デュエル・マスターズwithドラゴン娘   作:ファナト

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ストーリー編第1章第2話となります。
そして少しLost的な部分がありますのでご注意ください。
そしてデュエマが始まります!


新しい生徒会メンバー登場!?そしてデュエマスタート!

前回までのあらすじ

 

 

俺は切札勝一!

怪しい高校のパンフレットに書いてあった特待生情報を知った母さんがそのパンフレットに書かれてあった高校の特待生希望に応募してしまい、私立桜龍高等学校に特待生として入学することになっちゃたんだ。

しかも入学早々学校の備品を壊してしまい同じ新入生で首席合格の流星アーシュと一緒に一緒に生徒会を結成することになり、アーシュが生徒会長にそして俺はなんとその補佐の副生徒会長に指名されてしまった!

更には俺が入学することになった私立桜龍高等学校の校長の正体がなんとクリーチャーでしかも五龍神の一体であるアークゼオスという伝説のドラゴンでもあったんだ。

それだけじゃなくクリーチャーワールドからクリーチャーたちが現れるようになってしまいこの高校が危機に瀕しているのだともいう。

校長の力によりアーシュがドラゴン娘に変身できるようになってしまった!?しかも元に戻るにはクリーチャーたちが引き起こす問題を解決しないといけないらしいんだ。

本当にアーシュがあまりにも不憫すぎて同情してしまうなこれ。

俺自身としてもクリーチャーとも関わりが深いから無視できないものだし、何よりアーシュのことを放っておいたら絶対に後悔する!

それにいざとなったらこれ(・・)を使うことも必要になるかも、いや絶対に使う日が来る!

こうして俺は副生徒会長になることを決意したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも備品の件については校長が俺たちで壊させようと企んでいるようにも見えたし、あの手この手を使って俺をこの高校に完全に入学させるつもりだったし完全に確信犯だよなこれ!?

……オホンっ!話はズレてしまったが、第2話始まるぜッ!!

 

 

 

 

 

 

生徒会が結成してから数日が経ち、校長に初仕事として生徒会新メンバー集めを頼まれ切札勝一と流星アーシュは生徒会メンバーを増やすために様々なことを画策していた。

例えば

 

 

「よければ……あなたも生徒会役員に……」

 

 

校門で勧誘のチラシを配ったり

 

 

「これをこうすれば……よし!うまく貼れた!」

 

 

廊下や教室の壁にポスターを貼ったりしていたのだが……

 

 

「ご、ごめんなさい。えと……私喧嘩強くないんで!」

 

 

ある者はこの間の騒動でアーシュに恐れをなして避けたり

 

 

「え~、生徒会メンドー。」

 

「私パ~ス。」

 

 

ある者たちは面倒くさいという理由で拒否されたりなどと結果は芳しくないものだった。

 

 

「お疲れアーシュ、どうだった?」

 

「ダメだったよ~校門で配っても私のことを怖がって受け取ってくれなかったよ……」

 

「あぁ、昨日の一件がまだ広がっていたのか……あれは事故だししょうがないよ。」

 

「うぅ……やっぱり私向いてないのかな。」

 

「大丈夫だってアーシュ。まだ始まったばかりだし次はさっきよりも大きな声でやってみたらチラシ受け取ってくれるかもしれないぜ!おれもいるから。な?」

 

「勝一くん……(そ、そうよ!勝一くんも一緒にやってくれているんだし弱気になっちゃダメ!私の夢であるエモちい生徒会JKライフを送るためにも多少の恥を捨てるべきよ!)勝一くんありがとう!もっと大きな声でやってみるね!」

 

「おう!その意気だアーシュ!……ん?あ!アーシュ、あそこに二人の生徒が。」

 

「あ、本当だ!勝一くん行ってくるね!(よーし、さっきよりも大きな声で)す~、は~……良し!あ、あの!生徒会役委員になりませんか!!」

 

 

アーシュが大声で勧誘してみるとその二人はなんとこの間の事件に直接関与していた女子生徒の二人だった!

 

 

「ん?何それ~生徒会?」

 

「うっ!す、すまんな~うちら急いでいるんや。」

 

「え……あの……」

 

「で、でもギャイ……」

 

「ほらメガ!遅刻すんで~~~!」

 

「ちょ!引っ張るなギャイ~~!」

 

 

赤毛の女子生徒は興味津々な様子だったが緑髪の女子生徒が昨日のアーシュのことを直接見ていたので危機感を感じていたためか赤毛の女子生徒を引っ張て行きながらアーシュから離れるように校内に入っていった。

 

 

「え……?ど、どうして・・・・・受け取ってくれてもいいのに……。」

 

「ま、まぁこういう時だってあるよアーシュ!ほら!これで涙拭いて元気出してまた頑張ろっ!!」

 

「……うん。」

 

 

あまりの塩対応に泣きかけていたアーシュに勝一はハンカチを貸して涙を拭かせ校内に戻ろうとしたときに、勝一は木陰に隠れている少女と目が合った。

 

 

「あ!悪いアーシュ。俺あっちの人にもチラシを渡してから行くから先に行っててくれ。」

 

「う、うん!勝一くん遅れないように気を付けてねー!」

 

「おう!」

 

 

そして勝一はそのまま木陰に隠れている少女のところに向かって話しかけようとしていた。

 

 

「ねぇ、そこの君。もしよかったらって、あ!……行っちゃった……。」

 

 

その少女は勝一がこちらに近付いてくるのに気づいて早足でその場を去ってしまった。

勝一は溜息をつきながらその少女に話しかけることを諦めてそのまま校内に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして午前の授業が終わり、正一は手洗いから戻り昼食を食べるために教室に戻ろうとしていたその時だった。

 

 

「もういい!もうギャイとは口聞かない!」

 

「うちかてもう知らん!」

 

「え、あの2人とも……」

 

「ふん!」

 

「あっ、メガ!」

 

 

メガと呼ばれた女子はそのまま勝一のそばを通り過ぎ教室を出て行った。

 

 

「えっと、アーシュ一体何があったんだ?」

 

「勝一くん、実は地封院さんと真久間さんがけんかしだし始めちゃってそれで止めようとしたんだけど悪化しちゃって……地封院さん、すみませんこれって、私のせいですよね……?」

 

「いや、これはもううちら2人の問題や……、アーシュはんは関係あらへん。すまんな、巻き込んでもうて。」

 

