魔法少女MAHO☆MAGI ! 作:ほまひーよ
クロスオーバー理由は同じ魔法少女っていう安易なものどす()
内容はその場その場で考えていますので、何とか形にできるよう頑張ります。
――――
…
始まりがあれば終わり有り。
どんな有象無象もやがて変わり、少しずつ狂い、朽ちていく。
言葉の中には“
所謂フィクションとしてカテゴライズされる。そのくらい、有り得ないもの。
不老不死、無限と並び、常識外れのモノに分類される人間の憧れ。でも“それ”は掴めない。
恐らく、これから先も、未来永劫。
勿論、私にだって終わりは来る。
私にとっての終わりは、
しかも、誰も彼もじゃない。たった 1人。
でも…何か が かわらな いと もしかしたら、その 光景 を拝める 前に わ たし は
――――――★
(また…また、なの…?)
再び世界が終わりを迎え出す瞬間を、見返すことになるなんて…!
現在、私を取り巻く状況について、生半可な災害ではこうはならない…と思う。
天災地変。それもその中で“史上最悪”にあたるレベルだと何度だって思い知らされる。
空は黒よりの灰色に染まり、周りには、鉄くずと化した大小さまざまの人工物がゆっくりと動き、宙に舞う。そして、荒廃してしまい、最早その名残から辛うじてどんな建造物があったのか推察できる程度*1。まで、何処もかしこも崩れ去っていた。
心当たりはある。こんなことが起こせるのは、幾度と相まみえた、
私は、瓦礫に叩きつけられ 力なく仰向けになっていた上体を少し上げ、奴を睨みつける。
凝視した先は、空中に舞う瓦礫の中心。そこに、 何か が存在していた。
下半身には、大きな歯車があって、恰好は青が基調で白い装飾が点々としたドレス姿。でも、
それだけでは、その歪さに説明がつかない。
一番目を引くのは、体全体が地面から逆さまになっており、この状態で、周りに、私たちに…攻撃してくる。
見てるだけでも情緒不安定に陥り、自壊してしまいそうになる、そんなおぞましさが体を駆け巡る。だけど、私は、その感覚に惑わされない。いや、惑わされる暇がない。
(まどか…っ!)
次に私が見つめた先に居るのは、荒廃した地面に佇むピンク色のツインテールが特徴的な女の子。と、隣で彼女と向き合っているのは、体長に迫る勢いの大きな尻尾を持ち、退職が白色の狐の様な真っ赤な目を持つ生物、私たちにとって忌々しいキュウべえがいる。
「時期に、此処も攻撃される。もう時間は限られているよ、まどか。」
”
こんな絶望的な窮地で、きっと、そんなことを言っているのだろう。
私たちにとって、それだけは避けなくてはならないのに。
「だめ…ダメよ、まどかっ!お願い…思いとどまって…!」
私を見つけて目が合ったまどかに対して、今出せる全力の声を響かせてそう呼びかける。
だけど、まどかは、私が口を閉じた直後に…微笑み返してきた。
”いってきます”
テレパスで聞こえてきた声は、優しさと少しばかりの悲しみが混じっていた。
またしても、私は、まどかを…!
