呪霊王におれはなる!!   作:トックー0322

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こんだけ書いてまだ新宿に来て1日しか経っていないという事実。


第十九話:夜の新宿、再び

 

 

 日が落ちた新宿は、昼の顔を律儀に畳んで、別の皮膚をまとい直す。

 

 空はまだ完全に黒くなりきらない。けれど、ビルの窓に灯る四角い光と、看板のネオンが先に夜を宣言して、街全体が“昼ではない”側へ引きずられていく。

 

 俺たちは拠点にしている高層ビルの屋上にいた。

 

 風が高いところ特有の乾いた匂いを運び、どこかの飲食店の油の甘さと、排気の苦さと、遠くの雨上がりみたいな湿り気を、ぐちゃぐちゃに混ぜてくる。

 

 来る途中、空中移動をしたせいで老人呪霊は散々「怖い」とか「お前飛べたのか」とか、喉が千切れそうな勢いで喚いていた。いい気味だな。

 

 それと、俺は老人呪霊のことをこれからは糞爺と呼ぶことにした。糞が好きな爺だから糞爺。安直だ。

 

 本人はものすごく微妙な顔をしていた。傷ついたというより、言い返す言葉が見つからずに悔しがってる顔だ。

 そんな顔を見て、ちょっとだけ気分が良くなる。前世の俺の性格は多分、そんなに良くなかったのだろう。

 

 その糞爺は、屋上に張り巡らされたダクトの上に乗って、土と水を混ぜて捏ねている。

 ファミレスからの帰りに、ホームセンターで買わされた園芸用の土と天然水だ。

 

 糞爺は「これなら最高傑作を作れる!」と息巻いていた。意味が分からない。呪霊が園芸用の土と天然水でテンションを上げる世界線に、俺は今日踏み込んだらしい。

 

 土の塊が、糞爺の掌の中で回り、撫でられ、引き伸ばされ、また丸まる。

 

 粘土細工のようでもあり、臓物をいじっているようでもある。呪力が薄くまとわりつくのが見えた。糞爺の呪力は、派手に強いわけじゃないのに、変に手つきが丁寧で、嫌に“作る”ことに慣れている。

 

 それを尻目に、俺は屋上の隅に立っていた。

 

 フェンスの向こうには、夜になりかけた新宿が灯りの群れで揺れている。上から見る車の列は細い光の蛇で、止まって、進んで、また止まる。人間は、ああいう流れの中で今日も生きて、死んでいく。

 

 俺は鳥を相手に、手に入れた術式を試していた。

 

 鳥たちは俺を怖がるが、ここは高層ビルの屋上だ。逃げ場が限られている。しかも、俺は“餌”を持っている。買ってきていた食パンだ。人間が作った白い塊は、鳥にとっては魅力的らしい。近づいてくる。近づかせる。

 

 この距離、この高さ、この風。

 

 俺の視界の端で、糞爺が土を捏ねる音がする。湿った布を握り潰すような音。

 

 俺は息を吐いて、鳥へ向けて、ゆっくりと頭を下げた。

 

 深く、角度をつけて。

 

 スーツミイラ呪霊の術式だ。

 

 鳥は一瞬、羽をばたつかせた。次の瞬間、動きが鈍り、嘴が不自然に開いた。鳴き声にならない音が漏れる。苦しんでいるのが分かる。けれど、鳥の中に“負の記憶”がどれだけあるのかは曖昧だ。人間のような自己嫌悪や自己否定があるとは思えない。

 

 それでも、反応は出る。

 

 角度が深いほど、反応が濃くなる気がした。

 

 俺は頭を上げて、今度は浅く下げる。さっきほどの苦しみ方ではない。確かに、効き方が変わっている。

 

 ひとつ目の発見。

 

 ──頭を下げる角度で、効果が調節できる。

 

 次に、スマホ型呪霊の術式を使う。

 

 声を出す。呪力を喉へ通し、空気を震わせる。

 

 「……止まれ」

 

 小さく言う。鳥の動きが、ほんの一拍だけ固まる。すぐに戻る。

 

 今度は声を大きくする。呪力を多めに込める。

 