「……とりあえず事情聴いていいかな?」

 

 

そして2人はギャイから事情を聴くことにした。

ギャイとメガは小さい頃から友達で幼馴染という関係だった。2人はとても仲良くて周りから「姉妹」みたいだと言われていた。

メガは昔は今よりも危なっかしい性格してたみたいで不審者に連れて行かれそうになったり、ペットの毒蛇を振り回したり、どこからか爆弾を持ってきたりなど数えきれないほどのトラブルを起こしていたという。

そんなことがあっても2人にとってかけがえのない大切な日々だった。

しかし10年前にギャイが転校することになって喧嘩別れになってしまい2人の関係は一旦終わりになってしまったのだという。

 

 

「で、この高校で再会したわけや。」

 

「そっか、地封院さん真久間さんのことがすごく大切なんだな。」

 

「はぁ!?何を聞いたらそうなるんや!」

 

「だって真久間さんのことが大切だからここに戻ってきたんだろ?じゃなきゃ大切な思い出のある場所に近いこの高校を受験しなかっただろ。それに真久間さんのことを話している地封院さんすごく楽しそうに話してたぞ?」

 

「それは私も思いました。地封院さんが真久間さんのことを大切にしているのが伝わってきました。それに幼馴染がいるなんて素敵なことだと……。」

 

 

その時、ギャイは幼馴染という言葉に反応してハッとした顔になり自分の気持ちに気づいたのだ。

 

 

「せや、幼馴染……大事な幼馴染やからわざわざこの栗茶市に戻ってきたのに……あ~~~ったくしゃあないヤツやな。」

 

「へ?」

 

「お!」

 

 

アーシュはギャイの突然の行動に疑問を浮かべてたが勝一はギャイがなぜこんなことを言い出したのかを理解したような様子だった。

 

 

「とりあえず探しに行くか…‥」

 

「俺も手伝うよ。人数多いほうがいいと思うし。」

 

「わ、私も手伝います!」

 

「おおきにな!アーシュはん!それと~、え~と?」

 

「あ!ごめん名前まだ言ってなかったな。俺は切札勝一!勝一でいいよ!」

 

「そうか、改めておおきにな勝一はん!うちのこともギャイでええよ。」

 

「分かった!じゃあ探しに行くか!」

 

「「はい!/おう!」」

 

 

そして3人はメガを探しに教室を後にした。

 

 

 

 

 

3人は学校内を探しまあっていたのだが、なかなかメガを見つけることができなかった。

 

 

「2人とも、探すの付き合わせてしまってすまんなぁ……」

 

「いいよそんなの、俺も真久間さんのことが放って置けないし。」

 

「そうですよ。それよりメガさん、どこに行ったんでしょう?」

 

「あいつ、学校でも迷子になるからな~」

 

「迷子!?」

 

「学校で迷子って、極度の方向音痴すぎるな……」

 

「……うち、アーシュはんと勝一はんのこと誤解してた、メガの言う通り、ええやつらやったわ。こんな親切にしてくれる人たちを避けてたなんて恥ずかしいわ……」

 

「え?避けてたんですか……!?」

 

「……もしかしなくてもこの前の見て避けてたの?」

 

「恥ずかしい話、ドラゴンに見えたのも間違いやったかもしれへんな。それで一緒に生徒会に所属している勝一はんのことも警戒してたんや。」

 

(なんかバレてるーーー!?)

 

「(ばっちり見ちゃったんだな、アーシュの変身した姿を)えっと、ギャイあれはな……」

 

 

勝一がアーシュのことを庇おうとしたその時だった!

 

 

「あ!おった、メガや!メガーーー!ちょっと話が……」

 

「!待ってギャイ!真久間さんの様子がおかしい!」

 

「え?勝一はん?それってどう意味?……」

 

 

メガを見つけたギャイはメガに声を掛けようとしたとき、勝一は待ったを掛けた。

なぜならメガは黒いオーラのようなものを身に纏っており額にはまるで鬼のような一本角が生えていたからだ!

 

 

「……かつく……」

 

「メガ?ど、どないしたんや……」

 

「しょ、勝一君!あれって!?」

 

「あぁ、間違いない!真久間さん、クリーチャーに憑りつかている!!」

 

「ムカつく……ムカつくムカつくムカつく!」

 

 

勝一とアーシュの2人はこの光景に身に覚えがあった。

なぜなら2人はこの前の学校に乗り込んできた不良がクリーチャーに憑りつかれて暴れようとしていたのを目のあたりにしたからである。

そして目の前にいるメガも今はクリーチャーに憑りつかれており、まるで怨霊のような姿になっていた。

 

 

「ボク、怒っているんだよギャイ……」

 

「ひっ!め、メガ?」

 

「ギャイ!今の真久間さんに近づいちゃ危険だ!」

 

「そうです!今のメガさんはクリーチャーの仕業でおかしくなっているんです!」

 

「く、くりーちゃー?」

 

「実は半年前から多発している事件や事故はほとんどクリーチャーの仕業なんだ!」

 

「はぁ!?何言うてんねん!」

 

「混乱してしまうのは分かりますが、勝一君が言っていることはすべて事実なんです!」

 

「だから私が持っているドラゴンのチカラで憑りつかれているクリーチャーを倒さないといけないんです……!」

 

「アーシュ!1人でやろうとしちゃだめだ!!」

 

「ちょ、待て!クリーチャー?ドラゴン?理解が追い付かんて!」

 

「つまり、地封院さんが先日見た私の姿はドラゴンで間違いないです。見間違いじゃないってことなんです。」

 

「はぁ!?」

 

 

するとメガはギャイに襲い掛かった。

 

 

「うわぁ!」

 

「「ギャイ/地封院さん!」」

 

「……許せない……許せない許せない許せない!」

 

「お、落ち着け!悪かった、うちが悪かっただから目覚ませ……!メガ!!」

 

 

するとギャイの声掛けが届いたのかメガは少しの商機を取り戻したかのようにおとなしくなった。

 

 

「っ……!ぎゃ、ギャイ……!」

 

「今だ!アーシュ!」

 

「はい!地封院さん!伏せて下さい!メガさん!目を覚ましてください……!」

ド!ドガァァン!

 

そしてドラゴン娘に変身したアーシュの一撃がメガに当たったのだった!

