それと内容を少し変更して第3話前編となっています。
ゼオスの活躍は次回となります。
前回までのあらすじ
生徒会を立ち上げた俺、切札勝一とアーシュは校長の頼みで生徒会初仕事として生徒会メンバー集めに翻弄していたけどなかなか集まらず前途多難の状況に置かれていた。
そんな中、俺たちのことを警戒していた地封院ギャイと俺たちのことを信用してくれた真久間メガが互いの意地によって喧嘩してしまったんだ。
このことを放っておけなかった俺たちは教室から出てしまったメガを探しに仲直りがしたいギャイと一緒に校内を探し回ったんだけど、メガを見つけたと思ったらなんとクリーチャーに憑りつかれてしまっていたんだ。
クリーチャーに憑りつかれたメガは意識を失ってしまい、更にはギャイに襲い掛かってしまったんだけどギャイの掛け声とアーシュのおかげで何とかメガはクリーチャーと分離することができ、仲直りすることもできたんだ!
それだけで終わればよかったんだけど、そこに新たなクリーチャーが現れてしかもより凶暴なのが現れてしまったんだ!
そのクリーチャーはさっきまでメガに憑りついていたクリーチャーを喰った後俺たちのことも食べようとしたんだけど、俺とボルシャックたちの活躍のおかげでデュエマに勝つことができ、そのクリーチャーを栗チャーワールドの送り返すことができたんだ。
そしてこれまでの騒動を目の前で見てしまったギャイとメガにさすがに隠し事ができないと悟った俺たちはクリーチャーのこと、そして俺のこともすべて洗いざらい話した。
そして俺たちが助けてくれたとして俺たちを信用してくれたんだ!
さらに二人は俺たちの恩返しとしてなんと生徒会に入ってくれることにもなったんだ!
……本当にこれで終わればよかったんだけど。
そこに俺たちの前に姿を現した校長の力によって、何とギャイとメガもドラゴン娘にされてしまったんだ!!
校長によれば生徒会メンバーは全員ドラゴン娘にならなければいけないということらしいんだ。
本当にあの校長は自由過ぎる上に、人の意見聞かずに勝手にドラゴン娘にするし俺たちに丸投げするとか横暴すぎるだろ!?
しかもそこで責任を感じたアーシュは二人の前で土下座をしてしまったんだ。
アーシュ、どう考えても君も被害者だから……。
そして校長の話でデッキケースについている宝石をアーシュたちの前に掲げると面白いことが起きるといいそれをやってみると、そこでなんと宝石とアーシュたちの体が光だし、アーシュたちから現れた光を掴んでみるとその光はまさかのデュエマのカードになったんだ!
しかもそのカードはなぜかアーシュたちにそっくりなんだ。本当になんなんだろうなこれ?
かくしてなんとかアーシュを宥めつつ、無事……とは言えないが生徒会メンバーを集めることができたんだ!
長くなってしまったが第三話始まるぜ!
「それでは改めてよろしくお願いします、地封院さん、真久間さん。」
「ギャイでええで。」
「ボクもメガがいい!」
「で、では、ギャイちゃんとメガちゃんで……。」
「うんうん、よろしくねかいちょー!」
「何とかメンバーが集まってよかったなー、にしても3人とも本当にこのカード俺が貰ってもいいのか?」
「はい!あの時勝一くんに助けてもらいましたしね。そのカードが今後勝一くんの助けになるなら助けてくれたお礼として是非受け取ってください。」
「せやな、あの時ホンマに勝一はんがいなかったら今頃この世にいなかったかもしれへんからな。それがお礼になるなら受けといてや。」
「ショーちゃん本当にありがとね!ボクたちのカード、うまく使ってね!」
「……わかった!ならこのカードありがたく受け取らせてもうな!」
勝一は三人から改めてカードの所持の許可をもらったその直後だった。
「頼もうーー!!」
「なんや?」
「流星アーシュ!キサマに生徒会長は務まらん!」
「え……?」
そこに生徒会室のドアが開き、高校生には見えない小柄な少女が突然入ってきていきなりアーシュに飛び掛かってきた。
「おっと自己紹介がまだだったな、わらわの名は……」
「えっと、熊田さんだよな?」
「な、なぜ知っているのだ!?」
「知ってるも何も同じクラスメイトだし、あっ、俺は切札勝一。よろしく。」
「う、ウム、熊田すずだ。よろしく……って、そうではなく!」
すずは気を取り直そうとしたその時。
「アラ~?ココは1年2組のキョウシツじゃないのカシラ?」
「誰だキサマ!?」
「いや二人とも誰や。」
突然また褐色肌の高身長の女子が現れ、それに驚いたすずはツッコミを入れたがギャイは突然現れた二人にツッコミを入れた。
そしてすずを見た褐色肌の女子は
「アラ?どうしてロリがいるの?ここは高校のハズだけど……」
「ろり……?」
なんと褐色肌の女子はいきなりすずに喧嘩を吹っ掛けるようなことを言い出した。
「アラ、ごめんなさい!日本語を間違えた見たいネ。ロリっ子?クソガキ?ガキんちょ?あ、小学生……!」
「えーっと、あの……」
「アラ?あなたは?」
「あっ俺は切札勝一。よろしく。それであなたは」
「あぁ!ハジメまして!私サーヴァ・K・ゼオスよ。よろしくネ!それで切札くんどうしたノ?」
「あの、さっきの言葉のオンパレードなんだけど、誰に教わったの?」
「ハイ!友達に教わりまシタ!」
「うん、その友達に教えてあげて。その言葉間違っているって。下手しなくても相手が傷つくから。」
「そうなんデスカ?分かりました!教えてくれてアリガトネ!」
勝一はゼオスに軽くツッコミを入れていたそのとき、すずは先ほどの言葉のオンパレードに小さく震えその重い口を開いた。
「わらわを……子供扱いするなぁあああ!万死に値するぞ!」
「子猫みたいネ~お~ヨシヨシ。」
「むぐぅ……!キサマ煽っておるな!?」
すずはゼオスにキレかかっていたが当の本人は気にする様子ではなかった。
「あの、喧嘩は……」
「外野は黙っていろ!こうなったら……!ふんッ!」
アーシュは二人を止めようとしたが、すずによって遮られゼオスに襲い掛かろうとしたが
「オラァッ!」
ガッ!ドサッ!
