ロイヤルブラッドの失敗作【完結】   作:セルビア

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22話

イア「……貴様らの思う通りには行かないと知れ。

 

この、泥棒共が!!」

 

“イア!?”

 

先生を庇った姿。それは、イアだった。

 

 

 

永劫の光の無効化を確認。

自己解決。自己解決。

 

 

 

 

イア「……るな。」

 

 

 

 

 

外殻等による物理的な無効化と判断。

コード15『破壊の後の再興』に切り替え。

物理的手段により排除します。

 

 

 

 

 

イア「お前らが、()()()()()()()で喋るな!!」

 

イアは持っていた箱を投げ捨て突進する。

愚直なまでの直進攻撃。だがパワードスーツの分、高速でエンジェルハイロゥに接近できる。

 

イア「もらったぁ!!」

 

イアは飛び上がり、その斧で斬りかかる。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、その攻撃はすり抜けた。

 

イア「何!?」

 

 

 

 

エネルギー充填。

サテライトキャノンを発射します。

 

 

 

 

 

その光弾が、イアに向かって放たれる。

 

イア(!まずい…!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間。イアは爆発により吹き飛ばされた。

 

ミサキ「……これで良いんだよね、先生?」

 

ヒヨリ「で、でも少しやりすぎなような…?」

 

イア「!…何のつもりです!」

 

 

 

 

“…私達も加勢するよ。イア。”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

目の前で、イアが突進している。

しかし、先生には気になることがあった。

 

“『仲間の声』……?”

 

先生は思い出す。

イアの仲間。オーガスタ聖堂の被害者達。

 

その犠牲者たちの集合体。

 

 

ナラティブ『…あのベアトリーチェが、たとえ死んだからといって、遺体を墓に入れるほど、殊勝な人間に見えたか?』

ナラティブ『…そう。実験台達の死体は、今も利用されている。』

ナラティブ『…本能でわかる。装置が姿を現す時。それは…

黙示録の天使が完全顕現した時だ。』

 

 

遺体の利用。

あのエンジェルハイロゥは黙示録の天使が顕現してから現れた。

そして、そのエンジェルハイロゥからは、イア曰く、仲間の声が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして先生は、結論に辿り着く。

 

あの光輪には、()()()()()()()()()()()()()

それは先生にとって許しがたいことである。

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

先生達は、遮蔽物に隠れた。

 

 

“ナラティブの言葉を思い出した。”

“あれの中には…君の仲間がいるんだね?”

 

イア「……そうですか。仲間たちに、会ったのですね。

何か言っていましたか?」

 

“…君のことや、アリウスのことを心配していたよ。”

 

イア「…でしょうね。あの人たちはそう言う筈だ。」

 

 

 

 

 

不発 不発

再発射まで三分。

 

 

 

 

 

 

サオリ「…で、どうする先生?このままだとまた攻撃されるぞ?」

 

アツコ「あのヘイローをどうにかしないと、攻撃も当たらないしね。」

 

その時、イアが尋ねる。

 

イア「ヘイロー?今、ヘイローと言いましたか?」

 

アツコ「?う、うん。アレはヘイローと同じ状態になってるから、攻撃は通らない。」

 

イア「それはグッドタイミングです!私は、アレに特攻になる物を持っている!」

 

イアは投げ捨てた箱を持ってきて、目の前で開く。

 

ミサキ「!これはッ!!!」

 

ヒヨリ「ま、まさか…?」

 

 

 

サオリ「()()()()()()()()…!!」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

エンジェルハイロゥの前に、4人の生徒が立ちはだかる。

 

サオリ「お前の相手は私達だ。バケモノ。」

 

 

 

 

敵対者を確認。

外殻持ちは確認できません。

コード15継続。物理手段での解決を図ります。

 

 

 

 

 

───────────────────

1:名無しの先生

 

急に戦闘始まったんだけど

 

 

 

 

 

 

2:名無しの先生

 

言われてみればデカいヘイローにヘイロー破壊爆弾は特効か

 

 

 

 

 

 

3:名無しの先生

>>2

アリウスだからできることよな

 

 

 

 

 

 

4:名無しの先生

 

あの、攻撃がえらい強いんですけど…

 

 

 

 

 

 

5:名無しの先生

 

マジで強ない?負けイベじゃなけりゃやってないで

 

 

 

 

 

 

6:名無しの先生

>>5

一撃でHPが消し飛んだんだけど

 

 

──────────────────

 

サオリ「くっ……強い!」

 

エンジェルハイロゥから放たれる光弾。

それは地面を抉り取り、壁を穿ち、生徒にも大ダメージを与える威力があった。

 

 

ヒヨリ「あんなのまともに食らったら……!!」

 

 

アツコ「……でも、私達の勝ちだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジェルハイロゥの後ろ。先生側から見て反対側。

 

イア「喰らえ!この機械仕掛け!!!」

 

イアは起爆装置を起動し、ヘイロー破壊爆弾を投擲した。

 

 

サオリ「伏せろ!!」

 

ミサキ「!!」

 

ヒヨリ「!」

 

アツコ「!!」

 

“………!”

 

先生達は爆発に巻き込まれないため、地に伏せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、爆発は起こらなかった。

爆弾はすり抜け落下する。

 

イア「何っ!?」

 

サオリ「何故だ!?何故爆発しなかった!?」

 

ミサキ「まさか…()()()?」

 

不発弾。その破壊爆弾は不発弾だった。

それは最悪の知らせである。

 

 

 

 

 

 

 

再発射準備まであと一分。

あなた達に防ぐ手段はありません。

 

サオリ「くっ…!」

 

“どうにかしないと…!!”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイア「皆さん!爆弾を上に投げてください!!」

 

ポルタパシス上から声。そこには、マイアがいた。

 

サオリ「マイア!?スバルはどうした!?」

 

マイア「いいから早く!!

後は私、いえ()()()が何とかします!!」

 

 

サオリ「……任せた!!」

 

サオリは破壊爆弾を拾い上げ、上に投げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「とにかく…撃てばいいのですね?」

 

マイア「はい!撃ちまくりましょう!!」

 

???「あなたが帰ってすぐだというのに

何故こんなことになっているかは分かりませんが…。」

 

マイア「!来ました!()()!!」

 

 

 

 

スバル「分かりました。マイア、あなたを信じましょう。」

 

スバル達は銃弾を放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

大量の銃弾が放たれた。

 

 

そして、その内の一つがヘイロー破壊爆弾に命中し…

 

 

 

 

 

 

今度こそ爆発した。

 

 

 

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