1、真希に対する訓練時の禪院当主夫妻の対応
直哉の場合
「そんな強ぅなれたんやし、鍛錬でも手ぇ抜いてやる訳にはいかんなぁ。」
すっかり甚爾君に似てきて滅茶苦茶嫉妬してるが、それはそれとして当主として対応する。
うっかり間違ってもそうそう死ぬ事は無いので、領域展開や術式反転等の大技以外は割と何でも有りで徹底してしごき倒す。
勿論かつてのドブカス性を生かして煽ったりもするので、心身共にキツい。
時々やり過ぎて万穂に怒られる事もあるが、手足や臓器の一つ二つは万穂の手にかかれば元通りなので問題無し。
メンタルは元々頑強なので大丈夫やろの精神。
万穂の場合
「真希ちゃんは呪術で教える事は無いし、場数踏んで今まで以上に五感の生かし方や身体の動かし方さえ分かれば特級レベルになれるんだから厳しくいくね。」
直哉と同等か、それ以上に厳しく扱いてくる。
例えば特級レベルの式神相手にタイマン所か一対多数とか平然とするし、本人も妊娠してない時なら普通に蟲の鎧有りで参加するし、分身(妊娠してない姿)で参戦する事もある。
直哉よりもやり方が厳しいし、下手すると煽りとか無しにキツすぎて心折れるかもしれない。
具体的には何度か首を切り飛ばされたり、背骨や頸椎を折られたりしてる(即座に治すが)。
特級やその素養持ち以外は決して参加してはいけないレベル(他の人にはちゃんと手加減してる)。
2、躯倶留隊による禪院新当主夫妻レビュー
直哉の場合 ★2
以前の評価が尾を引いてるので低い。
無しだったら★3位はいける程度には下にも優しくなってる(最低限の部下の使い方や対応を覚えただけとも言える)。
「前よりマシだけどカス。」
「前よりいいけどドブ。」
「うんち。前より良いけどね。」
万穂の場合 ★4
鍛錬のキツさと倫理観の無さから★5を逃した。
それでも上から下まで、一部例外を除いて家中からは慕われている。
「何でこんな所に嫁いできたの???」
「余りにも良物件過ぎる。」
「ただし鍛錬は地獄。身になるけど地獄。後呪詛師にとっては魔王。」
3、夜の時間
万穂「ふっふっふ、今夜の私はやられっぱなしじゃないよ!出でよ分身!」
万穂2「まさか卑怯とは言うまい。」
万穂3「というか直哉が強すぎるんだよ。」
万穂4「私!私!私!直哉に対してジェットストリームアタックをかけるぞ!」
万穂5「お前は誰だ定期」
直哉「ほな手加減せんでえぇか。」
万穂×5「「「「「え?」」」」」
翌朝、全員ぐちゃぐちゃにされて分身は消えていきました。
4、一方の直毘人
(儂は、風になる・・・!)
禪院家の家督を直哉に譲り、相談役となってからは暫く家にいたものの、問題なく回ると分かってからはすっかり遊び歩いている。
特にお気に入りなのはバイク型呪具(サイクロン号への変形機能付き)を使って高速道路で遠乗りし、地方の地酒や珍味、温泉なんかを堪能する事である。
高速道路なんかに呪霊が出ると、そのままバイク共々変身して祓う時もある。
黄色のマフラー棚引かせて走り去るその姿に憧れる術師や一般人も多い。
5、目撃者
「ライダーだ・・・本当にいたんだ!!」
偶にそれを目撃して、術師を志す者も出てきたりする。
6、一方、七海と灰原
「いやー最近は平和だねぇ七海!」
「そうですね。」
普通に一級術師コンビとして活動中。
五条が五条家当主業務に専念してる中、復興した東京校側の若手エースの一角として補助監督や後輩達からの信頼も厚い。
7、一方の五条家
「瞳ー刹那のおしめ代えるよー。」
「ちょ!?悟様、そんな事は私達がやりますから!」
「いや、こいつにも体験はさせておくべきだろ。もしもの場合もあるんだし。なー椿ー。」
産まれた我が子の世話をする悟に対し、母親の瞳はおろおろし、硝子は動じずに我が子をあやしている。
第一夫人の瞳とその子にして長子の刹那、第二夫人の硝子とその子にして第二子の椿。
活動報告のアンケートを参考に名前を決めました。
皆さん参加ありがとうございます。
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2012年以降、アメリカ合衆国の裏側では完全に独自の呪術文化が勃興しつつあった。
何故ならば、米陸軍特殊部隊を中心として本当のスーパー呪術マッチョメン達が誕生していたから!