刹那、彼女から光が溢れ出す。その光景は、私が求めていなかったまどかの答えのようで…
「…ぁぁあ…まど…っ…!」
いつの間にか、私は涙をこぼしていたらしい。
目線の先には、ピンク色のかわいらしいコスチュームを身に纏う…まどかが居た。
キュウべえの口車に乗るしかなかった彼女が、あの…
それと同時に、私は深い自責の念に苛まれる。
この先の結果を、私は知っていた。
まず言える事…間違いなく、まどかは、私が苦戦していたワルプルギスの夜に打ち勝つだろう。
それも、絶対的な一撃で、葬り去ることを。
そして、私は知っている。その力と共に、まどかが新たな支配者として
(ごめんなさい、まど…か…っ…また、私のせいで、貴女に責任を背負わせてしまって…)
止めどなく溢れる涙を拭うことは出来なかった。私の為に旅立つ彼女の姿を、片時も目が離せなかったから。
此処まで来てしまった上で思った事。
強いて言うなら、後に彼女だった”ソレ”は、まどかの意識をほとんど持ち合わせていないから、彼女はこれから起きることを自覚することなく、安心して眠り続けるという事ぐらい。
でも、そんな仮初の安心に対して、私は納得出来ない。
直後、彼女が飛び出していった。勿論、標的は”元”最強の魔女の元へ。
やはり、キュウべえの思惑通りになる。私にとってのうれしい誤算、なんてものは無かった。
その時…私の中で、何度目かの
もう彼女を止められない。私の力では、彼女…全てを呑み込むまどかの力に遠く及ばないから…!
(…もう一度)
こんな思考をしてしまうことに、少しだけ慣れてしまった。
(っもう一度!)
まどかより弱い、何もできない自分に腹が立つ。だけど、それ以上に、
”ここで絶対に諦めてはダメ!”そう自分に言い聞かせ、
(絶対に、次こそ、まどかをっ…この理から救い出して!)
改めて強い想いと共に決意した。時。
⦅貴女の大切な思い、確かに受け取りましたよ⦆
「ッ…!!……な、に?」
微かに聞こえた声と共に、空間が動きを止めた。
不思議なことに、周りはモノクロと化し、少し先を見れば、まどかが既にワルプルギスの夜に一撃を入れる直前で静止していた。
私は、驚いた。だけど、この光景に対してではなく。
瞬時に、手に持っていた盾を覗く。砂時計のような装飾がついている盾は、至って変わらず、中の砂も動いていない。
「なんでッ…。私以外にも、時間に干渉できる誰かが…いる?」
⦅えぇ。正確に言いますと、ごめんなさい。ここからの私の力では、貴女の時間を止めることしかできなかったの…。⦆
帰ってきた返答に私は困惑する。特に身体には異常がなく、身振り手振りが出来ているのが証拠だ。とても私の時が止まっているようには感じられなかった。
⦅はー。これはこちらの想定外ですね。まさか、貴女自身も自由に時間を操れる力を持っているなんて…知らなかったんです⦆
知らない誰かからため息のようなものと一緒に呆れられてしまう。
理屈は知らない。けど、私の能力が何らかの因果で作用していることは嫌でも分かる為、この状況について”は”考えることを辞める。
それ以上に、私、暁美ほむらにとって聞かなければならない事があった。
「…貴方はいったい誰なの?目的は?私の気持ちを汲み取ってくれたのはどうして?」
頭の中が?で一杯だ。久々に冷静さを少し欠いてしまった気がする。そんな私に対して、相手は
⦅私は、そうですね!神に近しい何かだと想像してください。それと、目的は貴女…と私の大事な家族の皆と遊んでほしいから…!ですかね?⦆
絶句した。
何なのその理由は。必死にまどかについて何とかしようとしている私の傷口に塩を塗り付けているようで、怒りが込みあげる。何故、やること成すこと一杯の私たちが、わざわざ他人の家族を気にかけないといけないの…!
⦅ちょっと待って下さい!私だって、大事な理由の一つってだけであって、それだけではこんな事しませんから!⦆
だから、落ち着いてくれ、と?なら、早く話してほしい。真の目的を。貴女に対してメリットがないこの交渉の意味を。
⦅はー。実は、私の家族は凄い人達で、だけど、とても苦しんでいる人を放っておけなくて…。何度も何度も、人のために成ることをしてきていたの。⦆
⦅だから、私も、いや…はーちゃんもっ!困っている人々に手を差し伸べたい…。そんな2人の譲ってくれた優しい気持ちのお陰で、今こうして貴女とお話ししています。此方も力は持ち合わせていますから、解決の糸口にはなるかもしれません。⦆
⦅こちらにメリットは…正直あまりありません。仲間が増えることと、私たちに友達が増えるかもということと、これから時間が経つにつれ直接お話ができる様になる、ぐらいです。でも、それだけでも、何時までもともだちの為に苦しむ貴女へ、少しでも力になってみたい。そんな理由じゃ、ダメですか?⦆
正直、願ってもみなかった交渉だった。変化が齎す影響は、微々たるもの、かもしれないが運命を確実に変える事が出来る。
更に、仲間が増えることで、新たな希望のカギにもなり得るかもしれない。
私だけじゃ、傷つけられない大岩を、彼女たちなら、少しずつ砕いてくれるかもしれない。中で閉じ込められているまどかを無傷で…!
