古の灯火   作:丸亀導師

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1941年 陸上兵力兵装

火砲等1935年を参照

 

 

1式警戒回転翼機

 

胴体長(ローター含まず): 約 10.5 m

全長(ローター回転時): 約 14.0 m

主ローター直径: 約 11.5 m(3枚ブレード)

全高: 約 3.7 m

胴体最大幅: 約 1.3 m

 

構造: 超々ジュラルミン製鋼管トラス骨格(史実の重いスチール鋼管から置換)

外装: バルカナイズドファイバー成形板(一部、重量軽減のため後部胴体は羽布張り)

発動機: 空冷星型7気筒「神風」(約160馬力)または同等クラスの国産エンジン

 

自重: 約650 kg(超々ジュラルミンの恩恵で、史実の同クラス機より200kg近く軽量化)

最大離陸重量: 約1,150 kg

 

乗員: 2名(並列複座、またはタンデム)

最高速度: 140 km/h(バルカナイズドファイバー外板による空気抵抗の低減)

巡航速度: 105 km/h

航続距離: 約350 km(ペイロードの余裕を燃料に回した場合)

実用上昇限度: 3,500 m

 

武装

1式6.5ミリ旋回機関銃 (大正14年式軽機関銃を基に、ベルト給弾式とした)×500発

 

重量計算: 機関銃本体(約10kg)+ 数百発の弾帯と給弾ボックス(約20〜30kg)+ マウント金具。合計で約50kg前後となり、軽量化された機体なら全く問題なく搭載できます。

配置と操作: 機体下部(キャビン床下)に旋回銃座(ジンバル)を設け、並列または前後に座る副操縦手(観測手)が、床面のガラス窓越しに照準を合わせて射撃するスタイルが現実的です。ベルト給弾式にすることで、狭い機内でドラム弾倉を交換する手間が省け、連続した制圧射撃が可能になります。

前線基地での運用メリット

 

1. 完璧な「上方警戒(早期警戒)」

ジャングルや山岳地帯など、地上からの視界が遮られる場所でも、高度数百メートルでホバリングすることで、数十キロ先の敵機の接近や敵歩兵の動きを察知できます。有線電話のケーブルを垂らしながらホバリングすれば、敵に傍受される無線を使わずに、地上の司令部へリアルタイムで報告が可能です。

 

 

 

 

昭和14年式揚陸車

 

【挿絵表示】

 

 

【基本諸元】1938年式 上陸用装甲車両

■ 車体寸法・重量

* 全長: 8.0 m

* 全幅: 3.2 m

* 全高: 2.8 m (※砲塔型は 3.2 m)

* 戦闘重量: 18 トン

■ 機動力・推進システム

* エンジン: 2ストローク・ディーゼルエンジン(車体前部配置)

* 懸架・推進方式: 外輪式キャタピラ(履帯による水陸シームレス推進)

* 履帯仕様: 接地圧低減と水上推進力(パドル効果)を最大化するための幅広型

* 最高速度:

* 陸上: 25 km/h

* 水上: 8 km/h

■ 防御力・装甲(複合装甲)

* 車体前面: 鋼板 17 mm + マイクロサイズバルカナイズドファイバー 6 mm

* 車体側後面: 鋼板 10 mm + マイクロサイズバルカナイズドファイバー 6 mm

* 防御特記: * 内張りのバルカナイズドファイバーがスポールライナー(飛散防止内張り)として機能し、装甲貫徹時の破片から乗員を保護。

* 車体前部に配置された重量のあるディーゼルエンジンブロックが、後部兵員室への物理的な追加装甲(盾)として機能。被弾時の引火リスクも極めて低い。

 

■ 車体後部・降車機構

* 搭乗ハッチ: 車体後部・観音開き式ダブルドア

* 戦術的優位性: 18トンの車体そのものを敵陣地からの巨大な盾とし、搭乗歩兵が正面からの銃撃を避けながら安全かつ迅速に左右へ展開可能。

 

【バリエーション別 乗員・武装詳細】

展開する任務に合わせて、以下の2タイプが運用されます。

1. 無砲塔型(APC:装甲兵員輸送車型)

上陸部隊の主力となる、兵員輸送能力を極限まで高めたタイプ。

* 搭載能力(計 20名):

* 乗員 2名 (運転手 1名、機銃手 1名)

* 搭乗歩兵 18名

* 武装:

* 主武装: 11ミリ重機関銃

 

2. 砲塔型(IFV:歩兵戦闘車型)