「ガハッ!?」
ゼオスがすずに背負い投げを繰り出し返り討ちにしたのだ!
「うぅううううう……がくっ」
「ちょ!?熊田さん大丈夫!?」
「……あら?ゴメンナサイ!……昔のクセが抜けなくて。」
「昔……?」
「もしかして転校生とか~?」
「ソウデス!朕は少し遅れてニュウガクすることになったの。」
「ちん?」
「留学生ダカラ日本語がニガテで……学校で迷子ダッタの。」
「いや迷子2人目かい。」
「1年2組のキョウシツはどこカシラ?」
「私たちと同じクラスですね、良ければ案内しましょうか?」
「本当!?アリガトウ!」
「てかもうすぐ予冷なりそうだし行こうよ~!」
「せやな行くか。」
そしてそのまま4人はすずを放っておいて教室に向かっていった。
「ぐぬ……わらわをこんな目に……アヤツめ絶対に許さんぞ!」
「えっと、大丈夫か熊田さん?」
「っ!ふん!」
勝一はすずに手を差し伸べたが、その手を振り払って教室に向かってしまった。
「行っちゃった……後で声かけてみるか。」
そして勝一は少し遅れる形で教室に向かったのだった。
そして1時限目が終わり、勝一はすずに声を掛けようとしていた。
「熊田さん、少しいいか?」
「……なんだキサマ、図々しいぞ。」
「クラスメイトとして仲良くなりたいだけなんだか、……なぁ、訊いてもいいか?」
「なんだ?」
「なんでアーシュのことを敵対してるんだ?彼女人に喧嘩を売るような人じゃないと思うんだけど。」
「……別に、これはわらわのプライドが許せないだけだ。」
なんで彼女がアーシュのことを目の敵にしているのかというと、幼い頃から熊田さんは「孤高の天才美少女」と呼ばれていたらしく成績は常にトップだったそうなんだ。
だが高校受験の合格発表の日、首席がアーシュに取られてしまい熊田さんは次席合格になったのが始まりだという。
更には狙っていた生徒会長の座までもがアーシュに奪われたことで目の敵にするようになったということなんだ。
そして必ずアーシュから生徒会長の座を奪うことを誓ったということなんだ。
「そうだったんだ、けどすごいじゃん!次席合格だなんて。聞いた感じ努力して成績をいつもトップをキープしていたんだろ。十分凄すぎるじゃん。」
「笑わせるな!例えキサマから凄いといわれてもわらわにとっては重要なことなのだ!それに特待生であるキサマにいわれても嬉しくないわ!」
「いや、特待生制度には色々と事情があってな……成績良くても90点くらいだし。」
「十分良すぎるわ!」
「というよりも、なんで生徒会長の座を略奪するだなんて思いついたんだ?」
「校長からの提案を聞いたからだ。」
「校長の仕業かよ!?」
本当に自由人過ぎるていうかなんてことを提案しているんだあの人は!?それでも教員なのか!?
