昭和6年式20ミリ対空機銃
20mm×110RB
1,400 mm (70口径)
835-870 m/秒
470発/分
重量 62 kg
エリコンSSのライセンス生産品
60発入りドラムマガジン
航空機搭載型(後に120〜240のベルト給弾方式も開発される)、牽引型、対空戦車型、対空銃架型等のバリエーションがある
昭和8年式35ミリ連装対空機銃
重量
6,700kg
全長
7,800mm
銃身長
3,150mm
砲弾
35x228mm
口径
35mm
砲架
アウトリガーに4輪を装備
仰角
+92°to-5°
旋回角
360°
発射速度
550発/分(1門あたり)
初速
1,175m/s(HEI-T)
有効射程
4,000m(有効射高)
6,000m(焼夷榴弾)
約12,600m(曳光弾; 曳光7秒)
クリップの構造: 弾薬を7発ひとまとめにしたクリップ(挿弾子)単位で装填を行います。
装填プロセス: 砲の両脇にあるマガジンコンテナに、この7発入りクリップを次々と投入して給弾します。
艦載型と基地防空型、牽引型が開発され
艦載型が先駆け(大和型の設計時に搭載される)である。
昭和3年式七糎野戦高射砲
口径 75mm
砲身長 3.212m(45口径)
重量(放列砲車) 4000kg
初速 720m/s
後座長 600mm(射角50度以上)
1400mm(射角30度以下)
最大射程 14,800m
最大射高 9,100m
最大発射速度 15~20発/分
俯仰角 -7~+85°
1930年代日本陸軍の主力対空機動高射砲
牽引車によって、時速40kmでの移動が可能である。
四十口径昭和4年式十二糎七高角砲
重量
20.3トン
要員数
11名
口径
127mm口径 / 40口径長
半固定弾
-8°/+90°
俯仰速度: 18°/s(人力の場合5度/秒)
旋回角
旋回速度: 20度/秒(人力の場合3度/秒)
発射速度
20発/分
初速
750 m/s
最大射程
15,622 m
陸海空共同の陣地要塞艦載防空高角砲
半固定弾(Semi-Fixed Ammunition)
弾丸(約25kg)と薬莢(約13kg)が別々になっています。
メリット: 1つ1つのパーツが軽いため、砲員の負担が少なく、あらゆる角度で迅速かつ継続的な装填が可能でした。
半自動装填機構
1. スプリングの蓄能(コッキング)電気油圧式併用
電源有り油圧式の動力ラマー(押し込み装置)が強力で、弾丸と薬莢を別々に、かつスムーズに薬室へ送り込めるため、砲が真上を向いていても発射速度が落ちません。
電源無し砲を発射した際の後座(リコイル)エネルギーを利用して、強力なスプリングを圧縮し、次弾装填のためのエネルギーを蓄えます。
2. 信管調整と装填準備
砲弾が装填台(ローディングトレイ)に置かれると、自動信管調整機(フューズセッター)によって、射撃盤から送られたデータに基づき時限信管が自動的にセットされます。付属の光学照準器による人力操作も可能である。
3. 強制装填(ラミング)
装填レバーを引くと、蓄えられたスプリングの力で装填桿(ラム)が作動し、砲弾を薬室(チャンバー)内へ一気に押し込みます。
半自動の理由: 弾薬を揚弾口やストックから取り出し、装填台に載せる作業は「人力」で行う必要があるため、「半」自動と呼ばれます。
4. 閉鎖と排出
砲弾が装填されると、水平鎖栓式の閉鎖機が自動的に上昇して閉鎖されます。発射後は再び後座によって閉鎖機が開く。
薬莢は焼尽薬莢の為、排出されない
大日本帝国 三軍統合・防空管制システム(1935年)
史実では陸軍と海軍が別々に開発し、互いに技術を隠匿し合った電波兵器ですが、総力戦研究所の強権により**「完全な共通モジュール化」**が達成されています。
昭和9年式 電波探信儀(統合レーダー)
