大日本帝国陸軍:常備兵力 60万人の内訳
満州・アムール正面(対ソ連):約 25万人
シホテルーシ共和国との共同防衛に当たる精鋭。弾丸列車沿線に配置。
日本本土・台湾・朝鮮(治安・即応予備):約 25万人
1932年から「本土」となった地域をカバー。志願制により練度が極めて高い。
南洋・円ブロック諸国・ペルシア等(海外派遣):約 10万人
資源地帯の守備と、同盟国(シャム、エチオピア等)への技術指導を兼ねる。
装甲車両
大正12年式軽戦車乙型 (1934年)
全長 4.4 m エンジン換装(ディーゼル化)に伴い機関室を再設計。
全幅 2.2 m 接地圧低減のため、履帯幅を僅かに拡大。
全高 2.1 m 維持。低シルエットで生存性を確保。
重量 10.8 トン ディーゼルエンジンと装甲強化分で増加したが、ギリギリの橋梁制限内。
速度 42 km/h トルクの太いディーゼルにより、初速と登坂力が劇的に向上。
※不整地でも25km/h以上を維持可能。
航続距離 300 km ディーゼルの燃費向上により、作戦範囲が飛躍的に拡大。
※補給なしで長城から奉天まで走破可能。
主砲 九一式37mm戦車砲(長砲身) 貫通力強化型。距離500mで30mmの装甲板を貫通可能。
※将来的なソ連戦車(BTシリーズ等)との交戦を想定。
副武装 6.5mm 車載重機関銃 同軸配置。弾薬数3,000発を積載。
装甲 前面 30 mm / 側面 16 mm **避弾経始(スロープ)を導入した新設計砲塔。
車体前面は30mmに増厚され、当時のあらゆる対戦車ライフルを無効化。
フェンダーや雑具箱には「鋼紙」**を使用し、軽量化と空間装甲効果(HEAT弾対策の走り)を持たせた。
エンジン 統制型空冷直列6気筒ディーゼル 出力 200 hp。
研究所主導で規格化された「統制エンジン」。
整備性が極めて高く、部品はトラックと一部共用可能。
懸架装置 シーソー式サスペンション(改良型) 転輪を大型化し、ゴムの質を向上(南洋資源)。
悪路や塹壕の突破能力が向上。
接合方式 全溶接構造(電気溶接) 完全にリベットを廃止。被弾時のリベット飛散による死傷事故ゼロ。
通信装備 短波無線機
架橋戦車、戦車指揮車等の派生系が存在する。
大正12年式ベース「重加農牽引車」の独自設計
戦車型の優秀なコンポーネント(エンジン、懸架装置、全溶接車体)はそのままに、牽引車としての任務に特化した大胆な改修が施されているはずです。
砲塔の撤去と低重心化: 九一式37mm戦車砲と砲塔を完全撤去。これにより約1.5トン〜2トンの軽量化と劇的な低重心化を実現。急斜面で重い砲を牽引しても、車体が後ろに引っ張られてウィリー(横転)するリスクを抑え込んでいます。
弾薬・人員輸送スペースの確保: 砲塔跡地から車体後部にかけて、開放式(オープントップ)または幌掛けのキャビンを新設。ここに加農砲の組み立てを行う屈強な砲兵たち(6〜8名程度)が搭乗し、さらに床下には15cm砲弾や装薬、組み立て用のジャッキや工具類を積載します。
大出力ウインチの搭載: 車体後部、あるいは床下の最適な重心位置に、エンジンの動力を直接取り出すPTO(パワー・テイク・オフ)駆動の大型ウインチを装備。泥濘で砲架車がスタックした際や、陣地の急勾配に砲床を引き上げる際、このディーゼルパワー直結のウインチが命綱となります。
避弾経始の恩恵: 戦車型から受け継いだ前面30mmのスロープ装甲は牽引車にも残されています。これにより、万が一敵の砲撃圏内に展開したり、パルチザンの待ち伏せに遭った際も、貴重な重砲兵とエンジンを小銃や対戦車ライフルから完全に防護できます。
大正12年式装軌装甲車(1934年)
仕様 乙型データ 変更点・備考