「正直に言うと生徒会長に付くのはお薦めしないんだけどなぁ。」
「えーーーーい!キサマに何と言われようが絶対に生徒会長に付いてやるわ!!そのために完璧な計画を練ったのだからな!」
「完璧な計画?」
「そうだ!」
その考えた完璧な計画というのは
1.油断しているところを狙って生徒会室に乗り込む。
2.高らかに自己紹介し、いかに天才美少女であるかを見せつける。
3.天才美少女オーラにひれ伏す雑魚ども、そして生徒会長の座を奪い取る
という簡潔なものだった。
「どうだ!あまりにも完璧すぎてキサマの声が出ないだろ!!」
「……お、おう……。」
勝一は余りにも大雑把な計画になんて言えばいいのかわからなかった。
「なのにアヤツのせいで計画が台無しに……!」
「あぁゼオスさんの件かその、ドンマイ。……それでどうやってアーシュから生徒会長の座を奪うんだ?」
「無論、この果たし状を……って、流星アーシュに渡しそびれてしまった!」
「果たし状って律儀つーか、いつの時代のものだよ……。」
「ムムム、どうすれば……そういえばキサマ、副生徒会長だったな。」
「そうだけど、どうした急に?」
「……よし!キサマ、これを流星アーシュに渡しておけ!」
「俺がアーシュに果たし状を!?」
「そうだ!キサマは生徒会長が誰が一番ふさわしいのかを見届ける義務がある!これを流星アーシュに渡し必ず共に来るんだぞ!」
「え、ちょっと!……また行っちゃったよ。とりあえず渡せばいいのかな。」
そして2時限目終了後
「あー、アーシュ、これ熊田さんから果たし状。」
「果たし状!?なんで!?」
「俺もわからないんだけど渡しておけって言われてな……でも大丈夫だと思うぞ。熊田さん悪い人じゃなさそうだし。」
「うぅ、私どうなっちゃうんだろ……」
「一応俺も見届け人として一緒に行くことになったから。」
「大丈夫かなぁ……」
アーシュは不安になりながらも勝一から果たし状を受け取ったのだった。
そして昼休み屋上にて
「命令通り来たようだな!」
「ひっ……!いつの間に……」
「アーシュ、もうすでに来てたぞ……。」
「あまりにも真剣な顔で読んでおるから声をかけづらかったんだ!」
「すみません!」
あたりはなんとも閉まらない空気で広がっていた。
「まったく調子が狂うな……早速本題に入ろう!」
そして気を取り直し
「宣戦布告だ!キサマの生徒会長の座をこの天才美少女であるわらわに譲れ!」
その言葉を聞いたアーシュは悩んでいた。
(正直に言って了承したいしむしろありがたい申し出だと思っています。けど……)
『流星さんのこと、放っておけなかったしさ。』
(そんなことをしたら勝一くんのことを裏切るってことになるよね?けど生徒会長辞めれるなら辞めたい!だけどそれだと勝一くんのことを裏切ることになるし、私は一体どうすればいいの~~~~~!?)
以前のアーシュなら喜んで生徒会長の座を譲ろうとしていたが勝一と出会ったことによってどうすればいいのか悩んでいた。
そしてアーシュが深く悩んでいることに気付いた勝一は
「アーシュ、おれは……」
アーシュに声を掛けようとしたその時
「どうして……どうして……どうして私じゃダメなのよ……!」
「ん?」
「え?」
「なんだ?」
「ごめん、君の気持ちにはこたえられないんだ。」
「「「……」」」
3人は声のした方向に振り向いてみると、そこにはなんと目の前にいる女子生徒が対面している男子生徒に告白してそしてその男子生徒は告白してきた女子生徒の告白を断るというまさかの失恋現場が目の前に繰り広げられていた!
3人はあまりの空気の重さに生徒会長の座にかけての勝負の話の雰囲気にはなれなかった。
「えーと、二人とも場所変えて改めて生徒会長の座について話さないか?部外者である俺たちが居ていい空気じゃないしな……。」
「そ、そうですね。さすがに場所変えた方がいいですよねこれ。」
「仕方ない、そうするしかないな……。」
3人は移動しようとしていたが
「他に好きな子がいるんだ……?そうなんでしょう!?」
「ぎゃあああああ!化物!」
「「「!?」」」
すると告白を断られた女子の姿が変わり背中から腕が2本生えて、天使のような機械の翼が現れたのだ!
そう!その女子はクリーチャーに憑りつかれ告白を断った男子に襲い掛かろうとしていたのだ!!
「な、なんだアレは!?」
「おいおい、こんな時に!」
「ひいっ!でたぁあああ!あ、あれはクリーチャーです。」
「はあ!?」
「驚くのは無理ないが説明は後にさせてくれ!」
「とにかくここは危険です、今すぐ避難しなきゃ。」
「おい、お前!早くこっちに来るんだ!」
「流星アーシュ、キサマ、ツノが……」
「さっきからうるさいわね、もしかしてあんたたち?私のダーリンをたぶらかしたのはあんたたちなのおお!?」
「ひ!!?」
「アーシュ!熊田さんを頼む!」
「勝一くん!?」
勝一は2人の前に出てクリーチャーに憑りつかれた女子の腕を押さえたのだ!
「やめるんだ!いったん落ち着け!」
「くっ!放せぇぇぇえ!!ダーリンをたぶらかした虫めぇぇええ!!」
「いやちょっと待て!?まさかそれ俺に言っているのか!?」
「あんた以外誰がいるっていうのおおお!?」
「いや俺男だぞ!なんで男である俺が同じ男をたぶらかさなきゃいけないんだ!?俺は異性愛者だ!!」
「お前が居なければぁあああああ!!」
「話聞いて!?」
女子はクリーチャーに憑りつかれて暴走しており、勝一に質の悪い見覚えもない罪を付けられてしまったのだ。
「もうどうでもいい、全部、全部壊してやる……うわああああああああ!」
「うぎゃあっ!」
「マズいっ!」
「危ないっ!」
クリーチャーに憑りつかれた女子は勝一の拘束を振りほどき腕の風圧ですずを吹き飛ばしてしまったのだ!
