楽しい楽しい部活の時間である。
思えばここまで来るのが長かった。
僕はただ部活をしようとしてただけなのに。
とりあえず僕のサンドバックになれるか百春君の実力を1on1でチェック。
、、、うーむ当りは無茶苦茶強い。正直かなりいい線いってる。
僕の当たりに吹っ飛ばされない当たりマジでびっくり。
ただシュート力はミンチよりひでぇや。
身長差でほぼドフリーのはずなのにゴール下外すとか。
念のため「直接叩きこんだら」って言ったらマジでやろうとしてた。
しかも肘がリング超えてるし。
結論。
シュート力はゴミだけど桜木〇道張りのフィジカルモンスター。
マジで漫画の世界線かよ。
こいつ、ヤンキーと見せかけたバスケットマンじゃねぇのか?
問い質したところドロップアウトしたらしい。
シュートの才能に嫌気が差して。
(それは分からなくはない)
後後輩にレギュラー取られて心折れたんだとか。
ちなみに先輩は万年控え。
うーん、控えめに言ってコーチ陣の目は節穴では。
このフィジカルモンスターを活かそうとしないのは控えめに言ってクソでは。
指導した様子もプレー見る限り見られないし。
メンタル面もヤンキーになってる面からお察しである。
そこそこにハンドリングが様になっている様子が何だか痛々しく見えた。
とりあえず百春先輩は当面僕と1on1でゴリゴリにフィジカル勝負をしてもらおう。百春先輩が疲れ切るまで。
素人3人はどうするかな。
当面は僕のサンドバックになってもらうために最低限1on1ができるようにスキルを叩きこむか。
となるとシュート連とハンドリング技術かな。
走り込みはまあまあ形になってからにしよ。
ふう。いい汗かいたなぁ。
意外と百春先輩、体力あるのね。後根性も。
体格上どうしても僕の当たりは下から突きあがるような形になってしまうから、結構頭突き気味になっちゃうんだよね。
だから練習相手には中々苦慮してたんだけど、百春先輩ならいくらでもぶつかっても大丈夫そう。
「お、おい車谷。俺達に対する嫌がらせか」
「あーそう見えちゃいますよね」
そうなんだよね、そう見られちゃうんだよね。
どうしてもその点がネックで、父や母の伝手でできる練習相手としか実践できなかったんだよね。
同級生の一般部活動生徒じゃケガさせかねないし。
ゴリゴリの強豪校に行っても身長面で試合なんて殆ど出れないの分かってたし、大した練習も出来そうじゃ無かったし。
なので悪意は否定。
ルールに則ったプレーであると。
素人3人には先ずは1on1が形になるようになってほしいと要望した。
最終的には仰向けでへばっている百春君張りに僕のサンド、、、良き練習相手になって欲しいとも伝えた。
無茶苦茶顔を青くしているけど先ずは最低限の動きを覚えてもらおう。
ちなみにケガをしたくなければ必死になって覚えてください、とちょっと脅した。
素人先3人は無茶苦茶必死に練習してくれた。
こうなると欲が出てきちゃうんだよね。
都合よくどっかに経験者落ちていないものかね。
五月先生に聞いてみるかな。
敬愛な五月先生に聞いて見たがやはり心当たりは無いとのこと。
但し、もしかしたらと言うことでサッカー部の押尾先生なら心当たりがあったかも、とのこと。
次に繋がるアドバイス、社会人の鏡、五月先生やっぱしゅきぃ。
と言うことでサッカー部の押尾先生に突撃したところ、間が悪く、生徒と面談をしている様子だった。
流石に空気を読んで引き上げようと思ったが、よくよく話を聞いていると何と経験者じゃないですか。
遠目に人となりを見ると、顔は強面だが体格は百春先輩バリにいい。
僕、五月先生になら掘られてもいいかも(大嘘)
ただよくよく話を聞いていると、どうも家庭の事情で部活はおろか学校にもあまり顔を出していないようである。後留年もしてるっぽい。
うーむ、これは厳しいかもしれない。
でもまあ言うのは無料だし。
言ってみるだけ言ってみよ。
OKもらった。
やったぜ。
「迫田だ。そこの後輩に言いくるめられて練習に参加することになった」