IS インフィニット・ストラトス~春夏秋冬!? 二人目の天才!!!~(仮) 作:村人K
まー予想通りというか、何人かは千冬姉の出席簿で思いっ切りぶったたかれてからの授業開始。
「えーISのコアは~」
すっごく気まずそうに
いやー開発者の一人が教え子として教室にいる中で授業ってのはやりづらいだろうね。何か間違いがあれば即座に否定されるかもーとか考えてるんだろうなぁ。パっと見凄く気弱そうな人だし。
いや、別にボクはISの常識から外れたすっとんきょーなことでも言い出さなきゃ特に指摘したりしないけどね。
でもまあ、当然開発者にしてテストパイロットもできるボクとしては当然のごとく分かりきってることばかりなわけで凄く暇。え? なんで操縦できるかって? 知らないよ。
周りの皆もさすがにIS学園入試を突破しただけあって、現段階、初歩の初歩の説明は特にわからないことはなさそ……と思ったところで一人、頭を抱えてるのがいたり。
「織斑君?」
そう、一兄だ。頭を抱えてついでに顔を真っ青にしてる様は見た感じとってもおかしいわけで、真耶ちゃんが気づかないわけがないよね。あ、なんか千冬姉にマニュアルについて聞かれてら。
「えーと、さすがにちょっと憶えきれないです」
気まずそうに
千冬姉の出席簿が火を噴くことは当然なく、やれやれと溜息をついてこっちを見た。え? ボクなんかした?
「
「えー……」
飛んだ
「お前が適任だろう?」
ニヤリと笑う千冬姉。まーたしかに? 自分だけ解れば良いや他の人なんて知ーらないっって感じの
「分かったよ千冬姉」
ただ、一兄の意思はそこにはなかったんだけどね。どう考えても置いてきぼりくらってらぁ。
あと、ほー
案の定ほー姉に呼び出されてーら……昼休み、ボクは屋上に呼び出されていた。もはや定番?
相手がほー姉ってこともあって気分的にはどうってことないんだけど、シチュエーションだけ見ればこれ、人気のない場所へ呼び出されてカツアゲされる図になってない? 丁度いい感じに周りにボクら以外の人はいないし。
「どういうことだ!」
いやいや、ほー姉、今のところほとんどそれしか言ってないよ? テンプレになっちゃってるよ? 絶叫キャラ?
「どうして私と一夏が同室なんだ!」
あ、そっちか。そーだよね、千冬姉がちゃんと説明してくれるわけがないよね。っていうか千冬姉が苦手な方だったっけ、ほー姉。
真耶ちゃんに聞くと恐らく脅してるみたいになるから聞かないんだろうし。
「なんでそんなことボクに聞くのさ?」
「千冬さんに聞いたら春人に聞けと言われたんだ」
ここでお互い、示し合わせたようにため息。やっぱり説明してくれてない。
「それは放課後に分かるよ」
バラしてもいいけど黙ってた方が面白そうだし、ここでは言わないでおこう。放課後のお楽しみ。
「そんなことより、これはチャンスだよほー姉」
「な、なにがだ?」
明らかにほー姉はわかっててごまかしてるけどボクは言葉を続ける。
「同室なんてめったにないチャンスじゃない。ちゃんとアプローチはした?」
してないんだろうなーとは思いつつ聞いたけどやっぱりしてない。それどころか撲殺しかけたと聞いてさすがにボクはやれやれとわざとらしく首を振ってため息なんてついちゃったりして。
「ダメだなーほー姉」
「な!? ダメとはなんだ! ダメとは!」
「バスタオル一枚の姿を見られた程度でそこまで恥ずかしがってたら二人仲はいつまで経っても進展しないよ?」
「し、進展……」
ほー姉の顔が真っ赤になった。誰かヤカン持ってきて。
「それに恥ずかしいのはわかるけど撲殺しかけるのはどうかと思うんだ」
「うっ」
ボクの指摘に今度はうめいてカチリと固まってほんのり青ざめる。ちょっと面白いけど別に遊んでるわけじゃないよ。
「手が出るのはもー性格だからすぐに直せないのは仕方ないとしても木刀はねえ。もうちょっとおしとやかにいかないと、一兄に嫌われちゃうんじゃないかなぁ」
「それは困るっ!」
固まってたほー姉が復活して懇願してくる。いや、ボクにそんな顔しても。一兄の前でやんなよね。
「それじゃ放課後、ボクの部屋に来てよ。秘策があるから」
「秘策?」
不思議そうに首を傾げるほー姉だけど、これも放課後のお楽しみってことで一つ。