史実では冷遇された「八木・宇田アンテナ(1926年発明)」の指向性の高さを、総力戦研究所が世界で最も早く軍事評価し、システム化した早期警戒・射撃照準レーダーです。
型式名称: 昭和9年式 統合電波探信儀(一型 / 二型)
波長 / 出力: 1.5 m(VHF帯) / 50 kW
アンテナ形式: 八木式アンテナを複数束ねたマットレス型回転アンテナ。
探知性能(一型・大型): 高度3,000mを飛ぶ大型爆撃機編隊を 距離150km で探知。
探知性能(二型・小型): 単機または水上艦艇を 距離40km で探知し、測距・測角を行う。
運用形態(三軍共通):
【海軍】 長門型や重巡の箱型艦橋トップ、空母の昇降式マストに搭載。
【陸軍】 大正12年式装軌装甲車(牽引タイプ)で牽引される**「移動式レーダー車」**として野戦展開。
【空軍】 韃漢国境や南洋諸島のMBF製巨大レーダー塔に設置し、早期警戒網(GCI)を構築。
特徴: 電源が全国・全艦艇で「60Hz」に統一されているため、当時の真空管レーダーの弱点であった「電圧・周波数のブレによるノイズや故障」が極めて少なく、時計のように正確に稼働します。
昭和10年式 電磁論理式・高射算定器(FCS)
史実の機械式(歯車式)計算機から一歩踏み出し、艦載STEL機関車の制御で培われた**「電磁式ステッピング・シーケンサー(歩進継電器)」**によるアナログ論理演算を導入した射撃指揮装置(FCS)です。
名称: 昭和10年式 高射算定器
入力情報: 昭和9年式レーダーからの距離・方位データ、および光学測距儀(ステレオ式)のデータをリアルタイム入力。自艦(自車)の速度、風向、気温も補正入力。
演算速度: 歯車の摩擦に依存しない電磁リレー式のため、敵機が急な回避運動(急降下など)を行っても、わずか数秒で新たな「見越し角(未来位置)」と「信管の作動秒数」を再計算して出力します。
セルシン通信(同期伝送):
計算された照準データは、電線を通じて各砲座(12.7cm高角砲や35mm機銃)のモーターへ電気的に同期送信されます(ワード・レオナルド方式)。砲手はハンドルを回す必要がなく、砲塔が自動で敵の未来位置を追尾し続けます。
運用形態:
【海軍】 艦橋下部の装甲化された**「防空CIC(戦闘指揮所)」**に計算機本体を設置。上甲板の「高射装置(光学方位盤)」と連動し、艦全体の対空火器を一元管理します。
【陸軍】 トラックの荷台に積まれた**「算定器車」**として、昭和3年式七糎野戦高射砲の砲列(4門1バッテリー)と有線ケーブルで接続され、同時自動射撃を行います。
古の灯火世界線の砲弾・魚雷 etc
高角砲、及び大型対空砲弾の信管
昭和2年式時限信管(機械式)
構造と運用の詳細
調停機構(セット方法):
信管の側面に刻まれた目盛(通常1秒刻み)を、射撃指揮装置から伝達された「秒数」に合わせて回転させます。
装填時に信管調停機(信管盤)によって自動的にセットされました。
作動原理:
発射時の衝撃(慣性)によって内部のロックが外れ、遠心力を利用した時計機構がカウントを開始します。
設定時間に達すると、内部の撃針が作動し、伝爆薬を通じて主薬を炸裂させます。
命中精度と有効範囲:
当時の機械式は誤差が避けられず、目標の前後(高度差)数十メートル以内で炸裂させる必要がありました。
12.7cm通常弾の場合、有効な破片威力半径は約14メートル程度とされていました。
昭和10年式時限信管(電気着火式)
内部構造の構成要素
機械式タイマー(クロックワーク): 従来の時限信管と同じゼンマイ駆動の歯車装置。ただし、最後に行うのは「針で叩く」ことではなく「接点を閉じる」ことです。
1.電源(電池): 発射の衝撃で電解液が混ざり、その瞬間に発電を開始する「リザーブ電池(注液電池)」。
電気接点: 歯車が回転し、設定された時間に達すると接触する小さな金属片。
電気雷管(エレクトリック・デトネーター): 電流が流れると熱を持ち、発火する火薬入りの小さなカプセル。