全長 3.8 m 通信アンテナ基部追加により僅かに延長。
全幅 2.1 m 変更なし(地方橋・狭隘路対応維持)。
全高 2.0 m 砲塔形状を洗練。視察装置強化により僅かに高くなる。
全備重量 7.5 トン 通信機器・追加装甲により微増したが、許容範囲内。
乗員 3名 車長兼砲手、操縦手に加え、**「通信手」**を追加。
装甲 複合防弾構造 表面焼入鋼(12-20mm)+内張鋼紙(10mm)
※鋼紙をスポールライナー(破片飛散防止材)として内側に貼り付け、被弾時の乗員生存率を劇的に向上。
主武装 九一式37mm戦車砲 初速・貫通力を向上させた長砲身型に換装or大正14年式重機関銃
※対戦車戦闘も意識。
副武装 6.5mm 車載重機関銃 変更なし。冷却効率を上げた持続射撃型。
空冷ディーゼル 出力 200 hp。
最高速度 50 km/h エンジン出力向上とトランスミッション改良により高速化。
通信装備 短波無線機
弾薬運搬型
武装撤去、荷台拡張(最大積載量約2.5〜3.0トン)
用途:前線への弾薬・燃料補給、歩兵分隊の後方支援
特徴:荷台に防水シートと固定ベルトを標準装備
簡易クレーン車輌型
車体後部に小型油圧クレーン(揚程3〜4 m、吊り上げ能力1.5〜2.0トン)搭載
用途:飛行場建設時の資材吊り上げ、塹壕構築時の木材・土嚢運搬
特徴:クレーン操作は車内から可能。安定性確保のためアウトリガーを装備
ドーザータイプ
車体前面に排土板(幅約2.5 m、高さ約0.8 m)装備
用途:塹壕・対戦車壕の構築、簡易道路整備、飛行場滑走路の整地
特徴:油圧駆動式排土板。角度調整可能
軌上輪タイプ
車輪に鉄道軌道対応のフランジ付きゴムタイヤを装着(着脱式)
用途:鉄道上での高速移動・警備、鉄道沿線の偵察・補給支援
特徴:軌道上速度約50〜60 km/h。鉄道部隊との連携を前提
牽引タイプ
後部に大型牽引フックとウインチ装備
用途:砲兵・工兵資材の牽引、破損車両の回収、塹壕構築時の重資材運搬
特徴:牽引能力約5〜7トン。ウインチは油圧駆動
等の共通コンポーネントとしてもバリエーション開発がなされる。
軽戦車 装甲車共に1928年以降にディーゼルエンジンへと換装と共にマイクロサイズ・バルカナイズドファイバー装甲の強化がなされた
昭和4年式兵員輸送車(貨物車)
全長5.4m
全幅1.9m
全高2.7m
重量3.5t
乗員数3名(運転席)
装甲・武装
装甲
なし
主武装
非武装
副武装
なし
機動力
速度
60km/h
エンジン
直立6気筒水冷ディーゼルエンジン
60hp/1,500rpm(通常)82hp/2,800rpm(最大)
ボギースプリングサスペンション
行動距離
400km
昭和5年式半装軌装甲車
全長5.80m
全幅1.95m
全高2.7m
重量7.00t
乗員数3名+兵員12名
装甲・武装
装甲
鋼板6mm
MBF6mm
武装
大正14年式11mm重機関銃×1
機動力
速度
50km/h
エンジン
日野重工統制型一〇〇式発動機DB52型
空冷直列6気筒ディーゼル
134hp/2,000rpm
懸架・駆動
半装軌式
装軌部 シーソー式連動懸架
タイヤ部 ボギースプリングサスペンション
行動距離
300km
戦車随伴車として、昭和4年式を基にエンジン出力向上、半装軌化・装甲化したもの。
昭和6年式四輪駆動車(くろがね四起)
乗車定員
2名/3名
ボディタイプ
2ドアフェートン
ロードスター
駆動方式
四輪駆動車
パワートレイン
エンジン
日野重工統制型一〇〇式発動機DB52型
空冷直列2気筒ディーゼル
最高出力
33PS/3,300rpm
変速機
4速MT
サスペンション
前
ウィッシュボーン式独立懸架
後
