ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

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21話

サオリ「なん…だ…?」

 

窓から覗いた物。ソレは、巨大なヘイローだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

裁定をもう一度。

新生を受け入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘイローに光が集まる。

 

アツコ「!皆伏せて!!」

 

サオリ「!」

 

ミサキ「!」

 

ヒヨリ「!?」

 

マイア「先輩!」

 

 

光が放たれる。

 

 

 

 

アツコ「……皆、無事?」

 

ヒヨリ「は、はい…なんとか…。」

 

マイア「あ、あの!先輩が!」

 

マイアはスバルの近くに座る。

どうやら死んではいないようだ。

 

アツコ「…大丈夫。気を失ってるだけだよ。誰か、スバルをお願い。」

 

サオリ「分かった。私が背負っていこう。」

 

アツコ「とにかく今は逃げよう。…アレには、太刀打ちのしようがない。」

 

“アレが何か知ってるの?”

 

アツコ「話は移動しながら話そう。

…アレはエンジェルハイロゥ。

ユスティナ聖徒会が遺した…()()()()だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウス 武器保管庫

一つの機械が、武器を漁っている。

 

イア「…これでもない…これ…も違うか。

!見つけた…!!」

 

その機械は、一つの箱を取り出す。

 

イア「今解放しますよ…みんな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アツコ「……かつて、ユスティナ聖徒会は安全装置を作った。

こういう、不測の事態に備えるために。

エンジェルハイロゥ。アレには、こういう事態を元に戻す力がある。」

 

“元に…戻す?”

 

アツコ「うん。アレの力、それは時間の逆行。

意識だけだけどね。」

 

サオリ「意識だけ?」

 

アツコ「…今回発生した黙示録の天使たち。アレの原因は、アリウスの負の感情が原因って話はしたよね?

……逆に言えば、()()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()。」

 

サオリ「!まさか…?」

 

アツコ「…()()退()()

負の感情を感じる前に精神を戻して、裁定を無かったことにする。それがあの光の能力。」

 

ミサキ「でも何でそれが…?」

 

アツコ「さっきも言った通り、スバル先輩は裁定者としては不完全だった。多分それが発動条件になったんだと思うけど……

にしたって早すぎる。本来はこんなに活発じゃないはずなのに。」

 

マイア「で、でも…黙示録の天使が消えるなら、いいんじゃないですか?スバル先輩も元に戻ったんだし…。」

 

アツコ「…この先に行ったら分かるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルタパシス前。

 

“………は?”

 

先生達が見たもの。それは。

 

アリウス生「……。」

 

アリウス生「……。」

 

アリウス生達が、倒れている。

いや、眠っている。

 

“これはまさか…!?”

 

アツコ「…そう。それがエンジェルハイロゥの恐ろしい所。

生まれたばかりの赤ん坊が言葉を喋る?食事をする?」

 

その答えを聞き、サオリは致命的な結論を導き出す。

 

サオリ「つまりこのままだとアリウスは…!」

 

アツコ「…緩やかに、滅亡するかもね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

新生を受け入れてください。

全ての抵抗は無意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生達の前に、またもやエンジェルハイロゥ。

 

ヒヨリ「ま、またですか…!?」

 

サオリ「とにかく、アレを止めないとアリウスが滅びるんだな?」

 

サオリは、スバルを寝かせ、銃を構える。

 

アツコ「…無理だよ。アレに攻撃は通らない。」

 

“それは、何で?”

 

 

 

 

 

 

 

新生を受け入れてください。

新生を受け入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒヨリ「近づいてきます!」

 

サオリ「とにかく、行くぞ!!」

 

アツコ「無理だよ。

…アレは、ヘイローだから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

1:名無しの先生

 

エンジェルハイロゥの能力が判明したね

 

 

 

 

 

 

2:名無しの先生

 

厄ネタ過ぎん?だってこれキヴォトス脅かすものやろ?

 

 

 

 

 

 

3:名無しの先生

>>2

まあ黙示録の天使の対抗のみに使われるなら…?

 

 

 

 

 

 

4:名無しの先生

 

ちょっと攻撃が通らないんだけど?

 

 

 

 

 

 

5:名無しの先生

 

いくら攻撃しても0だね

 

 

 

 

 

 

6:名無しの先生

>>5

ヘイローってアツコが言ってたことが関係してそう

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

永劫の光輪(エンジェルハイロゥ)。

かつてユスティナ聖徒会が作った安全装置。

内部に乗り込んだ人員10名の神秘を合わせることにより、様々な神秘が発動できる。

その光を浴びた者は、幼児退行を起こす。

その名称の由来は、搭乗員の神秘を合成した結果本体が光り輝き、()()()()()()()()()()()()ためである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「くっ…!攻撃が効いていない!

いや、すり抜けている!」

 

“アツコが言ってた通りだね…。”

 

アツコ「あれは、ヘイローと同じ性質を持ってる。

普通の攻撃じゃ通らないよ。」

 

“一体どうしたら…!!”

 

 

 

 

 

 

 

新生を受け入れてください。

新生を受け入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

再び光が収束する。

 

 

 

アツコ「早く遮蔽物に隠れて!!」

 

 

サオリ「!」

 

 

サオリ達は遮蔽物に隠れる。

 

 

マイア「!先輩!!」

 

しかしマイアは、スバルの側を離れられない。

 

アツコ「!いけない!」

 

“!!”

 

先生は駆け出す。

 

サオリ「先生!?何を!」

 

そして、マイア達の前に立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新生を受け入れてください。

新生を受け入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が放たれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“………?”

 

先生はマイア達に放たれた光を自らの身体で防ごうとした。

しかし、先生の身体には、何も起こっていない。

 

“………!”

 

目を開ける。そこには…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イア「……貴様らの思う通りには行かないと知れ。

この、泥棒共が!!

 

見覚えのある機械が立っていた。








幼児退行を起こす条件が原作ではサイコウェーブでしたが、本作品では光を浴びることが条件となっています。
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