屋上の柵を超えてしまいこのまますずが落ちてしまうのかと思われたその時!
パシッ!
間一髪でアーシュがすずの手を掴んだことで落下せず済んだのだ。
「くっ……!よ、よかった。」
「な……キサマ……その手はなんだ?」
「こ……これは……」
「アーシュ!俺が来るまでそのまま持ち堪えるんだ!熊田さん!今は絶対にその手を離すな!」
「「!!」」
アーシュは傷つけずにできるだけ力強く手を握りすずは落下しないように手をしっかり繋いだ。
「待っててくれよ2人とも・・・・・!」
「お前えええええ!消えろおおおお!!」
「うぉっと!クリーチャー!いい加減に彼女から離れろ!!」
ピカァァァァァ!
「ぎぃゃああああああああああ!?」
勝一はデッキケースについている宝石をクリーチャーに憑りつかれている女子に向けると宝石が光出してその光に当たった女子は苦しみだしクリーチャーと分離したのだ!
「熊田さん!頑張ってください!」
「もう……力が……!」
ズルッ
「「あっ!?」」
2人の手が離れていきすずがあ地層になったその時
パシッ!
間一髪で勝一はすずの手を握ったことで落下を防ぐことができた。
「間に合った!」
「キ、キサマ……」
「勝一くん!」
「アーシュ!一緒に引き上げるぞ!」
「ハイ!」
「「せーっの!」」
二人ですずを引き上げたことで救出することに成功したのだった。
「う、うわぁあああああん!怖かったぁあああ!」
「ま、間に合ってよかった……。」
「ほ、本当によかったです……。熊田さん、大丈夫ですか?」
「ぐす……そっちは無事か?」
「はい、私も何とか。……!勝一くん!みんなは!?」
「他の皆は無事だ。クリーチャーを何とか無事に引き離すことができた。」
「よかった~。……あれ?でもどうやって?」
「デッキケースに付いてる宝石の力でな。宝石の光を当てさせれば引き離すことができるんだ。」
「そ、そうなんですか。本当に便利ですね。……あれ?じゃああの時なんでメガちゃんの時にはやらなかったんですか?」
「……単純に忘れてた。本当にごめん。」
「えぇ~~~~~!?そんな大事なこと忘れないでくださいよ~。」
「いや、マジでごめん。もう二度と忘れないようにするから。」
「もぉー、本当にお願いしますね。」
そして少し時間が経過して
「その……キサマも元の姿に戻ったんだな。」
「そういえばあの時に見られてたな。」
「いや!さっきの姿は、えっと……その……」
「もういい!わらわの負けだ。」
「え?」
「熊田さん、それって生徒会長の座は諦めたということなのか?」
「そうではない、あの時、助けてくれようとしたんだろ?それくらいわかる。キサマには責任感の欠片もなく生徒会長に向いていないと思っていたが思い過ごしだったみたいだ。」
「え?」
「あの時、真っ先に生徒を避難させようとしていた、きっと自分も怖かったはずなのにだ。」
「えっと、それって結局。」
「生徒会長はアーシュのままだっていうことだな。」
「それと、その……副会長もありがとな。」
「!どういたしまして。」
「だが、わらわは諦めたわけではないぞ!キサマが生徒会長が務まらんと感じたら即刻変わってもらうからな!」
「結局、こうなるんですね……。」
「でも、その割にはスッキリしてないか?」
「え?(あれ?確かに胸のモヤモヤがなくなったような感じがするのはなんでだろう?)」
アーシュは自分でもわからなかったが心は晴れやかな気分になっていた。
そしてアーシュは勝一に聞きたいことを思い出したのだ。
「あの勝一く……ん?どうしたんですか?」
「いや、さっきのクリーチャーが見当たらなくてな。」
「え!?だとしたら大変じゃないですか!?一体どこに?」
「……おい、もしかしてクリーチャーて言うのはアヤツのことか!?」
そういってすずが空の方向に指を指すと逃走中のクリーチャーがいた。
「あいつだ!さっきの女子に憑りついていたのは!」
「早く捕まえないと!」
逃走中のクリーチャーを捕まえようとしたその時
ヒュン!ヒュン! ズバッ!ズバッ!
