エルフに助けられるのは間違っているだろうか?   作:借金滞納ニート

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続きです


白兎vs銀猿

前回のベルくんのステータス

ベル・クラネルlv1

 

力:H100→B700

耐久:H100→C690

器用:H150→B710

敏捷:H185→A850

魔力:I0

《魔法》

【 】

《スキル》

 

* 英雄願望(アルゴノゥト)

 

『能動的行動に対するチャージ実行権』

 

* 憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

 

『早熟する』

『懸想が続く限り効果持続』

『懸想の丈により効果上昇』

 

ベルは上がったステータスに慣れる為にダンジョンに来ていた

ゴブリンを15体とコボルトを10体ほど倒し

魔石を換金しにギルドに戻った

 

『ベルではないか奇遇だな』

『リヴェリアさんとレフィーヤさん』

『おはようございますベルさん』

リヴェリアの背中に隠れながら顔を出して挨拶をしたレフィーヤ

挨拶されたベルはあまりの可愛い仕草に時を忘れて顔を赤くしていた

『ベル?』

『ベルさん?』

『あ、す、すいませんレフィーヤさんとリヴェリアさんおはようございます!』

『してベルよ今日何か予定があるのか?』

『少しだけ防具とかを見て回ろうかと思ってまして』

『なら私達も同行して良いだろうか?ベルに合った武器を見つけて訓練に活かしたいのでな』

『はい!是非お願いします!!』

『ベルさんは懇意にしてる鍛治師さんとかはいないんですか?』

『まだギルドの貸し出しの剣でしか戦ったことなくてどれが良いとか正直分からないんですよね』

『ベル悪い事は言わないちゃんとした装備を整えた方がいい

好きなものを選べ私が買ってやる』

『そんな、いいですよ』

『前回の失態の罪滅ぼしをしたいのだ元より私らがつけられる稽古などたかが知れているどうか私の罪滅ぼしに付き合ってはくれないだろうか?』

『は、はいそこまで言うならお願いします』

『ありがとうベル』

(何なんですか?リヴェリア様だけいい格好しようとして昨日の飲み会で私のことあれだけいじってたのに私にはいい格好させないつもりですか?

まぁベルさんに恋してるわけではないから良いんですけど、なんかムカムカします)

『ベルさんは防具も買わないといけないので私が見繕ってあげます!!』

『ありがとうございますリヴェリアさんとレフィーヤさん』

感極まって2人に抱きついたベルは周りの殺気特にエルフ連中の殺気が高まっているのを気付いていない

ベルは自分が何をしたか気付いて顔を真っ赤にして俯いた

リヴェリアは息子がいたらこんな感じなんだろうかと思い複雑な顔をしていた

レフィーヤは顔から火が出るほど赤くして言い訳を並べていた

『ま、まぁ当然ですよね!後輩の面倒を見るのが先輩の役割ですから

そ、それに先日同志も助けられたのでお礼です!そうお礼なんですよ!!』

と言い防具を探しに行く足取りは錆びついた機械人形みたいになりながらベルの手を握って案内していく

リヴェリアはレフィーヤの様子を見て恋愛の甘酸っぱい空気を楽しんでいた

 

『ベルくんじゃない!お隣はレフィーヤさんですよね?』

『はい!これベルくんにプレゼント』

『良いんですか?』

『良いのあまり無茶しない様にプレゼントしたんだから無茶しちゃダメよ?』

『はい!大切に使います!!』

突如としてベルの右手からジリジリとした痛みが襲った

右手を見るとレフィーヤがつねっていた

(何なんですか?私と一緒にいるのに他のエルフに鼻伸ばしてしかもプレゼントまで貰ってニヤニヤしちゃって隣に私がいるのに何も気にしないんですか?!なんかまたムカムカしてきました)

