貴方に祝福の導きが在らんことを   作:暇を持て余した神々の遊び

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明けましておめでとうございます。
今更エルデンリングを買ってプレイしたら面白くて気が付いたら書き終わっていました。

初見プレイ中で、攻略情報は確認しない方針。
ボスはマルギットまで倒しており、ゴドリックの手前で冒険欲が抑えきれずに探索フェイズに移行。現在のんびりとリムグレイブを探索中です。

反応が良さそうなら続きを書きます。
なお、作者はエルデンリングナイトレインは未購入です。


HUNTER×HUNTER
1話


 

 

 

 

 

 

 

 異世界転生した事に気付いたのは5歳の頃だった。

 赤子から少しずつ記憶が定着していき、完全に前世の記憶を取り戻すと同時に確信を得た。

 

 転生した事に対する混乱はなかった。

 5年間という時間を掛けて思い出したからか、人格が混ざり合うなんて事もない。

 前世の◼️◼️◼️◼️という人間だった頃の記憶を持っているだけの少し変わった子供だ。

 

 両親と子供の3人暮らしであり、仕事は除霊師という一風変わったものであった。

 聖マリナという教会に住んでいて、霊障などの悩みを持つ者が相談に来たら対処するという形式を取っているようだ。

 仕事量は多くないが、一度の収入がそれなりなので貧しい暮らしにはなっていない。

 

 

「エルデ、少し手を貸して!」

 

 

 そう呼び掛けてきたのは、母親のミラ・ナイトレイン。

 背中の中ほどまで伸ばした銀髪と満月のような色合いの虹彩が特徴的な女性だ。

 年齢は20歳との事だが、子持ちの人妻にしては10代半ばにしか見えない美貌の持ち主であり、このような女性を迎えた父親を羨ましく思う。

 まあ、相手は母親なので何とも思わないが、それはそれだ。

 

 それはさておき、手を貸してと言われたならば手を貸そう。

 恐らく、時間的に昼食の手伝いだろう。

 まだ5歳児には皿を並べるのも一苦労だが、母が嬉しそうにしてくれるだけで頑張る甲斐はある。

 

 

「お皿並べるの手伝ってくれる?」

「うん。わかった」

 

 

 母に言われて食卓に皿を並べていく。

 木の皿なので、もし仮に落としてしまっても安全だ。

 そうしてお手伝いをしていると、いい匂いに釣られたのか奥の部屋から金髪碧目の偉丈夫、父親のアーク・ナイトレインが現れた。

 

 

「おっ、またお手伝いしてるのか。エルデはいい子だなぁ……! ほら、パパが撫でてやるぞ!」

 

 

 ワシワシと頭を乱暴に撫でられる。

 力が強くてほんのちょっと痛いけれど、こうして撫でられるのは好きだ。

 ただ撫でるなら、皿を置いてからにして欲しい。

 

 

「うふふ、パパとエルデは仲良しね」

「おや? 仲良しなのは、私とエルデだけなのかい?」

「あら、誰もそんな事は言ってないわ。私とエルデは、パパよりもっと仲良しだもの」

 

 

 頭を撫でられて動けないでいると、キッチンからスープの入った寸胴鍋を持ってきた母に揶揄われる。

 ちょっとした言い合いをしながらも、さりげなく母の手から鍋を受け取る姿からはモテる男の気遣いを感じさせた。

 

 食事の用意が済めば、父と母が席につき、最後に俺が椅子に座る。

 円形の食卓を囲むように座って、胸の前で組んだ掌に額を当てて祈りを捧げた。

 

 

「「「聖マリナの導きが在らんことを」」」

 

 

 これが我が家の、ナイトレイン家が代々受け継いできた作法だ。

 遥か遠い祖先である聖マリナに祈りを捧げて、共に食卓を囲む家族の導きとなって欲しいという願いである。

 

 そっと目を開ければ、父や母の身体に金色の粒子が吸い込まれていくのが見えた。

 もちろん2人だけではなく、俺の身体にも同じく金色の粒子が入ってきて、じんわりと全身が温かくなった気がする。

 