 

 

「ぐっ……!!ああああ!!」

 

 

そして、メガに憑りついていたクリーチャーはメガから出て行き、メガは眠るかのように倒れた。

そして3人はすぐにメガのところに駆け寄った。

 

 

「メガ……!しっかりせぇ!」

 

「ん……ぎゃい……?」

 

「よかった……!無事でよかった……」

 

 

ギャイはメガが無事だったことに喜び、抱き着いた。

 

 

「っギャイ……!ボク、ギャイにひどいこと言っちゃった……」

 

「そんなんお互いさまやろ、うちも悪かった……世話焼きもほどほどにするわ。」

 

「ううん、今まで通りでいーよ」

 

 

2人は無事に仲直りができた様子だった。

 

 

 

「アーシュ、ごめんな。チャンスができたとはいえ、怖い事させて。」

 

「い、いえ。確かに怖かったですけど助け出せてよかったです……」

 

「ギャイ、もしかしてかいちょーとふくかいちょーの2人がまたボクたち助けてくれたの?」

 

「そうなんや……メガの言う通りアーシュはんと勝一はんはええやつやった……アーシュはん、勝一はん、おおきに!」

 

「ボクからもありがと~!かいちょー!それと……」

 

「あぁ!俺の名前は切札勝一。勝一でいいよ真久間さん。」

 

「そっか!ボクのことメガでいいよ!ありがとね!ショーちゃん!」

 

「ショーちゃん!?」

 

 

勝一はメガのあまりのフレンドリーさに驚きを隠せなかった。

 

 

「い、いえ……生徒会長ですからクラスメイトを守るのは当然です……!」

 

「俺も副会長だからな!」

 

「何言うてんねん、もううちら友達やろ?」

 

「と、友達……!?」

 

「お、俺も?」

 

「それは放課後寄り道したり、楽しく駄弁りながら移動教室したり、先生に「グループ作れ~」って言われたら何も言わずとも一緒になれるとうわさされるあの友達ですか……!?」

 

「俺もいいのか?」

 

「いいよ~!アハハ、かいちょーとショーちゃん面白~い!」

 

 

こうして4人は無事に友達になることができ、事件は収まったかと思えば勝一はすぐに何かを思い出したかのようになぜかあたりを見渡していた。

 

 

「勝一君!私、また友達が……勝一君?どうしたの?」

 

「いや、さっきからメガから出て行ったあのクリーチャーが見当たらなくてな。」

 

「あ!?そうやそいつを忘れておったわ!!」

 

「?クリーチャー?なにそれ??」

 

 

メガは先ほどまでクリーチャーに憑りつかれていたため状況が分からなかったが3人はあのクリーチャーを放っておいたらマズいと考えそのクリーチャーを探し回っていた。

 

 

「一体どこに……」

 

「あ!あそこにいました!」

 

「逃がすか~!」

 

 

3人はすぐにクリーチャーを見つけ出しすぐに捕まえようとしていた。

 

 

(くそっ!このままじゃ分が悪い!今は逃げ切るしか……!)

 

 

クリーチャーはそのまま脱走を企てようとしたその時だった!

ヒュュュュュュウ  ドォォォォォン!!!!

 

 

「どわぁッ!!!」

 

「キャア!!?」

 

「な、なんや!?」

 

「うわぁあ!」

 

 

突然空から何かが落ちていき大きな衝撃音が鳴りながら脱走したクリーチャーの前に落ちてきたのだ。

そしてそれの正体は先ほどのクリーチャーよりも格上で凶暴なドラゴンが目の前にいた!

 

 

「お、お前……!な、なんでこの世界に……!??」

 

『ふむ、ここが人間世界か……ん?そこにいるのは?』

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 

そのクリーチャーはドラゴンに睨まれたまま一ミリも動くことができなかった。

 

 

『お前は、ブラック・フェザーか。まぁちょうどいいくらいか?』

 

「な、何がちょうどいいんだ……?」

 

『何がだと?そんなもの決まっているだろう?』

 

 

そのドラゴンは何を当たり前なことをと言わんばかりの態度でこれから起きる恐ろしいことを平然に言った。

 

 

『貴様を今から喰らうこと以外何かあるのか?』

 

「……は?」

 

『吾はこの世界に来て小腹が空いているんでな、それを満たすのに何を疑問に思っているのだ?この世は弱肉強食。貴様は弱者であろう?そして強者である吾が貴様を喰らうのは当然のことだろう?』

 

「い、嫌だ……!だ、誰か……!!」

 

『さて、吾は長話が嫌いなのでな。さっさと喰うとするか。」

 

「誰か、助け……う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

バグンッッッ!!ガチュ……グチャ、グチャ……

 

 

そしてブラック・フェザーは恐怖によって逃げることが出来ずにそのままドラゴンに喰われてしまったのだった。

 

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 

「な、なんや……あれ……一体……。」

 

「ね、ねぇギャイ、これ、夢なんだよね……。現実じゃないんだよね……?」

 

 

アーシュ、ギャイ、メガの3人は目の前に起きたあまりの光景に恐怖で動けなくなっていた。

 

 

『ふん、やはり足りぬか。……ん?こ奴らは……。』

 

「「「!?」」」

 

『人間か?いや吾と同じクリーチャーの気配がするな……ハハハハハハハハハハ!これはいいな!人間世界に来てみて正解だな!これほどの存在がいたとはな!今から人間とその珍味がしそうな存在を喰うことができるからな!さて、来て早々だがさっそくいただくとするか。』

 

 

そのドラゴンは3人を今から喰らおうとし少しずつ近づいていき3人は

 

 

「こ、怖い……!(あ、あんなのに勝てない!!)」

 

「あ、あぁぁ……」

 

「め、メガ!アーシュはん!し、しっかりせい!はよ逃げんで!!」

 

 

アーシュとメガは恐怖で動けなくなりギャイは何とか身体に鞭を打ちながら2人に声をかけているが恐怖で動くことができなかった。

3人はこのまま喰われていくのかと思われたその時、勝一が3人の前に立ちドラゴンに立ち向かおうとしていた!

 

 

「そんなことさせっかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「しょ、勝一君!?」

 

「何やってるの!?ショーちゃん!?」

 

「なに馬鹿な事してるんや!?早く逃げるんや!!」

 

『ハハハハハハハハ!血迷ったか?いいだろう。望みどおりに貴様から前菜として喰らい残る3人をメインディッシュとしていただくとしよう!!』

 

 

そしてドラゴンの走るスピードが上がりもう駄目だと思われたその時だった!