『じゃあ私はこれで』

レフィーヤの近くまで行き耳元でエイナは囁いた

『ごめんなさいデートの邪魔をしてしまって』

その一言でレフィーヤは大きな声でテンパりながら『デ、デートじゃないですからね!』と否定する

ベルはレフィーヤのデートじゃない発言で今の状況を見てデートに見えていた事に顔を赤くしていた

『でベルさんは何貰ったんですか?さっきの人の言い方だと防具だとは思いますが』

『はい腕から手の甲を守る翠色のプロテクターを貰いました』

『なら私がもっと良いものをプレゼントしてあげます!』

(あのプレゼントよりいい笑顔を出して見せます)

レフィーヤは張り切り

少し離れて見ていたリヴェリアはため息をついていた

ベルが持ってきたのはヴェルフ・クロッゾと名が刻まれていた防具

『ベルさんは本当にそれでいいんですか?他にもいろいろとありますが』

『はい!なんかこの鎧に一目惚れしちゃって』

『なら良いですけど、じゃあ買ってあげますから出してください』

『レフィーヤここは私が出そう元より私が出すつもりだったからな』

(もうリヴェリア様だけ良いところで格好つけて何なんですか!)

『は、はいありがとうございますリヴェリア様』

『ありがとうございますリヴェリアさん』

『あとベルこれは私からのプレゼントです』

『ベルが貰ったのは俊敏が少しだけ上がる脛を守るプロテクター』

ベルはそれをとても気に入り

嬉しさのあまりまたレフィーヤに抱きついて

ありがとうレフィーヤさん大好きと屈託のない笑顔を向けられて

レフィーヤは意識を数秒放した

意識を取り戻したレフィーヤはもう身体から離れてしまったベルの手を握り武器屋に向かった

(あんなの反則です)そう心の中で抗議をしていたレフィーヤだった

 

ベルの戦闘スタイルはスピードを活かせる短剣かナイフが良いと思うのだが一通りの武器を持ってみると良い一番しっくりきたものを教えてくれ

『はい!』

戦鎚やロングソード、バトルアックスなど様々な武器を持って振ったが武器に振り回されてる感が凄かったベルを見てレフィーヤは可愛いと思いながら見ていた

本命の片手剣を振り少し違和感があるのかナイフを振ったしっくり来たのか笑顔になったベル

『僕ナイフが一番しっくり来ました』

あらかたベルに合う武器を見繕っていたリヴェリアは翠色の刀身を持つナイフをプレゼントした

嬉しくてまたリヴェリアに抱きつこうとしたところをレフィーヤが阻止しされたベルはふぎゅと変な声を出して倒れた

その一部始終を見ていた冒険者達は抱きつき白兎と呼ぶ様になった

 

『今日は何から何まで本当にありがとうございました!』

『ベルが暇な時うちのファミリアに寄ると良いレフィーヤと一緒に稽古をつけてやる』

『ありがとうございます!』

『ベルさん明日は空いてますか?』

『え、はい空いてますけど』

『なら明日10時に噴水で待ち合わせです良いですね!』

『はい!わかりましたお願いします!!』

 