「ぐぁあああああああ!?」
「「「!?」」」
突然逃走中のクリーチャーに光輪が襲い掛かり、それによって切り裂かれたクリーチャーはそのまま爆散し消滅したのだった。
「い、いったい何があったというんだ!?」
「こ、これってまた……。」
「二人とも来るぞ!」
そして光輪が飛んできた方向に振り向くとそこに眩い光が放たれて3人は一旦目をつぶったが段々と光が落ち着いていき目を開けるとそこには大仏のようなクリーチャーがいた。
「な、なんなんだあいつは?」
「なんででしょうか、あの大仏様みたいなクリーチャーから不気味さ感じるのは……。」
「あぁ、あいつは危険だ!気を付けろ二人とも!」
「危険?儂のどこか危険だというのだ?」
そして大仏のようなクリーチャーが喋りだした。
「お前、何者だ?」
「ウム、儂は名は三界 ブッディ、この人間世界に救いをもたらすために来た神である。」
「救いだと?」
「そうだ、先ほどの女子から救いを求めているのを感じっとったからの。その元凶を取り除きそして儂に従うことでより大いなる救いになると教えるために此処へ参ったのだ。」
「その元凶っていうのはあのクリーチャーのことか?確かに許されないことをしたがやり過ぎじゃないのか?」
「やり過ぎだと?元凶を取り除いたことに何をやり過ぎたというのだ?」
「お前、命をなんだと思っているんだ!」
「たとえ命が有ろうと無かろうと元凶であれば取り除くべきであろう?この神である儂がそう言うのだから間違いがあるわけなかろう。」
このブッディは自分が正しいと全く疑っていなかった。その様子を見たアーシュとすずはより不気味さを感じていた。
「長話が過ぎたな。そろそろあの女子を救済せねばな。」
「おい、そいつをどうするつもりだ。」
「?決まっておろう?儂の信者にするためだ。ワシの信者になれば必ず救われるのだぞ。儂に従えば救われるからの。」
「カルト宗教の勧誘なら迷惑行為だ。」
「儂のどこがカルトだというのだ?」
「無理やりでも気絶している相手を信者にしようとしている時点でアウト以外何もないだろ、あんたがやろうとしていること止めさせてもらうぜ。」
「なら、貴様を異分子としてデュエルでこの儂が直々に粛清してやろう。」
「そううまくいくかな?デュエルゾーン展開!」
勝一はデッキケースを前に掲げてデュエルゾーンを展開しデュエマが始まろうとしていた。
アーシュとすずを巻き込んで
「おいここどこなんだ!?」
「え?私また巻き込まれたんですか!?」
「またこの展開!?」
「ちょうどいい、このまま貴様達を粛正して儂の信者にしてくれるわ!」
「あーもう!二人とも離れるなよ!」
「は、はい!」
「いや本当に一体何が起きているんだーーーー!!」
切札勝一 デッキ:進め、ケングレンオー!
キーカード:ケングレンオー~出発~
VS
ブッディ デッキ:侵略せし導きの光
キーカード:三界 ブッディ
『デュエマ、スタート!』
序盤、勝一は自分のターンはまだ3ターンしか経過していないが早くも不適の笑みを浮かべていた!
勝一 シールド5 マナゾーン3 手札4 使用可能マナ3
ブッディ シールド5 マナゾーン3 手札4 使用可能マナ3→1
侵略者 カバウス
「な、なるほどな。クリーチャーとはあのデュエマのクリーチャーのことだったのか……。」
「はい、私はデュエマはあんまり知らないのですがそのデュエマに出てくるクリーチャーは実在するみたいなんです。そして勝一くんはそのクリーチャーと戦うことができる
「しかし、事実は小説よりも奇なりとはいうがそれが現実になろうとはな……」
「ここは勝一くんが勝つのを祈りながら見届けましょう!」
「そうするしかないか……!」
アーシュは何とかすずに今起きていることを説明しながらもすずと一緒に勝一が勝利することを願っていた。
勝一 4ターン目
「よし!少し早いがここで切札を引き当てに行くか!」
「なぬっ!?」
「もう出そうとしているんですか!?」
「あまりにも早すぎるぞ!一体どんなクリーチャーなんだ……?」
「いくぜッ!」
俺は、最後まで!俺のカードを、デッキを、仲間を信じ続ける!!はぁーーーーーーーーあ!!ドロー!!!……来たぜ!
