東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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どうも、おはこんばんにちは。簡単な解説や、小ネタの紹介をさせていただく者です。初投稿ということで、是非ともお手柔らかによろしくお願いします。それでは本編どうぞ!


第一章 遥か古代にて
第一話 目覚めは辛い


 

美しき自然の広がる大地。古代と呼ばれた世界。

 

連なる山々、流れていく川、駆ける動物達、

穏やかに吹く風、暖かく照らす陽。

 

 

 

空高くまで突き抜ける山の頂上

 

 

 

 

「グぁあぁ…」

 

 

 

 

一匹の妖怪が目を覚ます。

 

 「ァあぁ…」

 

声がうまく出ない、喉が詰まっているというより、動かない。

 

ふと自分を覆うように展開された何かを見る。

 

「これは?」

 

手で触れる。結界といったところだろう。ものすごい強度になっている。それこそ山が噴火しても関係ないほどに。自分の周囲を人1人分の大きさで覆っている。

 

周囲を見渡し、

 

「誰もいないか…」

 

共に居た者の顔を思い出そうとして、頭に痛みが走る。

 

「ああぁぁガァアァ…」

 

凄まじい頭痛に思わず声を上げてしまう。

連なっている山々のなかでも特に高い山の頂上で、

激痛とともに思い出す。

 

「これは…」

 

自らの記憶

 

「…。」

 

断片的であり、抽象的、

 

「すまない」

 

自らを責めることしかできない、

 

「俺がもっとしっかりしていれば…」

 

強さの先に待つもの、

 

「お前たちは死ななかったはずなのに。」

 

それはひどく単純で、悍ましいもの

 

 

 

「すまない…」

 

永い年月が流れ、その間にも増え続けた妖力を使い、

凄まじい硬さの結界すら簡単に破壊する。

 

 

 

 

「俺は、もうお前たちのような者を出さない。」

 

「誓おう。この場で。」

 

拳を握りしめ、胸に当てる。

 

「この手で必ず、」

 

するべきことをはっきりとイメージする。

 

「今はこれしかない。」

 

どこからか白い剣を取り出す。

地面へ突き立て、つぶやく。

 

「今度来たら花でも植えよう。」

 

背を向け、山の麓の方を見る。

 

もっと、力を蓄える。

いつか必要になると予感していたから。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

自分の名前すらあやふやだったが、

少しづつ思い出すことができていた。

 

山の麓の方に水場を見つけたので、そちらで自分の姿も見ておく。思い出したと言っても断片的で、一応見ておきたかったのだ。

 

 

  

名前は 『纏幻閻羅《てんげんえんら》』

 

能力は …『変化』を操ることだったはず。

 

見た目は…

・銀髪になっており、毛先が七色に変色している。

・尻尾が生えており、こちらも髪と同じようになっている。

・空色の目で美しい顔立ち。

 

あと覚えているのは…

 

置いて来た白い剣は仲間たちが俺にくれた品だった。

 

戦うときは、武器を使っていた。

何を使っていたのかは、まだ思い出せていない。

 

今はこれくらいか。

 

 

そういえばさっき奥の方で何か変なのが見えたな。

「まぁ、いいか。」

 

ちらりと見てみるが、あまり良い予感もしなかったため、すぐに目線を山頂へと戻し、

 

「戻ろう。」

 

雲よりも高い山の頂上に戻った頃には、もう日は沈んできた頃だった。覚えていることだけでだが、簡単に結界を作り、手っ取り早く眠りにつく。己を鍛えなおす。そのために今はまだ、動くときではない。

 

 




やっぱり難しいですね。展開の作り方というか、なんというか。基本的には暇時間で書いているので、不定期投稿になりますが、頑張ります!よろしくお願いします!

次回、己の力と、今の妖怪
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