これこそ世界の営み。
その営みの狭間を歩く者 シャーマン。
【?????】
[?????]
・・・・・・・・・ここはどこ?
え~と、ボクは・・・・・・オレは・・・・・・。
たしか・・・・・・このちゃん、せっちゃんと
・・・・・・あそんでいて・・・・・・。
『おい』
・・・・・・かわ。・・・・・・そうだ、かわに・・・・・・
みんなで・・・・・・おちて・・・・・・。
『おい!』
それで・・・・・・え~と、めのまえが・・・・・・。
『おい!聞こえてるだろ!返事をしろ!』
さっきからうるさいな!
だれだよ!
『こっちのセリフだ!君こそ何者だ!?』
オレ?オレは・・・・・・だれ?
『・・・・・・・・・・・・・・・』
オレ・・・・・・オレ・・・・・・こ、こうたろう。
そう、オレ・・・うらしま こうたろうだ!
『こうたろうか。君さ、アポなしで僕に謁見する
とはいい度胸だね!』
・・・・・・アポ?えっけん?え~と、きみは・・・
・・・だれ?
『僕かい。僕は神だ』
かみ・・・・・・かみさま?
『そうだよ。全知全能の神だ』
ってゆ〜か、きみはどこいるの?すがたみえな
いし・・・・・・こえだけだし・・・・・・。
『何を言っている?君の目の前にいるだろ!』
えっ?あ、いた!
へぇ~、かみさまっておじいさんじゃないんだ
『能天気だね。君さ、自分の状況がわかってない
ようだな』
えっ?どういういみ?
『今の君は幽霊だ』
ゆうれい?えっ!?オレってしんだの?
『そうだよ。やはり、わかっていなかったか』
・・・・・・なんで、オレしんだの?
なんで、かみさまのところにいるの?
『知らんよ』
なんで?なんでかみさまがしらないの?
『知らんと言ってるだろ。まぁいい、ともかく
君を生き返す』
えっ?か、かえすって?
オレ、いきかえれるの?
『特別に生き返らせてやるよ』
えっ?いいの?
『なんだ?嫌なのかい?それなら、このまま
来世へと』
か、かえりたい!うちにかえりたいよ!
『素直でよろしい。そうしてもらえると僕も助
かるんだよ』
えっ?どうして?
『簡単だ。君がここに居られると僕に悪影響が
及ぶからだ』
??? そういえば、ここってどこ?
『グレートスピリッツさ』
なにそれ?
『自分の状況をまだ理解してない?はぁ〜、簡
単言えばここはあの世だよ』
あのよ〜〜!?
『幽霊があの世に来るのは常識だろ』
あっ!?たしかに!
『・・・・・・ともかくだ。君を生き返らせる』
え~と、ありがとうございます。
『礼はいい。だぶん、これからの君の人生は
波乱万丈となるから同情でやることだ』
えっ?
『あと、あまりにも気の毒だから“コレ”もや
るよ。少々危ない力だが、君ならば使いこ
なせると思う』
えっ!?えっ!?
『じゃあね、二度と僕の前に現れないでくれ』
ええええぇぇ〜〜!?ま、まってぇ!?
神様はこっちの意思を無視でオレに大きな白
い火の玉を投げて意識が途絶えた。
『こういうこともあるのか?』
流石の僕もこの出来事にはため息しか出なか
った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【陽春 昼寝ぎ】
[京都 とある道場]
・・・・・・ハッ!?あれ?ここは?なんで?
オレは床に寝て・・・いや死にかけていた?
あっ、そうだ。おつるさんの地獄の修行フルコ
ースで死にかけたんだ。
「いやいや、死ぬのは寿命が尽きる時でいいよ〜
まだグレートスピリッツに行く気ないし〜」
3歳の時に一度死んで齢10歳で天寿を全うす
るなんてゴメンだ〜!
つーか、オレが死にかけたのは母さんのせいだ
春休み中、おつるさんの修行に強制参加の命令
を出されたもんな〜。
あの人のお願いに逆らえないからって可愛い息
子を臨死体験が当たり前の修行に出すな!
我が子を人身御供にする気満々かよ〜!
「おかげであの神様の顔を思い出したよ」
あの時の顔、すんげぇ嫌な表情をしてた。
あれを苦虫を噛み潰したようなツラっていうん
だろうな〜。
“なぜここに来た”っていう目でオレを見てたも
んな〜、オレが聞きたいわ。
こっちだって来たくて来たんじゃねぇよ!