 これはプラシーボ効果などではなくて、実際に多少の怪我なら治ってしまう。

 まるで魔法のようだと思ったが、両親曰く祈祷の力なのだとか。

 転生した人間として言わせてもらえば、このくらいの奇跡に直面したところで何とも思わない。

 そういう事もあるだろうと、その程度の感想だ。

 

 全員が食事を終えて、再び聖マリナに祈りを捧げる。

 いつも通り父は奥の部屋に戻り、今日の母は倉庫の整理をするらしい。

 それを見送って、同じく俺も教会の清掃作業に戻った。

 

 これが1日のルーティーン。

 仕事があれば両親は外に出てしまうが、基本的に俺のやる事は変わらない。

 夜には父と母が毎日交代で除霊師としての仕事を教えてくれて、あと数年もすれば仕事の手伝いも出来るだろうと言われている。

 

 死者の念を祓うには、強い祈りの力が必要だ。

 食事の度に祈りを捧げて毎夜のように祈祷を続けた事で、祈りの力は随分と強くなった。

 簡単な除霊ならすぐにでも可能だろうと言われて、恐ろしいような楽しみなような、そんな気持ちだったのだ。

 

 これからも変わらない日常が続くのだろう。

 通り魔によって殺害された前世の記憶を持っていながら、呑気にもそう信じていた。

 

 

 

 

 

 ◆◇◆

 

 

 

 

 

 ────痛い。痛い痛い痛い! 

 

 手が、脚が、腹が、背中が、首が、頭が、全身の至るところから気が狂いそうなほどの激痛が走っている。

 どうしてこんな事になったのか。俺が何をしたというのか。

 教会に訪れた少年から仕事を依頼したいと言われて中に通そうと背中を向けた途端、いつのまにか俺は地面に倒れ込んでいた。

 

 何が起きたのかと考える暇もなく、全身を襲う激痛に苛まれて悲鳴を上げる事もできなかった。

 指先ひとつ動かす事が出来ない状態で、死の足音が聞こえる最中に考えるのは両親の無事についてだった。

 

 父は、母は無事だろうか。

 視界が真っ白に染まって、何も見えない。

 あまりの激痛で聴覚も働いていないのか、何も聞こえない。

 

 それでも両親の顔や声が鮮明に脳裏に浮かび上がる。

 己が死ぬ事よりも、あの優しい両親に危害が加わる可能性の方が遥かに怖い。

 どうか無事でいて欲しいと、激痛が走る身体を無理やりに動かして死に物狂いで祈りを捧げる。

 

 そして、俺の意識は真っ黒に染め上げられた。

 

 

 

 

 

 ◆◇◆

 

 

 

 

 

 再び目を開けた時には、全てが終わっていた。

 硬い床の上で意識を取り戻して、ぼんやりとした思考のまま身体を起こそうと手をついた瞬間、グチャリと粘性の強い水音がした。

 霞む目を擦ってみれば、赤黒い乾き始めたばかりの液体が俺を中心に水溜りを作っていた。

 

 寝起きのような状態の脳が理解を拒む中で、先程まで感じていなかったのが不思議なほどの激臭に鼻を抑えた。

 夥しい鉄錆の臭いに混ざって、肉が腐った時のすえた臭いまでしてくる。

 

 ここはどこだと周囲を見渡せば、すぐに分かった。

 毎日丹念に清掃している教会の中なのだから、それは当然だろう。

 だが、巨人でも暴れたのかと疑うような荒れ具合に、ほんの一瞬だけ気付くのが遅れた。

 

 そして、殺人鬼を家に招き入れてしまった事も思い出した。

 部屋の奥に駆け出そうとして、足元の液体に足を取られて顔面から無様に転がる。

 けれど、痛みも何もかも無視して、力を入れすぎて爪が剥がれた事にも気付かずに、父と母を探して奥へと走った。

 

 聖マリナ教会は、どこもかしこも壊れ、崩れ、荒れ果てていた。

 教会の有り様を目の当たりにするにつれて焦燥感が募り、瓦礫などの障害物に何度も足を取られて転んだ。

 それでも両親の無事を心のどこかで信じていた。

 

 だが、世界はどんな時でも残酷な真実を突きつけてくるものだ。

 戦いの痕跡を辿っていき、最後に辿り着いたのは……両親と俺の、家族の寝室だった。

 

