東方万化録 〜変幻自在なこの世界を〜   作:人間の端

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来ましたよ。どうもおはこんばんにちは。妖怪(笑)です。
初任務です。今回はとある妖怪も出します。常闇…誰のことでしょう。それでは本編、どうぞ!


第八話 常闇

 

カキン、カキィン

 

「筋がいいな。依姫。」

 

「こちらはギリギリですけどね!」

 

現在、依姫と稽古を行なっている。少し前、依姫から剣を教えてほしいということと、敬語でなくてもいいと言われ、最近は、このような感じで稽古をしている。

 

「俺の技、一つだけ教えるよ。」

 

「本当ですか!?」

 

「ああ…依姫なら覚えられるだろうからな。」

 

ピピッ

 

「これは…任務でしょうか?」

 

「そうかもな、行くとしよう。」

 

ーーーーーーーー

 

「…集まったな、020。任務だ。」

 

今回の任務は、[大量発生している妖獣の集団を排除。正体不明の謎の妖怪が出没しているため注意。]といったもの。

 

作戦は、まず凍夜と依姫が強い一撃で、奇襲をして、さらに速見が錯乱を行い、混乱のうちに全て狩る。これだけの単純なもの。

 

「嫌な予感がする…」

 

「嫌な予感?」

 

「気のせいかもしれないが…何かが起こる。そんな気がする。いつでも退避できるようにしておけよ。隊長命令だ。」

 

「「「「了解」」」」

 

〜〜〜〜〜

 

 

作戦が始まる

 

 

「依姫、デカいのを飛ばす。いつでも攻撃できるよう構えておけ「はい!」。速見、お前の撹乱がどれだけ効くかで難易度が変わる。楽に終わらせてくれよ。「りょ〜かい!」遠崎、いけるか?「いつでも。」護藤、依姫についていけ、後ろを守ってやれ「了解!」よし、いくぞ。」

 

 

凍夜の掌に霊力が集められていき、前に手を出し、膨大な霊力を一気に解放し、掌の前へ集め、巨大な球体として放つ。

 

 

「    蒼還(そうかん)    」

 

 

正面にいた数十匹が消し飛び、目に見えて混乱している。

 

「すご。」「流石だ。」「やはりすごいです!」「…消し飛んだ。」

 

 

「速見、撹乱!「オッケー!」依姫、護藤、切り込んでいけ「「了解!」」遠崎、後ろは任せるぞ!「わかった。撃つ。」片付けるぞ!」

 

 

超スピードで、移動しながら弾丸を撃ち込み撹乱する。不可思議な方向や場所から撃ち込まれ続ける妖獣たちは、先ほどの圧倒的な一撃も合わさり、思考すらできなくなってしまうほどに、困惑が広がる。

 

 

「ハァ!!」バシュゥ

 

 

依姫が切り込む。

 

 

「グルルル…がぁおあー」

 

 

妖獣の一匹が依姫に噛みつこうとする。が…

 

 

「背中は守る。」

 

「グルルゥ〜。」

 

 

護藤が立ちふさがり、これでもかと大きな盾のようなもので、塞ぐ。

 

そして…どんどんと突き進んでいく。

 

 

同時に…凍夜もまた、刀を取り出して、

静かにされど確実に、妖獣を葬っていく。

 

あえて死角の多い戦い方を行い、より力強く刀を振るう。

そうして、妖獣達を苦しませずに殺していく。

 

 

ブゥゥンン。シィィンン。

 

 

そして死角に入った敵を…

 

バシュン!!

 

確実に打ち抜く。

 

 

 

そうしていくうちに、最後の一体になる。

 

 

「簡単に終わってくれそうで何よ…チッ」

 

 

凍夜が、どこからか飛んできた斬撃を弾き、舌打ちをする。

 

 

「フフ…凄いわね。」

 

 

肩まで伸びた黄色い髪をなびかせ、白黒の洋服を身に着け、赤のリボンを付けている。手には剣を持っており、黒く、刀身はまるで、闇を集めて出来ているかのようになっている。

 

 

「ハァ、、、全員撤退! 遠崎、最後のをやれ。「了解」俺がこいつとやる。全員帰ってくれ。」

 

「納得いきません!なぜ凍夜さん一人でのこッ」

 

「俺がこいつと遊びたいんだよ。」ニィッ

 

そのときの凍夜の顔は…

  とても、 とても、 楽しみで仕方ない様子だったのだ。

 

「了解…しました。」

 

「悪いなお前達。初任務でこんな事を言って…」

 

 

「いいよ。別に初対面からそんな感じだったでしょ。」

 

「隊長の命令だ。文句はない。ただ…死にはするな。」

 

「そんなこと。今更。あきれて何も言えない。」

 

 

「クク…では、帰還しろ。」

 

「「「「了解。」」」」

 

 

 

 

「待たせてしまったな。」

 

「フフ…いいわよ。楽しくなりそうだもの。」

 

 

「ああ…ククク、楽しもうか!」

 

「ええ…フフフ、楽しめそうだわ!」

 

 

互いの剣と刀がぶつかり合い、“カキン、カキン”と音が鳴り響く。

 

 

「これはどうだ!?

 

  『羅式(らしき)  千羅(せんら)』 」

 

 

「くぅッ!?」

 

 

瞬時に数千という数の攻撃がぶつけられる。

 

これには流石に堪えきれず、剣を弾き飛ばされる。

 

 

「凄まじい剣技。じゃあこちらからも…

   『ミッドナイトバード』 」

 

 

戦にも迫る数の鳥型の妖弾を展開してくる。

 

 

「多くて面倒だな。ククク…

 

   『羅式(らしき)  瞬羅(しゅんら)』 」

 

 

凍夜が“面倒だ”と呟いたのも束の間、途端に凍夜の姿が消え、碧い軌跡が残る。

 

 

「危な…切れたらどうするの!?」

 

 

「避けられるとは…面白いな。楽しくなってきたぞ!

名を伺おう。俺は、蒼玄凍夜だ。君は?」

 

「あははははは…戦っている相手に対して名前を聞くだなんて、貴変わってるわね!私はルーミアよ。」

 

「ルーミアか、良い名だ。どうだ?次の一撃、勝ったほうが負けた方に従うというのは…。」

 

「いいわね。でもあなたの場合寿命的にあなた破損をする気がするのだけど…。」

 

「問題無い。こう見えても、変えているだけで、本当は妖怪なんだよ。「え。」ほら。」

 

そう言って、凍夜は霊力を妖力に変えて、種族も妖怪に変えて、尻尾を出す。

 

「本当なのね。」

 

 

「それじゃ、そろそろ…いくぞ!!」

 

「ええ、こちらからも…いくわ!!」

 

 

2人が同じタイミングで前に出る。ルーミアはどこからか先ほどとはまた違う黒い塊のような“刀”を取り出し…

 

 

「クククク…カーハッハッハ」

 

「フフフ…ハァァ!!」

 

 

刀の通った軌跡が残る。

 

 

「負けたわ。」

 

「ククク…じゃあ、これからよろしく。」

 

 

そうして初任務は成功に終わった。




お読みいただきありがとうございました。
ルーミア参戦!!簡単には終わらせないぞ…都市編。
それでは次回もよろしくお願いします。

次回、デート?
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