術式に目覚める者はほぼいないものの、並の一級術師=戦車でも心細い一級呪霊を撲殺できる程度の戦闘力の持ち主が増えたのだ。
そりゃースーパーヒーローに成りたい&尊敬されたいメリケンにとってはこれ以上なく嬉しい事だろう。
そんな自分達をより誇示したり、その超能力を生かすべく装備を考案したり、その装備のデザインやペイントを凝る事も当然だ。
更に、国内で発生した呪力を用いた発電事業も漸く上向きになっていた事もあり、投入される予算が跳ね上がった事もある。
これには電力事情の改善による大統領支持率の上昇も大きく関わっていた。
なお、風車呪具は術式無しでも呪具師としての最低限の技量さえあれば作れるので、現在はケモ耳呪具を装着した元軍人や研究者達が製造を担当している。
現在100人以上の人々が生産に従事しているが、まだまだ国内需要を満たせていないのが現実なので、今後も増え続ける事だろう。
そんな彼らもまた、呪力に覚醒したマッチョメンと同様に独自の習慣や文化が構築され始めていた。
「やっぱり盾だよ盾!キャップの星条旗の描かれた盾!」
「呪霊に銃火器は効かないんだ!近接武装こそ至高!」
「だからってソーのハンマーは威力は兎も角リーチ短いじゃん。」
「うるせー!オレはソーのファンなんだー!」
「やっぱヒーローと言えばマントだろJK。」
「黒いマントにコウモリ風衣装!多数のガジェット!バットマンこそ至高!」
「「「「「やるかコラぁ!!」」」」」
そうだね、スーパーパワーを手に入れたら誰だって振るってみたくなるし、推しヒーローのコスプレとかしたくなるよね、分かるとも。
「く、誰かアイアンマン推しはいないのか!?」
なお、第一人者の博士もそこに混じっているものとする。
アンタ何してんの???
「博士ーやっぱアイアンスーツを呪具として再現するのは無理ですって。構造複雑過ぎて耐久性担保できません。」
「というか、博士はもっと大量に呪具作る仕事あるじゃないですか。そっちが先でしょ。」
「博士ーストームブレイカーの再現品はまだかーだそうです。」
「あぁぁぁぁもう!私はドラえもんじゃないんだぞ!?」
割かし愉快な研究生活をしていた。
まぁ現在の米国で呪具を自在に作れるのはこの万穂2号だけなので仕方ないのだが、それでも注文の多さに頭を抱えていた。
「んー・・・仕方ない。当初の等身大サイズで強度が確保できないなら大型化しよう。」
「それだとパワードスーツというよりも強化型外骨格、乗り込み式のロボットサイズですよ?」
「構わない。先ずは物を作り、理論実証する。有効かどうかを確認し、その結果如何で小型化の研究を行う。」
こうして、アイアンマン計画は一旦棚上げされ、その前段階として乗り込み式強化外骨格開発計画が立ち上がった。
結果として、この際に出来上がったのが全高3m程の乗り込み式の人型メカだったが、国防総省が注目して「非術師専用対カース兵器」として開発計画が改めてスタートした。
現在、米国の術師はまだまだ数百人と少ない。
ケモ耳呪具を装着した兵士達の子供にもその性質は遺伝しているものの、彼らが戦力又は労働力になる日はどんなに少なくても20年はかかる。
その前に破滅的事態が発生した場合、そうでなくとも米国ご自慢の物量を生かすためにも対呪術戦を想定した装備は必要不可欠だった。
そのため、術師でなくとも術師や呪霊を相手に前線で戦える戦力が必要だった。
このとてつもない無茶ぶりに対し、万穂2号率いる技術者達は果敢に挑戦し、通常の呪具量産の傍ら、遂にある程度の成果を出す事に成功した。
その結果が2015年頃に実用段階に達した対呪術用特殊機動重装甲、通称MA(Mobile Armor)である。
なんかとっても見た事ある外見だが、気にしてはいけない。
完成当時の大統領の名前がマイケルだったりもしたが、気にしてはいけない。
版権的に色々違反してるような気もするが、決して気にしてはいけない。イイネ?