 

 

「違うな!お前を倒すために出てきたんだぁぁあ!」

 

 

そして勝一は腰につけているデッキケースからカードを一枚取り出し

 

 

「頼むぜ!『ボルシャック・ドラゴン』!!」

 

 

そしてそのカードを投げ出すと光輝いたのだ!

 

 

「「「!?」」」

 

『なんだ!?これはッ!?』

 

 

そして光が収まると一体のドラゴンが現れたのだ!

 

 

「シャァァァァァァァァァァァァア!!」

 

「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇえ!??」

 

「な、なんやあれ!?」

 

「ど、ドラゴンが出てきた!?」

 

「ハァァァァァァァァア!ボルシャック・ファイヤー!!」

ボォォォォォォォォ!! ドッガアアアアアアン!

 

『ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?』

 

 

勝一が出したドラゴン……『ボルシャック・ドラゴン』が勝一たちを守るように現れ炎を吹き目の前にいるドラゴンを吹き飛ばしたのだ!

 

 

『ぐ、ぐぅぅぅぅ!馬鹿な……!ボルシャック・ドラゴンだと……!ま、まさか貴様!決闘者か!?』

 

「その通りだ!」

 

「勝一達には触れさせんぞ……!勝一!!」

 

「あぁ!デュエルゾーン、展開!」

 

 

勝一はデッキケースを前に掲げるとデッキケースの蓋に付いてある宝石が輝きだしそして光に飲み込まれ、気が付くと不思議な異空間になっていた!

 

 

『これは、デュエルゾーンか?』

 

「そうだ!今ここでデュエマで勝負だ!!」

 

『ほう。』

 

 

敵のドラゴンは挑戦的になっておりデュエマが始まろうとしたその時だった。

 

 

「こ、ここは一体……?」

 

「え?」

 

「な、なんなんやここ!?」

 

「ええ?」

 

「あれ?ボクたち光に飲み込まれたと思ったらなんでこんなところに?」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!?」

 

 

なんとアーシュたちもデュエルゾーンに来てしまったのだ!

 

 

「あ!勝一くん!ここ一体どこなんですか!?」

 

「せや!勝一はん!うちらなんでここにいるんや!?」

 

「ねえねえショーちゃん!ここ一体何なの!?」

 

「えっと、とりあえず今言えることはここはデュエルゾーン!今いるあいつを倒すのに必要な場所!そしてみんながなんでいるのかというと俺が巻き込んでしまったせいでここにいるんだ!本当にごめん!!だけど必ずあいつを倒してみんなを元の場所に帰す!急に言われてわけわからないと思うけどそれだけは信じてくれ!!」

 

 

3人は勝一が言っていることはあまり理解できなかったが真剣な目を見て3人は勝一を信じることにした。

 

 

「わかりました!まだわからないことがありまくりですけど勝一くんを信じます!」

 

「あのおっかないドラゴンを倒すのに必要な場所なんやな。だったらしっかりあいつを倒してうちらを元の場所に帰してな!」

 

「ボクはどうなっているのかはまだわからないけどショーちゃん、ボクたちを助けようとしているんだよね!だったらショーちゃんを信じるよ!」

 

「みんな……ありがとう!」

 

 

3人の信じる心に嬉しさを感じながらすぐに気持ちを切り替え目の前のドラゴンと向き合った。

 

 

「待たせたな!今度こそデュエマで勝負だ!俺が勝ったらおとなしくクリーチャーワールドに帰ってもらうぞ!」

 

『ほう、吾を倒すと言うか……!面白い!吾が勝ったらお前を前菜として喰らい後ろにいる3人をメインディッシュとしていただくぞ!!」

 

 

そして負けられないデュエマが、今ここに始まるのだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切札勝一 デッキ:受け継がれし炎の勇者たち

     キーカード:超竜キング・ボルシャック

         VS

ジュランデス デッキ:近づく死の刻

       キーカード:天斬の悪魔龍 ジュランデス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュエマ、スタート!』

 

 

序盤、勝一は相手の切札であるジュランデスを1ターン目でバトルゾーンに出したジュランデスを警戒しながらもマナを溜めていた。

 

 

勝一 シールド5 マナゾーン2 手札4 使用可能マナ2

 

ジュランデス シールド5 マナゾーン2 手札4 使用可能マナ2

 

 

勝一 3ターン目

 

 

「ドロー!今貯めた3マナを使って『コッコ・ルピア GS』を召喚だ!」 マナゾーン3 手札4→3 使用可能マナ3→0

 

「コルッピ!」

 

「今回も頼むぞ、コッコ・ルピア!」

 

「任せてっピ、勝一!」

 

「勝一くん、本当にクリーチャーと仲がいいんだ……。」

 

「というよりも、やっぱりこれデュエマなんだね。」

 

「なんや、知ってるんか?メガ」

 

「うん、弟と妹がデュエマが大好きなんだ。というよりもショーちゃんの名前どこかで聞いたことがあるような……。」

 

「ターンエンドだ!」

 

「2人とも、次はあのドラゴンのターンですよ!」

 

 

ジュランデス 3ターン目

 

 

『吾のターン、ドロー。マナチャージでターンエンドだ。』 マナゾーン3 手札3 使用可能マナ3

 

「なんや、もう終わりなんか?」

 

「かえって不気味ですね……。」

 

『クックックックッ……!貴様に宣告しておこう……!』

 

「何?」

 

『貴様は後3ターンで吾に負ける!』

 

「え?それってどういうこと?」

 

「まだ負けるかどうかわからないのに何でそんなこと言えるんだ?」

 

『いや、時期にわかるとも。それが逃れられぬ運命なのだからな……!』

 

 

勝一 4ターン目

 

 

「仮にそんな運命があってもぶっ潰してやるよ。ドロー!そしてコッコ・ルピアの能力で召喚コストを2下げ、4マナでこいつを召喚だー!来い!『ボルシャック・ドラゴン GS』!」 マナゾーン4 手札2 使用可能マナ4→0

 

「グォォォォォォォォ!」

 

「あっ!さっきのドラゴンだぁー!」

 

「なんやろな、なんでかあのドラゴンを見ていると安心感を感じるんや。」

 

「それは私も思いました。」

 

「(そう言ってくれるとやっぱり自分事のようにうれしいな。)そして、コッコ・ルピアでシールドを1つブレイクだ!」

 

 

ジュランデス シールド5→4

 

 

『……ふん、トリガーなしか。』 手札3→4

 

「ターンエンドだ。」

 

「なんや結局あんな大口たたいておってなーんも起こらないやん。」

 

「やっちゃえー!ショーちゃん!」

 

(なんだろう、なんで嫌な予感が止まらない。)

 

(俺にはわかる!きっとあいつは、次のターンで決定的なナニかを引き当てる……!)