一方ヘスティアは神会に出席していた

『俺がガネーシャだ!!』

その合図と共に神の宴もとい情報収集が始まる

ヘスティアは神達に目もくれずテーブルに置いてある食べ物をタッパーに詰めていた

そんなヘスティアを見た神へファイトスは呆れながら声を掛けた

『あんた何してんのよ見っともない』

『別に良いのさ他の神達に何と思われようとベルくんに美味しい食べ物を持って帰るんだ!』

『ベルってアンタの眷属の白い兎みたいな子?』

『そうだ僕には勿体無いくらいの出来た子なんだ』

『へぇ〜アンタがそこまで認める子か、その子を路頭に迷わすんじゃないわよヘスティア』

『当たり前だよ自分が路頭に迷うことはあってもあの子にはそんな思いさせないさ』

『あら懐かしい顔ぶれじゃないお久しぶりねヘスティアとへファイトス』

『げげフレイヤか僕は正直に言うと君が苦手だよ』

『あらつれないこと言わなでへファイトスは例の子とは進展があったのかしら?』

『何もないよ』

そんな雑談をしてる最中大きな声が響き渡る

『よぉよぉロキ様が来てやったでー』

『フレイヤさっきの言葉取り消すよ君なんかよりよっぽど嫌いな奴がいる』

『よぉ〜どチビやないか!』

『何だいロキそんな貧相な身体を見せつけてきて』

『何やこの前の件で話に来たんやけどなどチビにはわからんかったか』

『そうだあの件でベルくんは2回も死にかけたんだぞ』

『だからその示談しに来たんやでどチビ

3千万ヴァリスとロキファミリアに1回だけ命令する権利でどや』

『むむむー』

『何やこっちは結構頑張ったつもりなんやけどな』

『じゃあ僕の可愛い眷属に手を出そうとする神達を送還してくれないかい』

『眷属ってあの白い兎みたいな子やろ

ってかそんな気軽に神送還したらうちらのファミリアが無くなるわドアホ』

『チッ邪魔な神達も消えるしロキにも被害が出るから一石二鳥だと思ったのに

まぁ良いよ最初の提示してくれた物で示談成立だ

しかしもう少しいい条件を持ってきてくれると思ったけど、ない胸は振れないよね仕方ない』

『何やとこのどチビ新しいドレスも買えないこの万年金欠』

『残念ながら君みたいに胸が抉れてないから着れるドレスも限られてくるのさ』

『何やてこのどチビよりにもよって胸が抉れてるゆうたな!』

『なんだいロキ事実だろ?』

そんな喧嘩をしてる最中にフレイヤは帰った

『俺がガネーシャだ!!!』

この合図で宴が終わる

『へファイトス君にお願いがあるんだ』

『金なら貸さないわよ』

『金なんか借りないよ』

『あらバイトもせずに眷属も作らないでぐうたらな生活をして泣きついてきたのはどこの誰だったかしら?』

『う、くぐ』

『でどんなお願いかしら?』

 

『僕の眷属に武器を作って欲しいんだ』

『無理ね』

『そこを何とか』

『貴方しつこいわよ、大体何なのその格好は』

『これは東方に伝わる最終兵器土下座らしい』

『何よそれ』

『この最終兵器を使えばどんな頼み事も聞いてくれるってタケが言ってた』

『タケミカヅチったら面倒なこと教えてそろそろ蹴り飛ばすわよヘスティア』

『僕は君が僕の眷属に武器を作ってくれるまでテコでも動く気はないよ』

『はぁー良いわよ負けたわ作ってあげるわよ武器』

『え!本当かい?!そろそろ足の感覚が無くなってきてたから助かったよ』

『但し貴方にも手伝ってもらうから覚悟しなさい』

『望むところさ』

『それとこんな頼み事で作る武器に私の眷属達に迷惑かけられないから私が打つけど良い?』

『勿論だよ!何より君が打ってくれるなら一安心さ!!』

『あのね私は神の力を使えないのよ?』

『それでもさ』

『まぁ良いわ』

こうしてベルのための武器製作が始まった

 

ベルは噴水に予定の時刻より30分ほど早く着いたがレフィーヤはすでに待っていた

『ごめんなさい遅れました』と言うベルに

『大丈夫ですよ今来たばかりですから』と返すレフィーヤ

バレない様にロキとティオナがレフィーヤのデート?を観察していた

最初はエイナに見せつける様に手を繋ぎながらギルドの前を横切る

色んなファミリアのエルフ達に見せつける様に街を回り

城壁で訓練をした

訓練は本来ならばベルが手も脚も出ないはずが殴り飛ばされるのが10回を超えたあたりから徐々に動きについていきカウンターまで入れられる様になっていった

『レフィーヤさん』

『レフィ』

『レフィーヤさん?』

『レフィ』

『レ、レフィ?』

『はい何でしょうベル』

『今日はありがとう少しずつだけど戦い方がわかってきたよ!』

『それは何よりですそろそろ帰りましょうか』

そう言うとベルの手を握りながら帰った

 