「今思い出してもムカつく〜」
なんで、わざわざ異世界の神に会って嫌味を言
われなきゃいけねぇんだよ。
なんで、神様にさえ制御できねぇ呪いをもらっ
て生き返なきゃいけねぇんだよ。
「死に損、いや生き返り損か?やってやんねぇ!
やってやられっか〜!!」
いだっ!?いだたっっ〜〜!?
叫んだら、身体があちこち痛いっ〜!?
あの人、本当に手加減なしだ〜。
自分のわがままの責任を取ろうしてるんだろう
けどさ〜。
とばっちりを受けたモトおばさんが故郷から逃
げ出す気持ちもわかるわ〜。
赤の他人の責任で死んでしまうなんて誰だって
死んでも死にきれねえーよ。
「・・・逃げるか?・・・無理か。必ず捕まる。っで
その後死んだほうがマシだと思う修行が・・・!」
つーか、マジで身体動かねえ〜。
起き上がることもできねぇ〜。
逃げることもできねぇ〜!
はっきり言おう・・・・・・死ぬ〜!
・・・・・・もう人生あきらめるか〜。
「あぁ、ボクはここで死ぬんだね・・・・・・」
バトル漫画で修行中の主人公の定番セリフ・・・
「殺せ!いっそ殺せ!!」
これも修行中の主人公の定番セリフパートⅡ
「さっきからにぎやかでよろしいどすな〜」
現実逃避していたオレに横から声をかけられて
オレはガバッと上半身を無理矢理起こした。
「お、おつるさん」
「目を覚ましたんどすな」
「まぁ、なんとか」
「それなら、さっさとお用意どす」
おつるさんの言葉が理解できず、首を傾げなが
ら聞き返した。
「用意?なんの?」
「東京に戻る用意どす」
「へ?」
か、帰る?オレ・・・生きて帰れるの?
この時、オレは大粒の涙を流しながら歓喜した
「マジッスか!?」
「嫌どすか?なら、もう少し修行を「戻るます!
速攻で東京に戻りますから!!」」
オレはおつるさんの言葉を遮り、この地獄の修
行フルコースを終了させるため、帰還を懇願した
「いや〜、やっと家に帰れる〜」
「あんさんは家に帰るのではないどす」
「へ?」
おつるさんは安堵をかき消すような訂正をした
「あの〜、それはどういう意味ですか?」
「あんさんはこれから近右衛門様の学園へ転校を
するどすぇ」
「近右衛門?ぬらジィさんか!?学園って麻帆良
か!?」
「そうどす。さっさと着替えて用意どす」
「・・・・・・へーい」
あーそうだ。英雄の息子が修行するため、教師
として学園に来る時期だった〜。
クソ〜、妖怪ジジイめ。オレにネギ坊主の世話
をさせる気か。
「あー、あの猪突猛進オカンが〜!?」
母さんめ。無理矢理転校させたな?
息子の意見無しで転校させるとは〜!
逃げ出すのをわかっていてやりやがったよ。
つーか、オレは学校をもう卒業してるぞ。
飛び級で世界トップクラスカレッジのMITよ
しかも首席だぜ。首席!
クソ〜、もっと同世代と交流しろってか?
ふざけんな〜!?
「父さんを味方につけて反対・・・・・・できねぇか。
完全にオカンのたるんだ尻に服従だもんな〜」
何をしても無駄か〜。クソ〜、ぬらジジイが!
歳を食ってる分、外堀を埋めるのが上手いな〜
「あぁ〜、しゃあねぇ。まずは麻帆良へと行く
としますか」
オレはそう言って起き上がり、おつるさんにお
別れの言葉を言った。
「あ〜、おつるさん」
「なんどす」
「今日までご指導ありがとうございます」
「うふふ・・・こちらこそ、おおきに。また修行を
したいんやら遠慮なくおこしやす」
「え~と、またの機会でお願いします」
オレはそそくさ更衣室で着替え、宿舎から自分
の荷物を持ち、外に出てオーバーソウルで発動し
飛び上がった。
「よっしゃ、東京までひとっ飛びだ!」
『おい、昼間から堂々と飛んでいいのか?』
「大丈夫、ステルス機能を発動するから」
オレはステルス機能を発動し、麻帆良へ飛び立
った。
ーto be continuedー
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