「呪いに一般人が対抗しようというのがおかしいんだ。例え呪具持ってても性能差で殺されるのが落ちだ。」
「で、対処方法はあるんです博士?」
「主に3つ。一つアウトレンジからの火力。ただしこれは砲弾や砲身を呪具化しないといけない関係上、コストが今までの数百倍にまで跳ね上がるから費用対効果的にアウト。」
「だからこそ呪具は基本近接武装なんですよね。込められた呪力を目標に対して効率的に叩き込めるから。」
「もう一つが天与呪縛の利用・・・だけどこれも術式みたいなもんだから論外だ。身体能力特化とかあるけど下手な術式持ちより強いが、先天的なもので再現性が薄過ぎる。」
「じゃぁ最後の一つは?」
「式神や呪骸の操作。しかし遠隔操作では咄嗟の対応が遅れる事も多いし、自律型は技術的ハードルが大きい。」
「じゃぁどうするんです?」
「式神は実体が無いから非術師じゃ運用できない。だから実体のある呪骸を着ぐるみの様に着て操作する。呪力式パワードスーツ。問題は反応速度だね。常人のそれじゃ幾ら鍛えても強い呪霊や術師相手は無理だ。緊急時の操作をどこまで呪骸側に預けるか・・・本来専門外なんだけど・・・まぁやってみるさ。」
こうして一週回って戻ってきた研究は紆余曲折の果て、着る呪骸を根本とした非術師でも呪霊・術師に対抗可能なパワードスーツとして結実した。
しかし、一台当たりのお値段がMBT、米軍主力戦車の倍近いお値段になったため、少数をテスト用に生産して国内で運用試験を行って問題点の洗い出しをしていく事になった・・・表向きは。
実際は対カース戦力の拡充を急務と見ていた国防総省と大統領府は臨時予算を編成、これを一個機甲大隊分量産配備してのけた。
流石は世界最強国家の国力である。
が、この時の強引な予算の都合が功を奏す事になるとは、関係者の誰もが思っていなかった。
「博士、大統領から緊急の呼び出しです。」
「ん?何かあったのかい?喫緊の課題は無いと思ってたが。」
「何でもNASAの方で動きがあったとの事です。詳細は通信室で。」
こうして、アメリカは遂にあるものを発見してしまう。
そう、宇宙から迫り来る呪力を持った地球外の存在の発覚である。
『つい先日の話だ。NASAが君から提供された天体望遠鏡を用いて観測実験を行った所、極めて強い呪力反応を放つ天体を発見した。通常の観測と併せて詳細を調査した所、巨大なモノリス状の物体であり、我々はこれを地球外生命体の産物であると判断した。』
「その根拠は?呪力は兎も角、形状だけでは火星の人面岩の様な前例もありますよ。」
『それが真っ直ぐ太陽系、地球の公転軌道に向かって来ている。偶然とは考えにくい。』
「狙い撃ちですか・・・そりゃ作為的過ぎますね。」
これを知った時、NASAは大慌てで大統領へと報告、至急対策会議が講じられた。
「詳しい話はそちらに行ってからで。直ぐに移動します。」
『頼んだよ博士。場合によっては人類存亡の危機やも知れん。』
こうして、アメリカ合衆国はその建国以来最大級と言っても良い難事に直面する事となる。
時は2016年、未だ日本では東日本大震災の爪痕が癒えぬ頃の事だった。