東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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どうもおはこんばんにちは。ギャラクティックノヴァになりたかった妖怪です。①と②で分けて出していきます。長くなるんで。
それでは本編、どうぞ!


第六話 綿月一家①

 

\ピピッ/

 

あれから3日、遂に来た。相手はまだ伏せられているが…

楽しみで仕方なくなる。気分が高まる。

 

「招待状によれば…此処らしいが。」

  (さて、どんな闘いができるかな。)

 

聳え立つビルの中へ、足を踏み出す。

 

〜〜〜〜〜

 

「来ましたか。」

 

「ククク…ああ来たよ。」

 

案内された部屋には、月夜見が座っており、その前に立っている。

 

「今回お呼びした理由は、メールで伝えていたことともう一つあります。」

 

「ほう…横にいる人か?」

 

この部屋には、もう1人居り、月夜見の横に立っている。

 

「はい…こちらは私が信頼を置く人物の一人、八意永琳(やごころえいりん)

医学や薬学に精通しているこの都市の有力者の一人です。」

 

八意永琳と紹介された人物は“よろしく”とだけ言い、微笑んでいる。

 

「友人の紹介か…どこまで教えた?」

 

「貴方が私の排除する予定だった妖怪であることだけです。」

 

「そうか…で、要件は何だ?」

 

「私の研究に助力してほしいということよ。」

 

「何の研究だ?」

 

「いろいろ、例えば、武器とか兵器。薬だったり…」

 

永琳曰く、最近人員が減ってきており、開発が滞っていたり、試運転を引き受けてくれる人もあまりいないらしい。

 

「いいだろう。面白そうだ。」

 

「ありがとね。私はそれだけだから…またね、楽しんで。」

 

そう言って、部屋を出ていく。そして月夜見が口を開ける。

 

「それでは本題に移りましょうか。付いてきてください。」

 

「分かった。」

 

そうして月夜見はビルから出て、とある屋敷の前まで来ていた。近未来の風景になぜか溶け込んでいる和風建築。

 

「ここに、あなたの相手がいます。入りましょう。」

 

そうして家に入り、客間へと案内される。

 

そこに居たのは、

 

「貴方でしたか。」

 

「3日ぶりだな、凍夜君。」

 

綿月大和総隊長、その人だった。

 

「今日はよろしくお願いします。」

 

「ああ…こちらこそよろしく頼むよ!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

あのあと、中庭(広大)に移動してきている。また、前回は風圧などによる被害が大きくなってしまったため、結界を設け、闘う。

 

 

「さて、始めようか!」

 

「ええ!」

 

互いに踏み出し、拳をぶつける。“ドォン!!”と衝撃が響き渡る。互いに打った拳を引き、凍夜は逆の左手を体ごと踏み出し下から上へ振り上げ、それを総隊長は体を右斜め前に翻し避け、その勢いのまま左腕を振るう。

 

 

「危ないなぁ!」

 

「今のをも避けるか!相変わらず凄まじい!」

 

 

総隊長の左腕を体を思いっきり反らせることで避け、そのまま距離がうまれる。

 

 

「あの時の続きといこうか!凍夜君!」

 

「楽しませていただきましょうか!」

 

 

互いの霊力が高まる。空気が震えるほどの圧。

 

 

「ゆくゾォ!!」

 

 

総隊長が先に動く。高速にも及ぶスピードで地面を踏み抜き拳が振るわれる。が、その拳を凍夜は…

 

 

 

 

「    流転還力(るてんかんりき)     」

 

 

 

 

「ぐぅ゙ぅぅッ」ドオオ ン

 

 

正面から還した…

 

 

『流転還力』…これは凍夜が独自に開発した技だ。相手の技を止めるか避けるかしか出来ないのでは、効率が悪いと考えた凍夜は、相手の攻撃をそのまま相手へ還すことを考えた。

 この技は、右手を肘を曲げて前に出し、左手を体の横にしっかりと置き、左足はつま先を正面に絞り前に出す。右足は後ろに引き肩幅程度に開く、つま先は45度~50度まで広げて、重心を広く持つ、上半身は右半身を前に、下半身は左半身を前にする、この構えから成る。

 右腕に妖力(霊力)を集め、相手の攻撃を妖力を纏いそのまま受ける。肘を曲げ、右足を大きく後ろへ回し、威力を止めることなく回し、身体へ伝えていく。それと同時に右腕に纏っていた妖力をかけられた威力に乗せるように使う。相手の攻撃は右に引き付け、右腕の動きに合わせ、上半身を翻していき、控えさせていた左手へ威力・妖力を乗せ、一気に解放する。相手の攻撃を強化して還す一手(最強の初見殺し)なのだ!

 

総隊長は結界に打ち付けられ、膝をつく。

 

 

「どうですか?この流転還力は…カウンターと言うやつです。」

 

「…ゴハァ、クッ凄まじいな、ここまで完璧に返されては…何も言えん。」

 

「嬉しいネェ…まだ、  ヤります?」

 

 

「君の技を魅せてもらったんだ。こちらも魅せねばな。

参考までに…私の能力はな加速させることができるんだ、

これから魅せるのは、私が考えるこの能力の最強の技だ!!」

 

 

 

総隊長は、立ち上がり…構えた。シンプルに…そして…

 

 

 

「  いくゾォォォ!!!  」

 

 

 

その圧力は凄まじく、それは恐らく、あの伝説のドラゴンでさえ、簡単に降伏をしてしまうだろう。それほどの覇気。

 

途端、大和総隊長の姿は消える。何もないはずなのに、凍夜は拳を振りかぶり…

 

 

  衝突。

 

 

爆音が鳴り響き、土煙が晴れたころには…ピタリと合わさった拳が、見えてくる。凍夜が口を開いた。

 

「圧倒的スピードによる慣性、これを利用した打撃。

 

 やはりあなたは凄い人間だ。」

 

「負けたがね…強いな。」

 

「ええ。」

 

両者拳を引き、結界を止めてもらうと屋敷の中へ入っていった




お読みいただきありがとうございました。楽しくて夜も眠れない。
わかる人にはわかるでしょうが、流転還力…これは妖力(霊力)が要になる技なんですよね。これが無いと、受けるときに、腕が吹き飛んでしまったり、身体に通している途中の衝撃が自分へのダメージとして響いてしまうんです。頑張って考えた技なので、
かなり複雑な解説に…ま、気合いです!

次回、綿月一家②
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