公安特捜班捜査行 事件は特急と共に起きる   作:新庄雄太郎

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第2の殺人は、北海道で起きた。


第2章 小樽に消えた女

「会社にも確認してもらったら、普段はごくまじめな社員だったそうです。」

 

と、松本は言った。

 

「ほう、そうか。」

 

「おとといの14時頃の東海道新幹線に乗って岡山へ向かい、そして、広島か京都へ行った後に新幹線「ひかり160号」に乗って東京へ帰った後に殺害されたと考えられます。」

 

「関警部の話だと、少年が近くで遊んでいたところで死体を発見されたそうです。」

 

「それで、凶器の方は。」

 

と、高杉は言う。

 

「はい、凶器は金槌かスパナと思われます。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「という事は、死因は撲殺ですね。」

 

「恐らく、怨恨か物取りの犯行の可能性が高いと考えられます。」

 

「ほう、その可能性が高いな。」

 

「目撃者の話では、黒いジャンパーとサングラスとキャップ帽をかぶった男がその場から逃げていくところを目撃されています。」

 

「ほう、その男が犯人かな?。」

 

「それは、考えられるな。」

 

と、南は言った。

 

「これは、間違いなく可能性が高いですね。」

 

「うん。」

 

そして、翌日。

 

8時55分、彼女が乗った寝台特急「北斗星1号」は定刻通りに札幌駅に到着した。

 

「すいません。」

 

「はい、何でしょう?。」

 

「小樽行の列車は何番ホームでしょうか?。」

 

と、彼女は助役に言った。

 

「それなら、1番ホームです。」

 

「どうも、ありがとう。」

 

そう言って、彼女は1番ホームへ向かった。

 

「これが小樽行か、これに乗ればいいのね。」

 

ファーン!

 

9時30分、彼女は札幌駅から快速「マリンライナー」に乗って小樽へ向かった。

 

札幌と小樽を結ぶ、快速「マリンライナー」は札幌を9時30分に発車し、手稲、小樽築港、南小樽、終着小樽へは10時04分に到着する。

 

10時04分、快速「マリンライナー」は定刻通りに小樽に到着しました。

 

「やっと、小樽か。」

 

「あっ、あなたも来ていたんですか?。」

 

「ああ、一昨日の寝台特急「北斗星」に乗って来たからな。」

 

「そうなの。」

 

「ええ。」

 

そして、小樽で第2の殺人が起きた。

 

釣りをしていた男たちが、何かを見つけた、それはなんと女性の死体だった。暫くして、北海道警察のパトカーが到着した。

 

「警部、被害者は東京から来た女性のようですね。」

 

「おう、それで身元は?。」

 

「ええ、名前は東京都在住の三井恵理子さん52歳です。」

 

「おう、それで死因は?。」

 

「恐らく死因は、絞殺でしょう?。」

 

「ええ。」

 

小樽で起きた殺人事件は、特捜班にも一報が入った。

 

「三井恵理子東京都、分かりました早速調査いたします。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「よしっ、僕と小海さんでそっち当たってみますよ。」

 

「そうか、高山は調査に当たってくれ。」

 

「わかりました。」

 

高山と小海は、三井の捜査を行った。

 

「まさか、小樽で殺されていたなんて。」

 

「何か、心当たりはありますか?。」

 

「そうね、北海道へ行く前にその男から電話があったんです。」

 

「どんな男が分かりますか。」

 

と、小海は言った。

 

「ええ、30代前後か40代位の男性だったと思います。」

 

「ほう、なるほど。」

 

そして、高山と小海は高杉に報告した。

 

「ほう、北海道へ行く前に男から電話が入ってきた。」

 

「ええ、恐らく田島殺しの犯人でしょうか?。」

 

と、桜井は言った。

 

「ほう、その可能性が高いな。」

 

「班長。」

 

「ん、何だい。」

 

「北海道へ行かせていただけないでしょうか?。」

 

「え、それはどういう事なんだ。」

 

「今回の事件は、田島殺しと小樽の殺人が関連しているんです。」

 

「そうか。」

 

「我々も、北海道へ行ってみましょう。」

 

そして次の日、南と高山と小海は16時50分発の寝台特急「北斗星1号」に乗って翌朝の8時55分に札幌に到着して9時30分発の快速「マリンライナー」に乗り、小樽に到着したのは10時04分である。

 

「どうも、北海道警の橘です。」

 

「小樽署の船村です。」

 

「同じく、滝です。」

 

と、挨拶をした。

 

誘く、現場へ向かった。

 

「ご存じなのか、この女性を。」

 

「ええ、実は警視庁管内で会社員が殺害される事件がおきまして。」

 

「ほう、一連の事件が関連しているのか。」

 

「ええ、その可能性があります。」

 

「それで、死因は?。」

 

「恐らく、絞殺と思われます。」

 

「ほう、絞殺か。」

 

「やはり、田島殺しと同一人物じゃないでしょうか?。」

 

「ああ、その可能性があるな。」

 

と、橘警部は言った。

 

一方、警視庁では容疑者と思われる1人の男が浮上した。

 

彼の名前は、立花 満。立花は事件当日に旭川と函館へ行っていたことが判明された。

 

「ほう、事件当日に旭川へ行っていたんですか?。」

 

「はい、私は16時50分発の寝台特急「北斗星」に乗り、札幌から旭川へは特急「スーパーホワイトアロー3号」に乗って旭川へ向かいました。だが、小樽へ入っていませんよ。」

 

「そうですか。」

 

「それに、俺は旭川へ出張へ行った後に札幌で友人に会って、札幌から函館へ向かったんだから。」

 

「ほう、旭川へ行って次の日に函館へ行っていたそうです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

その事は、高杉班長に伝えられた。

 

「えっ、立花が北海道に。」

 

「ええ、田島殺しの当日に北海道へ向かっていたことが分かったよ。」

 

「ほう、という事はアリバイがあるんですね。」

 

「ええ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

そして、我々は引き続き捜査を行うことにした。




そして、彼のアリバイは崩れるのか。

次回は、いよいよ最終章。
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