半楕円リーフスプリング支持の固定軸
車両寸法
ホイールベース2,000mm
全長3,550mm
全幅1,250mm
全高1,500mm
車両重量約1,060kg
その他
最高速度
80km/h
偵察・指揮・伝令車両
昭和6年式四輪駆動大車(くろがね大起)
乗車定員
4名
ボディタイプ
4ドアフェートン
ロードスター
駆動方式
四輪駆動車
パワートレイン
日野重工統制型一〇〇式発動機DB52型
空冷直列4気筒ディーゼル
50hp/1,500rpm
変速機
4速MT
サスペンション
前
ウィッシュボーン式独立懸架
後
半楕円リーフスプリング支持の固定軸
装甲
鋼板6ミリ
MBF6ミリ
車両寸法
ホイールベース
全長4,000mm
全幅1,700mm
全高1,800mm
車両重量1.9トン
その他
航続距離
550km
最高速度
70km/h
軽装甲機動車両
車両後部シート上の天井に円形半円ハッチが取り付けられている。
そこから、武装を手に戦闘が可能。
昭和10年式軽便2輪
1. エンジン・駆動系
エンジン: 75cc 4ストローク単気筒 OHV(空冷)
1930年代当時、英国のVilliersなどが小型エンジンを得意としていましたが、信頼性の高い4ストロークをあえて採用。
最高出力: 約2.5〜3.0馬力
変速機: 3段マニュアル(遠心クラッチ未完成の場合は手動クラッチ)
駆動方式: 完全密閉式マイクロバルカナイズドファイバー・ケース
金属より軽く、石跳ねによる変形に強いケース。チェーンの寿命を当時の基準の3倍以上に伸ばします。
2. 車体・サスペンション
フレーム: プレス成形鋼板アンダーボーンフレーム
1930年代はDKWなどがプレスフレームを採用しており、量産性と剛性を両立。
フロントサス: ボトムリンク式(グリスアップポイント付き)
ホイール: 17インチ・ワイヤースポーク(当時の標準的な細身タイヤ)
吸気ボックス: マイクロバルカナイズドファイバーの多層構造による消音器。
「エンジンの音よりも、鳥の声が聞こえる」ほどの静粛性を目指し、隠密偵察(軍用)と深夜の帰宅(民生用)に対応。
空挺部隊仕様に、ハンドルシート折り畳み仕様有り
燃料タンク: シート下配置
カラー オリーブドラブ(つや消し)
積載 強固な鋼鉄製大型キャリア
ブラックアウト・ライト(遮光板付)
重量80kg
最高速度
50〜60km/h
1個分隊装備
昭和5年式歩兵装具
部位 素材構成
主ベルト (帯革) 厚手綿帆布 × レーヨン混紡 58パターンの幅広ベルトを再現。縁をレーヨンで補強し、擦れを防止。バックルは真鍮製ではなく、1930年代に流行した「ベークライト」や鉄製に。
弾薬ポーチ (前盒) バルカナイズドファイバー 58パターンの大型ポーチの形状を、硬化紙(バルカナイズドファイバー)で成形。軽量かつ防水性が高く、三八式/九九式の5発クリップをそのまま放り込める箱型構造。
ヨーク (肩吊帯) 綿帆布 × レーヨン裏地 肩に当たる部分は厚手の帆布。肌に触れる裏面には、滑りの良いレーヨン生地を使用。58パターンの特徴である背面のCリング固定を、日本の伝統的な「蛸足」紐に変更。
水筒入れ 綿帆布 × 鉄製フレーム 58パターンのような「ポーチごと包む」形式。水筒本体はアルミ製だが、ケースの底面をバルカナイズドファイバーで補強し、強度を確保。
雑嚢 (大型後嚢) 薄手帆布 × レーヨン防水加工 背面のキドニーポーチ(腎臓部ポーチ)を一体化。人絹(レーヨン)にゴム引き加工を施し、雨天時の防水性を向上。
昭和5年式鉄帽
1. 構造図解(イメージ)
鉄帽本体(クロムモリブデン鋼)の内側に、以下の3層構造を組み込みます。
第1層:VF製メインリング(外枠)