『なぁティオナたんあれlv1って間違いちゃう?』

『確かに強かったよね!でも良いな〜レフィーヤ、あんな恋私もしたーい』

『でも意外やったなあのレフィーヤたんがあそこまで積極的に他のエルフ達に牽制して回るとは

だからこそ悔やまれるあのどチビの眷属がレフィーヤたんと恋するなんて

何とかあのどチビの所から引き抜けんかな〜』

『ロキそんなことしたら嫌われちゃうよ? 』

 

ベルは昨日教えてもらった戦い方を実践する為にダンジョンに潜る

ゴブリンやコボルトを倒して回ってる最中やけに他のファミリアのエルフ達に声を掛けられる

やれどこまで行った、どっちから告白した、いつ式を挙げるの?

意味のわからない質問に困惑しながらわかりませんと言いながらダンジョンを駆け回った

怪物が入った檻を外に持ち出そうとしている人たちを見かけて気になっていた

魔石入れがパンパンになったので換金しに行く

換金所の近くを通ったエイナが話しかけてくる

『ベルくんおはよ』

『おはようございますエイナさん』

『エイナさん聞きたいことがあるんですけど』

『何かなベルくん?』

『怪物を檻に入れて地上に出してた人を見かけたんですけどあれって何ですか?』

『怪物祭ね』

『怪物祭?』

『そうガネーシャファミリアが運営してる年に1度のお祭りだよ

怪物を観客の前でテイムするショーの怪物がその檻に入っていた怪物だよ』

『ありがとうございますエイナさん!』

『楽しんでね』

『はーい』

お祭りか神様かレフィと回ってみたいな

そう思ったベルは急いでホームに戻った

まだ神様は帰ってきてないか

ホームの静かさにまだ慣れていないベルはロキファミリアに行った

『リヴェリアさんとレフィーヤさんに会いにきました』門番に伝えたが帰ってきた返答は

『帰れ貴様みたいな奴がリヴェリア様と面会など聞いていないレフィーヤも同様にだ』

まさかの門前払いに帰ろうとした時ベルの後ろから声が聞こえてきた

『ベルではないか』

『おはようベル』

リヴェリアさんとレフィは少し涙目になっているベルを見て状況を把握した2人は門番に尋問をはじめた

『事前に知らせていた事を知っていて、ムカついたからなどと言う矮小な理由でベルを門前払いしただと恥を知れ』

リヴェリアは激怒し、レフィーヤは魔法を唱えていた

『僕は大丈夫です、2人に会えましたから』とレフィーヤの手を握り

リヴェリアは門番に主神と話し合い追って沙汰を伝える覚悟しておく様にと伝えた

門番は顔が青くなっていった

 