「まずはマナをチャージして呪文『キリモミ・ヤマアラシ』!その効果で次に召喚するクリーチャーをスピードアタッカーにしてコストを1減らして呼び出せる。」 マナゾーン4 手札4→3 使用可能マナ4→3
「1マナで来る切札って!」
「どんな奴なんだ?」
「そして手札から、俺の切札!『ケングレンオー~出発~』を召喚!」 使用可能マナ3→2
「ワンワン!」
「「……は?」」
2人が困惑するのも無理はなかった。
なぜなら勝一が言っていた切札が如何にも可愛らしいクリーチャーだったからだ。
「えっと、勝一くん……この子が切札なんですか?」
「そうだ」
「……パワーはどれくらいなんだ?」
「1000」
「本当にこの子で勝てるんですか!?」
「キサマ!本当に勝つことを信じていいのか!?」
「貴様……!儂を舐めているのか……?」
「ほら相手怒ってますよ!?」
「不安だな……」
「大丈夫だ、ケングレンオーはすごい力を秘めた頼もしい奴なんだ、頼んだぞ!ケングレンオー!」
「ワン!」
「今からここでケングレンオーの力を見せてやる!ケングレンオーで攻撃の代わりにタップして、タップスキル発動!」
「タップ……スキル?」
「なんなんだそれは?」
「攻撃する代わりにカードをタップすることでそのクリーチャーが使える効果を発揮するスキルだ!てことでケングレンオーをタップスキルによって山札からワンケングレンオーと書かれているカードをバトルゾーンに出せる!ケングレンオーからワンケングレンオー~月下咆哮~に進化だ!」
「ワォーーーーーーン!」
「すぐに進化できました!?」
「これがあのクリーチャーの力なのか!?」
「ここでターンエンドだ!」
ブッディ 4ターン目
「なるほどな……三界 ザゼンダを召喚。そしてターンエンドだ。」 マナゾーン4 手札3 使用可能マナ4→1
勝一 5ターン目
「俺のターン、ワンケングレンオーをタップ!そしてスキル発動!山札からケンゴウグレンオーと書かれているカードを選び、そしてワンケンオー~月下咆哮~からケンゴウグレンオー~天地雷鳴~に進化だ!」 マナゾーン5 手札2 使用可能マナ5
「ウォオオーーーーーン!」
「また進化しました!」
「どれだけ進化するんだ!?」
「ターンエンドだ!」
ブッディ 5ターン目
「貴様も進化を使うとは驚いたがな……だが!進化こそ儂の十八番だ!」
「なに!?」
「見せてやろう、儂の力をなっ!」
儂に頭を垂れよ、儂に救いを求めよ、儂に祈りを捧げよ、儂こそ救い!儂こそ光なのだ!南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……!南無阿弥陀仏……ドロー!!!……来たか。
「まずは侵略者 クジョンを召喚、そして、儂の光のクリーチャーが3体いるので三界 ザゼンダの能力発動!ザゼンダのパワーが+2000されさらに種族にエンジェル・コマンドが追加される!」 マナゾーン4 手札3 使用可能マナ4→0
「クリーチャーがパワーアップしちゃいました!?」
「まだ終わらんぞ?そしてザゼンダで攻撃!その時、侵略発動!」
「侵略だって!?」
「なんなんだそれは!?」
「侵略はクリーチャーが攻撃することでただで進化することができる恐ろしい能力だ…。」
「てことはあのザゼンダはタダで強くなるってことですか!?」
「その通りだ。今のザゼンダはエンジェル・コマンド。よってコマンドが攻撃したことにより儂の切札、この儂三界 ブッディに進化だ!」 手札3→2
「アヤツが直々に現れたぞ!」
「そしてブッディはW・ブレイカーだ!貴様のシールドを2つブレイクだ!」
勝一 シールド5→3
「よし!2枚ともS・トリガー!呪文めった切り・スクラッパー×2!まずはカバウスとクジョンを破壊だ!」 ブッディ 墓地0→
2
「クリーチャー2体破壊できました!」
「そしてもう一枚のめった切り・スクラッパーでブッディを破壊だー!」 勝一 墓地0→2
「アヤツの切札を破壊したぞー!」
「喜ぶのは早いぞ?」
「それってどういう……!?あのクリーチャーまだ健在です!」
「なぜアヤツはまだいるんだ!?」
「教えてやろう、この儂三界 ブッディは手札から一枚下に入れることで破壊を防ぐことができるのだ。」 手札2→1
「てことは手札がある限り!?」
「アヤツは不死身なのか!?」
「儂のターンエンドだ。」
勝一 6ターン目
「不死身だろうが何だろうが俺は、いや俺たちは勝ちに行く!そうだろケンゴウグレンオー!」 マナゾーン6 手札2 使用可能マナ6
「ガヴ!」
「いくぞケンゴウグレンオー!ケンゴウグレンオーを攻撃する代わりにまたタップする、そしてまたもやタップスキル発動だ!」
「こっちも進化していきますよ!」
「いっけー!ケンゴウグレンオー!」
「タップスキルにより山札からゴウケンオーと書かれたカードを選びだし、そしてゴウケンオー~剣々轟々~に進化!」
「グォオオオオオーーーーーーーー!」
「タップすればするほど強くなっていきますよ!」
「どれだけ強くなるんだ!?」
「そしてもう1体のケングレンオーを召喚してターンエンドだ。」 手札2→1
ブッディ 6ターン目
「いくら進化しようと攻撃しなければ意味はない!もう一度カバウスを召喚しブッディでシールドブレイク!」 マナゾーン4 手札1 使用可能マナ4→2
勝一 シールド3→1
「トリガーは無しか。」
「ターンエンド、そしてカバウスの効果発動!」
「一体、何が起きるのですか!?」
「相手のシールドが2枚以下の時、儂のクリーチャーは全てアンタップする!」
「これは少々厄介だな。」
「何が厄介なのだ?」
「クリーチャーはタップしていればそのクリーチャーを攻撃することができるんだけど、アンタップしているクリーチャーは攻撃することができないんだ。」
「なんだと!?」
「相手を攻めれば攻めるほど強くなっていませんか!?」
