いつも通りの朝。
高校初の公式戦。
とりあえずで始めた高校バスケだが、今日はその集大成を発揮する日と言っても過言ではない。
もっとも公式戦と言っても、今の僕たちにとってはただただ試合をする機会なだけである。
この大会の意義はバスケを真面目に続けてるやつにしか分からないだろう。
つまりうちの部員には皆無。
1ヶ月で積み上げたものなんて砂上の楼閣に等しい。
それでも今日は。
今日だけは。
最初から全力で臨む。
何故なら母が観に来るから。
分かるのだ。
分かってしまうのだ。
今日の試合を観に来ること。
先生に無理を言って観に来ることを。
母の終わりがもう間近だと言うことも。
『あひるの空』
うっすらと思い出すのはバスケを題材にした漫画だったこと。
主人公の母親は息子に内緒でこっそり試合を観に行って。
逝く前に淡い希望を見出して。
主人公と最期の邂逅を経て。
そして--
思い出せることは数少ないけど、それでも覚えている。いや、覚えていた。
それでも元気な母を見ていて「そんな筈はない」と必死に記憶の外から追いやっていた。
逃避行動から病的にバスケに身を費していた。
そうすると母が喜んでくれたから。
僕が無茶苦茶上手くなったら、ひょっとして何か変わるかなと思って。
少しでも原作を変えたら母の病気が良くなるかなと思って。
原作ではすれ違うこともあったけど、始めから僕が素直だったら母も良くなるかなって思って!
なんで母の病気は変わら無いんだよ!!
丸高戦だってすっ飛ばすくらい九頭高バスケ部にテコ入れしたぞ!!!
北住だって原作以上にいい勝負したぞ!!!!
迫田君なんて今や立派な戦力だぞ!!!!!
答えろよ!!!!!!
いるかも知れない神様!!!!!!!
何で肝心なところは変わらないんだよ!!!!!!!!
クソがっ!!!!!!!!!
「空坊、お前大丈夫かい。ひどい顔してるよ」
「、、婆ちゃんも人のこと言えないよ」
「何だい、一丁前に心配かい。良いからお行き、試合なんだろ」
婆ちゃんは気丈に笑う。
本当に強い人だ。尊敬する。
「婆ちゃん、母さんによろしく言っといて」
「ん、何をだい?」
「気を付けて観戦してね。僕にびっくりし過ぎて体に障らないように、って言っといて」
「空坊、、、」
今日また一つ、僕は運命を塗り替える。
だからさ、神様。
--少しくらい慈悲をくれたっていいじゃんかよ、、、、、
北住戦とは違う公式戦独特の会場の空気。
別に今はそこまで思い入れはないし、他校には何の因縁もないけど、荒らさせて貰う。
僕のシューティング練習はミドルレンジのみ。
トビ君は外から調整。
それ以外は各自思い思いに調整中。
動きは固いけど「一丁前に緊張ですか?大した積み上げなんて無いので気楽に行きましょうよ」と言ったらなんか奮起してた。
どうも毎日の練習を大した積み上げではないと言われてイラっとしたらしい。
「下手くそが。一丁前にプライドですか」と煽ったらいつもの動きになった。これで多少はましになった。
シューティングの傍ら相手チームにも目を向ける。
成る程。相手もそれなりに高さが売りなチームね。
これは覚えてなかった。
ハーフ間の練習を終え、外の空きスペースで相手チームの情報整理と試合の流れの最終確認を行う。
「新城東和学園。今回が初めての公式戦ですね。うちと同じです。ただし、組織力は圧倒的にうち以上です。練習を何度か拝見に行きましたが、即興チームの完成度ではありませんでした。拾った情報によると2人の3年生が2年かけて今のバスケ部を作ったそうです。ですよね、五月先生」