 

 

ジュランデス 4ターン目

 

 

『何も起こらない……か、なら見せてやろう!本当の絶望というものをな!!』

 

 

さぁ、審判は今下された!嘆きの亡霊たちよ!吾の糧となり、血肉となり、苦しみながら絶望に落ちて行けーーーー!!死へのドロー!!!……来たか。

 

 

『さぁ、絶望に落ちろ!4マナで召喚!現れろ我が配下、『不吉の悪魔龍 テンザン』を召喚!』 マナゾーン4 手札3 使用可能マナ4→0

 

「うわー!あのドラゴンも怖いよー!」

 

「あのドラゴンも只者やないで……!」

 

「あの嫌な感じ、あのドラゴンから感じ取れます……。」

 

『さて、これで準備が整った。あと2ターンでお前は終わりだ!ターンエンド。』

 

 

勝一 5ターン目

 

 

「ドロー、マナチャージでターンエンドだ。」 マナゾーン5 手札2 使用可能マナ5

 

「ちょ!?なんで攻撃しないんや勝一はん!?」

 

「このままじゃやられちゃうよ!?」

 

「……何か策があるんですか?」

 

「え?」

 

「どうゆうことや?」

 

「策なんてもんじゃないよ、ただ嫌な予感がするんだ。俺はその勘を信じることにしたんだ……。」 

 

「僕たちは勝一のことを信じるっピ!」

 

「(コクッ)」

 

「(勝一くんのクリーチャーたちが勝一くんを最後まで信じてる……。そうだ、まだ勝一くんの目がまだ諦めていない!だったら私も信じなきゃ!)私も勝一君も信じます!」

 

「ええーい!こうなったらうちも最後まで付き合うで!」

 

「さっきは弱気なこと言ってごめんね!ボクもショーちゃんを最後まで信じるよ!」

 

「みんな……、ありがとな!」

 

 

ジュランデス 5ターン目

 

 

『信じるだと、笑わせるな!貴様はどっちにしろ後1ターンで終わりだ。テンザンでシールドブレイク!その時、能力発動!テンザンの効果で山札からカードを13枚墓地に置く。そしてT(トリプル)・ブレイク!』 マナゾーン5 手札3 使用可能マナ5 墓地13

 

 

勝一 シールド5→2

 

 

「くっ……!S・トリガー3つとも無いか……!」 手札2→5

 

『そして吾の墓地にはカードが13枚いることで吾、ジュランデスの効果発動!』

 

「な、あのドラゴン、起きよったで!」

 

「な、なんで今起きたの!?」

 

『ジュランデスは自分の墓地に13枚のカードがあればアンタップすることができる。更に、ジュランデスがアンタップしたことによりその効果で墓地にあるカードをすべて山札に戻す!』 墓地13→0

 

「墓地にあったカードが全て戻っちゃたよ!?」

 

「てことは、次のターンでテンザンが攻撃してもジュランデスの効果で山札に戻るってそんなの反則過ぎるわ!?」

 

(あの嫌な予感の正体はこれだったんだ……!勝一くん!!)

 

『まだ吾のターンは終わってはおらんぞ?ジュランデスはワールド・ブレイカー!貴様のシールドを1つも残さずブレイクだ!!』

 

 

勝一 シールド2→0

 

 

「あかん!もうシールドがなくなってしもうた!?」

 

「ショーちゃん!そんな!?」

 

「勝一君……!」

 

「俺は最後まであきらめない!自分のシールドを信じる!1枚目……!よっしゃあ!シールド・トリガー!呪文『フェアリー・ライフ』!山札の上から1枚、マナゾーンへ置ける!」 マナゾーン6 墓地0→1

 

『ふん!それだけか?』

 

「まだだ!2枚目っ!……来たぜ!シールド・トリガー!呪文『イフリート・ハンド』!コスト9以下のクリーチャーを一体破壊できる!破壊するのはもちろん!ジュランデス、お前だーーー!」 墓地1→2

 

『吾を破壊するとはなかなかやるな、ターンエンドだ。』 墓地0→1

 

「やったー!あの大きいドラゴンを倒したよー!」

 

「でもまだテンザンていう骨のドラゴンが残っているで。」

 

「次の相手のターンまでに何かしなければもうあとが……。」

 

『無駄だ、たとえ吾のシールドをシールドを貴様のターンで全て破壊してもトドメまではさせないぞ?諦めて吾の前菜と成れ!』

 

 

 

勝一 6ターン目

 

 

「やだね。」

 

『何?』

 

「例えどんな絶望的な状況でも俺は最後まであきらめが悪いんだ。だから、最後までその心を突き通してやる!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!ビクトリーモード開放!!!」

 

「な、なんや!?」

 

「ショーちゃんのおでこからなんか浮き出てる!?」

 

「あれは、Vの文字?」

 

“勝一……!”

 

「え、誰?」

 

「今どこから声が?」

 

「勝一はんのデッキから聞こえるで!」

 

「ボルシャック!」

 

“今こそ引け……!俺の、この力を!”

 

「ああ!今ここで引いてやる!!!」

 

 

俺は、最後まで!俺のカードを、デッキを、仲間を信じ続ける!!はぁーーーーーーーーーあ!!ドロー!!!……来たぜ!