 凄まじい力で破壊された壁には扉も何もなく、フラフラと何かに導かれるように寝室へと入り、()()()()()()()

 月明かりが差し込む寝室のベッドの上に、折り重なる2つの人影を見つけて崩れ落ちる。

 近寄って確認するまでもなく、愛しい両親は事切れていた。

 

 あの除霊師らしからぬ逞しい父の両腕が無い。

 鋭利な刃物で切り取られたかのような断面が空気に晒されており、死後時間が経っているのか血は既に固まって出ていない。

 最後まで母を守ろうとしたのか、母の上に重なった胴体には無数の切り傷と致命傷と思われる風穴があった。

 

 けれど、父が命を捨ててまで守ろうとした母には両脚が無かった。

 全身の傷こそ少ないものの、同じく胸に致命傷と思われる刺し傷による風穴が空いている。

 あの優しい笑顔は、もう二度と見る事は出来ない。

 

 何故優しい両親が殺されなければならなかった。

 除霊師とだけ聞けば怪しくも聞こえるかもしれないが、それはあくまで前世の記憶だ。

 仕事を終えた父や母に笑顔で感謝する大勢の人々を見てきたし、実際に死者の念を祓える事は間違いない。

 

 両親が誰かに恨まれるわけがない。

 つまり、これは前世の俺のように通り魔的な殺人鬼による仕業なのか? 

 怒りと悲しみと絶望でぐちゃぐちゃになった状態なのに、気味が悪いほど冷静に思考が回っていく中で、ふと背後から不愉快な笑い声が聞こえてきた。

 

 

「ギャハハハ! こりゃ酷えや、ボロボロじゃねえか! ()()()()()()のガキも傷だらけだったが、ここに比べりゃマシだったな!」

 

 

 ゲラゲラと笑いながら、無遠慮に瓦礫を踏み砕きながら現れたのは、明らかに堅気ではない男だった。

 傷痕だらけの顔に鋭い眼光。品のない笑い声さえなければ、マフィアの頭領のような見た目。

 そんな男が寝室に入ってきて、両親の亡骸と呆然と座り込む俺を見て怪訝な顔をした。

 

 

「……あ? 目障りなクソと女は死んでるようだが、報告にあったガキが生きてんじゃねえか。最初に殺したって話だったろうが、どうなってやがる!」

 

 

 足元の瓦礫をプラスチックゴミのように軽々と踏み潰して癇癪を起こす男を観察する。

 寝室に入る前に漏れ聞こえてきた発言と、この状況に何の疑問も抱かない様子から、この男が殺人鬼を寄越した仇敵である事は間違いないだろう。

 しかし、同時に聞き逃さない単語が含まれていた。

 

 この男は、確かにゾルディックと言った。

 俺には聞き覚えはないが、前世の記憶の中にはゾルディックの名前があった。

 

 記憶が正しければ、暗殺家業を生業とする一族。

 HUNTER×HUNTERという作品に登場する主要キャラクターの1人がゾルディックの家系に連なる者である。

 率直に言えば、依頼を受けて仕事として殺人を行う狂った奴等だ。

 

 そんな一族が居る以上、この世界はただの異世界ではなかったという事になる。

 転生するだけでも荒唐無稽だというのに、実は漫画の世界に転生していただなんて想像もしなかった。

 

 だが、もしそうなのであれば様々な事に理由がつく。

 この荒れ果てた教会も、祈祷の際に謎の粒子が舞う事も、両親が除霊師として実際に死者の念を払っていた事も、全てが繋がってくる。

 長年の疑問が解消されて、ほんの少しだけ頭の中がスッキリした気がした。

 

 それから、思考が切り替わる。

 目の前の男への殺意で脳内が埋め尽くされて、どうすれば殺せるのかとフル回転を始めた。

 

 この世界がHUNTER×HUNTERなのであれば、両親が祈祷と言っていたものは念能力の"発"の事だろう。

 つまり、両親の教育の賜物もあって、俺は既に念を習得している事になる。

 感覚的な話になるが、"纏"と"練"は問題なく出来る気がした。

 

 

「天下のゾルディックともあろう者が、クソガキなんて寄越すからこんな下らねえヘマをすんだよ! たんまりと違約金をぶん取ってやるからな!」

 