2. 作動のプロセス(シークエンス)
調停(セッティング):
発射前に、信管の外装を回してタイマー(接点の位置)をセットします。これは従来の機械式と同じ操作です。
発射と電源起動:
砲が発射されると、強烈なG(慣性)によって電池内部の隔壁が壊れ、電解液が電極に浸透。飛行中にのみ電力が供給される状態になります。これにより、保管中の暴発や電池切れを防ぎます。
時限計測:
発射の衝撃で時計機構のロックが外れ、遠心力を動力源(あるいはゼンマイ)にして歯車が回り始めます。
電気的閉路(コンタクト):
設定秒数に達した瞬間、回転していた歯車上の接点が、固定された接点に接触します。
起爆:
回路が完成し、電池から電気雷管へ一気に電流が流れます。雷管内のフィラメントが赤熱・発火し、伝爆薬を通じて主薬が炸裂します。
大きな砲弾内の複数の場所に火を回すのも容易になり、爆発の効率を高めることが可能です。
大日本帝国海軍 特一等輸送艦×二隻
【総力戦研究所 統合機動部隊・中核艦艇技術調書】
史実では陸軍が海軍に内緒で(あるいは妥協して)建造した特殊船ですが、この世界線では**「国防統合参謀本部」の直轄**として、海軍の造船技術と陸軍の揚陸ドクトリンが完璧に融合した「三軍統合の象徴」として完成しています。
全長 / 全幅: 144.0 m / 22.0 m
総トン数: 約 7,100 トン
最高速度: 20.5 ノット(機関は整備性と量産性に優れた「艦本式・大型ディーゼル」を複数基搭載。黒煙を出さず、夜間の隠密上陸に最適化)
兵員輸送能力: 約 2,200 名(完全武装の一個連隊戦闘団に相当)
【MBFとフライアッシュの適用】
MBF(鋼紙)によるトップヘビー解消: 船体の竜骨や外板などの「強度材」には高張力鋼を使用していますが、広大な舟艇格納庫の隔壁、兵員居住区、上甲板の構造物にはすべて**MBF(特級硬化繊維素材)**を採用。これにより、これだけ背の高い構造でありながら重心が極めて低く、荒れた外洋でも兵員が船酔いしにくい驚異的な安定性を誇ります。
フライアッシュの防火・防音区画: 2,200名もの兵員が長期間待機する居住区画には、フライアッシュ材のパネルを配置。エンジン音を遮断し、被弾時の火災延焼を防ぐ「動く兵舎」として機能します。
この艦の最大の存在意義は「敵前への電撃的な戦力投射」にあります。
舟艇搭載数(計約60隻):
大発動艇 × 29隻(大正一二式軽戦車乙型や、七糎野戦高射砲を積載可能)
小発動艇 × 25隻(歩兵の強襲用)
装甲艇 × 4隻(上陸時の近接火力支援用)
【立体連続発進機構】:
艦内を貫くレールとローラーコンベアにより、兵員と戦車を乗せた状態の舟艇を、船体後部のハッチから海面へ滑り台のように次々と投下(泛水)します。約60隻の舟艇を、わずか30分〜40分で全機海面へ展開させることが可能です。
【Ro-Ro(ロールオン・ロールオフ)機能の確立】:
後部ハッチは、海への投下だけでなく、**「港湾の岸壁に直接降ろすランプウェイ(道板)」**としても機能します。大連港などの「弾丸列車専用岸壁」に後ろ向きで接岸すれば、標準軌の貨車から降ろされた「大正一二式・乙型軽戦車」が、クレーンを使わずに自走して直接艦内の格納庫へと吸い込まれていきます。これは現代の自動車運搬船やフェリーと全く同じ、当時としては魔法のような兵站効率です。
3.武装:陸海統合の防空・対潜陣
自衛武装は、海軍の艦船でありながら、陸軍の優秀な野戦防空火器をそのままボルトオンで搭載しています。
長距離防空: 昭和3年式 七糎(75mm)野戦高射砲 × 4門
陸軍の主力高射砲(初速720m/s)を、塩害対策のMBFシールドで覆って甲板四隅に配置。陸軍の「算定器」を艦載用に調整したもので統制射撃を行います。
近接防空: 昭和6年式 20ミリ対空機銃 × 4門