鉄帽の内壁に沿うように、厚さ2〜3mmのVF板をリング状に配置。
鉄帽本体とこのリングの間に10mm程度の空隙(エアギャップ)を作ることで、弾丸の衝撃による「鉄帽の凹み」が直接頭蓋骨に達するのを防ぎます。
第2層:VF製サスペンション・アーム
メインリングから頭頂部に向かって、十字型にVF製の板を渡します。
VFは適度な弾性があるため、従来の綿入りパッドよりも優れたバネ効果を発揮し、爆風の圧力を分散します。
第3層:布製ハンモックとスウェットバンド
直接頭に触れる部分には、調整可能な布製ストラップを採用。
額に当たる部分のみ、吸汗性の高い人工皮革(またはVFを薄く加工したもの)を貼り付けます。
昭和6年式拳銃
全長 約175mm SIG P239やGlock 19(187mm)より一回り小さいサイズ。
銃身長(バレル) 約85mm (3.3インチ) フロントヘビーを避けるための限界サイズ。
全高 約130mm 10発のマガジンを収めつつ、小指が余らない適度な長さ。
全幅 約30mm 1.5列マガジン採用により、九四式よりは厚いが握りやすい。
重量(本体) 約780g スチール・バルカナイズドファイバーフレームを想定。現代のポリマー機より重いが安定する。
装弾数 10 + 1発 護身用として十分な火力を確保。
作動方式 ショートリコイル ティルトバレル式(ブローニング・タイプ、リンクレス・カム式):
S可動パーツを廃止し、金属の斜面(カム)同士を滑らせて銃身を下げる方式。
撃発方式 外装ハンマー式 シングルアクション。
S&W M39のバレルを短くし、南部十四年式の優雅なグリップ角度を持たせつつ、九四式のようなコンパクトな塊感を加えた銃
昭和10年式機関短銃
口径
8mm
銃身長
264mm
ライフリング
4条右回り
使用弾薬
8x22mm南部弾
装弾数
20
作動方式
シンプル・ブローバック方式、オープンボルト
全長
470mm(着脱式ストック展開時650mm)
発射速度
600発/分
発射機構にオープンボルト方式を採用した単純な構造となっており、砂や泥に強いという高い信頼性を確保した上で、工業基盤が貧弱な地域でも大量生産できる程の生産性を実現している。
生産性を向上させるため、全体的に部品数を減らし、レシーバーやグリップのフレームなどの主用部品の多くをプレス加工して製造している
従来の円筒型レシーバーではなく、スチール板を用いた四角形の箱型レシーバーを採用している。ボルトもレシーバーと同じく円筒型ではなく、四角形の箱型で、ボルト重量を前方に置くべく、銃身を包むような設計をしている。
このボルト内部に銃身後端が深く入り込む構造のボルトは「ラップアラウンド(包み込む)・ボルト」と称され、銃の全長を短くし、フルオート射撃の制御を容易にすることができる他、マガジン挿入口は自動拳銃と同様にグリップ内を利用することができる。
空挺部隊、戦車兵等の自衛用装備である
大正14年式実包
6.5×50口径弾リムレス
「高純度・管状グラファイトコーティング火薬」
小銃・軽機関銃汎用のライフル弾
弾頭仕様
形状:ボートテール(船尾型)の採用
弾頭の後部をわずかに絞り込む「ボートテール形状」を導入。
これにより空気抵抗(ドラッグ)を劇的に減らし、弾速の低下を防ぐ。
→ 遠距離でも高い運動エネルギー(=貫通力)を維持して着弾する。
材質:黄銅被甲と硬化鉛
ジャケットを「ギルディング・メタル(黄銅系)」に変更し、銃身への付着を減少。
中の鉛芯にはアンチモンを多く配合して硬度を上げ、着弾時の変形を遅らせて「突き刺さる力」を高めた。
三十八式のもの8mmよりも、4mm増え鋼板12mmを撃ち抜けるようになる
なお、鋼芯徹甲弾が後に開発される。
