IS インフィニット・ストラトス~春夏秋冬!? 二人目の天才!!!~(仮)   作:村人K

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「特訓ねえー」

 

 場所は演習場。ぽけーっと周りを見渡すとクラスメートだけじゃなくてたくさんの女の子が観客席に座ってる。皆暇人だなぁーやることなんてたくさんあるはずなんだけど。

 

「お前ならISの一機や二機手元に余らせてあるだろう?」

 

 というほー姉の一言でボクが試験用に手元で遊ばせてある打鉄とリヴァイブをそれぞれ一兄とほー姉に貸すことになってしまった。

 

 別に問題はないんだけど、巻き込まれて決闘なんてことになった身としては正直そこまで進んで協力する気にはなれない。

 

 けれどもボクがいるとはいえほー姉と一兄が一緒にいる時間が増えることはくっつけるために必須だからーと自分に言い聞かせてたり。

 

「行くぞ! 一夏!」

 

「お、おう! こい! 箒!」

 

 気合充分なほー姉とまだ二回目の起動でちょっと気後れ気味な一兄。

 

 ほー姉には近接武装多めのリヴァイブ。一兄には近接武装オンリーの打鉄をそれぞれ貸し出した。

 

 それぞれ理由は簡単。

 

 ほー姉は剣道全国大会優勝者なのでISの技術を除けば近接戦が得意なのだから近接装備をメインにしつつ、今回一兄が戦う相手、セシリア・オルコットが有するブルーティアーズを想定して遠距離装備をサブとして持たせた機体。

 

 一兄には専用機が用意されるとのことだけど、提供元にボクが問い合わせたら白式というブレードオンリー、機動性重視のどう考えてもIS初心者に持たせるとは思えない近接特化型のISが用意されてるらしいので機動性については劣るけども近接戦をメインにした打鉄というわけ。

 

 ちなみにボクはジャッジ兼コーチ。特に今日はISを使う予定はないよ。

 

「うぉぉぉっ!」

 

 一兄が刀を構え真正面から突っ込んでいく。それじゃどう考えても返り討ちでしょうに。

 

「はぁっ!」

 

「うぁっ!」

 

 予想通り正面からの切り込みに対してほー姉はカウンター気味にブレードを一閃。ものの見事に一兄は直撃して吹っ飛んでいった。あー壁にめり込んでらー。

 

『あー一兄は真正面から突っ込まないで。ほー姉はできるだけ銃撃戦で』

 

 プライベートチャンネルで通信を繋いである二人にそれぞれ指示をおくる。

 

 どうやら一兄は中学時代はアルバイトをして過ごしたみたいで剣道をやっていなかったそうで、相当腕が鈍ってるみたい。

 

 ほー姉はほー姉でやはり相手が近接戦で来れば反射的自分の得意な近接戦で応戦しちゃってるけど、ブルーティアーズはBT装備を搭載した中、遠距離戦闘メインの第三世代機なのだから一兄には最低でも銃撃戦に対する近接戦の処理方法を学んでもらわなければ困るので、ある程度遠距離装備も使ってもらわないと困る。

 

『『わかった』』

 

 二人同時にハモり気味に返事がくる。無駄に息ぴったりじゃないか。

 

 まあ目的はISに一兄を慣らすためだからこのままでも問題ないけど、セシリアに負けてほしくはないんだよなぁ。女尊男卑思想に染まりまくってる典型的なアレだし。

 

 なんてことをぼーぜんと考えながら二人の訓練を見守っているんだけど、周りからの視線がちょっと煩わしい。ボクはISを使わないのかといった声が聞こえてくる気がするくらいには視線が集中してらー……だから今日は使わないってば。

 

「はぁっ!」

 

「せいっ!」

 

 二人が空中でつばぜり合いをしている。いつの間にやら空中戦に移行していたし、二回目とは思えない程に一兄は良い動きをしていた。

 

 が

 

「やっぱ近接戦メインになっちゃうよねー」

 

 ほー姉もIS起動に関しては数回目だし不慣れな射撃戦は難しいだろうしねーこれはこっちで対策を練るしかなさそうだ。

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