「顧問の先生を通して話を伺ってな。うちの事情もある程度話したがな」
や五神(やはり五月先生は神)
うちの事情なんて有ってないようなものだし。
話で上がったのは3枚の190台と一人は怪我でスタメンではないこと。
確かに3枚揃ってたら、インサイドは多少は勝負になってたかもしれない。
しかし2枚では。うち1枚は高校からの素人上がりなら、インサイドもうちだ。
「それで車谷君。昨日の話を聞いた上で改めてオーダーするけど、、、盛大に暴れちゃってください」
「らじゃ」
ーー最期なので多分試合を観に来ます。僕は生半可な覚悟でコートに立つ気は無いので、皆さんもそのつもりで
多分相手も生半可な覚悟でこの試合臨んでるつもりじゃないのは分かる。
3年を中心にまとまったいいチームだというのも雰囲気で分かる。
頼みの3年生がそれなりに上手いのも分かる。
けれど及ばない。
覚悟も実力も。
お前らは人の生き死にまで背負って試合に臨んだことはあるか。
「15番を止めろ!」
「止まるかよ」
向こうのでかい4番を速さで一蹴。
そのまま中に切り込む。
7番の金髪が強めに当たってきたが弾き返す。
最後にでかい8番が構えていたのでテンポをずらして先に跳ばせ、相手の後ろに体を入れてレイアップ。
何人来ても変わらない。
あんたら位の実力の奴なら一蹴できる。
OFは僕一人で完結させられるんだよ。
DFだってちんたらゲームメイクする同級生位なら完封は余裕だ。中に切り込ませないのは当然として、この程度ならオマケで、パスコースも制限できる。
試験運用中の茂吉君側にパスコースを誘導。
ほら、茂吉君や。
8番のお姉系坊主に格の違いを見せておやり。
ブランク、スタミナの点からまだまだスポット運用しかできないけど、まあ昔取った杵柄程度でこいつはどうとでも料理できるだろう。
と言うかパス通った時点で勝負は着いている。
茂吉君のポジション有利で終了。でかいのはボール戻すしかできないけど、どこに?
まあ4番でしょうね。
千秋君とのマッチアップならワンチャンあるかも。
、、、やっぱり抜かれた。
ほい、ヘルプ僕。
強引に来たねぇ。
上から通さないで平面でぶち抜こうとする当たりまだ驕りがあるね。
フィジカルじゃ負けんわ。ほいストップ。
じゃけん後は百春君のお仕事だね。
僕に弾かれ体勢を崩し気味にシュートモーションに入るけど、それだけ隙があれば百春君のブロックの範疇だわ。
はい、ナイスブロックショット。
こぼれ球を千秋君が拾い速攻。
先頭は僕。
相手は2枚優雅に自陣で守ってらっしゃる。
チェック甘いねぇ。
今日は容赦無しなので、隙あらばスリー。
ほい、加点。
こんな流れで1ピリは荒稼ぎした。
途中4番が千秋君を出し抜こうと1on1を画策したけど、まあ見え見えなので僕がカバーに入ることで事態をある程度沈静化させた。
多分千秋くんも対応できたと思うけど、僕と皆に花を持たせてくれたと見る。
何度かガチで抜かれた時は「ん?」と思ったけど。
油断を誘って相手に『上手くいってる』と思わせる腹積もりもあったのだろう。
僕がヘルプに入ることで、4番は今度、僕の上を通すことが多くなった。
流石に僕は手が出ないけど、百春君と茂吉君相手に空中戦は悪手である。
それでも攻撃を成立させることもあるのだから、この4番も只者ではない。あの2人の上からダンクをぶちかました時は正直驚いた。
また、僕のヘルプによるアウトナンバーから攻め入ることもあったけど、北住ほどアウトナンバーからフィニッシュまでが上手く無いから、まあうちも対応できたりできなかったりという塩梅であった。
