遊戯王ZEXAL 転生決闘者『築根ゆうや』 作:ふわ×フワ
連続投稿最終日ィ!
書けた、書けた、書けた書けた、書けたァッ! 書けたぞォーーーッ!
やり遂げたぁ。これで一ヶ月くらいは休んでも…ええかな? ええよな!
(半分)冗談はさておき、やれるとこまではやる。でも今週土曜はお休みしたいなと。てかします。
アンナの性格上、挑発には弱い。
遊八の宣戦布告に反応。ブレーキが壊れた。
「……その発言、後悔させてやるぜ!」
「やっぱアンナはそうでなくちゃね。それじゃあ見せてもらおっかな! アンナのデュエルをさ!」
遊八も興奮している。待ちに待ったこの時が来たのだから。
ナンバーズに願った、過去を打ち破る力。これを以て、遊八はこの因縁に決着をつける。
「行くぜ!」
「「デュエルディスク、セット! Dゲイザー、セット!」」
『ARビジョン、リンク完了』
「「デュエル!!」」
アンナ vs 遊八
LP 4000 LP 4000
「先行はもらったぜ! 俺のターン、ドロー!」
爆走列車は暴走列車に。神月アンナ、発車オーライ!
「俺は〈爆走特急ロケット・アロー〉を特殊召喚!」
『爆走特急ロケット・アロー』☆10 ATK/5000
「うわぁ! 攻撃力5000⁉︎ バケモンかよぉ!」
『いきなり超ヘビー級モンスターを特殊召喚…!』
豪快な一手に、遊馬もアストラルも驚愕する。
しかしこれほどのモンスターだ。当然デメリットがある。
「このカードは通常召喚できず、自分フィールドにカードがない時だけ、手札から特殊召喚できる。そして、自分のターンが来る度に、手札5枚、墓地に送らなければ破壊される!」
途轍もなく重いデメリット。遊馬の驚きは止まらない。
「手札五枚⁉︎ そんなに墓地に送ったら、すぐに手札が無くなっちまうじゃねぇか!」
「〈爆走特急ロケットアロー〉を特殊召喚したターン、俺は攻撃はできず、このカードがフィールドにいる時、これ以外のカードはセットできない。ターンエンドだ! さあ、どっからでもかかって来い!」
かなり扱いづらいモンスターだが、その攻撃力は一撃必殺になりかねない。
「それじゃあ行くぞ。俺の……僕のターン!」
勇気の一人称を敢えて封じる。かつての誰かを通してではなく、自分で超えるために。
「ドロー! モンスターと2枚のカードを伏せて、ターンエンド!」
「あー! お前逃げんのかよぉ!」
やはりまだ初心者。だが真正面に全速力でぶつかるその姿勢は、彼女の良い所だ。
「今、そいつに勝てるモンスターがいないからね」
しかしこれは勝負なので、一旦無視する。
「うー、だったら見てろぉ。俺のターン、ドロー! 俺はコストを支払わず、〈ロケット・アロー〉を破壊!」
駆ける列車が爆散する。
『バカな…』
折角の高打点を手放したアンナ。
アストラルにはその考えが読めない。
「俺はカードを5枚伏せて、ターンエンドだ!」
「今度は伏せカードが五枚⁉︎ しかも、モンスターがいないから、ノーガードだぞ!」
『何を考えているんだ……』
驚きっぱなしの二人。特にアストラルには、このようなデュエルは新鮮だった。
「さあ、どっからでもかかって来い!」
「僕のターン。ドロー!」
しかし遊八にとってはそうでもない。内容こそうろ覚えだが、豪快さだけは鮮明だった。
「〈紅血鬼〉召喚。〈蒼血鬼〉も反転!」
『紅血鬼』☆4 ATK/1700
『蒼血鬼』☆4 ATK/1000
『遊八はレベル4を揃えてきたな』
「来るか! エクシーズ召喚!」
(出すカードはもう決めてる。でも、アンナのカードを考えりゃ焦らんくていいな)
「エクシーズ召喚はせずにバトルだ!〈紅血鬼〉で直接攻撃!」
飛びかかる紅い蝙蝠。だが、通らない事を遊八は知っている。
