東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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どうもおはこんばんにちは。ここから都市編って感じです。
前置きは短めに、さっそく本編、どうぞ!


第三話 邂逅

 

また少しだけ記憶が戻った。使っていた武器についてだ。失われている武器でも関係なしに、能力で、無理やり失っていなかったというふうに変えてしまう。取り出したのは、

 

刀身は紅く、鍔は白い大切羽で、柄は白く目貫から赤が見える。妖刀の一つ『灼赫(しゃくかく)

 

「久しぶりだな。」

 

そう呟き、一瞬妖力を解放し、奥の山に向けて、振るう。瞬間、山は真っ二つに分かれ、凄まじい衝撃が、辺りを襲う。

 

灼赫は、持ち主の力に反応して、威力を高める。自らの力を練ることで威力を数倍にできる。また、力の性質で、その姿を変える。

霊力に反応すれば、碧い刀身を見せ、美しく輝く。

妖力に反応すれば、紅い刀身を見せ、死を思わせる。

 

閻羅の今の妖力に反応した灼赫は、凄まじい力を発揮した。

 

(やはりこいつは手に馴染む。)

 

もとよりこの刀は、閻羅のために作成された代物であり、計算された設計は、もはや閻羅以外は振ることすら難しいとされる。

 

他にもいくつかある専用武器だが、いまだ灼赫以外は思い出せていない。

 

 

 

 

(何だ?)

 

ーーーーーーーーーーーーー

side???

 

 

(この山を登ることになるとは。)

 

山の中腹あたりで溜息をつく。

 

(凄まじい力、原因はおそらくあの謎の球体。)

 

 

「調査の結果、結界であることはわかりましたが。」

 

(それ以上のことは、分からずじまい。)

 

 

「なかに何か入ってでもいたんですかね、」

 

ようやっと山頂といったところで、違和感。

 

(何か、居る?)

 

山を登りきって、目にする。異様な雰囲気を纏う妖を。

 

ーーーーーーーーーーーー

side閻羅

 

 

 

「誰だ。」

 

(神力をまとっている、神か。)

 

 

閻羅が問い、神はそれに対し、答える。

 

「失礼しました。私は月夜見命(ツクヨミノミコト)と申します。」

 

「なんの用だ。」

 

「大したことではありません。ただ…」

 

「ただ、なんだ?」

 

「あなたにご提案がございます。」

 

「ほう?」

 

閻羅にとって、この神はいつでも殺すことのできる存在、その程度。月夜見もそれを理解していた。

 

「この山の近くで、ある都市があります。実は私は、そこから来たもので排除するよう依頼されているのですが…それはできそうにありません。」

 

「なら、どうする?」

少し圧をかけながら問う。

 

「是非、お力添えをお願いしたいのです。」

 

「メリットは?」

 

「あなたの願うことをできる限り叶えさせていただきます。」

 

「…ククク…いいだろう。願いとして、強者との戦い、衣食住の提供を要求する。」

 

「ありがとうございます!」

 

「よし!そうと決まれば案内しろ。」

 

「畏まりました。」




お読みいただきありがとうございました。
月夜見のキャラをどういったものにするか?
迷った末ここに行き着きました。書くのは、難しいけど楽しい!
細かめに話数を区切っているので書きやすくて楽しい。
ここから先、予想外の展開をお見せしましょう。

次回、都市
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