 

 瓦礫を蹴飛ばしながら歩いてきた男が、俺の目の前で立ち止まる。

 ニタニタと気色の悪い笑みを浮かべながら頭を鷲掴みにしてきて、その臭い口を開いた。

 

 

「おいおい坊主、そんなに睨むなよ。全部テメェのパパとママが悪いんだぜ? このご時世で清廉潔白な除霊師なんてやりやがって、俺達のシノギを何度も邪魔しやがったんだ。つまり、これは正当な報復ってわけよ。坊主の小さな頭でも理解出来まちたかー? なんつって、ギャハハハ!」

 

 

 顔だけでなく頭も悪そうな男だが、念を使える事は一目見れば分かった。

 オーラの流れは極めて稚拙で、両親は疎か俺にも劣る。

 けれど、オーラの総量はどちらが多いか見抜く事は出来ず、確実に殺せるとは言えないだろう。

 

 何より俺には対人戦闘の経験はないのだ。

 前世での喧嘩くらいであり、転生してからは殴り合いなんて本当に無縁だった。

 不意の一撃で殺せなければ、不利は免れない。

 

 だから、素直に力を借りる事にした。

 この世で俺が最も信頼し、愛する2人の力を。

 

 そっと父と母に優しく触れる。

 冷たく固まった身体を撫でて、最後になるであろう2人の存在を脳裏に刻み込む。

 極めて克明に両親の姿をイメージする。

 

 父は、強くて優しくて、頼もしい理想の男性だった。

 大きな手で頭を撫でて、逞しい腕で抱き上げて、肩車をしてくれた時の視点の高さは少し怖いくらい。

 そんな自慢の父親、アーク・ナイトレイン。

 

 母は、美しくて優しくて、芯の強い理想の女性だった。

 細く小さな身体で抱き締められると、柔らかくて温かくて、愛されているという実感が得られた。

 そんな自慢の母親、ミラ・ナイトレイン。

 

 2人の魂が、念が、まだここに残っているのであれば、どうか俺に力を貸してくれ! 

 死してなお側で見守り、共に生きて死んで欲しい! 

 愛する両親の仇を討つ力を、己の命を守る力を、目の前の男を殺すための力を、聖マリナではなくアークとミラの導きの祝福を! 

 

 

『死んでも側に居てくれだなんて、エルデがこんなにも我儘な子だったとはな』

『うふふ、意外な発見ね。けれど、愛しい我が子の頼みだもの』

『ああ、そうだな』

『ええ、そうよ』

 

『『────エルデに、我等の導きが在らんことを』』

 

 

 そんな心の声に応えるかのように、父と母の身体から金色の粒子が溢れ出して俺に吸い込まれていく。

 同時に、両親の身体は全て粒子となって溶けて消え去った。

 

 だけど、2人が居なくなってしまったわけではない。

 遺灰と化したアーク・ナイトレインとミラ・ナイトレインは、確かに俺の中に存在している。

 両親の遺体の下にあったらしい2人の仕事道具である、死者の念を祓う鈴が光を帯びている事を確認し、無意識に手を伸ばして優しく鳴らした。

 

 

 ────チリリ……ィィン。

 

 

 物寂しげな鈴の音が廃墟になった聖マリナ教会に鳴り響く。

 父と母の遺体が消えてからの一連の流れを呆然と眺めていた男が、怒りに任せて掴んだ頭を握り潰そうとした瞬間、青白く屈強な"ナニカ"が男を殴り飛ばした。

 更に寄り添うように、或いは俺を守るように青白く細身の"ナニカ"が前に立ち塞がる。

 

 それは、姿こそ青白くぼやけているが見間違うはずもない。

 世界で最も愛する両親が、肉体を捨て霊体となってまで俺の力となってくれたのだ。

 

 父が、ワシワシと頭を乱暴に撫でる。

 母が、そっと包み込むように抱き締めてくる。

 

 たとえ言葉を交わす事が出来なくても、2人の言いたい事は伝わった。

 視界が涙で滲むのを乱雑に袖で拭って立ち上がる。

 

 どういうわけか、殺されたはずの俺は生きていた。

 或いは、死んで再び蘇った。

 

