サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!! 作:DestinyImpulse
いつか描きたいなと思ってちょくちょく描いていたサトシ転生ssです。
アマゾンとかNetflixとかで見ながら書いてたので不定期になると思いますが宜しくお願いします。
申し上げます!伝説の超マサラ人に転生しましたぁ!!
「ショオォォォ!」
何処か、高笛の様な鳴き声を一つ残し、虹色の光彩を纏って空へと飛び立った“ソレ”を
黄昏に染まった空に描かれる虹色の軌跡…それは言葉では到底言い表せない美しさと感動を与えてくれる。
これは俺だけが感じているモノでは無いと、渡された“ソレ”を掲げて
「色々あったが、最高の旅立ちだな相棒!」
「ピッカ!」
俺の言葉に相棒……“ピカチュウ”は笑みを浮かべて元気よく応えてくれた。
俺はサトシ……マサラタウンのサトシ。
あの
これはアニポケの主人公に転生した俺がポケモンや仲間達とポケモンマスターを目指す……そんな冒険譚だ。
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俺には前世の記憶がある。
そう、前世だ。俺には前世の記憶がある。此処とは違う遠い世界の名もない誰かの人生、その朧げな記憶を思い出した。
だが、人格を塗り潰して成り代わってしまったとかいう胸糞話ではなく、俺は俺のままだった。前世の俺の影響を受けて今の俺が変わったのではなく、謂わば前世の記憶が抜け落ちたピースで、それがふとした拍子に嵌まっただけなのだろう。
だから唐突に前世を思い出しても、俺は混乱しなかった。むしろ今まで感じていた違和感の謎が氷解し納得したものである。
なるほど道理で、俺はこの世界の常識である
俺は“サトシ”……“マサラタウンのサトシ”だ。
前世で世界的大ヒットしている育成ゲームの金字塔…“ポケットモンスター”のアニメ…所謂、“アニポケ”の主人公だ。
そう、此処は前世とは違う世界。“ポケモン”と呼ばれる不思議な生き物が人間と共存するアドベンチャーな世界である。
空を見上げれば“ポッポ”が元気に飛び回り、川を見れば“コイキング”が元気に飛び跳ねている。ポケモントレーナーの祭典…“ポケモンリーグ”の生中継に興奮してテレビに釘付けになって“母さん”に怒られた記憶がある。
まぁ前世の記憶が有ろうが無かろうが、俺は俺だ。しかし、何故いきなり前世の記憶を思い出したのかと言うと……あるショックが原因だ。
ある時、
直ぐに大人達に助けてもらい事なきを得たのだが、次は身体が冷えたからか高熱で寝込んでしまったのだ。
溺れと高熱のダブルパンチを喰らい、そのショックで前世の記憶を思い出したのだ。
そして現在、完全復活した俺の目の前には涙目になって此方を見る女の子が居た。長いブラウンの髪に整った美形の女の子……
ふーむ、アニポケに居たかな?と疑問が浮かんできたが、此処は現実だ。パラレルワールドとかで、アニポケとは違う世界かもしれないし、そもそも俺の記憶自体が頼りにならない。
前世の自分すら綺麗サッパリ分からないのだ、一アニメの詳細など覚えている筈もない。覚えているのは、ピカチュウが相棒でリザードンがエース、後はサトシ君が伝説の超マサラ人で、後はアニメと映画の朧げな記憶だ。
「ヒック…!グス…!」
「り、リーフ…?」
「すまないサトシ君。リーフはこのままサトシ君が死んじゃったら、私のせいだ。そう言ってずっと泣いていたんだ、君が回復したと聞いて謝りに来たのだが…」
同伴していたリーフのお父さんがそう言っていた。
そうは言っても,アレは完全な事故でリーフの責任ではない。しかし、幼いリーフからすれば不安でしょうがないだろう。
「……………」
ど、どうしよう。
リーフのお父さんも申し訳なさそうにしてるし、母さんは口を挟むべきが迷ってるし、“もう一人の幼馴染”は隠れて様子を見てるし…
「……リーフ」
とりあえずリーフには安心してもらおう。それには俺の無事を確認させるのが一番だ。突然、俺に腕を掴まれた彼女はビクッとするが……
「ほら、触れるだろ?俺は幽霊でもゴーストポケモンでもないよ…」
「あ…」
「だから、クヨクヨするなよ。リーフらしくないぞ」
そう言って笑い、俺はもう大丈夫だとはっきり伝えた。その結果、彼女は余計に泣き出してしまったのはちょっとだけ失敗だった。
それから数日が経過した。
この世界では10歳が成人の年齢とされており、ポケモンの所持が認められるようになる。
現在俺は9歳半ば、つまり原作開始は後数ヶ月と言う事だ。
折角ポケモンの世界に来たというのもあって、早くも旅立ちの日が待ち遠しい。
なのだが、少し不安がある。
十歳と言えば前世では小学生。それを成人扱いして社会に放り込み、旅をさせる等、前世の価値観からしてみれば正気の沙汰とは思えない。