 「止まれ!」

 

 鳥は明確に硬直した。羽が途中で止まり、首が変な角度で固定される。羽ばたく寸前の形で、空気に縫い付けられたみたいに固まった。

 

 時間は、さっきより長い。

 

 ふたつ目の発見。

 

 ──声の大きさと、呪力を込める量で、硬直時間を調節できる。

 

 そして、三つ目。

 

 ──どちらも、人間形態でも使える。

 

 効果は多少落ちる。呪霊の身体の方が呪力の通りが良いのは当然だ。けれど、人間の皮を被った状態でも、術式は“俺のもの”として動いた。

 

 つまり。

 

 これらは“取り込んだ相手の術式”であると同時に、今の俺の中に根を張っている。

 

 鳥の硬直を解いて、俺は食パンの屑を撒いた。

 

 鳥たちは警戒しながらも、屑へ群がる。嘴が忙しく動き、パンが削れていく。俺はそれを眺める。鳥の喉が上下する。生きている。

 

 俺は“試し”で苦しめた。だから、餌くらいはやる。

 

 それで帳尻が合うわけじゃない。分かっている。ただ、俺がそうしたかっただけだ。

 

 背後で、土の匂いが近づいてきた。

 

 糞爺が、頭の上に壺を掲げて立っている。

 

 土色。妙に綺麗な、温かみのある色だ。表面がしっとりして、まだ乾いていないのが分かる。形は整っていて、縁がわずかに薄い。素人が適当に作ったとは思えない。

 

 糞爺は自慢げに、壺をこちらへ突き出した。

 

 「どうだ。見ろよこれ。綺麗だろ」

 

 「……いいんじゃないか」

 

 俺は適当に褒めた。

 

 本当に適当だった。俺は壺の価値が分からない。ただ、“綺麗だな”とは思った。それだけだ。

 

 糞爺は、分かりやすく照れた。

 

 照れるというか、口の端が持ち上がって、目が少しだけ細くなる。誇らしげで、嬉しそうで、変に人間くさい。

 

 俺がテキトーに言ったことに気づいていない。気づけ。

 

 「……お前さん」

 

 糞爺は壺を抱えるように持ち直して、俺の方を見た。

 

 「お前さん、さっきから何してた」

 

 「試してた」

 

 「見てたよ。頭下げたり、声出したり。鳥が固まってた。……あれ、食ったやつの術式だろ」

 

 「そうだ」

 

 糞爺は、壺を膝に置くみたいに抱えたまま、俺をまじまじと見てくる。

 

 「お前さん、とんでもない術式を持ってんな」

 「俺も結構長く呪霊やってるが、そんなの見たことねぇ」

 

 褒める時の糞爺は素直だ。さっきまでの鬱陶しさが薄れる。

 

 俺は鳥たちの群れを見ながら、腹の底が静かに重くなるのを感じた。

 

 薄々は、気づいていた。

 

 俺は喰った相手の何かを、取り込む。呪力だけじゃない。特徴、呪力特性、術式の形、そういうものまで――俺の中へ入ってくる。

 

 それが、あまりにも都合が良すぎる。

 

 “破格”だ。

 

 呪霊が呪霊を喰うのは、珍しくない。人間を喰って強くなるのも、ある。けれど、能力ごと吸い上げるなんて、普通じゃない。

 

 おそらく、これが俺の術式なのだろう。

 

 “食った相手の能力を使える”。

 

 言葉にすると軽いのに、実態は重い。世界のルールをねじ曲げる気配がする。

 

 なぜ俺がそんなものを持っているのか。

 

 分からない。

 

 ただ、俺は転生した。それも"別の世界"から

 

 それが原因なのだろうと、推測するしかない。

 

 前世の記憶は曖昧だ。断片みたいに引っかかっては、すぐ溶ける。俺が別の世界から来たなんて言っても、糞爺が信じる理由がない。言うだけ無駄だ。

 

 糞爺は、俺の沈黙を“格好つけてる”とでも思ったのか、勝手に満足そうに頷いた。

 

 「ま、羨ましいぜ。そんなの持ってたら、強くなるのも早いだろうよ」

 

