スサノオと軽く遊んだ次の日のこと
洩矢神社の境内に来ていた。
「っていうことで、代表戦頑張れよ。」
「“ていうことで”じゃないよ!大丈夫なの!?」
焦りや困惑をした様子で諏訪子が叫ぶ。
「大丈夫だろ。俺最強だし、ルーミアもいる。
諏訪子には翡翠とこの国の住人たちがいる。」
大和の方へ遊びに行く前に、ある程度諏訪の国の住人たちを観察させていただいた。
予想外なことに、諏訪の国に住む多くが、諏訪子のことを好いており、笑顔があふれるといった様子だった。
鉄を使った技術は、この時代にしては、目を見張るものであり、職人も多く、武器くらいなら容易に作ってくれるだろう。
「それに、少しくらいなら俺が鍛えてやってもいい。」
「マジで!?」
予想外の言葉に衝撃を受ける諏訪子、絶望した表情がどんどんと希望を持った表情に変わっていき、いつもどうりの調子に戻る。そんな事を話していると、後ろから声をかけられる。
「鍛えるのは私の方で受け持つわ。」
空からふわりと着地しながらルーミアが言う。正直予想外だ、いつものように適当に歩いて人間でも食ってるのかと思っていた。そういえば、最近は人を調理して食っているらしい。
「意外だな、こういうには興味ないものと思っていた。」
「興味ってよりかは、“閻羅が諏訪子に教える”っていうのが気に食わないのよねぇ。」
そう言い、ルーミアが軽く諏訪子を睨む。その目も気にせず、いや、気づかずに諏訪子がルーミアへ言う。
「クスクス…もしかして、やきもちってやつ?」
諏訪子が急にニヤニヤとしてルーミアを冷やかす。諏訪子の言葉で顔を赤くしたルーミアが諏訪子を弾き飛ばしてしまう。凄い勢いでとんでいった。
「…わ、悪い?//」
「俺はうれしいぞ、ルーミアがやきもちなんてな。」
「見せつけてんじゃないよ!私を鍛えてくれる話は!?」
数kmは吹き飛ばされたと思っていたが、腐っても神だ。戻ってきたと思えば元気が有り余っている。ルーミアが鍛えるとなると、相当きついだろうから、基本の身体能力があるのは良いことだ。
「それについてはルーミアに任せるとしよう。俺は近くに住んでいる友人にでも会ってくるとする。」
「友人とか居たんだ…」
諏訪子の特訓をルーミアが引き受けてくれるならば居座る必要もない。そういえば、もう100年も経ったのか。ちょっとは強くなってるかな。
「…誰。」
「ルーミアもよく知る奴さ、ヒントは酒だ。」
これだけでも分かるだろう、そういえば土産を持っていくように言っていたことを思い出した。ここ70年間、丁寧に管理してきた酒でも分けてやるとしよう。
お読みいただきありがとうございました。
投稿が遅くなりすいません。自分でも驚きです。いったいどこが悪かったのか、ゲームしたり、眠っていただけなのに…
因みに、閻羅がわざわざ能力を使うこともせずに、酒を管理して熟成させるのは、あくまで閻羅は効率重視ではなく、楽しさや面白さを重視するということが起因しています。
それでは次回もお楽しみに