東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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遂に最終段階、都市編も終わりに近づき、第一章最後の戦いが待っています。
それでは本編、どうぞ!


第十一話 月移住計画…① 人妖大戦の始まり

 

あれから数日が経ち、計画が完成。

020部隊の役回りとして、支援、牽制、凍夜と依姫は、

前線で戦うというように、広範囲での活動をする。

軍全体に計画が発表され、計画前日まで来たところで、

妖怪が攻めてきている。という情報が入った。

そして今、最前線。ルーミアが影の中から話す。

 

「どう?今回の襲撃は。数百万くらい来てるけど勝てると思う?」

 

「あの程度の数。俺が本気を出せば、2分で殺し切れる。」

 

 

「………へ?」

 

影のなかにいるルーミアから驚く声が漏れる。本気はまだ見たことはないが、決して弱くはない妖怪達が数百万と集まり、それをたったの2分で片付けられるというのだ。

 

「そろそろ始まるな。」

 

 

ーーー

 

「皆の者!聞け!!!」

 

総隊長の声だ。

 

「今回の戦い、ロケットが月へ行くため、時間稼ぎをするのが我々の使命だ!!だが、絶対に誰一人として欠けるな!

ここで死んでも語り継いでもらえるなどと思うなよ!

誰一人として欠けることなく、“皆で月に上がる”ぞ!!」

 

「「「「「「「おぉー!!」」」」」」」

 

ーーー

 

 

「流石だな。士気の上げ方がうまい。」

 

 

「なにせ父上ですから。」

 

「そうだな…少し頑張るか。」

 

 

「頑張るって…なにさ。隊長さん。」「何をしようというのです?」「…嫌な予感。」

 

 

 

 

「遊ぶのさ!

          蒼還 極 ( そうかん きわみ) 」

 

 

 

何も考えずにやってくる妖怪、妖獣を超巨大な霊力の塊が何万と轢き殺していく。そして突き進んだ先で爆発が巻き起こる。10万ほど死に絶えてしまう。不憫。

 

 

「あなたも相当でしたね。隊長。」

 

 

 

「蒼玄隊長に続くぞ!!!」「「「おぉー」」」

 

 

 

ここに…人妖大戦が始まる。

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ぐぁあ…」 「へぶぅ…」 「ぎぁ…」 「ゴハァ…」

 

凍夜と依姫が連携しながら、妖怪を切り刻んでいく。

ルーミアも影からバレないよう依姫をサポートとしている。

 

 

「依姫、ここを守れ。俺はもっと奥に潜る。」

 

「了解。戻ってきてくださいよ。」

 

「誰に言っている?

 

         羅式 瞬羅」

 

 

敵を細切れにしながら突き進む。

 

 

 

「…そろそろいいぞ。ルーミア。」

 

「やっとね。」

 

「ああ…楽しもう!」

 

凍夜の姿が変わっていき、妖力を放つ。そして…、

楽しそうに敵を細切れにしていく閻羅と、

楽しそうに敵を串刺したり真っ二つにするルーミア。

 

 

「だいぶ削ったな〜。」

 

「そうねぇ。」

 

「お。楽しめそうなのが来たぞ!」

 

 

そう言ってすぐ、角の生えた何かが突っ込んでくる。

 

「オルァラアァァ!!!」

 

「駄目だ。」

 

「なにぃ、ゴハァ!!」

 

「可哀想に…閻羅のラリアットをまともにくらうなんて。」

 

 

妖力を抑えた状態とはいえ、ラリアットが直撃した。

かなりの勢いで突撃してきていたのもあり、地面に埋まってしまった。ルーミアが後ろで憐れみを向けている。

 

 

 

「酷いぞルーミア。まるで人をバケモノみたいに。」

 

「実際妖怪だし…バケモノでしょ。」

 

「反論できんな。おい、大丈夫か?手加減してやったんだから生きといてくれよ~。」

 

手加減という言葉にそれを聞いた全員が、困惑した様子を見せる。

 

「クゥ…。こんな化け物いるなんて聞いてないぞ。」

 

「降参でもするか?」

 

「すると思うか。」

 

「いいぞ。良い目だ。ルーミア!邪魔してくれるなよ。」

 

「はあ〜。はいはい。」

 

 

「来い…若造!!」

 

「行くさ…クソったれ!!」

 

 

互いの拳がぶつかり合う。片方は笑い、片方は怒る。

 

 

「楽しいナァ…お前名前は?」

 

「笑えないぜぇ…龕鬼(がんき)だ…オラァァ。」

 

 

豪快な右ストレートが大気を震わす。並の妖怪ならば木っ端微塵になって終わりだろう。だがそれすらも、当たらければ意味はない。

 

 

「当たってねえぞオラァ。」

 

「うぐ……ゴハァ。」

 

 

再びラリアットが決まる。龕鬼の体がふらつく。

 

 

「もうそろそろ…終わらせようか。」

 

「な、にを…する気、だ。」

 

 

「全部消し飛ばすんだよ。」

 

 

「なに!?」

 

「ルーミア。影に潜っといてくれ、おまえには、死んでほしくないからな。」

 

「はあ…ほんっと、仕方ないわね。」

 

 

「そんなこと、させ「邪魔だ!」グォォ…」

 

一撃で吹き飛ばされ、堪えきれず地に伏す。

 

 

 

「さあ…出番だ、相棒。  妖刀『灼赫』  」

 

灼赫を抜き、全ての妖力を解放する。強い力に反応し、これでもかと刀身を震わす。刀身は真っ赤に輝き、今か今かと解放を待つ。刀を上に掲げる。

 

 

 

 

「      『  妖淵零極刃(ジ・アビス・オブ・ゼロ)  』        」

 

 

 

 

刀を大きく振るう。溜め込まれた力は振るわれる。

無数にいたはずの妖怪たちを…

 

一瞬で消し飛ばした。圧倒的な妖力で。

 

零へと、全ての淵へと飲み込んでいく。

 

極められし。全てを切り裂いてしまえる。その刃。

 

 

静けさに包まれた。戦場は飲み込まれたのだ。

 

 

 

    ただ一振りに…





お読みいただきありがとうございました。
無双劇。まだ、終わりではありません。残る妖怪は50万程。
ちなみに、ジアビスオブゼロで200万以上死にました。

次回、人妖大戦…②
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