 

 

「まずはコッコ・ルピアの能力でコストを軽減し、5マナで『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS』を召喚だ!」 マナゾーン7 手札2 使用可能マナ7→2

 

「グラォォォォォォォォ!」

 

『何!?ボルメテウスだとっ!?』

 

「こいつがブレイクしたシールドは全て墓地に置かれる、つまり例えシールド・トリガーだったとしても使うことができない!」

 

『くっ!だがすぐに攻撃は「それはどうかな?」何っ!?』

 

「俺のマナゾーンはまだ2マナ残っているぜ?そこで呪文『ダッシュ・リピート』!この呪文でボルメテウス・ホワイト・ドラゴンはスピードアタッカーだ!」 手札1 使用可能マナ0

 

『な、なんだと~~~!?』

 

「すごい!これですぐに攻撃ができるよ!!」

 

「でもまだ、あのテンザンていうドラゴンが残っていますよ。」

 

「そうやった!あいつを何とかせえへんと!」

 

『だ、だが、今のお前のクリーチャーでは破壊することは不可能「まだ終わってねー!」まだあるのか!?』

 

「俺の場にボルシャックがいる。それによりこの超竜キング・ボルシャックの(グラビディ)・ゼロ発動だー!」

 

(グラビディ)・ゼロ……それってなんですか?」

 

(グラビディ)・ゼロはカードの条件を満たせばそのカードをタダで使える能力だ!」

 

「すっごい!」

 

「なんやそれ!?お得すぎるやん!?」

 

「キング・ボルシャックは自分のバトルゾーンにボルシャックという名のドラゴンがいればG・ゼロを使うことができる!ボルシャック・ドラゴンを『超竜キング・ボルシャック』に進化だ!!」 手札1→0

 

「あのドラゴン、パワーアップしちゃった!」

 

「しかもパワーも上がってます!」

 

「あのテンザンと互角やー!!」

 

『相打ち狙いか!?』

 

「いいや、まだ能力が残っているぜ?キング・ボルシャックは自分の墓地に火のカードがあれば1枚につき自分のクリーチャーがパワーが+1000されるんだ!そして俺の墓地にはイフリート・ハンドがある……!つまり条件達成でキング・ボルシャックはパワー14000だ!!」

 

「てことはつまり……!」

 

「今の勝一はんのクリーチャーたちがパワーが上がって……!」

 

「ボルシャックのパワーはあのテンザンを超えたんだー!!」

 

『な、なんだとーー!?』

 

「いくぜっ!反撃開始だー!!まずはキング・ボルシャックでテンザンに攻撃し破壊だー!」

 

テンザンはキング・ボルシャックに対抗しようとしていたがキング・ボルシャックのパワーがテンザンよりも上がっていたため、成す術がなくキング・ボルシャックに倒されてしまったのだった。

 

「これでテンザンがいなくなりました・・・・・!」 ジュランデス 墓地1→2

 

「もうあいつには攻撃手段が残ってへんな!」

 

「すごいよー!ショーちゃーん!!」

 

『馬鹿な!?テンザンが……!?』

 

「続いて、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンでW・ブレイク!」

 

 

ジュランデス シールド4→2

 

 

『シールドが墓地に……!しかも2枚ともトリガーだと……!?』 墓地2→4

 

「コッコ・ルピア1枚ブレイク!」

 

「いくっピー!」

 

 

ジュランデス シールド2→1

 

 

『な、なぜここで出ないのだ!?』 手札3→4

 

「ターンエンドだ!」

 

 

ジュランデス 6ターン目

 

 

ジュランデス マナゾーン6 手札4 使用可能マナ6

 

「次でジュランデスが言っていた最後のターンですが……!」

 

「今ここにジュランデスはもちろん、テンザンもいないよ!」

 

「もうあいつは何もできひん!すごいわ勝一はん!本当に運命を変えたんや!!」

 

『くっ、くっそー……!ターンエンド……!!』

 

 

勝一 7ターン目

 

 

「言ったはずだぜ?たとえそんな運命でもぶっ潰してやっるてな!ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンで最後のシールドをブレイク!」 マナゾーン7 手札1 使用可能マナ7

 

「グアォォォォォォォ!」

 

 

ジュランデス シールド1→0

 

 

『さ、最後のシールドが……!しかもこれも(シールド)・トリガーだと……!?なぜだ?なぜだーーーーーーー!?』 墓地4→5

 

「答えは明白だ。お前のその腐ったデュエ魂がカードが答えなかった、それだけだ。キング・ボルシャックでダイレクト・アタック!!」

 

「シャアァァァァァァァオァァァァァァ!」

 

「「「いっけーーーー!!!」」」

 

『こ、これで終わりだと……!?この吾が……この吾が~~~~~~~~~!?』

 

 

これが俺たちのビクトリーロードだ!

 

 

そして見事勝一がデュエマに勝ち、デュエルゾーンから元の場所に戻ることができた。

 

 

「ここって……」

 

「学校だー!」

 

「ひやひやしたけど、何とか無事に戻れてホンマによかったわー。」

 

「巻き込んでごめんな、3人とも。……さてジュランデス、約束通りおとなしくクリーチャーワールドに帰ってもらうぞ。」

 

『ま、待て!せめて何かを喰わせてから』

 

「俺たちを喰おうとしておいて何言ってんだ!そんなに何か喰いたきゃ、バイキングにでも行って誰にも迷惑かけずに喰っとけーーーー!!」

ピカーーーーーーーー!

 

『ぬぅぅぅあ~~~~~~~~~~!?』

 

 

勝一はまたデッキケースを前にかざすと宝石がデュエルゾーン時とはまた別の光を放ちその光に当たったジュランデスはカードになってしまった。

そしてそのカードを回収した勝一はカードケースの宝石に触れるとデッキケースの中が光を放ち、そして回収したカードを中が光ったデッキケースの中にしまいそしてまた宝石に触れると光が収まり普通のデッキケースに戻ったのだ。

 

 

「これで良し。」

 

「あの勝一くん、今何をしたの?」

 

「クリーチャーワールドに帰したんだよ。このデッキケースについている宝石のおかげで、デュエルゾーンを発生させたりクリーチャーワールドに繋げたりすることもできるんだ。」

 

「はぇ~、このデッキケースにそんな力がな~。」

 

「何それ!?おもしろそー!」

 

「悪戯しちゃダメなものだからな!……それよりも謝って許されるものじゃないのは重々承知している!けど俺の不注意で3人とも危険な目に合わせて本ッ当にごめんな!!」

 

「い、いえいえ!私も不注意なことがあったかもしれませんし、それに勝一君は約束を守ってくれましたから気にしてませんよ。」

 