何が言いたいかというと、攻めの軸は4番が担うことになるわけで。
そのツケは後で払うことになるだろう。
さて、1ピリ終わって38ー18
僕のスタッツ24得点、2アシスト、2スティール。
得点に殆ど絡んでる。
疲れなんて全く無い、
このパフォーマンスを4ピリ維持など余裕だ。
対して慌ただしいのは相手ベンチだ。
ま、何があっても余裕で対処できるだろう。
2ピリは茂吉君と迫田先輩、トビ君と安原君が交代。
マッチアップも百春君がヘアバンド、安原君が金髪に付くことになり2ピリ開始。
先ほど同様4番から攻めの形を構築されるのであればうちのDF方針は変えないと七尾さんは指示。
4番の負担を大きくするという明確に伝えられた。
攻めが単調になれば儲けものである、と。
じゃあOFは?引き続き暴れろとのことなので、遠慮せずいくことにした。
トビ君を引っ込めたというのはつまりそういうことだろう。
で、早速2枚来た。
同級生と金髪。
強引に中央突破で二人抜き。
ヘルプのヘアバンドを寄せ付けず、スリーポイントラインから、、、4番がブロックショット狙ってきたのが見え見え。空きスペースにパスもいいかなと思っけど、敢えてシュートを選択。
通常とは違う、モーション早めかつ軌道高めのシュート。
それは4番のブロックをすり抜けリングを抜けた。
会場がどよめく。
『4枚抜きって、、、』『シュート制度やばすぎ』『フィジカルも強いぞ』等々。
もっと湧け。
僕の存在を知覚しろ。
DF。
千秋君のマッチアップ。
抜けない。
金髪にボールを戻す。
安原君とマッチアップ。
抜けない。
3バカがいつも相手してるのは僕だ。この程度なら余裕だろう。
それでも強引に抜きに行く。
必死さは伝わる。が、実力が足りない。
容赦なく安原君が作った隙に乗っかり金髪からボールを奪取。
そのまま速攻。
ヘルプで4番が強引に止めに来た。
ただ残念ながらその後ろには気付かなかったようだ。
千秋くんにノールックパス、からのそのままダンク。
、、、、相手はまだ折れない。
けれどうちは点数を重ねる。
2ピリ終わって70ー38
僕の前半スタッツは得点45、アシスト5、スティール4
会場全体を眺める、、、ああ、あそこか。
そっちへ向けて僕は拳を突き上げた。
後半戦の頭は安原君とトビ君をチェンジ。
止めを刺しにいく。
DFはハーフマンツー。
4番を軸に攻めるようであればフォローは変わらず。
OFも引き続き暴れろとの指示。
相手のメンバーに変化あり。
3枚目の190台がコートイン。
あれがもう一人の3年ね。
膝にガチガチのサポーター決めてる当たり怪我を負っているだろう。
百春君がマッチアップ。
相手の同級生が引っ込んだので金髪が僕のマッチアップ。
無茶苦茶睨んでくるけど突き返す。
「半端な覚悟なら引っ込んでろ」と。
苛々する。
あたかも『覚悟決めてるんだ』という目を見ると。
始めからコイツは気に入らなかった。
完膚なきまでにぶちのめす。
開幕スリー。3点加算。
チェックが甘いためやりたい放題である。
向こうの同級生から怒号が聞こえるがそれが心地いい。
ベンチに引っ込んだ奴はスリーチェックに重点して守勢を敷いていたから、幾らかスリーを打つ機会は少なかった。
その分中で散々引っ掻き回したけど。
対してこいつは抜かせないような立ち位置でDF。
つまり距離を取ってるため、スリーのボーナスタイムである。
もうOFは止まらない。
しかし相手も中々折れない。
交代したロン毛はドリブルの切れがよく、かつアウトサイドからもガンガン狙ってくる。