「俺は自分フィールドのカードを、全て破壊!」
『何——⁉︎』
先の読めない展開に、翻弄されるアストラル。
「そして、〈除雪機関車ハッスル・ラッセル〉を特殊召喚! このカードは通常召喚できず、相手が直接攻撃を仕掛けてきた時、自分の魔法・罠カードを全て破壊する事で、手札から特殊召喚できる! 現れろ!〈除雪機関車ハッスルラッセル〉!」
『除雪機関車ハッスル・ラッセル』☆10 ATK/2500
「中々見ないですね。こんなデュエル……面白いです」
目が離せない。実力はともかく、アンナらしさ溢れるデュエルは、成美をワクワクさせる。
「……攻撃中止」
「ハッ、びびってる。だったらこっちから行くぜ!〈除雪機関車ハッスル・ラッセル〉の効果発動! 破壊した魔法・罠ゾーンのカード1枚につき、200のダメージを与える!」
「破壊したのは5枚。1000のダメージか…っ!」
遊八 LP 4000→3000
除去したカードが、吹雪となって浴びせられる。先制したのはアンナ。
「いよぉっし! まずは1000ポイントぉ!」
「ぐうっ…カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
「俺のターン、ドロー!」
良いカードを引けたのだろう。その目が一瞬見開かれた。
「俺は魔法カード〈臨時ダイヤ〉発動! このカードは、墓地から攻撃力3000以上の機械族モンスター1体を、守備表示で特殊召喚する! 復活しろ、〈爆走特急ロケットアロー〉!」
『爆走特急ロケットアロー』☆10 DEF/0
「またあのモンスターか?」
『レベル10のモンスターが二体……』
「行くぜ遊八! 俺の爆走デッキ、止められるもんなら、止めてみやがれ!」
啖呵を切ったアンナ。
遊八は覚悟する。あのモンスターが来ると——。
「俺はレベル10の〈ロケットアロー〉と〈ハッスルラッセル〉をオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!」
レベル10を素材にした、重量級エクシーズ……遊八に冷や汗が滲む。
「現れろ!〈超弩級砲塔列車グスタフ・マックス〉!」
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』★10 ATK/3000
「攻撃力3000⁉︎」
『しかもランク10のモンスターエクシーズ』
「こいつの力を思い知らせてやるぜ!〈グスタフ・マックス〉のモンスター効果発動!このカードは、一ターンに一度、ORU一つ使う事で、相手に2000ポイントのダメージを与える!」
ORUの消滅と同時に、変形を開始する。伸ばされた砲台は遊八に狙いを定め、エネルギーをチャージする。
「変形した⁉︎ しかも2000ポイントのダメージ⁉︎」
ライフ初期値から半分を削る大ダメージ。大型モンスターに相応しい豪快な効果。
「行っけぇ!〈グスタフ・マックス〉! 発射オーライ! ビッグキャノン!」
チャージを終え、放たれる砲撃。いや、あれはもうビームだ。
「ぐああああああ!!!」
遊八 LP 3000→1000
「あっ!」
一気に削られるライフ。吹き飛ばされる遊八。
成美が心配の叫びを上げる。この大ピンチ、遊八に打つ手はあるのか。
「やったぜ! やったやったやったあー! これでLPは残り1000だ! このデュエル、もらったぜ!」
「くっ!」
「さっきの約束、忘れんなよ! トドメだ! 攻撃力3000の〈グスタフ・マックス〉で、攻撃力1000の〈蒼血鬼〉を攻撃!」
迫る列車。その巨大な車体で轢き潰しにかかる。
「罠発動!〈重力解除〉! 全てのモンスターの表示形式を変更! これでバトルは実質無効だ!」