「その通りだ、儂ら侵略者は攻めれば攻めるほど強くなるのだ!ターンエンドだ。」
勝一 7ターン目
「お前、やっぱり神様じゃないだろ。」
「なんだと!?」
「自分から侵略者って言っているしそれを訊いたらもう神様でも何でもないだろ。」
「何を言う!儂はれっきとした神である!貴様ら下賎の存在とは格が違うのだ!!」
「本物だったらそんな風に人を見下したりなんてしねえよ!蒼黒の知将ディアブロストを召喚!」 マナゾーン7 手札2→1 使用可能マナ7→2
「なに?闇文明だと!?」
「こいつはバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてブロッカーを与える。」
「ブロッカーとは何ですか?」
「ブロッカーは相手のクリーチャーが攻撃したときにそのクリーチャーの攻撃をブロックする能力だよ。」
「なんで敵を強くしちゃっているんですか!?」
「キサマ、トチ狂ったのか!?」
「ふっはははははははははは!ついに負けを認めたか?儂の信者になる覚悟ができたということか?」
「そうじゃない、逆転への一歩に近づくためだ!ゴウケンオーをタップし、能力発動!相手のブロッカーをすべて破壊する!ディアブロストの能力でお前のクリーチャーはすべて破壊だ!」
「な、なんだと!?」 ブッディ 墓地2→3
「そうか、だからブロッカーを付与したんですね!」
「これでアヤツのクリーチャーが一網打尽で全滅だ!」
「くっ、ブッディの能力でブッディはバトルゾーンに残る!」 手札1→0
「まだゴウケンオーの能力は終わっていない!山札からケンゲキオージャと書かれたカードを選び出す!これがケングレンオーの最強の姿!ケンゲキオージャ~究極火焔~に進化だぁ!」
「ガォオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「これがケングレンオーの最強の姿・・・・・!」
「ケンゲキオージャ・・・・・。」
「ターンエンド」
ブッディ 7ターン目
「おのれぇ!小癪なぁ!こうなったらブッディで貴様の最後のシールドをブレイク!」 マナゾーン4 手札1 使用可能マナ4
勝一 シールド1→0
「おいおい頭に血が上り過ぎてないか?ブッディで攻撃しちまったから次のお前のターンまでアンタップできないからブロッカー能力が使えないぞ。」
「てことはこれで!」
「思う存分、攻撃ができるな!」
「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅっ!ターン……エンド。」
勝一 8ターン目
「俺のターン!まずはケングレンオーでシールド1枚破壊!」 マナゾーン8 手札1 使用可能マナ8
「ワンワンッ!」
ブッディ シールド5→4
「く、S・トリガーなしだ!」 手札1→2
「そしてケンゲキオージャで攻撃!ケンゲキオージャはQ・ブレイカーでシールド4枚ブレイクだ!」
「グルルルル、ガォォオオオオウ!」
ブッディ シールド4→0
「ついにシールドが無くなりました!」
「しかもまだこっちにはディアブロストがいるぞ!」
「ディアブロストでダイレクトアタックだ!」
ディアブロストでとどめを刺そうとしたその時だった。
「ふ、ふふふ、ふははははははっははははは!」
「な、何か笑い出しましたよ!?」
「負け惜しみでおかしくなったのか?」
「どうやら天は儂に味方したようだな!4枚ともシールド・トリガーだ!」
「なんですって!?」
「アヤツのシールド全部シールド・トリガーなのか!?」
「まずは侵略者 シロメールを三体召喚!」
「で、でもあのクリーチャー達なんの能力もありませんよ?」
「やっぱり虚仮威しではないか!」
「いや、この3体は布石だ、最後のシールド・トリガーは呪文『アポカリプス・デイ』!この呪文は互いのバトルゾーンに合計6体以上のクリーチャーが居ればすべて破壊する!」
「マズいですよ!今バトルゾーンにはクリーチャーが7体もいますよ!?」
「しかもアヤツにはまだ手札が2枚残っているぞ!?」
「その通り!しかもブッディは下にカードが三枚あればバトルゾーンから離れることが無くなる。つまり、今の儂は真の不死身になったのだ!」 墓地3→6 手札2→1 勝一 墓地0→2
「そんな!?」
「つまりバトルゾーンにはアヤツのブッディしか残らない、もう成す術がないというじゃないか……。」
「ふははははははははは!もう貴様には何もできまい!もう終わりだ!」
ブッディの高笑いがデュエルゾーンに響き渡り誰もがブッディの勝利を確信してしまったが
「いや、本当に天がほほ笑んだのは俺の方だったみたいだぜ?」
「なんだと!?」
「ケンゲキオージャを見てみな。」
「何言っている……の……だ。」
そういわれて見てみるとケンゲキオージャの体から炎が熱く燃え上がっていたのだ!
「グォォォォォォォォォ……」
「な、なんなんだこれは!?」
「ケンゲキオージャが燃えています!?」
「どうなっているんだ副会長!?」
「ケンゲキオージャにはもう一つの能力があってな、相手のクリーチャーの効果や呪文などでバトルゾーンを離れる時、エクストラウィンが発動するんだ!」
「エクストラウィンだと!?」
「それって一体……。」
「エクストラウィン、それはカードに書かれた条件を達成することで相手にとどめを刺さなくても勝利することができる能力なんだ!」
「凄すぎる能力ではないか!」
「てことはつまり……!」
「この勝負、俺たちの勝ちだーーーー!いっけーーーーーー!ケンゲキオージャーーーー!!」
「グォォォォォォオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーー!!!」
ケンゲキオージャの能力により体からあふれ出ている炎はバトルゾーンを包み込み、そしてその炎はブッディを飲み込んでいったのだ!
