス生「何あれ?ラッパの後に出てきたけど…?」
アリウス生「ラッパの音?そんなの聞こえなかったけど…。」
スバル「私も特には…。」
その時、その天使達が、こちらに移動を始めた。
アリウス生「うわああっ!?こっちに向かって来てます!」
天使達がそのアリウス生に接触する直前。
ミネ「はあっ!!」
ミネが間に割って入った。
ミネ「私たち「名もなき奉仕活動部」が、皆さんをお守りします!!」
サオリ「私たちも行くぞ。」
ミサキ「やっぱり行くんだ…。」
サオリ「母校を守るとでも思えばいい。」
アツコ「…。」
ヒヨリ「み、皆さん、気をつけて下さいね…。」
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1:名無しの先生
あの天使達って何?
2:名無しの先生
分からん…でもラッパと天使で黙示録と関係があるんじゃないかって話は出てる
3:名無しの先生
>>2
黙示録の通りとすると七回目はどうなる…?
4:名無しの先生
戦闘途中で終わった…?
5:名無しの先生
ちょっと待って、戦闘に乱入者来たんだけど?
6:名無しの先生
>>5
これ…イア!?
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ミネ「ハッ!」
戦闘は順調…とはいえないまでも、ある程度こちら側のペースで進んでいた。
アツコ「行くよ!」
アツコ達の銃弾が、天使達に襲いかかる。
その時、爆発が起こった。
サオリ「何だ…!?」
ハナエ「一体誰が…!?」
イア「……。」
爆煙の中から、1人、
いや、1台の機械が姿を現した。
サオリ「お前は…!」
スバル「聖堂の亡霊…?」
イア「……。」
その機械は、ゆっくり立ち上がり…
その銃を
アツコ「!?先生!」
ミネ「私の後ろに!!」
“……イア、どうして…?”
イア「……すみません先生。
私は、私の目的のために…
黙示録の天使達を止めさせるわけにはいかないのです。」