歩兵の直接火力支援と、強固な敵陣地の制圧を担うタイプ。

* 搭載能力(計 15名):

* 乗員 2名 (運転手 1名、機銃手 1名)

* 搭乗歩兵 13名

* 武装:

* 主武装: 50ミリ擲弾銃(歩兵携行型と弾薬共有・高低圧燃焼方式、50ミリ×20)

* 使用弾薬: 五〇粍二段圧榴弾(専用弾)

* 副武装: 11ミリ重機関銃

 

 

 

 

零式改良チハ

 

【挿絵表示】

 

1. 寸法・重量

車体長: 6.00 m

全幅: 2.80 m

全高: 2.40 m

総重量: 20 トン

2. 機動力・機関系

最高速度: 45 km/h

エンジン: 空冷V型12気筒ディーゼルエンジン

最大出力: 350 hp

懸架方式: ホルストマン式独立懸架方式(純粋なボギー式)

履帯幅: 400 mm

駆動方式: 後方駆動輪方式(フロント被弾時の走行不能リスクを低減)

機関配置: パワーパック方式(野戦での迅速なエンジン交換が可能)

3. 武装

主砲: 75ミリ×42口径戦車砲

副武装: 6.5ミリ機関銃(主砲同軸のみ)

砲塔リング直径: 1,600 mm

※車体機銃: 完全廃止(正面装甲の弱点排除)

4. 装甲・防御力(全面溶接構造)

【車体装甲】(機銃・覗き窓の一切ない完全な滑らか装甲)

前面: 50 mm(傾斜50度)※避弾経始により実質的な防御力は大幅に向上

側面: 30 mm(傾斜30度)

後面: 25 mm(傾斜10度)

【砲塔装甲】(完全溶接装甲)

前面: 70 mm(傾斜30度)

側面: 40 mm(傾斜10度)

後面: 30 mm(傾斜なし)

【追加防御】

MBF(内張装甲 / スポールライナー): 6 mm(被弾時に装甲内側から剥離する金属片を防ぎ、乗員の生存率を向上)

 

 

主砲

口径 75mm

砲身長 3.212m(42.8口径)

初速 720m/s

 

貫徹力

1300mで約75mm、1kmmで約80mm、450mで95mm、100mで100mm

 

 

将来出現するであろう重装甲戦車に対する対抗手段として、既存高射砲改良型の砲身を搭載。

同時代のほぼ全ての敵戦車に対抗することを想定された。

 

――――

 

 

歩兵分隊

 

基本歩兵装備はアムール川以降、歩兵銃は急速に09式自動小銃への置換が行われる。

既存の15年式歩兵銃は、マークスマン兵用装備として残留。

 

分隊の基本構成

分隊を2つの「班(ファイヤーチーム)」に分けるのが、柔軟に動くための基本です。

分隊本部: 分隊長(自動小銃)

A班(火力支援・長距離担当)

班長(自動小銃)

マークスマン(小銃・マークスマン): 精密射撃で敵の重要目標を阻止

軽機関銃手(軽機関銃): 制圧射撃で敵の足を止める

B班(突撃・近接担当)

班長(自動小銃)

擲弾手(擲弾銃): 遮蔽物に隠れた敵を掃討

自動小銃手 ×2~3

 

 

2. 状況別の配置

 

【行軍中(カラム隊形:縦列)】

前方への警戒と、接敵時の即応性を重視します。

自動小銃手(ポイントマン): 最前方で警戒

分隊長: 指揮

擲弾銃: 突発的な接敵への面制圧

マークスマン: 遠方の不審物確認

軽機関銃: 中ほどに位置し、左右どちらの接敵にも対応

残りの自動小銃手

 

【攻撃・突撃時(ベース・オブ・ファイア)】

A班が敵を釘付けにし、B班が接近する「火制と運動」の形です。

支援チーム(A班): 良好な視界が得られる場所に陣取り、軽機関銃とマークスマンが遠距離から持続的に射撃。

機動チーム(B班): 遮蔽物を利用して接近。擲弾銃で敵の銃座や遮蔽物を叩き、隙を見て自動小銃手が突入。

 

【防御時(アンブッシュ・陣地防御)】

軽機関銃: 最も敵が通りそうな「キルゾーン」を正面に据える主火力。

マークスマン: 軽機関銃の手が届かない遠距離や、敵の指揮官・通信兵を狙撃するために少し離れた高所に配置。

擲弾銃: 軽機関銃の死角(窪地や壁の裏)をカバーできる位置に配置。

自動小銃: 各火器の隙間を埋め、軽機関銃手が狙われないよう周囲を警戒。

 