 「……言われなくても、俺は強くなる」

 

 俺は、口に出した。

 噓じゃない。俺は呪霊王になる。そう決めている。

 

 糞爺は、今度は屋上の端へ歩いていった。

 

 壺を大事そうに抱えながら、フェンス際に立ち、眼下の新宿を眺める。

 

 灯りが増え、ビルの谷間が光で満たされる。人間の声はここまで届かないのに、街のざわめきだけが低い振動として上がってくる。

 

 糞爺は、しみじみした声を出した。

 

 「人の世も、だいぶ発展したなぁ」

 

 ジジ臭い。いや、実際に爺なのだが。

 

 俺は糞爺の首を掴んだ。

 

 「うおっ、何だよ!」

 

 糞爺が振り返り、抗議の声を上げる。

 

 俺はそのまま、人間形態の皮を剥がすように呪霊形態へ移った。骨格が変わり、羽が背から開く。視界の色が少し変わる。空気の温度が、皮膚じゃなく呪力で分かる感じになる。

 

 糞爺の目が丸くなった。

 

 「おい! 今行く必要あるか!?」

 

 「ある」

 

 「ねぇよ!」

 

 俺は答えず、羽を広げて、屋上から飛び降りた。

 

 風が身体を殴る。

 

 落下の加速が内臓を置き去りにする感覚。夜の新宿が一気に近づく。

 

 糞爺が喚く。

 

 「うわぁぁぁぁぁぁ! やめろ! やめろって! 俺、こういうの慣れてねぇんだよ!」

 

 「なれろ」

 

 俺は冷たく言い捨てて、羽で空気を掴み、落下を滑空へ変える。

 

 ビルの影が伸び、灯りの筋が流れる。

 

 夜の街へ、俺たちは降りていった。

 

 

 

 

 

 

   §

 

 

 

 

 

 

 新宿の夜は、上から見ると綺麗だ。

 だが下へ降りると、汚い。

 

 匂いがまず濃い。酒、汗、香水、煙草、揚げ物、排気。人間の体温と欲が煮詰まって、空気の層になっている。歩くだけで肌にまとわりつく。

 

 音が多い。笑い声、呼び込みの声、車のクラクション、遠くのサイレン。曲がり角ごとに別の音がぶつかり合って、どれもが“自分が主役だ”みたいな顔をしている。

 

 灯りは、昼の太陽と違って、どこか意地が悪い。

 

 照らしたいものだけを照らす。影を濃くする。人の顔を不自然に白くして、目の下の疲れや、口元の歪みを強調する。夜は人間を飾り立てるくせに、同時に剥がす。

 

 俺は呪霊形態で歩いていた。

 

 本当は、今朝のようにフードを被った人間形態で行くつもりだった。けれど、糞爺と一緒にいる時点で、呪術師に見つかったら終わりだ。なら、変に隠す意味は薄い。

 

 それに。

 

 夜の街に漂う負の感情は、呪霊の身体の方が吸い込みやすい。腹が微かに甘くなる。街全体が、薄い糖液みたいに俺を満たす。

 

 糞爺は俺の少し前を歩き、できるだけ人目につかない裏道を選んで進んでいく。

 

 表通りのネオンから外れた場所は、急に暗い。

 

 ビルの裏手に溜まった影。ゴミ袋の山。濡れた段ボール。路地の壁の落書き。吐瀉物の痕。誰かが捨てた靴。酔って寝ている人間。

 

 人間は文明を作って、その隙間に、こういうものを落とす。

 

 糞爺は鼻を鳴らした。

 

 「都心はな、呪霊が湧きやすい。人が多いから当然だ」

 「だがその分、呪術師も多い」

 「都心の呪霊は、強くなる前にだいたい刈られて終わりだ」

 

 自慢げだ。知識を語る時の糞爺は、鼻が高くなる。鬱陶しい。

 

 「弱い下級呪霊を数狩るなら都心はうってつけだ。けど、強いのを探すなら厳しい。術式持ちなんて、そういねぇ」

 

 「ひるに、2たい、いたけどな」

 

 俺が言うと、糞爺は肩をすくめた。

 