昭和09年式自動小銃
(Type 9Automatic Rifle / 1934 Model)
【基本諸元】
種別: 自動小銃(分隊長向け制圧火器)
口径: 6.5mm
使用弾薬: 6.5×50mm リムレス 一四年式実包
作動方式: ガス圧利用式(ショートストロークピストン)、ティルトボルト閉鎖
全長: 約 990 mm
銃身長: 450 mm
重量:4.0kg
ライフリング: 4条右回転(254 mmにつき1回転)
装弾数: 20発(着脱式箱型弾倉、下部装填)
弾倉寸法
高さ145mm
前後幅80mm
厚さ約25mm
薬莢のテーパーにより緩やかに孤を描く
発射速度: 600〜700発/分(推定)
【構造と特徴】
機関部構成:
完全密閉・広クリアランス: 砂塵や泥の侵入を防ぐ密閉構造だが、内部はあえて工作精度(クリアランス)を大きく取っており、異物が混入しても作動不良を起こしにくい設計。
部品点数100点
通常分解約10点: ユニット化が進んでおり、戦場での分解結合が容易で小さな部品を紛失しにくい。
銃床・握把:
素材: 赤褐色または黒色のマイクロ・バルカナイズドファイバー(MVF / 鋼紙)製。木材より強靭で湿気に強い。
形状: フルオート制御に適した直銃床(ストレートストック)と、独立したピストルグリップ。
床尾板: 近接戦闘(打撃)を想定した頑丈な金属製。
照準装置:
リアサイト: 機関部後端(射手の目の直前)に配置されたピープサイト(覘孔式)。頑丈な金属ガード付き。
フロントサイト: 銃口付近のガード付きポストタイプ。
銃口装置:
V字拡散型 消炎制退器: 発砲炎をV字状に上方へ拡散させ、視界確保と位置秘匿を行うと同時に、反動を約30%軽減する。
操作系・その他:
セレクター: 右手親指で操作可能な位置にある大型レバー。「安全(ア)/単射(タ)/連射(レ)」の切り替え。
弾倉レバー: トリガーガード前にあるパドル式レバー。泥だらけの手や厚手の手袋でも確実に操作可能。
二脚兼被筒(ハンドガード): 銃身下部に折り畳まれた二脚を展開して依託射撃が可能。畳んだ状態では脚部がハンドガード(フォアグリップ)となる。脚部は熱から手を守るためMVFで厚く被覆(コーティング)されている。
着剣: 三十年式銃剣を装着可能。
駐留軍への優先配備
大正15年式歩兵銃(短小銃)
(Type 15 Short Rifle)
【開発背景】
「長い銃はトラックや装甲車で邪魔になる」という機動部隊からの要請により、歩兵銃と騎銃を統合した**「汎用短小銃」**。
三八式歩兵銃のアクションをベースに、リムレス弾対応と短縮化、そして照準器の近代化(覘孔式)を行ったモデル。
史実の九九式短小銃のコンセプトを、6.5mm弾で、かつ15年早く実現したもの。
【主要諸元表】
口径 6.5×50mm リムレス 一四年式実包。
全長 1,100 mm 三八式(1,275mm)より17.5cm短縮。
銃身長 650 mm 短くなったが、改良火薬により初速低下はわずか。
重量 3.8 kg 銃身を肉厚にし、連射時の熱変形を防いでいるため、重量は三八式とほぼ同じ。
作動方式 ボルトアクション アリサカ・アクション改(リムレス排莢用フック改良)。
装弾数 5発 クリップ装填。
照準器 覘孔式(ピープサイト) 目の近くにある穴から覗く方式。素早い照準と高い命中精度を実現。
初速 730 m/s ボートテール弾の使用により、遠距離での威力減衰が少ない。
有効射程 500 m 実用戦闘距離では十分な性能
付属品 折り畳み式単脚
昭和9年式携帯擲弾銃
(Experimental 50mm Portable Grenade Gun)
【基本諸元】
口径: 50mm
