東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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どうもおはこんばんにちは。妖怪の溶け合った何かです。
最近は寒くなってきました。特に夜とかは極寒ですね。
上着は忘れぬよう。
それでは本編、どうぞ!


第十七話 鬼子母神

 

 

 

 

「カッカッカッカッ……久しいねぇ。」

 

「ククク……そうだなぁ、たしか、鬼子母神だったか。」

 

「そういえば、あんたらの名前は知らないねぇ。」

 

「確かにな…俺は閻羅。“変幻自在を使う者”というところだ。そして、こっちが…」

 

「ルーミアよ。あなたみたいに自己紹介の何か要る?」

 

「要らないんじゃないか?俺は楽しんでるだけだし…」

 

「そう?でもまあ、ちょっと考えとくわ。どうせ暇な時間ができるでしょうし。」

 

「カッカッカッ…わかってるね…閻羅、あの時以来だねぇ、殺り合おうじゃないか。」

 

 

「ハッ…いいだろう。楽しもうじゃねえか!」

 

 

互いに拳を振るう。

一撃一撃が、どんな巨岩も壊す破壊力を持つ。

 

 

「オラオラオラオラァ!」 「クハハハハハハァ!」

 

 

来た拳を掴み、捻ることで、意識を逸らす。

 

「こっちだぁ!」

 

隙を突き、脇腹に回し蹴りを放ち吹き飛ばしてしまう。

 

 

 

「趣向を変えようか。」

 

右手を斜め上に掲げる。

空間が歪み始め、風が吹き荒れる。

いつの間にかその手には、禍々しい鎌が握られていた。

 

 

「 エマティロス・リーパー(血濡れの死鎌) 」

 

 

「ククク…死んでくれるなよ?」

 

両手で柄を持ち、体の後ろ側に回し、大きく構える。

懐へ飛び込み、一閃。さらに円を描くように回転斬り。

 

 

「危ないねぇ!?」

 

 

避けられたことを気にも留めず、

鎌を頭の上でクルクルクル、と回す。妖力をその中心へ集め、鬼子母神の方へ向ける。妖力は球体状になり、力が凝縮されていく。

 

鬼子母神も、両の掌を体の前で向かい合わせ、中心に妖力を凝縮していく。

 

 

 

 

 

『アフェイロ・ト・ゾダノス』  『鬼神無双砲( きしんむそうほう)

 

 

 

 

 

 

 

「ドロー、てところか。遠距離攻撃はな〜。」

 

「あたしの負けさ。やっぱりこれは苦手だねぇ。」

 

 

「じゃあ次はこいつにしようか。」

 

 

そう言い、両手を横に伸ばす。またもや空間が歪む。

 

次に現れたのは二振りの木刀であった。

 

 

「さて…いくぞ?」

 

 

二刀流、今までは単純な力押しでしかなかったそれを、スピードと技術をより優先した形。

 

繰り出す技、それは極められし………連撃。

 

 

 

「それありかい!?」

 

 

 

   「 八咫返し(やたがえし) 」

 

 

 

2つの刀の持ち手や刀身、弾き合わせることにより、勢いを殺さずに、もう一撃、もう一撃、というように斬撃を放つ、この技は使うものの熟練度合いに依存し、より複雑な技へと至る。

 

 

 

「一杯、くわされたよ。」

 

 

数十に及ぶ斬撃を避けきることは叶わず、体のあちこちに打撲痕を残す鬼子母神。

 

 

「それじゃあ次は、こっちの技を見てもらうよ!」

 

 

大きく一歩目を踏み込み、ゆっくりと体を回す。

 

大きく二歩目を踏み込み、拳に力を込め、後ろに回す。

 

大きく三歩目を踏み込む。

 

 

 

  「 三歩崩界(さんぽほうかい) 」

 

 

体ごとぶん回し、拳にすべての力を込める。

放たれた拳は、容易に山をも砕き、地を震わす。

 

 

「……ククク……クフフフ………クハハハハハハ!!」

 

 

 

 

圧倒的力の塊、それを閻羅は…

 

 

 

 

 

 

 

止めたのだ。

 

 

 

真正面から。

 

 

 

 

「カハハ…面白いな!まさか完成させてくれるとは!」

 

「完成だぁ?」

 

「ああ…俺の三歩必殺は未完成でね。力の全てを乗せることはできても、勢いをつけれていなかったのさ。」

 

 

「それすらもあんたは耐えちまってるけどねぇ。」

 

 

「当然だろ…森羅万象全てが俺のモノなんだからよ。まだ完全にコレを操れていないがな。あと少しで、全てを手繰り寄せる事もできるようになる。」

 

 

「何目指してんのさ。」

 

 

「お疲れ様、二人共。」

 

 

「すまんな、ルーミア。時間取っちまった。」

 

「いいわよ。楽しかったみたいだしね。」

 

 

「ああ…楽しんだことだし、今度はまた、客人として来るかな。土産も持ってくるとしよう。」

 

「そのときは宴でもしようかね。」

 

妖怪の山。妖怪たちが集まり、暮らす。今までに類を見ない新たな形。可能にするのは“鬼”。ただの鬼なんかとは違う“鬼神”。

 

また出会えるという確信を持ち、

 

旅はまた…続く。





お読みいただきありがとうございました。
見切り発車だからなのでしょう。物語としては、あまりにもひどいものになってしまった。後付け設定の塊ですね。
数万年で未だに馴染まない能力ってなんだよ。

次回、フラワーマスター
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