『いつまで手を握ってるつもりですかベル?』

『私は手を握られるより繋ぎたいんですけど』

『あ、ごめん』と手を離したしベルにちょっと不機嫌になるレフィーヤ

『ベルよ今日はダンジョンで稽古をつけよう今は都市外から多く人が来ているからな』

『わかりました!リヴェリアさん』

ダンジョンに向かってる最中

他の冒険者からはこう見えていた

飛びつき白兎とデートしようとしたらリヴェリア様に邪魔されて不機嫌なレフィーヤという図

後にリヴェリア様が相手が見つからず遂に他のエルフの恋路を邪魔し始めたという噂が流れた

ダンジョン5階層の広いエリアで主に2人がどんな戦い方をしているかを教えてくれた

動きながら詠唱するリヴェリアと止まって魔法を詠唱するレフィーヤ

動きながら魔法を完成させたリヴェリアに凄いと感じつつも

魔法を詠唱してる時のレフィーヤの凛々しい顔にドキッとしていたベル

そのベルを見て少し気分が晴れたレフィーヤ

リヴェリアは体術を教えレフィーヤは基礎となる足の動かした方や回避の仕方などを教えた

程なくして稽古を終わらせる3人

『この後リヴェリアさんとレフィは予定ありますか?』

『私は先ほどの門番のことがあるから先に帰らせてもらう』

『そうですか』と少ししゅんとなったベルを見て

リヴェリアはレフィーヤは予定が空いているはずだ2人で楽しんでこいと言い立ち去った

2人きりになったベルとレフィーヤ

『レフィご飯食べに行かない?』

『もちろんいいですよベル 』

手を繋いで豊穣の主人に向かった

 

店先に着くとシルが手を繋いでるベルとレフィーヤを見て少し顔を強張らした笑顔で出迎えた

『こんばんはベルさんとレフィーヤさん』

何故か目の奥が笑っていないシルに少し恐怖を感じたが気にしないことにした

『こんばんはシルさん二人入れますか?』

奥の角席なら空いてますからどうぞと案内してくれた

席に座ると顔をプイッと振り向かせたシル

『注文はお決まりになりましたかクラネルさん』

『えーとオススメでお願いします』

『わかりましたレフィーヤさんはどうされますか?』

『エルフも唸るサラダを』

『わかりました』

そそくさとキッチンに向かった

『レフィ明日空いてる?』

『空いてますけどどうしましたか?』

『じ、実は怪物祭を一緒に回って欲しいんだけどダメかな?』と目を潤わせて聞いてくるベル

『も、勿論良いですよ!』

お互い顔から火が出るくらい赤くなりながらデートの約束をした

そんな甘酸っぱい空気を感じた酔っぱらいが絡んできた

『おい坊主お前にはこの子早いんじゃねーのか?俺が代わりに貰ってやるよ』とゲスな事を言ってきた酔っぱらいは料理を運んできたミア母さんにぶっ飛ばされた

『いい年して若いカップルにちょっかいかけてんじゃないよ

次そんな舐めた事したらフュリネの寝室に縛って投げ捨てるからね』

とオラリオの男達ならわかる死刑宣告をされた酔っぱらいは急いで謝罪をしてきた

『ありがとうございます』

『気分悪くしたろサービスするからどんどん食べて今のことは忘れな』

『はい!』

ベルの話を聞きながら食事を進めレフィーヤの話を聞きながら食事を進める様はまさに初々しいカップルそのものだった

その場にいたエルフ達は同胞の恋路を祝福するために歌を歌っていた

歌の意味がわかるレフィーヤだけが顔を真っ赤にして俯いた

それもそのはず本来エルフ達が結婚の義に歌われる歌を歌っているのだ

『レフィ大丈夫』と顔を近づけてきたベル

レフィーヤはキスされると思って目を瞑った

しかし当たったのは唇と唇ではなく額と額だった 

『良かった熱は無いみたいだね』

(よくありませんよ意気地なし)

『ええ熱なんて無いですよ』と拗ねた様に言ってベルの顔を見たレフィーヤ

ベルの顔が真っ赤になって俯いていた近くにはエルフのウェイトレスが耳打ちをしていた

『レフィーヤさんが恥ずかしがってるのは他のエルフ達が結婚の義に歌われる歌を歌っているからです』

そう聞かされたベルはレフィーヤの顔を見れなかったが安心したくて震える手でレフィーヤの手を握った

レフィーヤは優しく手を包む様に握り返した

そんな甘酸っぱい食事を終え

レフィーヤをロキファミリアのホームまで送る途中レフィーヤが足を止めてベルに目を瞑る様に言った

ベルは言われた通りに目を瞑る

月明かりの下ベルの唇に柔らかい感触が伝わった

驚いて目を開けると目の前にはレフィーヤの顔があった

キスを終えたレフィーヤはベルの顔をまともに見れなくなった

『ど、どうでしたか?』

『そ、その良かったよ』

キスを終えた二人はぎこちなく帰路に向かった帰り際にレフィーヤに向かってベルは言った

『レフィ僕の命に変えても君を守り抜く』

『馬鹿ですねこれからは一蓮托生なんですよ命に変えて守られても嬉しくありません』

二人はホームに帰った後唇の感触を思い出して悶えていた

 