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』ATK/3000→DEF/3000
『蒼血鬼』ATK/1000→DEF/1700
「チッ、ターンエンドだ。命拾いしやがって…でも、次のターンで終わりだぜ!」
「遊八の奴どうすんだ? このままじゃグスタフ・マックスの効果を食らって負けちまうぞ? だからといって、攻撃力3000のグスタフ・マックスは、簡単には倒せねぇし……」
『だが方法はあるはず。彼ほどの決闘者が、あのまま終わるはずが無い』
驚異的なモンスターに、遊八を心配する遊馬。しかし、一度カードの剣を交えた彼らは知っている。このピンチに、ただで終わる遊八ではないと。
「ふぅー…僕のターン、ドロー!……うーむそうか。手札より、魔法カード〈スペース・サイクロン〉発動! フィールドのORUを一つ取り除く!」
反撃のカードは無さそうか。だが、敗北は僅かに遠のいた。
(なんか全然モンスター来ねぇ。でも、次のターンのダメージは回避できるしいいだろう)
「これで効果は使えない! カードを1枚伏せてターンエンド!」
「よくも…よくも…この俺を怒らせたらどうなるか、思い知らせてやる!」
往生際の悪い遊八に、アンナの怒りが爆発した。
「俺のターン! ドロー!〈グスタフ・マックス〉を攻撃表示に! そして俺は! 手札から装備魔法、〈機関連結〉を発動。墓地にいるレベル8以上の機械族モンスター2体を、ゲーム中から除外し、機械族モンスターに装備することで、そのモンスターの攻撃力は2倍になる!」
コストはグスタフ・マックスの素材となっていた二体。列車に乗る超重量の大砲が、この二体のモンスターへと移し替えられた。
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』ATK/3000→6000
「攻撃力6000⁉︎ ロケットアローより上じゃねぇか!」
『なんという破壊力なのだ……!』
今日一番の大火力。もう何度驚いたことか。
「更に!〈機関連結〉の効果により、装備モンスターが守備モンスターを攻撃した時、攻撃力が守備力を超えていれば、その差の数値だけ、貫通ダメージを与える!」
「これでは、どちらを攻撃されても遊八君の負けです……」
「嘘っ⁉︎」
攻撃を凌げるかと思えば、その想定をひっくり返してきた。
「これで勝負はついたな。遊八! お前は俺のものだ! それともあん時みたいに、俺に泣きつくか?」
「泣きつく? どん時だ……?」
「俺がお前のカードを取った時だ!」
「うんぬぬ……取った時、とった時……」
遊八は唸った。全部を事細かに覚えていないからだ。
カードを盗られたのなんてアンナ以外にも何回かあったので、少し混同していたりもする。
「まだ惚ける気か! だったら思い出させてやるぜ! 6000ポイントの攻撃力でな! 行くぞ遊八! トドメだ!」
攻撃を仕掛けようとするアンナだが、その行動を遊八は許さない。
「罠発動!〈威嚇する咆哮〉! 相手はこのターン攻撃宣言できない!」
「この期に及んでまだ……! くっ、ターンエンド!」
粘る遊八に怒りが収まらない。
「……あ、思い出した。あん時か……なあ、アンナ」
「なんだよ」
ようやく思い出した遊八は、未熟な過去との訣別を告げた。
「僕はもう、あの時のような泣き虫は卒業した。だから泣きつきなんかしない。それを、君に勝つことで証明してやる!」
ナンバーズを手にして、決意した。弱い自分から生まれ変わると。
今こそ、己の過去を打ち破り、生まれ変わる時。
デッキトップを取り、内に眠る闇を祓うように腕を振る。
「僕のターン! ドロー!」
(ようやくだな。これで全力を叩き込める!)