全長: 約 750mm(ストック込み)
銃身長: 254mm(10インチ / ライフリングあり)
重量: 約 3.8kg(八九式重擲弾筒の4.7kgから、台座を廃してストック・緩衝材を追加した想定)
作動方式: 中折れ単発式(ブレークアクション)/高低圧燃焼方式
使用弾薬: 五〇粍二段圧榴弾(専用弾)、または明治43年式榴弾(強反動・緊急時のみ)
【射撃性能】
最大射程: 320m
有効射程: 300m(点目標に対して命中が期待できる距離)
初速: 低速(約 60〜70m/s 推定)
※八九式の本来の初速より落とすことで、反動抑制とサイトの狙いやすさを両立。
【構造的特徴】
1. 銃身(254mmショートバレル)
八九式の半分近い短さですが、高低圧理論により、短い距離で効率よく加速するため無駄がありません。取り回しが良く、市街戦や森林戦で引っかかりにくい長さです。
銃身には八九式同様のライフリングが刻まれており、弾道を安定させます。
2. 照準器(簡易フリップアップ式)
精密なダイヤル式ではなく、素早いサイティングに適した**「起倒式リーフサイト」**を採用。
倒した状態: 50m〜100m(直射・近距離用)
起こした状態: 200m、300m(目盛りに合わせる)
これにより、「見えた敵を即座に撃つ」ことが可能です。
3. ストック(複合緩衝銃床)
前回議論した**「ひまし油樹脂(硬化バイオポリマー)」と「駐退バネ」**の複合システム。
見た目は太く短い木製ストックのようですが、後端の黒い樹脂パッドが分厚く、射撃時にストック全体が沈み込むように動きます。
昭和10年式軍衣
1. 「二重斑点」による距離感の喪失
大きなパターン:
国防色(緑)とタン(黄土色)が大きな雲のような塊を作り、遠くから見た時に「人型」のシルエットを分断します。
小さなパターン:
その中に散りばめられた小さな斑点(緑・タン・ライトグレー)が、近くで見た時の「木漏れ日」や「落ち葉」のテクスチャを再現しています。
特に**「ライトグレー」の使い方**が秀逸です。これが空の抜けや岩肌に見えることで、全体が暗くなりすぎず、深い奥行きを生んでいます。
2. 軍衣(ジャケット)のデザイン
機能的なポケット配置:
胸に2つ、腰に2つの計4つのポケットがあり、収納力が高いです。
史実の九八式軍衣などよりも着丈が短めで、ボックスシルエットに近いように見えます。これは**「昭和5年式歩兵装具(ベルトやポーチ)」を上から装着することを前提としたデザイン**でしょう。
襟(カラー):
折襟(開襟可能)のデザインで、通気性が良さそうです。昭和10年式防護装備(インナー)を着込んでも首元が苦しくならない配慮が見えます。
昭和10年式 鋼紙製特殊防護装備
この装備は、兵士の肌着(コンバットシャツの祖先)に最初から5mm厚の「鋼紙」が組み込まれた状態で支給されます。
1. 胸甲:一体型胸部防護シャツ
構造: 丈夫な度詰めコットン製のアンダーシャツの胸部・腹部に、精密にプレス成形された5mm鋼紙プレートを内蔵。
軍規格(ミルスペック): プレートには「軍用機材」であることを示す軍章と、製造年、ロット番号が刻印されている。
タクティカル運用: 現代のプレートキャリアと同じく、心臓と肺を保護する最小限の面積に絞ることで、匍匐前進時の胸の反りを許容し、射撃姿勢を妨げない設計。
2. 手甲・脛甲:四肢防護緩衝帯
手甲: 腕抜き(アームカバー)状の布地に鋼紙を縫い付けたもの。これを軍服の下に装着。
脛甲: ゲートル(脚絆)の内側に、あらかじめ成形された5mm鋼紙が差し込まれている。
目的: 前線での「断片防御」を主任務とし、砲撃による飛散物(石や金属片)から兵士の戦闘継続能力を守る。
