ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

63 / 70
18話

先生たちは、ポルタパシスに辿り着いた。しかし。

 

アリウス生「お願いです!どうかお引き取りください!」

 

アリウス生「私たちは誰も通さない様に命令されてるんです!」

 

サオリ「お前達に快く思われていないことは知っている。しかし、対立してばかりでは…!

私たちは、スバルと話をしに来ただけだ!」

 

アリウス生「そんなこと言われても…!」

 

アリウス生「引き返してください!そうじゃないと、私たちも発砲するしか──」

 

 

 

 

銃声。

 

アリウス生「誰!?」

 

アリウス生「あっごめん、発砲って言葉が聞こえたから…」

 

 

サオリ「撃たれたな。」

 

ミサキ「うん。撃たれたね」

 

サオリ達は自らの銃の引き金に指を添える。

 

マイア「大丈夫なんですか?いくらなんでもこの数は…!」

 

アツコ「心配いらないよ。それじゃ、先生お願い。」

 

“なんで毎回こうなるかなぁ…。”

 

アツコ「それは、これがアリウス流だからかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル「そんな…天使は?記された週末は!?

 

ということはまさか…この手で…

 

でも…え?私だからこそ?」

 

『地を滅ぼす者、偽りの者。

その名をみだりに唱える者たちに──

今、滅びの時が訪れる。』

 

スバル「……!?

 

はぁ、はぁ、はぁ…

今のは…。」

 

 

 

アリウス生「先輩!大丈夫ですか!?」

 

保管庫の扉から、アリウス生が入ってくる。

 

アリウス生「汗びっしょりですよ…?」

 

スバル「い、いえ…なんでもありませんよ。

それより、今の状況は?」

 

アリウス生「前線が押されています…!」

 

スバル「…!ひとまず、皆さんも現場の支援に向かって下さい。」

 

アリウス生「でも向こうは話がしたいって…。」

 

スバル「……それも作戦の一つでしょう。乗ってはいけません。

 

思い出してください。全ての始まりは、先生がスクワッドを招き入れたことでしょう?」

 

アリウス生「…そうだ!アイツラを追い出さなきゃ!」

 

アリウス生「私たち行ってきます!」

 

 

 

 

私は、巣を作りたかった。いや、守りたかった。

かつて私達を救おうとした者。鉄仮面。

死んだ。

かつて我々を掻き乱したもの。ゾル。

死んだ。

かつて我々を支配したもの。ベアトリーチェ。

死んだ。

 

全ての邪魔者は消え、巣は守られるはずだった。

 

 

マイア『先輩は皆の巣を守るって…。』

 

スバル「……先生は巣を壊しに来た。スクワッドはその尖兵。

その背後には、おそらくトリニティがいるのだろう。

 

…ここを守らなければならない。そのために、

 

マイアを追い出してしまったのだから。」

 

責任から目を背けてはいけない。

責任から目を背けてはいけない。

責任から目を背けてはいけない。

責任から……目を背けてはいけない。

 

スバル「…力が必要だ。

何ものにも揺るがぬ。世界を塗り替えるほどの。」

 

 

『我らの怒りを解き放て。』

 

スバル「……!?」

 

『トリニティに報復を。ゲヘナに破滅を。

裏切り者に、正当なる審判を。』

 

スバル「この声は…?」

 

『断罪の力を授けよう。

あまねく敵に、滅びのラッパを。』

 

 

 

 

フォォォォオオオン…

 

 

 

 

 

 

 

 

ラッパの音が響く。

 

アリウス生「うわぁぁ!天使だ!!」

 

アリウス生「2人もいる!これで六回目…!?」

 

アリウス生「こっちに来てない!?」

 

 

 

 

マイア「アリウスの子たちを攻撃してます!やっぱりウイさんの言ったことは…。」

 

ウイの言葉。アリウス生も天使の攻撃対象になるかもしれない。

 

ミサキ「でも、見てるわけには行かないよね。」

 

ヒヨリ「だ、大丈夫ですかね…前もあんなに手こずったのに…。」

 

サオリ「天使の数は前の半分だ。皆行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラッパの音が響く。

 

イア「六回目…後一回!」

 

機械は再び活動を再開する。

 

イア「見ていてくださいゾル姉!貴方の成し得なかった最後の使命!