アンナとのデュエルは、今日してきた中で一番落ち着いていた。
久しぶりに、低速かつ快適なデュエルだった。それを少しだけ、自らの手で崩す。
「〈召喚僧サモンプリースト〉を通常召喚! このカードは召喚時に守備表示になる」
「今更守備を固めたって無駄だ!」
「んな事しないよ。〈サモンプリースト〉の効果発動! 手札の魔法1枚を墓地に送り、デッキからレベル4以下のモンスターを特殊召喚する! 来い、〈聖鳥クレイン〉! その特殊召喚時効果を発動し、1枚ドロー!」
レベル4が並び、引きも良い。これが遊八の望んだ展開。ついに遊八が反撃を開始した。
「〈サモンプリースト〉と〈クレイン〉でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚! 顕現せよ、〈No.60〉!」
遊八は予め、一般人相手には力を抑えるようにと伝えてある。彼らもそれを了承。故に心置き無く使用できるのだ。
「時司りし我が悪魔!〈刻不知のデュガレス〉!」
『No.60 刻不知のデュガレス』★4 ATK/1200
遊八の右手に刻まれる数字。ただし、あくまで演出に過ぎない。
『ナンバーズ…本気なのだな』
「そういやぁ俺たち、遊八のナンバーズの力って知らないよな」
遊馬たちの前での、初めてのお披露目。その力は彼らにどう映るのだろうか……。
『どうやら、望みを叶える時が来たようだな』
(ああ、頼むデュガレス。僕に力を貸してくれ)
『言われずともそのつもりだ』
(ありがとな)
深く心で通じ合った今ならば、思念での会話も可能。そちらに意識を割かれるし、疲れるのであまりやりたくはないが。
「攻撃力1200? そんなんじゃ俺の〈グスタフ・マックス〉には勝てないぜ!」
「だな、だからまだ続ける。自分がエクシーズ召喚した時、手札の〈黄血鬼〉は特殊召喚できる。来い、〈黄血鬼〉!」
『黄血鬼』☆4 ATK/1000
「そしてこれで、レベル4が3体——!」
「て事は…またエクシーズ召喚⁉︎」
一ターンで二回以上エクシーズ召喚する者はそう多くない。が、ここに至るまでを耐え抜いた今の彼なら、容易い事。
「その通りだ。〈蒼血鬼〉、〈紅血鬼〉、〈黄血鬼〉でオーバーレイ! 3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚! 顕現せよ、〈No.57〉!」
二枚目に選ばれたのは、当然このカード。久しぶりの登場だ。
「小さき力、集い一つに重なれば、何にも勝る力となる。勇気を火種に想いよ爆ぜろ!〈奮迅竜 トレスラグーン〉!」
『No.57 奮迅竜 トレスラグーン』★4 ATK/100
一つ一つが粉のように小さくとも、火種があれば大きな力を生み出す。粉塵爆発のように。
(お前も頼むぞ——!)
『——』
肯定するような声が聞こえた。今ここに、始まりの二体が並ぶ。
思えば久しぶりの光景だ。手にしてすぐを思い出す。
(あの時よりも強くなった僕を見せてやる!)
今度は左手に刻まれる数字。笑みが深まる。
「何が来るかと思えば、攻撃力たったの100かよ。それじゃ結局、俺には勝てねぇぜ!」
「それはどうかな。〈トレスラグーン〉の効果発動! エクシーズ召喚時、相手モンスター1体の攻撃力を、このカードの攻撃力に加える! トレース・エクスプロード!」
遊八の望みを乗せて、竜は爆ぜる。
より巨大になって再構築された身体には、対する列車がそっくりそのまま、写し取られていた。
『No.57 奮迅竜 トレスラグーン』ATK/100→6100
「攻撃力……6100⁉︎」
自慢の攻撃力を、僅かといえど超えられたアンナに、焦りの色が見える。
「ここで〈デュガレス〉の効果を発動!」
だが、これではまだ相手を写しただけ。それでは足りない。
ただ模倣するだけでなく、取り込んだそれを昇華させるのだ。
「ORUを二つ使い、自分のモンスター1体の攻撃力を倍にする! これで〈トレスラグーン〉の攻撃力は、12200だあ!」
蒼き時計の針が進む。その炎は、更なる火種となって竜に燃え移った。
瞬間起こる大爆発。二つの炎が紫紺に燃える。
『No.57 奮迅竜 トレスラグーン』ATK/6100→12200
紫の輝きこそ宿っているが、姿は元のドラゴンに戻っていた。けれどその大きさも、プレッシャーも、攻撃力同様増している。
「な……なあ⁉︎」