但し百春君も並レベルのDFではない、、、まあ多少まし位だけど。
その程度の揺さ振りとスピードに惑わされずがっちりDF。
それでもねじ込んでくる当たり相手にも執念やら非凡さを感じる。
おい、こっちの金髪もきっちり仕事しろ。
空かさず僕も相手の(金髪)からDFを置き去りにしてアシスト。
迫田先輩もお暇でしょう、と尋ねるようなパス。
相手の坊主では茂吉君や迫田先輩の相手にはならない。
と思ったけど、長髪が檄と見せ掛けた助言を放ったことで、まともに身体を入れてくるようになった。
、、、けど、それでやっとフィジカルでタメ張れるようになっただけ。
ボッチでもバスケに飢えていた迫田先輩の執念は坊主頭の比じゃないよ。
恐らく僕が来る前から何度もやってたんだろうな。
身体をぶつけながらボールだけは振れさせないようにフックシュート。
茂吉君のを丁寧と表現するなら、こっちは荒々しいってやつ。
流石に4番もヘルプは無理だろう。
と思ったら長髪の方がやって来た。
ホント、うちの金髪は。
合宿中にスクリーンプレー何度もやってたでしょうに。
こういうところはまだまだ甘い。僕がボール持った時だけではなく、チームとして動けなくちゃ。今後に期待だよ。
結局迫田先輩がブロック越しにきっちり決めることで事なきを得た。
相手の長髪に怪我がなければ怪しかったかも。
儲け儲け。
こういうとこやぞ、僕が迫田先輩と呼ぶ理由は。
さて、改めてこちらのDFだが露骨に僕を絡ませることは無くなった。
僕がボールに絡むと録な結果にならないことを学習したようだ。つまり相手の金髪は攻めから外れている。
暇だから話しかけたろ。
「こんなもんすか」
「、、るせぇ」
「足りないよ、必死さが」
「うるせぇ!」
「一至、止めろ!」
ありゃ、ばれた。
ファウル狙ったんだけど、流石に無理筋か。
一縷の希望も持たすつもりは無いから。
DFに絡まないなら盤外戦でも仕掛けようかなって。
長髪が入って少し希望持ったっぽいので。
「4番におんぶに抱っこか。いいご身分で」と追撃も忘れない。
お、強引にパス貰いにいったね。
で、そのまま突っ込んで来てくれちゃって、、、はい、フィジカルアウト。
相手が吹っ飛んだけどOFファール。
かなりあからさまだったから一個上貰えるかと思ったけど、僕の方がノーダメージだったからただのファールになっちゃったかな。
周りも「あの体格で、マジかよ」みたいな反応である。
ここで相手はタイムアウト。
「空坊や、何か不満でも」
「いやあの金髪。『俺がかましてやんよ!』みたいな空気醸し出してたから格の違いを分からせてやろうと」
「ふむ。あまり無茶するでないぞ」
「いや、ちょっとリスク取っても相手に不協和音与えられるならそうしますよ。甘いこと言ってないで千秋君は4番のコートアウトにも真面目に取り組んで下さいね。あいつ、結構消耗してるはずですから」
「うむ」
「同時に百春君も長髪を潰す勢いでお願いします。ケガしてんなら引っ込める位の「おう、そこは押しといたぜ」お、おう」
流石元不良。
相手の弱点は真っ先に突く。良い心がけだね。
「後多分4番の負担も軽くしようとするつもりですからマークも厳しく」
「おうよ」
「七尾さんは何かある」
「大丈夫。ここで言う程ではないよ」
「全体の動き系に関してはこれからの課題ってことで」
「それ位余裕あるなら尚更だね」
さーて。
淡々といきますか。
3ピリ終えて95-60。僕のスタッツは(略
4番と長髪を調子付かせたけど、まあかなり無理筋な攻撃を成立させてたから。引き続き続けるようなら乗っかるけど、果たしてどう来るかな?