 

分隊人員配置案(計8名)

役割 装備 主な任務

1. 分隊長 自動小銃 分隊全体の指揮・無線連絡

 

2. 通信/選抜射手 小銃(マークスマン) 遠距離の敵排除・状況報告

 

3. A班長 自動小銃 火力支援チームの指揮

 

4. 機関銃手 軽機関銃(30箱) 制圧射撃(短連射で弾を節約)

 

5. 弾薬手 自動小銃 軽機の手助け・予備弾薬の運搬

 

6. B班長 自動小銃 突撃チームの指揮

 

7. 擲弾手 擲弾銃 (+自動小銃) 遮蔽物への攻撃・発煙弾展開

 

8. 小銃手 自動小銃 索敵・突入・側面警戒

 

 

―――

 

 

軍用圧迫止血餅 三型(略称:三型餅)

分類: 個人携行衛生材料

制定: 昭和12年 陸軍衛生材料廠

 

1. 概元・仕様(スペック)

形状(収納時):

容器: 縦80mm × 横50mm × 厚さ20mm の扁平なブリキ缶(半田付け密封)。

開封: 側面にある巻き取り鍵(キイ)を使用して帯状に開封する。

重量: 約45g(内容物含む)。

内容物:

止血餅本体: 乾燥圧縮されたアルギン酸スポンジ(淡黄色・直方体)。

寸法:縦70mm × 横40mm × 厚さ15mm

気孔率:90%以上(極めて軽量)

添加剤:リバノール(殺菌および化膿防止のため黄色く着色)、塩化カルシウム(血液凝固促進剤)。

圧迫帯: 止血餅の背面に縫い付けられた、幅50mm × 長さ1.5m の未晒し木綿包帯。

物理特性:

吸水倍率: 自重の約20倍の血液を吸収可能。

膨張率: 血液接触後、約5秒で体積が3〜4倍に膨張し、傷口内部を物理的に圧迫する。

粘着性: 吸血後、直ちにゲル化(ゾル状)し、生体組織に対し強力な被覆・粘着作用を発揮する。

 

2. 用途・効能

本品は、**「貫通銃創」および「盲管銃創(弾が体内に残っている傷)」**の応急処置を主目的とする。

即時止血:

動脈切断を伴わない銃創に対し、ゲル化膨張による「内部圧迫」と、カルシウムイオンによる「化学的凝固」の二重作用で、3分以内に止血を完了させる。

創面閉鎖:

ゲル化した餅が傷口の形状に合わせて変形・密着し、外界(泥、雑菌、空気)と遮断する「人工カサブタ」を形成する。

搬送保護:

硬化したゲルは適度な弾力を持ち、搬送中の振動や衝撃から患部を保護するクッションとなる。

 

3. 使用要領(兵士用マニュアルより抜粋)

一、 開缶

鍵(キイ)を用い、ブリキ缶の帯を巻き取りて蓋を開くべし。内部は無菌状態なり、汚れた手で触れるべからず。

二、 挿入(躊躇うこと勿れ)

血の吹き出ずる傷口を見定めたらば、包帯の付いた「餅」を取り出し、その乾燥したる塊を、傷の奥深くへ指にて強引に押し込むべし。

痛みを伴うも、一時の辛抱なり。餅が血を吸い、傷の形に膨らむを感じるまで押し続けること。

三、 圧迫・固定

餅が膨らみ傷を塞ぎたらば、付属の包帯をその上よりきつく巻き付け、結び留めるべし。決して緩めること勿れ。

四、 後送

処置後は速やかに後方の衛生隊へ引き継ぐべし。軍医に対し「三型餅を使用せり」と申告すること。

 

4. 注意事項(禁忌)

 

【水濡れ厳禁】

本品は湿気を吸うと即座にゲル化し、使用不能となる。使用直前まで缶を開封すべからず。また、雨天時の使用は、雨滴が入らぬよう身体や外套で覆いながら行うこと。

 

【食用不可】

見た目は「高野豆腐」や「乾パン」に酷似するも、絶対に食すべからず。

胃内部の水分を吸収して急激に膨張し、胃破裂や腸閉塞を引き起こし、死に至る危険あり。

 

【再使用禁止】

一度血や水を吸った餅は、乾燥させても元のスポンジには戻らず、ただの固い樹脂塊となる。

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