翌日待ち合わせの噴水に行く途中豊穣の主人のスタッフに声を掛けられた

『そこの白髪頭シルが財布忘れたから届けて欲しいにゃ』

と言ってベルに財布を押し付けようとした時リューが財布を取った

『クラネルさんこの財布は私がシルに届けておきますデートを楽しんできてください』

『ありがとうございますリューさん』

手を握ってきたベルに不快感がなく

ベルは待ち合わせ場所に向かっていった

握られた手を見つめて不思議に思っていたら

何故かアリーゼの幻聴が聞こえた

逃しちゃダメまだ間に合うわ寝取りなさい

幻聴を無視をしたリューはシルを探しにいった

待ち合わせ場所に時間より早めに着いたベルだったがまた先にいたのはレフィーヤだった

『レフィごめん待った?』

『いえ今来たところです!』

自然と手を繋ぎ屋台の食べ物などを堪能していた

あそこにじゃが丸くんの屋台があるから行こ

レフィに引っ張られながらじゃが丸くんの屋台に着くと見知った顔があった

『ベル君じゃ無いか!

僕のバイトを応援しに来てくれたのかい?』

ヘスティアは隣を見るとスキルを発現させたであろう女とデートしている最中だとわかって拗ねた

『いいよねベル君は好きな人とデートができて!はいじゃが丸君だよ』

『ありがとうございます神様!』

『ヘスティア様で合ってますよね私レフィーヤ・ウィリディスです』

『そうかいベル君に変なことしたらただじゃおかないよ』

『大丈夫ですよ神様レフィはそんなことしませんから』

なら楽しんでおいでと快く?送り出そうとした

ャアアア

振り返ると怪物が走ってきていた

助けに行こうとしたら怪物が細切れになっていた

レフィーヤは誰の技か一目でわかった

『ア、アイズさんおはようございます』

『んおはよ』

『君は誰?』

『僕はベル・クラネルです』

『んよろしく』

そこにギルド職員が走ってきた『アイズさんとレフィーヤさんお願いします街に出てきてしまった怪物対峙を手伝ってくださいませんか?』

『んわかった』

『ア、アイズさんがいくなら』

『ベルごめんまた今度デートしよ』と言いベルの唇にキスをして怪物対峙に向かった

ベルは少し寂しげな表情からキスされたことにより満点の笑顔になった

『うん!気を付けてねレフィ』

そんな甘い空間を見たヘスティアはカンカンに怒っていた

『ベルくん君は僕とあの子どっちが大事なんだい?』と詰め寄ってきた

悩んでる最中にまた怪物が現れてヘスティアに向かって突進してきた

ベルは急いでヘスティアを抱えて逃げた

『神様の知り合いにあんな人いますか?』

『冗談じゃ無いよあんなむさ苦しい怪物に似た知り合い一人もいないよ』

『そうですよね』と冗談を交えて逃げた

今のステータスでは勝てないのはわかっているベルは道に迷ったら帰れないと言われているダイダロス通りに逃げ込んだ

追ってくる銀色の体毛をした猿は鼻息を荒くしながらベル達を追い詰めていく

ベルは覚悟を決めて神を逃そうと振り返ったその瞬間ヘスティアはベルにビンタをした

『君は僕を一人にしないんじゃなかったのかい?』

『逃げてくれ神様今の僕じゃあいつには勝てないと思う』

『なら一緒に逃げようベル君』

『神様お願いですどうか逃げてください僕が時間を稼ぐので』

『ベルくん最近はステータス更新出来ていなかったろう』

『せめてステータス更新だけさせてくれベルくん』

『わかりました神様』

物陰に隠れてステータスを更新させる

 