いや、来るだろうね。
ほら来た。
4番ドライブ、同時にヘアバンドがスクリーン。
読んでた百春君がヘルプ。アウトナンバーとなった長髪が外でパスを受け、だけどしっかりケアしてるトビ君が猛マーク。
3ピリなら長髪もトビ君を振り切れていたと思うけど、ここに来て精彩を欠いてきてる。
そのままトビ君を伴って切れ込む。
迫田先輩がフォローに入るかな、入るかな、、、なんて思ったら逆サイのヘアバンドにパス。
あちゃあ、そこはケアしとらんね。
けど、以前なら4番にパスを回していたところだったから。
流石にガス欠が近いかな?
「大変だねー。大変だねー。僕達は蚊帳の外だねー」
「--ッ!」
僕たち二人はボールが絡まない所でじゃれ合ってるだけ。
かまってこないのは多分ベンチで注意を受けただろう。
余計な心配をかけるなと。
そう、じっとしてるのが一番正解だよ。
前半稼ぎまくった貯金があるから僕は悠々と、金髪は悶々としている。
だからと言って手を緩める気は全く無いけど。
自分達の攻めはじっくり時間をかけてボールを回す、、、何てことはしない。
僕は元よりトビ君もフル稼働させて引っ掻き回す。
相手に多く考え事をして貰うために。
苦しくなったら僕にボールを戻してくれれば決めるし。
味方にはのびのび攻めて欲しいね(にちゃあ)
何度目になるかも分からない僕のドライブイン。
去り際に聞こえた金髪の苦し気な表情に愉悦を感じつつ、待ち構えてた長髪を更にスピードとパワーで強引に突破。
坊主頭は木偶だからちょいとタイミングずらせば、、、げぇえ4番!!、、、なんちって。
リリースを早め、打点を高めに修正。ちょい焦ったわ。
何度目か分からん、4枚抜きの完成である。
4番も流石に肩で息をしてる。
僕?腰に手を当ては「ふんっ」と鼻を鳴らしております。
折れたかな、折れたかな。
「ふぅ。一本、返していくぞ。カズ」
「なんだよ」
「マーク変わるぞ。こいつは俺が着く」
ふーん。粘るね。
いや、一縷の望みにかけたな。
もしくは、、、優しさ、ですかねぇ。
「僕を止められないことの責任転嫁ですかね」
「うん?何言ってんだ」
「うーん。ま、どっちでもいいや」
ほい、スリー。
反応鈍っ。まださっきの金髪の方が弄り甲斐、、うわ、マジか!
すぐにボール出してスピードでごり押し!
しかも僕の上を迷わず通してきた!
しかもしかも長髪が合わせてそのまま、は行けないよ。
百春君がそこに、、、うそぉ!弾かれながら決めきった!
たまげたなぁ。
まだまだやる気満々んじゃん。
さっきの交錯で長髪かなりふらついてるけど。
ほら、捨て身で行ってもおたくらのDFの時が、、はぁ。オールマンツーね。
あーはいはい。
介錯してござんしょ。僕が。
4番を置き去り。
ヘルプのヘアバンド、坊主頭をスピードで置き去りにし。
長髪は更に加速して置き去りにして。
追い付いてきた金髪は空中でダブルクラッチで避しつつ、シュートを決めた。
5枚抜き。
会場が湧いた。
4番はガス欠気味ながらも、最後までコートで義務を果たした。
長髪もふらふらになりながらも、4番同様にコートにいる理由を証明し続けた。
こいつらをコートアウト出来なかった花園ブラザーズは、罰として攻守共にもっと鍛え上げなくては。
と言いたいとこだが、それでもコートアウトは無理筋だっただろう。
あいつらも覚悟ガン決まりだったし。
何度ぶち抜いて格付けしても、得点を返そうとしてたし。
もっとも、こちらが折れてやる理由は一切無かったため、容赦なくぶちのめしてやったけど。
だからさ金髪。
泣くほど悔しければ死ぬ程上手くなれや。
僕はそうまでして上手くなっても、死ぬ程後悔してるけどな。
試合終了
九頭校121ー78新城
積み上げた得点とコートを一瞥しながら、急いで僕はタクシーに乗せられて病院に向かった。