 

この私が成し遂げてみせます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「ぐっ……!」

 

“一旦引いて体勢を立て直そう…!”

 

 

 

 

ミサキ「……皆、無事?」

 

マイア「はい…他の子たちもなんとか隠れられたみたいです。」

 

サオリ「だが天使たちはまだポルタパシスの周りを彷徨っている。それに前のように…樽度イアが襲撃してくる可能性もあるだろう。」

 

 

その時、先生のスマホから通知音が鳴る。

 

“モモトーク?これは……。”

 

 

 

 

 

 

先生達はモモトークで教えてもらった場所に向かった。

 

アリウス生「先生!こっちです…!」

 

“君たちは…!”

 

アリウス生「この先に、内部に繋がる抜け道があります。」

 

アツコ「……いいの?」

 

アリウス生「…私たちにとって、勉強なんて夢のような話でした。授業はつまらないことも多かったですけど…。」

 

“正直な感想をありがとう。”

 

アリウス生「い、いえ!別に変な意味じゃなくて…。私たちにとって、勉強はとても新鮮でした。だから、少しでも恩返しをしないと。」

 

アリウス生「……きっと、ロナ隊長が生きてたら、そうするはずだから。」

 

“……分かった。ありがとう。”

 

アリウス生「スバル先輩のこと、頼みます。」

 

 

 

 

 

 

 

先生達はポルタパシスに向かう階段を降りていく。

 

アツコ(凄い重圧…押し潰されそう…!)

 

スバル「大丈夫か?一度休憩を…。」

 

アツコ「大丈夫。多分ここの雰囲気に当てられただけだから。」

 

マイア「でも、分かります。なんだかここは…アリウスの悪感情が全部集められてるみたいで…。」

 

 

 

 

 

スバル「先生…遂に、ここまでいらしたのですね。」

 

先生の前に姿を現したのは、間違いなくスバルであった。

 

“スバル!”

 

マイア「…先輩?い、一体何が…?」

 

スバル「…何を話したいのか……おおよその察しはついています。ですが、まずは場所を変えましょう。

ポルタパシス、そしてアリウスには──私たちが知らなかった……あまりに多くのものが、眠っているのですから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウス自治区入口

 

ある1人の生徒が、自らの屋台を持ってアリウスに侵入した。

 

フロンタル「…これは、ここに置いておくか。」

 

その生徒は屋台をその場に起き、屋根から何かを取り出した。

 

フロンタル「……ん~~♪ん~♪ん~♪」

 

それはまさしく巨大な……

 

 

 

 

 

 

────────────────

 

1:名無しの先生

 

続き読んでいく

 

 

 

 

 

 

2:名無しの先生

 

ウイ出てきた…嬉しい

 

 

 

 

 

 

3:名無しの先生

>>2

シミコもいたぞ

 

 

 

 

 

 

4:名無しの先生

 

新単語がバンバン出てきたな…天使、黙示録、外典…それに永劫の光輪だったっけ

 

 

 

 

 

 

5:名無しの先生

 

そもそも天使って何?

 

 

 

 

 

 

6:名無しの先生

>>5

なんかアリウスの悪感情の塊?らしい

 

 

 

 

 

7:名無しの先生

 

永劫の光輪ってのも気になる

 

 

 

 

 

 

8:名無しの先生

>>7

トリニティ側の文献にも外典にも登場してたよね

まさかユスティナ聖徒会関連?

 

 

 

 

 

 

9:名無しの先生

>>8

なんか新しい厄ネタみたいで気が気じゃないですね…

 

 

 

 

 

 

10:名無しの先生

 

あの店主も何もんなん?なんか凄い関係がありそうだけど

 

 

 

 

 

 

11:名無しの先生

 

分からないことだらけだ…

 

 

 

 

 

 

12:名無しの先生

>>11

3章を待とう

 

 

スレはこの後も続いている。

 

 







今回で2章終わりです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。