3. 5mm厚の軍事的合理的理由
「鋼鉄」以上の利便性: 5mmの鋼鉄板を身体に密着させると重すぎて動けませんが、鋼紙は比重が軽く、兵士が「着たまま全力疾走」できる限界の厚みが5mmです。
非金属ゆえの戦略的優位: 1930年代の磁気探知機や、初期の電波警戒装置を無効化するための「非金属・挺身部隊」用装備。
補給の容易さ: 航空機工場や装甲車工場の「端材」や「規格外品」を再利用して製造できるため、資源の乏しい国でも全軍に配備可能な「現代的タクティカルアーマー」となります。
大正14年式軽機関銃
(Type 14 Light Machine Gun)
【開発背景】
「砂塵に強いが給弾が不安定」だった従来の軽機(ホッパー式)から、給弾機構を**「箱型弾倉」**へと刷新したモデル。
中身は信頼性の高い南部式(ガス圧作動)を維持しつつ、外見は後の九六式/ZB26に近いスタイルへと進化した。
「油を塗る必要がない」「ジャムらない」ことから、兵士からの信頼は絶大である。
口径 6.5×50mm リムレス 一四年式実包専用
全長 1,050 mm
銃身長 550 mm 内面クロームメッキ
重量 8.3 kg
作動方式 ガス圧作動・閉鎖ブロック式
給弾方式 30発 箱型弾倉
発射速度 550 発/分
銃身交換 迅速交換式 楔(くさび)止め式
照準器 プリズム式眼鏡(2.5倍)
付属品 銃剣着剣装置 陸軍
に取り付けが可能である。
互換(14年式の物は取り付けられない)がある。
主力火砲
昭和4年式十糎榴弾砲
重量
1,750kg
砲身重量 343kg
砲口径 105mm
砲身長 2090mm
砲口初速 454m/s
最大射程 10,800m
仰俯角 -5°~+45°
水平射角 左右20°
後座長 1100~1170mm
装甲貫徹力であるが、徹甲弾の場合、鋼板貫通限界厚は射距離1500mで63mm、射距離1000mで70mm、射距離500mで76mm、射距離100mで83mm
自動車牽引用にリーフスプリング式のサスペンションにパンクレスのゴムタイヤを備え、最大牽引速度は40km/h
昭和2年式山砲
諸元
重量
536 kg (放列砲車重量)
94 kg (除砲尾、砲身重量)
砲弾
榴弾甲 榴弾乙 九〇式尖鋭弾 九四式榴弾 九〇式榴霰弾 九〇式鋼性銑榴弾 九五式破甲榴弾 九〇式発煙弾 九〇式照明弾
等
口径
75 mm
銃砲身
1,560 mm(20.8口径)
砲尾
右方向へ開く水平スライド鎖栓方式
仰角
-10 – +45度
旋回角
左右各20度
初速
392 m/s
最大射程
8,300 m
素早い組み立てと分解ができるように設計され、11部品に分解でき、駐退、後坐、復位の装置によって特徴づけられた精密かつ威力のある兵器
自動車牽引用にリーフスプリング式のサスペンションにパンクレスのゴムタイヤを備え、最大牽引速度は40km/h
昭和9年式十五糎榴弾砲
制式名称昭和9年式十五糎榴弾砲
全備重量4,140kg
砲身重量1388kg(閉鎖機共)
口径149.1mm
砲身長3,523mm(23.6口径)
初速540m/s
最大射程14,900m
高低射界-5°~+65°
水平射界左右15°
自己緊縮砲身の採用やリーフスプリングを用いたサスペンションシステムなど、迅速な放列布置が可能であるなど性能のみならず運用性や、砲自体の操作性も良好。
自動車牽引用にリーフスプリング式のサスペンションにパンクレスのゴムタイヤを備え、最大牽引速度は40km/h
大正14年式中迫撃砲
諸元
種別: 迫撃砲
口径: 81.3 mm
砲身長: 1,269 mm
重量: 67 kg
性能
俯仰角: +45〜+80度
旋回角: 左右各3度
