ではどうぞ。
最近よく夢を見る。
周囲は燃えていて瓦礫だらけの中、瓦礫に埋もれている人物。
その子は女の子で辛うじて生きているが、もう助からない事が一目でわかる。
『──あの………せん…ぱい。 手を 握ってもらって…いいですか?』
その子は息絶える前に自分に握って欲しいと頼む。
『これでいい?』
その子の頼みを自分は了承し、握る。
この周りが炎に包まれ、逃げ場ない状況。 その恐怖を押し殺しながら優しく言う。
握った手が恐怖で震えてる。 それでも
『大丈夫 俺も一緒にいるから。』
今自分がこの子に出来ることはこれしかない。 だからこそこれを全力でやる。
『………はい。』
その子はその言葉を聞いて笑みを浮かべ、目を閉じる。
「……またこの夢か。」
そして俺、『藤丸立香』は目を覚ます。
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登校中に藤丸はある人物を見掛け、声をかける。
「おはよう、南雲。」
「あ、おはよう藤丸。」
その人物『南雲ハジメ』は藤丸に気付き挨拶をする。
彼は藤丸とはゲーム友達で昨日も一緒にゲームを夜遅くまでネットを通じて遊んでいた。
「……学校に行って大丈夫なのか、南雲。」
「……うん。 憂鬱だけど、大丈夫だよ。」
“藤丸のおかげさ”と言い2人は学校へ登校する。
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両手で顔を庇い、目を閉じていた藤丸はざわざわと騒ぐ気配に目を開く。
「ここは、何処だ?」
藤丸が突然の事で周囲を見渡していると自分達を囲んでいた1人の老人が話しかけた。
「ようこそ、トータスへ。 勇者様、そしてご同胞の皆様。 歓迎致しますぞ。 私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ。」
そうイシュタルと名乗った老人は挨拶をする。
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なるほど、と頷き。藤丸は顔を顰めながら指先に針を少し刺し、血を魔法陣に擦り付けた。 すると魔法陣が一瞬淡く輝く。
すると……
藤丸立香 17歳 男 レベル:1
天職:召喚師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:召喚・言語理解
表示された。
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どうやら俺の召喚には絆、繋がりが必要らしい。
しかも呼ばれてもいいと思う程の信頼関係、そしてその対象を思い浮かべる必要があるらしい。 つまり、
「……何も召喚できないじゃん。」
そう藤丸はがっかりする。
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「俺も一緒にやるよ。」
「藤丸!?」
そう藤丸はハジメの隣に立つ。
「囮は多い方がいいでしょう? 俺に出来るのはこれくらいだし。」
「………ありがとう。」
そう言い2人はベヒモスを止めるために立ち向かう。
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「! 南雲!!」
奈落へ落ちようとした南雲の手を取るも、藤丸がいる足場も崩れ
「「うわあああああ!?」」
2人は奈落へと落ちて行く。
「(あ、これ。 駄目か。)」
藤丸は走馬灯のように今までの人生を振り返る。 思い出すのは家族や友人等───
そんな中、
『先輩。』
何故か夢に出てきた女の子の事を思い浮かべる。 どうしてか分からない。 でも、
『夢の中での繋がり』での召喚は思い付かなかった。
藤丸はダメ元で試す。
「来てくれ。」
夢での繋がりの召喚等笑い話だ。 クラスメイトや家族に笑われるだろう。 でも藤丸はそれに縋る。
“生きるために”
「マシュ!!」
その女の子の名前を。
すると2人の近くで召喚の魔法陣が出て来て、そこからある人物が出てくる。
その人物、女の子は
「シールダー、マシュ・キリエライト 先輩の召喚に応じて参上しました。」
夢に出てきた女の子だった。
以上如何でしょうか。
これからもちょっと書きたいなと思った