「貴方の言い分はよく分かったわ。だけど、どうやって助けるの?」
藁にすがりたい。その一心で話す。
⦅はい!私たちが貴女方の世界へ行く手立ては既に用意してあります。しかし、問題もあって。私達がそうした場合、貴女自身が今まで体験した物語と大きく剥離されてしまう可能性が、非常に高いです。いい方向にも。悪い…方向にも⦆
彼女は一見デメリットのように言うけど、私にはあまり関係がない。だって、大きな変化に代償は付き物ではある。
それに、今のままだとワルプルギスの夜にまどか無しで勝つ算段が全く見えない。
そこで頓挫して何度もなんどもまどかを苦しめるくらいなら、一度何とかできないか試してみる価値は十分にある…と思う。
「一つだけ…確認させて頂戴。その作られた”世界”で、もし私が
覚悟は決める。必要な変化だと受け入れているけど、まどかが気がかりで一応質問してみる。
万が一、ではあるが、彼女たちが介入したせいで今以上に事態が悪化し易くなってしまった時に戻ることは出来るのかと。
⦅…このつながりは一度きりです。もしループしてしまったときは、元々の世界に戻ろうとすると思います。最善を尽くしますが、私たちはこの世界の異物なので。仕方がないですね⦆
「そう…」
ありがとう。心でそう伝えた。こっちは準備出来たわ…!
⦅はー♪いえいえ…!向こうの私たち共々、よろしくお願いします。では⦆
刹那、時間停止が解かれ、まどかの一撃を見届けた直後、私は意識を手放す。
…私は、絶対にまどかとの約束を果たして見せる。そう思考を反芻しながら。
――――――★
「…あとそれから、今日は皆さんに!転校生の方々を紹介します!」
何度目の挨拶だろうか。前のループはどうやら失敗していた様で、また1か月前に戻ってしまっていて。しかも、重要な最後の所だけ、記憶が欠落してしまっていた。
その時改めて見た病院の天井は、前目覚めて見た時より、”何故”かキレイに見えた気がする。
…私は、1か月をただループしているだけの筈なのに。
その些細な変化が、私の不安を強く煽ったが、幸いなことに、それ以来、病院を出るまではなんら前のループと変わらないひと時でしかなかった。
ただ、学校生活の段取りからだ。そこに決定的な違いがあった。
私は、いつの間にか中学1年の春休み、1週間ほど前から転校することとなっていた。
勿論、理由は不明。時期としては前のループより前倒しのスケジュールになっていた為、少しの焦りと多大な不安が圧し掛かってしまった。
前のループとまだ変わったことはしていない。のに、この段階で他のループから”分岐”してしまっている…
こんな経験は初めてであり、その影響がどうまどかやこの先に押し寄せてくるか考える度に、深い溜息が出る。
気に入らないなら、私は“リセット”ができる。でも、それは最終手段であり、まだ使うつもりは一切なかった。
それは、この世界のまどかを見捨てるも同義であり、その後ろめたさもあるが、何より、そのハードルを軽くしてしまう。そうすることで、私のループに“不変”めいたものが纏わりつかないようにしたい。
”気に入らない”、それだけで戻すようになると、何か、取り返しがつかなくなるような…そんな気がする。
変化を受け入れなくては、前へ進めない。寧ろ、変わらない事を恐れなくてはいけない。
人間である以上、これを実行する上で抵抗はあれど、私はやり続けるしかない。
だけど、やっぱり不安は不安。はぁ…一刻も早く解消できるといいけど。