「い、12200⁉︎ 桁が違うぜ⁉︎」
『これが、あのナンバーズの…いや、遊八の真の力か……!』
「お、大きい……」
「圧巻ですね……流石です」
圧倒的な存在感。遊八の持ちうる全て、積み重ねてきた思いと力が、この場を支配する。
遊八の心は高揚し、自信に満ち溢れる。皆の反応が心地良い。
「さあ、今度はそっちが覚悟をする番だ! バトル!」
けれど、いつまでも浸ってはいられない。自分の為すべきを為さねばならないのだ
遊八のラストアタック——決着の時は来た。
「〈トレスラグーン〉で、〈グスタフ・マックス〉を攻撃! オーバーブレイズ!」
放たれる紫紺の一撃。砲火で対抗しようにも、火力の差は歴然。
グスタフ・マックスは粉々に爆散した。弱かったかつての遊八諸共……。
「うああああああ!!!!」
アンナ LP 4000→0
YUYA WIN
「はあ、なんかスッキリした……アンナ」
Dゲイザーを外し、歩み寄る。そして——
「ごめん。僕が臆病だったせいで、自分ばっかりだったせいで、アンナの気持ちを考えてあげられなかった。本当に、ごめんなさい」
謝った。誠心誠意、心を込めて。
「遊八……」
「アンナの想いは痛いほど伝わった。それから目を背けたりなんか、絶対しない。もう、泣きも逃げもしない」
遊八は手を差し出す。受け入れるために。今度はちゃんと向き合ってあげるために。
「やっぱり、変わってないな……」
微笑みながらポツリと呟いたアンナは、手を取って立ち上がる。
「え?」
「デュエルは俺の負けだ! 約束通り付き合ってやる!」
誤魔化すように声を張るアンナ。遊八は一瞬ポカンとして、思い出したように声を漏らす。
「……ああそうだ。忘れるところだったよ。じゃあ行こっか」
「? 行くってどこに……」
遊八の提案にピンと来ていないアンナ。
「アンナが僕を呼び出した場所。二年間ずっと迷子になってたみたいだから、連れてってもらおうってね」
二年越しに、ようやくあの場所に行こうと言うのだ。待ちぼうけを食らった彼女の下に、遂に待ち人が来る。
「——っ! そういう事なら、今すぐ行こう! ほら、乗った乗った!」
すぐさまフライングランチャーを起動。後ろに乗るよう促してくる。
「わかったわかった。あんま急がんといて……成美さん。そんな訳で案内はできなさそうで…すみません。また後でいいですか?」
一言断りを入れる。それを成美は、優しく受け入れる。
「大丈夫です。こちらが急に押しかけたようなものですから、遊八君の都合に合わせます」
「ありがとうございます」
まだ会って少しだが、成美の優しさに甘えてばかりいる気がした。しかし今はアンナ優先。頭の片隅でお詫びを考えつつ、深く一礼してフライングランチャーに乗った。
駆動音に負けないよう声を張り、遊馬たちにも謝る。
「遊馬! 小鳥ちゃん! 巻き込んじゃってごめんね! 今度何かお詫びするよ!」
「気にすんなって! 凄ぇデュエル見せてもらったしな!」
「うん! 二人とも応援してるから!」
心の広い友達に、内心で感涙しながら遊八は大きく頷いた。
アンナもまた、小鳥な応援を喜んだ。
「ありがとな! じゃあ行くぜ! しっかり掴まってろよお——っとと」
一転。ふらつきながら浮上するので、一気に不安が押し寄せる。
「あ、安全運転で頼むよ」
「わかってるっ——てええええええ!」
「いやあああああああ!!!」
急発進。安全は諦めた。こればかりは…泣いてもいい。怖いから。
「あれ、大丈夫かしら……」
「あはは、わかんねぇ」
「無事をお祈りしましょうか……」
嵐のような時間だった。
人騒がせな少女はこれからも彼らを巻き込むだろうが、そんな日々もいつか彼らの思い出になるはずだ。遊八は特に……いや、締めるにはまだ早いか。
まだもう少しだけ、二人の物語を見届けてほしい。
一話限りの特殊口上を用意してたり無かったり。
トレスラグーンの通常の口上が思いつかないの。攻撃名も変わるかもね。
遊八がアンナに向ける思いをさ、もっとちゃんと書かないと…実は激重だったりしないだろうか……いや無理ね。私にはそれがどの程度かわからない。んで無理に書けばあからさま感が出そうだ。
メインヒロインへの道は遠い……。
オリカ使用はOK?
-
絶対に許さねえ!ドン・サウザンドォ!
-
我が事実を、書き換えた(敵のみ)
-
リ・コントラクトユニバース!(味方のみ)
-
最強決闘者の決闘は全て必然(創造OK)