ベル・クラネルlv1

 

力:B700→SS1150

耐久:C690→S1090

器用:B710→SS1190

敏捷:A850→SSS1280

魔力:I0

《魔法》

【 】

《スキル》

 

* 英雄願望(アルゴノゥト)

 

『能動的行動に対するチャージ実行権』

 

* 憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

 

『早熟する』

『懸想が続く限り効果持続』

『懸想の丈により効果上昇』

 

 

*接吻の契り(キスの約束)

 

『対象の人物に危険が及ぶとステータスが大幅に上昇』

『対象を守護する意思が続く限り対象を回復させ続ける』

『対象が助けを求めた場合自身の階位を3段階階位昇格』

 

ははなんだいこれはとヘスティアは頭を痛くした

 

『ベル君に渡しておきたいものがある』

『神様これは?』

『君と共に成長してくれる君だけの武器さ』

『ありがとうございます神様』

『今のベル君ならあの怪物に絶対勝てる』

『倒してこいベル君』

『はい行ってきます』

 

銀猿はようやく見つけたベルを叩き潰そうと腕を振りかぶった

ベルがいた場所はタイルが粉々になり地面が抉れている

ベルが銀猿の片足の腱を断ち切る

銀猿は体勢を崩しながら腕を振り回した

銀猿の攻撃は全て躱される

銀猿は腕を振る度切られていく

腕の筋肉をあらかた断ち切りとどめを刺すベル

近隣の住民はまるで英雄が戦ってるかのように錯覚していた

近隣住民が歓声を上げる中ベルは嫌な予感がした

神様勝ちました

『流石はベルくんだぜ』と言い倒れてしまった

急いで近くにあるギルドの療養所に預けた

『ロキファミリアのエルフと剣姫が抑えてる怪物やばいらしいぞ』

『今どこで戦ってますか?』

場所を聞いたベルは急いでレフィーヤの元に向かった

現場に着いた時レフィーヤからは血が流れていた何箇所も怪我をしていた

それを見たベルはすぐ助けに入った

レフィーヤが攻撃されそうになった瞬間ベルが横からレフィーヤを抱えて攻撃を避ける

『ごめんレフィ勝手に来ちゃった』

レフィーヤ達が相対してるのは極彩色の怪物

ベルは見たことが無い怪物に警鐘を鳴らしていた

レフィーヤはベルが来たことにより勝手に傷が塞がっていく

『ベル私を守ってください敵は魔力に反応しますだから私とアイズさんだけじゃ対処ができない助けてベル』

その瞬間ベルは背中に猛烈な熱が走った

『わかったレフィ』

そう言いベルはレフィーヤに近づく極彩色の怪物を次々と切り倒していた

レフィーヤの足元のタイルが浮いた瞬間ベルはレフィーヤを庇って傷を負った

アイズがそれを見てベルを攻撃した極彩色の怪物を切る

レフィーヤはベルを傷つけた極彩色の怪物が許せなくなりいつも以上の威力の火炎魔法で焼き払った

ようやく極彩色の怪物が出てこなくなり安堵したのも束の間

ベルは極度に上がったステータスと階位昇格の反動が来て倒れたまま起き上がらない 

レフィーヤは顔を真っ青にしてアミッドを探した

アイズも他の怪物を倒しながらアミッドを探していた

 

『ふふふ誰かしら私のあの子に変なちょっかいかけた神は

オッタル、ヘイズをあの子の元に向かわせて

ヘイズあの子を絶対に死なせないでね

私は情報収集しに行ってくるわ』

 