これを前世でやれば間違いなく悪い大人の餌食だ。リーフみたいな美少女など拐ってくださいと言ってる様なものである。
俺?俺は伝説の超マサラ人だから問題ない。
試しに色々とやってみたが肉体のポテンシャルが凄まじかった。普通に岩を持ち上げたり、大ジャンプしたり色々と出来た。だけど、一番ビビったのは手からドラゴンボールの様なエネルギー弾が出たのだ。
マジでビビって一瞬フリーズしたわ、そう言えばアニポケには“ 波導”とか言う不思議な力があった気がする。
とりあえず、自衛の手段は手に入れたので後は知識と準備だ。
幸いと言うべきか此処マサラタウンにはポケモン研究の第一人者とも言える“オーキド博士”が居るのだ。
なので、早速オーキド博士の研究所に向かう事にした。途中でバッタリ会ったリーフも一緒に行くと言うので共に行くと…
「やぁ、誰かと思ったらリーフとサートシくんじゃないか。何の用だい?」
そんな俺達を出迎えたのは同年代のイケメンボーイ…俺のもう一人の幼馴染の
オーキド博士の孫で俗に言う天才、近所の女子達の憧れの存在であり自称マサラの一番星である。
「あー、旅立ちに向けて色々と知りたくて…」
「ほー、それで僕に聞きに来たって訳。やれやれ、しょうがないなサートシ君は!」
ドヤ顔でそう言うシゲル。別にお前に聞きに来た訳じゃないが、コイツはコイツで知識が豊富だから聞き得なんだよなー。
これが良くある転生者モノだったら前世の知識を活かして、どうこうするのだが、生憎と俺はポケモンの知識はそんなに無い。多分、前世の俺は対戦勢ではなくエンジョイ勢だったのだろう。
「あら、サトシ君にリーフちゃん!いらっしゃい」
「こんにちはナナミさん!」
そんな時だ、玄関の奥からシゲルと同じ髪色をした女性がパタパタとスリッパを鳴らした音を立ててやって来る。この人は“ナナミさん”、シゲルの姉ちゃんだ。
ナナミさんにリーフが元気良く挨拶するので俺も続く。弟であるシゲルの幼馴染である俺達をナナミさんは弟、妹の様に良くしてくれる、俺達にとっても姉の様な存在だ。
旅立ちの為に色々と聞きに来たと言えば、ナナミさんが研究所に招いて色々と教えてくれる。ナナミさんはポケモンコーディネーターとポケモンブリーダーの両方を兼任している先輩トレーナーだ。
その経験談はとても為になる。
一方で出番を取られてふてくされているシゲルが居るので…シゲルが手に持ってる本について聞いてみると笑みを浮かべて語りだす。
「これかい!これはね、幻のポケモン…“ミュウ”が記された本さ!」
「幻のポケモン、ミュウ?」
特別感のある言葉に興味を持ったのかリーフが会話に入ってくる。そう言えばポケモンには幻や伝説のポケモンが居たんだったな。
「そうさ!あらゆるポケモンの遺伝子を持つ始まりのポケモンさ!」
「わぁー可愛いいー!私も見ていたい!」
「でもよ幻なんて大層な肩書きなんだ、相当レアなんだろ?」
「ふふふ!お爺さまは“昔”、あの
ポケモンマスター……そう言えばアニポケのサトシ君もポケモンマスターなるモノを目指していたな。マスター…つまりポケモンに関する事を極めた者。ゲームの様に図鑑を埋めて殿堂入りでもすれば良いのだろうか?
まだ見ぬポケモン、まだ見ぬ景色を巡り、共に鍛えたポケモン達で世界の頂点を目指す……
「……良いなそれ。俺もなりたいな…ポケモンマスターに」
気づけば、そう口にしていた。
だが悪くない、俺とサトシ君が違う時点で原作通りに進む筈がない。ならば俺は俺なりのポケモンマスターを目指せばいい。
いつの間にか高まっていた胸の鼓動と共に俺は今世の人生の目標を定めたのだった。
・サトシ(転生者)
本作の主人公であり伝説の超マサラ人。
前世の記憶を持っているが、特別ポケモン廃人と言う訳でなく。曖昧な知識しか持っていない。
不完全な前世の記憶を持って育った為、原作のサトシ君とは若干落ち着きを持って育っているが、心の内には未知に憧れる冒険心を持っている。
見た目はXY編のイケメン版。
・リーフ
今作のオリキャラに近い存在でサトシとシゲルの幼馴染。見た目は『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の女の子主人公。
お淑やかな美少女で皆んなのマドンナ…俗に言う、し○かちゃんポジ。
サトシ(転生者)が川に落ちたのを自分のせいに思っていたが、サトシ(転生者)の言葉で吹っ切れる事ができた。
サトシ(転生者)「別に泣くなって訳じゃないが、リーフは笑ってた方が似合うぜ、せっかくの美人なんだし」
リーフ「う、うん……ありがとう///」
リーフ父「!?」
ハナコ「あらあら…」
・シゲル
ミュウを求めるのは、このssの独自設定。新無印でもプロジェクトミュウに参加してるし、問題ないと判断した。