「馬鹿な!?この儂が、神であるこの儂がぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」
これが俺たちのビクトリーロードだ!
こうして無事に勝利することができ、現実世界に戻ったのだった。
「馬鹿な……儂は……神……であ……るはずな……のに。」
「だからお前はクリーチャーだ、神様じゃない。おとなしくクリーチャーワールドに帰れ!」
ピカー!
「ぬぅおおおおおおおおお!?」
ブッディをカードにして、デッキケースに入れてクリーチャーワールドに送り帰した。
「おい、アヤツはどうなったのだ?」
「勝一くんがクリーチャーワールドに送り帰したのでもう安心ですよ。」
「ほ、本当か!?」
「あぁ、もう大丈夫だ熊田さん。」
「そ、そうか。まったくひやひやしたぞ。」
「ほんとですね。」
「それにしてもまたアーシュたちを巻き込むことになるとはな、何とかしなきゃな。」
「お願いします……あっ、勝一くん!」
「どした?」
「あの時なんて言おうとしていたんですか?」
「あの時?」
「ほら、生徒会長の座のことで私に声を掛けようとしてたじゃないですか。」
「あぁ、あれか。あの時言おうとしていたのはな。」
「それは?」
「俺は気にしないって言おうとしてたんだ。」
「え?」
アーシュは勝一の予想外の答えに驚いた。
「気にしないっていうのは?」
「簡単に言えば、アーシュの気持ちを尊重するって意味だよ。生徒会長の件は流れでなっちゃったものだし、前にも言ったけど決定権はアーシュにあるって言っただろ。だからアーシュがどんな答えを出しても俺はアーシュの気持ちを尊重する。だからあの時俺は気にしないって言おうとしていたんだ。」
「勝一くん……。」
アーシュは勝一がそこまで自分のことを考えてくれていたことに心が嬉しさで溢れていた。
そしてなぜあの時スッキリしたのかを理解した。もしやめると言い出したら自分を信用してくれた勝一のことを裏切ってしまうのではないかと罪悪感があったからだ。
生徒会長の件が無くなったその時、心のどこかで裏切ることはなくなったのだと安心していたからだった。
でもそんなことは杞憂だった。勝一は自分の気持ちを尊重していることを理解したからこそその考えは違っていたのだと理解したからだ。
「でも俺、アーシュが生徒会長に向いているとは思うんだ。」
「え?」
「熊田さんが言ってただろ、怖かったはずなのに生徒の避難を第一優先にしていたりしていただろ。人のためにあんなに頑張れるアーシュだからこそ生徒会長に相応しいって思うんだ。」
「……」
「それでアーシュ、結局生徒会長の件どうするんだ?俺はアーシュの気持ちを尊重するよ。」
「……正直、辞めたい気持ちがないといえば嘘になります。けど勝一くんがいてくれたように私を信頼してくれる人たちに応えてみようと思います。」
「……そっか、なら前にも言ったように俺のこと頼りにしてくれよ生徒会長。」
「はい!頼りにさせてもらいます、副生徒会長。」
「おぉーい!キサマ等そろそろ行くぞー!」
「行くか。」
「そうですね。」
こうして無事に事件が終わった二人は教室に戻ったのであった。
次回に続く!
次回予告
色々といざこざがあったけど何とか生徒会長の件片付いてよかったなー。
よーしここから生徒会活動の始まりだー!
と思ったら今度はゼオスさんがクリーチャーに襲われそうになっている!?
彼女には手出しさせないぞ!こんな時には頼れるあいつ等の出番だ!
次回!留学生サーヴァ・K・ゼオスの登場!そしてジョーカーズ参上!?
これが俺たちのビクトリーロードだ!
何とかできました。
次回は父ジョーの頼れる仲間たちジョーカーズが出てきます!お楽しみに……。
追記:1話から最新話まで読んでみてどうやってもプレイングが合わなかったり見やすくできるように色々修正いたしました。
皆様が読みやすくなっていれば幸いです。
メインカード解説
ケングレンオー~出発~ クリーチャー 種族:フレイム・モンスター コスト2
パワー1000
・このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
・TT―自分の山札を見る。その中から、名前に《ワンケングレンオー》とあるカードを1枚選び、バトルゾーンにあるこのクリーチャーの上に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
蒼黒の知将ディアブロスト クリーチャー 種族:デーモン・コマンド コスト5
パワー6000
・バトルゾーンにある相手のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得る。
・W・ブレイカー
ケンゲキオージャ~究極火焔~ 進化クリーチャー 種族:フレイム・モンスター コスト25
パワー23000
・進化:名前に《ゴウケンオー》とあるクリーチャー1体の上に置く。
・ソウルシフト(このクリーチャーを召喚する時、このクリーチャーの進化元クリーチャーを選ぶ。このクリーチャーのコストは、その選んだクリーチャーのコストだけ少なくなる。ただし、コストは0以下にはならない。)
・Q・ブレイカー
・相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが離れる時、自分はゲームに勝つ。