 何であれ生きているのであれば、こんなところで死ぬわけにはいかない。

 両親が我儘を聞いてくれた以上、今度は2人が俺の無事を喜んでくれた意図を汲み、2人の分まで長生きしなければならないだろう。

 

 俺は1人じゃない。

 これからもずっと、家族と一緒に生きていく。

 そのためにも、まずはお前を殺し────俺の成長の糧にしよう。

 

 

 

 

 

 これは、輪廻から外れた褪せた瞳の男が、幾つもの世界を超えた先で、永き旅に終止符を打つまでの物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





【キャラ紹介】

『エルデ・ナイトレイン』
本作の主人公。現在8歳の少年。
いつのまにか転生を果たし、人並みの幸せを享受していたらクズ男とゾルディックに木っ端微塵にされた。
本編中に一度死んでいるが、何故か蘇っている。ついでに、目が褪せた(ハイライトオフ)。
英才教育によって既に念を習得しているが、まだ基礎を教えてもらっていなかったため、多分ここから迷走する。
同じくゾルディックに殺害された両親を遺灰化して死後の人生も縛ったが、両親含めて愛が重いので誰も気にせず、何千年何万年という時を共に過ごす事になる。
元は具現化系だったが、蘇ってからは特質系に変化した。
《念能力》
祝福の導き(エルデンリング)
詳細は不明。主人公はまだ知らない。
・聖マリナの祈祷
決められたポーズで祈りを捧げる事で、様々な効果を発現させられる。
現在の主人公が使える祈祷は、『性急な回復』『回復』『毒の治癒』『拒絶』『火付け』『火投げ』『光輪』『聖マリナに誓って(黄金樹に誓って)』の8つ。今後増えていく予定。
死灰(コントロクト)
死体、または合意の上で生物を遺灰に変えて、念具『霊喚びの鈴』を鳴らして念獣として召喚、使役する。
一部の例外を除き、複数の遺灰を同時に召喚する事は不可能という制約と、それ破れば複数召喚に使用した遺灰は永久に失われるという誓約がある。
制約として、死体から遺灰となった場合、言葉を話す事も意思疎通を取る事も出来ず、記憶と感情さえ失われて、主人の命令がなければ生前に培った経験に伴う行動しか行えなくなる。
ただし、アーク・ナイトレインとミラ・ナイトレインのみ例外であり、言葉を交わせない事以外は、意思疎通も記憶も感情も自意識に則ったあらゆる行動が可能で、更に他の遺灰と同時に使用する事も出来る。召喚に必要なコストも皆無で、主人公の成長に合わせて勝手に強くなる神仕様。
現在の主人公が所持する遺灰は、『導きの除霊師アークとミラ』の1つのみ。

『アーク・ナイトレイン』『ミラ・ナイトレイン』
主人公の両親。アークが父親、ミラが母親。
除霊師と名乗って仕事をしていたが、実際には除念師が正しい。一般には伝わらないため、除霊師という看板を掲げていた。
本人が思っていた以上に大人びて変わり者の息子だったが、それを全く気にせず無性の愛を注いだ。
突然現れたゾルディックに息子を殺したと言われて動揺した隙を突かれたミラが脚を切断され、妻を守りながらの戦いという不利を背負った結果アークも敗北し、最期には心臓を抜き取られて死亡した。
死後は未練から地縛霊となり掛けていたが、何故か目が褪せている事を除いて無事に生きていた愛息子の姿を見て成仏しようとして、愛息子の危機に迷わず遺灰となって力を貸した。
アークは強化系、ミラは放出系。遺灰になっても変化はない。
基本的に2人1組でのペアで戦闘を行い、ミラが後方で支援してアークが前線で拳を振るうスタイル。仮にミラに近づいても『拒絶』で弾き飛ばされ、その隙を突いてアークの猛攻を受ける事になるという、相手からすれば厄介な戦い方。
互いに万全の状態なら襲撃者の少年ゾルディックは返り討ちに遭っていたくらいの実力はある。
《念能力》
・聖マリナの祈祷
前述した主人公の念能力と同じ。
ナイトレイン家が代々受け継いできた念能力であり、習得している祈祷の種類は2人の方が遥かに多い。
だが、聖マリナ以来、失われた祈祷も存在するという。
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