敵機の急降下に対し、弾幕を張って上陸部隊の頭上を守ります。
対潜装備: 爆雷投下軌条 + 艦底ソナー
輸送艦の天敵である潜水艦を自力で排除するため、最低限のソナーと爆雷を装備。ディーゼル機関の静粛性がここでも活きています。
4.航空機運用:「一通行(ワンウェイ)」の近接航空支援
飛行甲板(着艦設備)を持たない代わりに、カタパルトを用いて上陸部隊の頭上に「空の傘」を即座に提供します。
設備: 射出機(カタパルト) × 2基 + MBF製航空機格納庫
搭載機: 数機〜十数機
ドクトリン(使い捨てではない戦略):
上陸作戦の火蓋が切られると同時に、カタパルトから戦闘機と襲撃機を射出します。彼らは上陸部隊(大発動艇)の頭上で敵のトーチカや砲兵陣地を沈黙させます。
燃料が尽きる頃には、**「上陸した陸軍部隊が、あらかじめ設定されていた敵の飛行場を制圧」あるいは「工兵隊が海岸に『MBF製簡易滑走路パネル』を敷き詰めて野戦飛行場を完成」**させており、機体はそこへ着陸します。
つまり「空母の代わり」ではなく、「最初に空き地へ航空隊を送り込むための巨大なスリングショット」としての運用です。
この特一等輸送艦の艦内は、世界で最も「統合作戦」が進んでいる空間です。
船体運用員(海軍所属):
操艦、機関の整備、ソナー探知、およびカタパルトの射出作業は、海のプロフェッショナルである帝国海軍が担当します。
揚陸要員(陸軍より海軍への出向):
舟艇の整備、レールからの泛水(投下)作業、搭載された戦車・火砲の管理、そして上陸部隊の指揮は、海軍に出向し、特注の「水陸両用部隊用の迷彩服(あるいはカーキ色の海軍服)」を着た陸軍兵士が担当します。
連携の象徴:
艦橋の防空指揮所では、海軍の艦長と陸軍の揚陸指揮官(連隊長)が肩を並べて立ち、「昭和9年式・統合レーダー」の画面を見ながら、同じ「九〇式短波無線機」の音声通信で、海上の大発動艇と空中の襲撃機へ同時に命令を下します。
1937年以降、全通甲板への改装を行われる。
昭和9年式連絡機
【基本寸法・重量】
全長: 8.80 m
全幅(主翼長): 12.50 m (航続距離を稼ぐため、細長くスパンの広い高アスペクト比の主翼を採用)
全高: 3.10 m
自重: 1,450 kg
全備重量: 2,350 kg (燃料搭載量を極限まで増やすため、機体自体は徹底的に軽量化)
【発動機(エンジン)】
型式: 空冷星型9気筒エンジン
離昇出力: 780 hp
公称出力: 710 hp / 高度 3,000 m
プロペラ: 金属製2翅(または3翅)定速プロペラ
【飛行性能】
最高速度: 315 km/h (高度 3,000 m)
巡航速度: 240 km/h (最も燃費の良い速度)
航続距離: 2,000 km (増槽なしの正規状態。滞空時間は8時間以上に達する)
実用上昇限度: 7,500 m
【武装・装備】
乗員: 2名(操縦席・後部偵察席のタンデム配置)
固定武装(前方): なし (徹底した軽量化と、ドッグファイトを避ける思想による)
旋回武装(後方): 11mm 単装旋回機銃 × 1 (携行弾数 400発)
偵察装備: 機体底部に大型の高解像度航空カメラ、および長距離通信用の大型無線機を搭載
設計のポイントと技術的背景
「引き込み脚」の不採用(固定脚の採用)
速度が300km/h程度であれば、重量増加と故障リスクを伴う引き込み脚にするメリットが薄くなります。その代わり、空気抵抗を減らす流線型の「スパッツ(脚カバー)」を装備した固定脚とすることで、機体を軽くし、その分の重量を燃料と11mm機銃の弾薬に回しています。
生存性を高める「視界」
後席の偵察員が敵をいち早く発見できるよう、風防は段差のない温室型のキャノピーを採用し、死角を極限まで減らしています。敵より先に見つけ、先手を取って11mm機銃で牽制しながら逃げ切る運用思想です。