「せやな、確かに怖い思いはしたけど勝一はんはちゃんと守ってくれはったしな!それでチャラにしたるわ!」

 

「ボクも気にしてないよ!それにまたショーちゃんに助けられちゃったね!本当にありがとね!ショーちゃん!!」

 

「みんな……ありがとな!」

 

 

勝一は3人を巻き込んでしま田ことに罪悪感を感じずにはいられなかったが、3人が笑って許してくれたことにより心が少し軽くなったのだった。

 

 

「あ~……えっと……勝一はん、少しええか?」

 

「どした?」

 

「その、なんで勝一はんはクリーチャーと仲が良かったりするんや?それが気になってもうてな。」

 

「あ!それボクも気になる~!」

 

「勝一はん、勝一はんが良ければやけど話してもらってもええか?」

 

「……」

 

 

勝一はしばらく黙り込んで少し時間が経ってからアーシュと目が合い、互いに無言で頷いた。

ここまで巻き込まれては話しておいた方がいいだろうと互いに思ったからだろう。

 

 

「長い話になるけど良いかな?」

 

「「(コク!)」」

 

 

2人からの了承を得て勝一はアーシュに話したようにすべてを話した。

 

 

「……これが俺のすべてだよ。」

 

「「(唖然)」」

 

「2人とも、気持ちは大変わかりますが口が空いてますよ……。」

 

「いやな、勝一はんの一族が昔からクリーチャーとの関わりがあったのはもちろん、けどやっぱり一番驚いたのは……」

 

「まさかショーちゃんが人間とクリーチャーのハーフだったことが一番の驚きだよ~。それで大変な思いもしてたんだね。」

 

「それでもデュエマを通じて友達もできたからつらかったことばかりじゃないよ。」

 

「そっか……あ!もう一つ聞いてもええか?」

 

「答えられる範囲なら。」

 

「なんでクリーチャー関係の問題とか放っておけないんや?」

 

「あ、それは私も思いました。なんでそこまでクリーチャー関係の問題を気にしているんですか?」

 

「ボクも気になる~!」

 

「……」

 

 

またしばらく黙り込んだがその重い口を開き、勝一は自分の想いを真っ直ぐに伝えた。

 

 

「ただのわがままだよ。俺、クリーチャーと友達に、家族になっている奴らがいるって話しただろ。関係のないクリーチャーたちのせいで周りが迷惑になっているのが我慢できないんだ。このままだとそのクリーチャーたちのせいで俺の友達が、家族まで否定されそうな気持ちになっちゃいそうでさ。それが何よりも嫌なんだ。だから俺個人としてクリーチャーの起こす問題を解決したいんだ。」

 

「「「……」」」

 

 

勝一の想いを聞いてしばらく重い空気が流れたが、アーシュが口を開いて今思っている気持ちを伝えた。

 

 

「確かに今回もクリーチャーによって怖い思いをたくさんしましたが、それと同時にクリーチャーの中には勝一君と一緒に戦ってくれた優しいクリーチャーがいることがわかりました。だからクリーチャーのこと嫌いにはなりませんよ。それに前にも言いましたがクリーチャーのことを嫌ってしまったら勝一君のことも否定することにもなりますしね。」

 

「せやな、今回のことで人間と同じように悪い奴もいれば良い奴もいるってことを知ることができたからな。」

 

「うんうん!ショーちゃんのクリーチャーたちがいなかったら今頃ここにいなかったかもしれないしね。だから、助けてくれてありがとう!ショーちゃん!!」

 

「みんな……」

 

 

勝一は3人の想いを改めて知ることができ、嬉しい気持ちが止まらなかった。

 

 

「あ!そうだショーちゃん!ショーちゃんと戦ってくれたクリーチャーたちとお話ってできる?」

 

「できるけど、どうした急に?」

 

「改めてお礼が言いたくてさ!」

 

「あ、それならうちもええかな?」

 

「私もよろしいですか?」

 

「!もちろん!みんな喜ぶよ!」

 

 

そして勝一は腰のデッキケースから3枚のカードを取り出し3人に見せた。

 

 

「このカードたちが勝一くんと戦ってくれたクリーチャーたちですか……。」

 

「このコッコ・ルピアってやっぱり可愛い!助けてくれてありがとね!」

 

「これぐらいお安い御用だっピ!」

 

「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンもあんがとさん。」

 

「グアォォォォ。」

 

「……なんて言ってんや?」

 

「『礼には及ばない』って言ってるよ。」

 

「勝一くんドラゴンの言葉がわかるんですか!?」

 

「生まれつきでな。」

 

「そ、そうだったんですか……あ!ぼ、ボルシャック・ドラゴンさん!改めて助けてくれて本当にありがとうございます!」

 

「気にするな。」

 

「ねえねえ!ショーちゃん!ほかにもクリーチャーの友達いるの?」

 

「おう!ほかにもたくさんいるぞ!!」

 

「それだったら後でうちにも紹介してくれへん?」

 

「私もいいでしょうか?」

 

「もちろん!」

 

 

勝一たちとクリーチャーたちが楽しく話していたその時だった。

 

 

「ほう?どうやらその2人が新しい生徒会メンバーじゃな?」

 

「校長先生!?」

 

「いつから居たんだ!?」

 

 

近くの桜の木の上から急に校長が現れ2人が新しい生徒会メンバーなのかを問われたが、先ほどまでの出来事により生徒会新メンバー集めのことをすっかり頭の中から忘れてしまったのだった。

 

 

「いや……それはまだ……。」

 

「そういえば、新メンバーのことすっかり忘れてたな……。」

 

「おやおや、ではまだ生徒会メンバーは集まっていないのか……それは残念じゃ。」

 

「はい……。」

 

「メンバー……どうしよう?」

 

 

勝一とアーシュが生徒会メンバーのことで悩んでいたその時だった!

 

 

「しゃあないな~!じゃあうちが手伝ってあげてもええけど。」

 

「ギャイ……!はいはーい!ボクもボクも!」

 

「いいんですか!?2人とも!?」

 

「生徒会メンバーになってくれるのか!?」

 

「まぁ、勝一はんとアーシュはんには助けられてもうたからな。これくらいはさせてな!」

 

「ボクも2人に助けられちゃったからね!」

 

「2人とも……本当にありがとう!」

 

「その言葉を待っておった……!諸君ら2人にドラゴンのチカラを付与する……!」

 

「……へ?チカラの付与?……ハッ!?マズい2人とも今すぐ逃げろ!!」

 

 

勝一は嫌な予感がしギャイとメガに逃げるように警告をしたが時すでに遅し、校長の手によりドラゴンのチカラが付与されドラゴン娘になってしまった!