私は、そんな考えも程ほどに、扉を静かに開け、教室へと歩みを進める。
…ひそひそと話題にされるのはまんざらでもないけど、こう。くすぐったさを感じる。
久々に緊張しているからかしら?とても懐かしい感覚だった。
「暁美ほむらです。よろしくお願いします。」
相変わらず先生は、淡白な挨拶のせいか、暁美ほ…と電子黒板に書きかけたまま私を見つめ、呆然としている。
私だって努力はした。その結果なのだから、仕方ないじゃない。
なので、私は、黒板にあるペンを借り、”む”と”ら”を書き加え、みんなの方へ向き直る。
ひそひそ話は私の静かな態度で鳴りを潜め、少し後に、私が何もしゃべらないことを悟ったのか、誰かの拍手を皮切りに連鎖して、まばらな拍手が場を包む。
まどかのリアクションも概ね前、いや、どのループと比べても大差はなかった。私が視線を送ると、相変わらずどうしたらいいのか、と少しオドオドしている。
だけど、変化からは逃れられない。その直後、今までの大小の違和感が荒療治的に解消される出来事を目の当たりにする。
♦
…可笑しい、言葉を発し切ってから、もう既に30秒以上前に立ち続けている。なのに、早乙女先生は今だ席を案内する素振りがない。教室がまた少しざわつき始める。
何…?何なの?私の自己紹介で何か不満が?今までと変わらないのに。
先生は偶に時計を見返し、まだかまだかとソワソワしている。
…変に注目を浴び続ける事を、私は好いてはいない。
更に数十秒経った後、私はしびれを切らし、口を開く。
「あの、先生?私はいつまでここに立っていればいいんですか?」
「ごめんねぇ…連絡だともう少しで来るみたい、なんだけどね…!」
来る…来る…? 一体、誰が…
すると、この教室の近くから、何やら切羽詰まった足音が聞こえる…
直後、教室の周りのガラス壁から人間のシルエットが写る。此方に向けて走ってきているらしい。
私の登場と対照的な人物は、その目立ち様から、クラスの皆が釘付けになっている。
特に、美樹さやかは少し笑みを零している。
この間、6秒かしら? 件の人物は教室前扉に来ると、相当走っていたからか、息を切らして扉前で息を整える。
「あら、やっと来たみたいね~。それじゃ、彼女にも入ってもらいましょうか!なんと、二人目の転校生よ!さ、いらっしゃい」
どうやら女の子らしい、唯でさえ可笑しな時期で同じ日に転校してきたってのに、性別まで同じじゃあ、この後どうなるのよ…。
「はぁ…はぁ…ふっ…失礼しまぁーす…」
さっき扉から入ってきた女の子が私の隣に歩いてくる。
髪の毛は金髪のショートヘア…容姿から見ても可愛い系の女の子だった。
「ふぅ…朝日奈みらいです!津成木第一中学校から引っ越して来ました!これからよろしくお願いしますっ!」
…生憎、彼女はどのループでも姿は愚か、名前すら聞いたことがなかった。
この世界のイレギュラーは彼女の存在…これからうんと忙しくなりそうね
遅刻少女、朝日奈みらいの元気な挨拶に感化されたクラスメイト達は、ほむらの時と違い、元気で大きな暖かい拍手で包まれた。
ほむらさん自身の能力でループしたわけじゃないんで、前の記憶は彼女と話している前までしか保持されてません。個人的に自分が書きたかった展開で書いちゃいました…ユルシテ
というか、これからどうやって物語をまとめようかな…
間違いなくまほプリ本編の話数は超えちゃうだろうな()
あと。小説を書くのって難しいね、ね~~…