初速: 196 m/秒
最大射程: 2,850 m
発射速度: 20発/分
迫撃砲は歩兵科隷下砲兵部隊運用とする
昭和2年式十二糎迫撃砲
砲口径120mm
砲身長1535mm
放列砲車重量260kg
砲弾初速239m/秒
射程60~4,200m
発射速度15発/分
水平射界10度
俯仰角+40 - +80度
迫撃砲は歩兵科隷下砲兵部隊運用とする
昭和4年式三十七粍砲
砲口径 37mm
砲身長 1,706.5mm(約46口径)
初速 700m/秒(徹甲弾)
706m/秒(榴弾)
後座長 380mm
放列砲車重量 327kg
砲身重量 75.5㎏(閉鎖機共)
最大射程 6,700m(徹甲弾)
7,000m(榴弾)
俯仰角 -10~+25度
水平射角 左右各30度
200mで55mm(第一種防弾鋼板)/32mm(第二種防弾鋼板)
500mで46mm(第一種防弾鋼板)/27mm(第二種防弾鋼板)
1,000mで34mm(第一種防弾鋼板)/21mm(第二種防弾鋼板)
1,500mで26mm(第一種防弾鋼板)/16mm(第二種防弾鋼板)
昭和9年式十五糎加農
口径 149.1mm
砲身長 7,860mm(52.7口径)
初速 907m/s(九三式尖鋭弾)
砲身重量 6,781kg
放列砲車重量 24,314kg
最大射程 26,200m
高低射界 -7°~+45°
方向射界 120°
本砲は口径149.1mmの重加農で、野戦重砲のような機動力はなく、砲床上に固定して運用する。砲身車・砲架車・砲床車の3台に分載された九六式十五糎加農は、放列砲車総重量が24,314kgに達し牽引車によって運搬された。
自己緊縮砲身の採用やリーフスプリングを用いたサスペンションシステムなど、迅速な放列布置が可能であるなど性能のみならず運用性や、砲自体の操作性も良好。
自動車牽引用にリーフスプリング式のサスペンションにパンクレスのゴムタイヤを備え、最大牽引速度は25km/h
大正14年式重機関銃
急速に発達する航空機や、今後登場が予想される装甲車両に対し、射程と威力が不足することが判明した。
また、水冷式は冷却水の確保が困難な寒冷地や砂漠での運用に制限があり、重量も過大であった。
これらを克服し、**「歩兵が分解して運搬でき、敵の軽装甲車両を粉砕し、航空機を撃墜できる」**汎用重機関銃として開発された。
口径 11×80mm リムレス
「一一式重実包」。11×60mmから薬莢長を20mm延長し、装薬量を増大。初速と貫通力を飛躍的に向上させた。
作動方式 ガス圧作動式 史実のホチキス(ガス圧)を洗練させたロングストローク・ピストン。汚れに強く、寒冷地でも動作確実。
冷却方式 空冷式(銃身交換機能付) 水冷廃止。銃身には放熱フィンが刻まれ、把手(キャリングハンドル)を持つことで、過熱時に数秒で予備銃身と交換可能。
給弾方式 金属製非分離式ベルト 従来の保弾板(ストリップ)や布ベルトを廃止。50発または100発の金属リンクベルトを使用し、持続射撃能力を向上。
全長 約 1,450 mm 強力な反動を受け止めるため、大型化。
銃身長 900 mm 長砲身により火薬の燃焼エネルギーを最大限に活かす。
重量 38 kg(本体)+ 25 kg(三脚) 重いが、主要部(銃身・機関部・三脚)に3分割して歩兵搬送が可能。
発射速度 450〜550 発/分 重機関銃として制圧力を重視しつつ、銃身過熱を防ぐため抑制気味に設定。
初速 880 m/s 11mmの巨弾をマッハ2.6で撃ち出す。
有効射程 2,500 m 光学照準器を使用した場合。最大射程は6,000mを超える。
貫通力 20mm / 500m 鋼板に対する数値。当時のあらゆる軽戦車、装甲車を蜂の巣にできる。