 

 

「これで晴れて2人もドラゴン娘の仲間入りじゃ……!」

 

「どらごん?」

 

「むすめ?って、なんやこれ!?ツノ!?尻尾!?翼!?」

 

「うげ!全然可愛くな~い!」

 

「お、遅かった……!!」

 

 

ギャイとメガの2人はドラゴン娘となってしまい勝一は止められなかったことを後悔していた。因みにクリーチャーたちはあまりの光景に唖然としていた。

 

 

「ほっほっほ、そんなに喜んでもらえるとは……えっへへへへへへへへ。」

 

「どう見ても喜んでねーだろ!?」

 

「その通りや!クソジジイ!うちらまでドラゴンになるなんて聞いてへん!元に戻せ!」

 

「無理じゃ!一度与えたチカラはクリーチャー殲滅まで消えん、それにこの学校の生徒会メンバーはドラゴン娘と決まっておるしのう。」

 

「最後の横暴すぎるだろ!」

 

「なんやその理不尽ルール!うちはただ生徒会を手伝うって言うただけで……」

 

「じゃ、ワシはそろそろ仕事に……。」

 

「おい待て校長!」

 

「あ!そうじゃ切札くんそのデッキケースについている宝石を生徒会のメンバーに向けてみるんじゃ。そうすれば面白いことが起こるかもしれんぞ?では、後は頼んだよ切札く~ん☆流星く~ん☆」

 

「逃げやがった……!」

 

 

そして校長は早足で音を立てることなく逃げたのであった・・・・・。

 

 

「相変わらず逃げ足の速い校長だな……にしてもこのデッキケースに付いてる宝石を生徒会メンバーに向けろって、……3人ともやってみていいか?」

 

「か、かまいませんよ。」

 

「うちもまぁ、ええで。」

 

「OKだよ~。」

 

「じゃあ、さっそく《ピカーーーーー!》うわっ!」

 

「「「!?」」」

 

 

3人に宝石を向けると宝石が輝きだし、そして3人の体から光が現れる。

 

 

「これは?」

 

 

そしてその光が勝一のところに近づいていき、その光を掴むとなんとカードになったのだ!

 

 

「これって、デュエマのカード!?なになに……『流星のガイアッシュ・カイザー』、『地風竜ギャイア』、『メガ・マグマ・ドラゴン』?これは一体?(もしかして3人のドラゴンのチカラの結晶というべきものみたいなものかこれ?)」

 

「はぁ~~……うち、また面倒なことに首突っ込んでもうたか!?」

 

「ギャイはやっぱり変わらないね~。」

 

「ヘラヘラしとる場合か!」

 

「2人とも本っ当にごめんな!俺がもっと早く校長を止めておけばこんなことには……!」

 

「いや、これは勝一はんのせいじゃあらへんよ。……なぁ勝一はん、アーシュはんこれからどないしよ……「すみません……私のせいで……。」って、なにしてんねん!?」

 

「何やってんだ!?アーシュ!」

 

 

2人は驚きを隠せなかった、なぜならアーシュはギャイとメガの前で土下座をしていたからだ。

 

「いえ・・・・・すべて私の責任です……。お二人を巻き込んでしまって、せっかくできた友達を巻き込んじゃうなんて……これじゃ私と同じような被害者が増えただけでは……?」

 

「いや、アーシュは悪くないだろ!むしろアーシュも被害者の一人だから!!」

 

「せや!勝一はんの言う通りやで!全部あのクソ校長が勝手にやったんや。」

 

「そだよ~、だから頭あげてよかいちょー!」

 

「元気出せ」

 

「とりあえず落ち着くっピ!」

 

「グァァァァ。特別意訳:(こういう時もある。)」

 

 

勝一達とクリーチャー達は罪悪感を抱えたアーシュを何とか励まそうとしていた。

こうしてなんとも閉まらない感じで今回の話は終わりを迎えた。

生徒会メンバー2人に加え、新たなるカードを3枚も手に入れることができたのだった。

そして、

 

 

「どうして……どうしてわらわが生徒会長ではないのだ……!」

 

 

手に持ったチラシを握り潰し、アーシュを鋭く睨みつける彼女は一体何者だろうか?次回に続く!




次回予告
突然アーシュが決闘を申し込まれたらしいんだ。
今どき決闘を申し込むっていつの時代の話だよ……。
なんでもアーシュのことを見て生徒会長に相応しくないと判断したみたいで、生徒会長の座をかけて勝負をすることにしたみたいなんだ!
アーシュに決闘を申し込んだのは一体誰なんだ?
て、そこにまたクリーチャーの影が!?
次回!天才美少女の登場!?その名は熊田すず!
これが俺たちのビクトリーロードだ!



完成が遅くなってしまい申し訳ありませんでした……!
もしよければ活動報告にあるアイディアBOXもよろしくおねがいします!
ではまた。

追伸 とある読者様から指摘を受けたのでコッコ・ルピアたちにGS能力があったカードが存在したのでGSカードにしました。




メインカード解説


コッコ・ルピア GS クリーチャー 種族:ファイアー・バード コスト3

パワー:1000

・G・ストライク このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。

・自分のドラゴンの召喚コストを2少なくしてもよい。ただし、コストは1以下にはならない。


ボルシャック・ドラゴン GS クリーチャー 種族:アーマード・ドラゴン コスト6

パワー6000+

G・ストライク このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。

・W・ブレイカー

・攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000する。


ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS クリーチャー 種族:アーマード・ドラゴン コスト7

パワー:7000

・G・ストライク このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。

・W・ブレイカー

・このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はかわりにそのシールドを墓地に置く。


超竜キング・ボルシャック クリーチャー 種族:アーマード・ドラゴン コスト7

パワー13000+

・G・ゼロ-バトルゾーンに自分の、名前に《ボルシャック》とあるドラゴンがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。

・進化―自分の火のドラゴン1体の上に置く。

・T・ブレイカー

・自分のクリーチャーすべてに、自分の墓地にある火のカード1枚につき「パワーアタッカー+1000」を与える。
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