先に目を覚ましたのはヘスティアだった

『ここはどこだい?』と思ったのも束の間

エイナが走ってきた

『お目覚めになられたところ申し訳ございません

ベル君が意識が回復していなくて 』

それを聞いたヘスティアはベル君は今どこにいるか聞いた

『はい今はディアンケヒトファミリアのベットで寝てると思います』

『ありがとうアドバイザーくん行ってくる』

ヘスティアは何が起きていたのか理解できずにベルの生存だけを願いながら走った

 

ヘイズはアミッドと共に治療しないといけない程内部の筋肉がぐちゃぐちゃになっている事がわかりすぐにディアンケヒトファミリアに向かった

すぐにアミッドと治療をしたが意識は戻ってきてはいない

その事をアミッドが伝えると

真っ青な顔をしながら泣いているレフィーヤと背中をさするアイズがいた

数刻後ヘスティアが走って入ってきた

『ベル君は大丈夫なのかい?』

真っ青な顔をしながら泣いているレフィーヤがまだ意識が戻っていない事を伝えた

レフィーヤは後悔していた

『ベルに守って私を助けてなんて無茶言ったから私を庇ったから

私にベルを守れる力があれば私がもっと強かったら』

と言いずっと泣いていた

そんなレフィーヤを見てヘスティアはレフィーヤを抱きしめた

『大丈夫だよレフィーヤくん彼ベル君は僕を一人にしないって約束してくれたんだ、君もだろ?』

『はいベルは約束してくれました』

『なら信じて待とうじゃ無いかベルくんが起きて僕らがボロボロだったら笑われちゃうぜ』

アイズは昔の自分とレフィーヤを重ね合わせていた

父が自分を庇って死んでいった

私が弱かったから

また私みたいな人が出てしまった私が弱かったから

もっと強くならないともっと怪物を殺さないと

アイズの中で沸々と黒い感情が湧いてきた

そんな感情を読み取ったヘスティアは

『アイズくんだっけ君は悪く無いよ

むしろアイズくんがいなかったらレフィーヤくんもベル君もきっと怪物に食べられてただろうから

アイズくん君がいてくれて助かったよ』とアイズの頭を撫でたヘスティア

ヘスティアに母の幻影を見て少し泣きながら頭を撫でられていたアイズは

先程の黒い感情は収まっていた

 

遠くから見ていたフィンとロキはその場を任せた

『いいのかいロキここで見守ってるだけで』

『あのどチビは天界でも善神の中の善神言われてたくらいやあの場は任せたほうがええ

アイズたんの黒い感情もレフィーヤたんのメンタルも今はあのどチビくらいしか回復させられん

とりあえずワイらが出来るんわ今回の首謀者見つけ出してボコボコにすることくらいや』

『そうだねロキ』

『ただ今回アイズ達が戦った極彩色の怪物少し深層域にいた怪物と似ている気がするんだ』

『なんやそれ、随分ときなくさいな』

『あぁ気味が悪い』

『何よりあのどチビの眷属が助けに来んかったらレフィーヤたん達が犠牲になってたところも良い気分せんわ』

『明らかに僕らを狙った犯行ではあるだろうねロキは心当たりはあるかい?』

『心当たりありすぎて困るぐらいやわ、でも首謀者は絶対ただでは済まさん』

『ロキも珍しく本気で怒ってるねリヴェリアに伝わらないようにしないとな』

『私がなんだ』

『はぁ聞かれてしまったか

レフィーヤが恋してた彼が意識不明なんだ

我々のことを狙っていた犯人が放った怪物によってね

レフィーヤを助けるために庇ったみたいなんだ』

『そうかフィンありがとうところでその犯人は今どこにいる?』

と今まで見たことの無い怒気を含んだ顔で聞いてきた

『そうか見つけたら教えてほしい私自ら手を下したい』

『あぁわかったよ』

『リヴェリアはあそこの輪に入りに行かなくて良いのかい?』

『冗談はよせ今の感情であそこに入ったら寝てる奴ら全員飛び起きるだろ』

『はは違いない』

 

とりあえずここまで

 

 




新しいスキルとかは今後どう扱っていくか考え中
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