 「奇跡だよ。しかも嫌な方の奇跡だ。普通はありえねぇ」

 

 俺は黙った。

 

 運が悪いのか、運が良いのか。

 

 俺は術式を二つ手に入れた。だが、呪術師に近づく危険も増えた。強くなるほど、俺は目立つ。目立つほど、狩られる。

 

 “呪霊王”になる道は、最初から綱渡りだ。

 

 糞爺は、急に声のトーンを落とした。

 

 「……で、だ。今から案内する場所がある」

 

 「つよいのが、いるって、いってたな」

 

 「ああ。術式を持ってるかは分からねぇ。けど、かなりヤバいのが居着いてる。俺は正直、近づきたくない」

 

 そう言いながらも、糞爺は足を止めない。

 

 怖がってるのに、案内する。矛盾しているようで、糞爺らしい。怖いからこそ、俺を連れて行く。自分一人で背負いたくない。そういう浅ましさがある。

 

 俺は糞爺の小さい歩幅に合わせて歩いた。

 

 路地の角を曲がるたびに、空気が少しずつ変わる。人の声が遠のき、代わりに、妙な静けさが増える。光の色も変わる。ネオンの派手さが薄れて、街灯の白い光が多くなる。

 

 そして、開けた道に出た。

 

 メインストリートほどではないが、人はそれなりにいる。車も通る。道幅が広く、両脇の建物が低いせいで、空が少しだけ広く見えた。

 

 舗装されたアスファルトは、昼間の熱をまだ抱えている。足裏に微かな温度が残る。けれど、そこへ夜風が滑ってきて、温度を奪っていく。熱と冷えが交互に触れて、変な感覚だ。

 

 道の脇の電柱に、花束がいくつか置かれていた。

 

 新しい花もあれば、萎れて黒ずんだ花もある。ビニールが雨に濡れて皺だらけになっている。線香の匂いが微かに残っていた。

 

 糞爺が顎で花束を示した。

 

 「ここは最近、轢き逃げが多くてな。人が何人も死んでる。……こういう場所は、溜まる」

 

 溜まる。

 

 負の感情が。恐怖が。恨みが。痛みが。

 

 俺の背筋を、ぞくりと冷たいものが走った。

 

 糞爺が、俺の方を見ずに言う。

 

 「気をつけろ。ここは、もうヤツの縄張りだぜ」

 

 その瞬間──

 俺の身体が横に吹き飛ばされた。

 

 風圧じゃない。衝撃だ。視界が回り、地面が斜めに跳ね上がる。アスファルトが肩を削り、骨の奥が震えた。

 

 呪霊形態でこれだ。

 人間形態なら、肋が砕けていただろう。

 

 俺は地面を滑りながら、爪でアスファルトを掴んで止まる。火花が散った。目の奥が一瞬、白くなる。

 

 立ち上がる。

 

 そこにいた。

 

 首のない巨大な黒馬。

 

 断面から黒い血が滴っている。首があるべき場所は、切り取られた肉のように滑らかで、そこから液体がぽたぽた落ちる。血は地面に落ちても広がらず、黒い染みとして溶ける。

 

 その背に、黒い落ち武者。

 

 兜はない。髪はぼさぼさで、顔は影に沈んでいる。全身のあちこちに矢が刺さっていた。鎧も破れ、布が裂け、そこから黒い何かが漏れている。

 

 そして、巨大な槍。

 

 槍先は夜の光を吸って、鈍く光る。刃の形が歪で、まるで事故で曲がった鉄みたいだった。

 

 落ち武者は、ぶつぶつとうわ言のように何かを言っている。

 

 聞き取れない。言葉になっていない。恨みだけが音になって漏れている感じだ。

 

 糞爺が焦った声を上げた。

 

 「おい! 大丈夫か! 生きてるか!」

 

 「もんだいない」

 

 俺は短く返して、視線を落ち武者から外さない。

 

 呪力量が多い。

 空気が重い。

 こいつは間違いなく、一級クラスだ。

 

 そして――この場所。

 人がいる。車もある。周りに被害が出る。

 

 俺は一瞬で判断して、走り出した。

 人の少ない場所へ移動する。ここで戦うのは悪手だ。

 

 だが。

 

 落ち武者が、軽く手綱を引いた。

 それだけで、首のない馬が走り出す。

 

 凄まじい速度だった。

 音が遅れてくる。地面を蹴る衝撃が、空気の揺れとして追いついてくる。

 あっという間に、俺の横に並ぶ。

 

 速い。速すぎる。

 

 気づいた時には手遅れ――そんな感覚が、こいつの呪力に混ざっているのが分かった。

 

 焦りが腹を刺す。

 俺はとっさに羽を広げて、空を飛んだ。

 

 落ち武者がまた手綱を引く。

 

 馬が――空を駆け上がった。

 

 翼も何もないのに、空気を地面みたいに踏んで、こちらへ迫る。まるで見えない坂道が空に敷かれているようだった。

 

 (なんで馬が空を飛べるんだよ…!)

 

 チョウチンアンコウ呪霊はまだ分かる。魚が水中を泳ぐように、空中を泳ぐ姿はまだイメージしやすい。

 だが、翼も何もない馬が、空を地面みたいに駆けるのは意味が分からない。

 

 思考が追いつく前に、槍が来る。

 

 俺は腕でガードした。

 

 衝撃が骨に響き、空中で身体が折れたみたいに吹き飛ばされる。

 視界が裏返り、夜の光が線になる。

 

 地面が迫る。

 叩き落とされた。

 俺は受け身を取って転がり、地面を削って止まる。

 

 幸運だった。

 

 落とされた先は、だだっ広い空き地。

 工事中なのか、駐車場なのか、用途が曖昧な広いスペース。周りにフェンスがあり、足元は固い土と砕石が混ざっている。人の気配が薄い。

 

 ここなら、戦いに集中できる。

 俺は立ち上がり、息を整えた。

 

 落ち武者呪霊が、馬に乗ったまま降りてくる。

 蹄が地面を叩く音が、重く響く。

 

 俺は目を細めた。

 勝つための策を練る。

 

 相手は速い。攻撃はほぼ必中。

 

 正面からやり合えば、いつか刺される。

 なら、刺される前提で“外す”か、“止める”か、“壊す”。

 

 ……壊すべきは、どこだ。

 

 落ち武者の姿に目を奪われそうになるが、俺は呪力の流れを見る。

 

 (妙だな…)

 

 一見本体に思える武士の呪力が薄い。

 あれは本体ではない。ならば馬かと観察する。

 

 馬でもない。

 あれはただの足だ、おそらく思考もないだろう。

 

 俺は観察を続ける。そして気づく。

 鞍と手綱――そこに呪力が集まっている。

 

 つまり。

 

 "あれ"が本体だ。

 

 俺は、口の端をわずかに上げた。

 

 

 




 都心は人が多いんだから呪霊も多いやろ!みたいな浅い考えで舞台を新宿にしましたが、都心にヤバい呪霊が多かったら人なんかまともに暮らせないということに気付き、急遽"都心には呪霊が多いがだいたいが強くなる前に刈り取られるので、ヤバい呪霊は多くない"という設定にしました。

後半の落ち武者呪霊は"ゴマタンゴ"さんからのアイデアです。ありがとうございます。


オリジナル呪霊紹介
スマホ型呪霊

 上司や親など、目上の存在からの電話越しの叱責や罵倒への恐怖から産まれた呪霊。
 術式は「怒声を浴びせた相手を硬直させる」というもの(怒声の大きさや呪力量で調節可能)。彼我の呪力量の差で効果が決まる。狗巻家の呪言の完全下位互換だが、スマホ型呪霊は"自分は一切動くことが出来ない"という縛りで効果を上げていた(スマホ型呪霊自体の呪力量は少ない)。
 スーツミイラ呪霊とは共生関係にある(産まれてから縛りのせいで動けなかったところをスーツミイラ呪霊に拾われた)が、スーツミイラ呪霊はかなり気が弱く、元になった感情的にもスマホ型呪霊とは相性が悪いため、上下関係ではスマホ型呪霊の方が圧倒的に上だった。
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