サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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ゼニガメ団、参上!!

 

 ヒトカゲをゲットし手持ちが六体になり、そろそろ誰をオーキド博士に送るか決めないとな…そんな事を考えながらクチバシティへと向かっていると…突然足元が沈む感覚がして立ち止まると、カスミとタケシ、リーフも足を止めた。

 

 妙な感触があった右足に目を向ければ、何故かくるぶし程度まで地面に沈んでいる事に気付き、嫌な予感がした時には既に手遅れだった。

 

 次の瞬間には俺達は間抜けにも、四人揃って見事に落とし穴に嵌った。

 

「な、何が起こった…」

 

「落とし穴だな…」

 

「こんな道の真ん中に!?」

 

「も、もしかしてロケット団?」

 

 リーフの言う通り、ロケット団の仕業だとすればすぐに脱出しなくては!俺はリーフ達とピカチュウを抱えて大ジャンプして落とし穴から脱出する。

 

「「「「「ゼニゼニ!!?」」」」」

 

「ん?」

 

 その時だ、飛び出した俺にビックリした声が五つ聞こえてきた。もしや犯人かと思って見れば、頭と尻尾と短い手脚が水色で、大きな茶色の甲羅を背負ったポケモン、カントー御三家の最後の1匹であるゼニガメだ。

 

「ゼニガメ!?」

 

「きゃぁ!水ポケモンよ!」

 

「この子達が犯人なのかな?」

 

「だろうな。それにしても何故五体もゼニガメが…群れなのか?」

 

 フシギダネ、ヒトカゲと来てまさかのゼニガメの登場だ。多分、アニメにあった話なんだな。カスミは久々の水タイプに目を輝かせ、リーフとタケシはゼニガメ達が落とし穴の犯人だと推察する。

 

 何故、俺達が呑気に話しているかと言うとゼニガメ達は全員、引っ繰り返り、甲羅の所為で起き上がれなくなっていた。恐らく落ちた俺達を笑おうと覗き込んだ時に俺が飛び出したから驚いた拍子に引っ繰り返ったのだろう。必死に起き上がろうとワチャワチャする様を見ては怒るに怒れない。

 

 まぁ、このままにするのも気が引けるので協力して助け起こしてあげた。

 

 まさか罠に嵌めた人間から助けられるとは思っていなかったらしく、口をポカンと開けて俺達を見ていたゼニガメ達に取り敢えず悪戯は程々にしろよと注意する事に…

 

「ぜ、ゼニ…」

 

 するとリーダーらしきゼニガメが口を開いた時に遠くからサイレンの音が聞こえてきた。それを聞いたゼニガメの集団は慌てて逃げてしまった。

 

 その後、白バイで駆け付けたジュンサーさんから、あのゼニガメ達について話を聞いた。アイツ等はゼニガメ団と呼ばれているらしく、昔トレーナーに捨てられたポケモン達だった。

 

 フシギダネとヒトカゲに続き、またかと俺達も顔を顰める。

 

 そうしてヤサグレたゼニガメ団は近くの街などで悪戯ばかりをして皆んなを困らせているらしい……境遇が境遇なので今まで強くは言えなかったが流石に度が過ぎて問題視されている様だ。

 

 しかし俺達に出来る事はない…何か胸に引っかかるが気分転換に釣りでもしようと思った時だ、近くの森で爆発が起こる。一体何事だと見れば森の上空に見覚えのある気球が浮かんでおりロケット団が森で何かをしてるのは明白だった。

 

 慌てて向かえばゼニガメ団の基地と思わしき場所に気球から爆弾を投げるロケット団の姿があった。

 

 おいぃ!?爆弾は流石に駄目だろう!?

 

 流石のゼニガメ達も爆撃には逃げ惑うしかなく逃げ遅れて怪我をする者も出始めた。コレは見過ごせないと、久々にイレイザーキャノン(仮)を放てばデデーンという効果音と共にロケット団の気球は爆発、やな感じ〜と奴等を星にする。

 

「ヤバイぞサトシ!森に火が!」

 

「このままだと街まで燃えちゃう!」

 

 タケシとリーフの言葉に振り向けば燃え広がる森の姿が、ロケット団の爆弾で燃えてしまったんだ。くそ、アイツ等後先考えずに!

 

「ゼニ!ゼニゼニ!」

 

「「「「ゼニー!!」」」」

 

 するとゼニガメ団が水技を放ち瞬く間に森を鎮火したのだ。遅れて到着したジュンサーさんによって、ゼニガメ団の活躍は認められて警察から大々的に表彰され、周囲との蟠りも消えて消防団に任命される運びとなった。

 

 それを見届けた俺達はクチバシティを目指して旅立つ事に…しかし、俺達を追ってリーダーゼニガメが付いてきたのだ。もしやと思い一緒に来るかと聞けば、サングラスを外して瞳をキラキラと輝かせながら抱きついてきたのでゲットする事に。

 

 

「ゼニガメ、ゲットだぜ!」

 

「ぴ、ピカチュウ!!」

 

「うっそー!これってゲットなのー!?」

 

「細かい事は言いっこ無しだカスミ」

 

「納得いかなーい!……アタシもゼニガメが欲しかった!」

 

「まぁまぁ、いつか何処かでゲットできるよ」

 

 

 

 追記

 

 俺のイレイザーキャノン(仮)について聞かれたので波導について説明すれば、いよいよコイツ人間辞めてるなーって視線を向けられる。ピカチュウも呆れているし……うーむ、使い所は見極めないとな〜。

 

 

 

 

『サトシよ!お前さんも漸くポケモンを送ってくれる様になったか!』

 

 その後、中々クチバに辿り着けない現状に頭を悩ませつつ辿り着いた海岸にある灯台に一晩お邪魔させてもらうついでにオーキド博士に連絡を取る事にした。

 

 通信に出たオーキド博士は俺がポケモンを送ってくれた事を大層喜んでいた。実は海岸で小さなクラブをゲットして、これでポケモンはピカチュウ、バタフリー、ヒンバス、サイホーン、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ、クラブの八体、トレーナーが手持ちにできるのは六体と決まっており、二体預けないといけない。

 

 ピカチュウは固定でサイホーンは次のジム戦で使うし、ヒンバス、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメは人間に酷い目にあったポケモンなので、もう少しなつき度を上げないとまた人間不信になりそうなんだよな。

 

 と言う訳でバタフリーとクラブを預ける事に…

 

 しかし、オーキド博士曰く、ゲット数は俺がビリらしい。シゲルはもう数十匹捕まえており、リーフもそれなりにゲットしているらしい。参考までに聞くと、フシギソウ、ニドキング、ピクシー、ドードー、ストライク、ニャース、ヤドン、サンド、パラス、ナゾノクサ……合計十匹だ。

 

「まぁ、これから送る事になるから、今回はこれで許してくれ」

 

『ん、なんじゃ?……おおおぉぉぉお!!??え、エンテイのデータじゃと!?』

 

 小言をこれ以上聞きたくはないのでエンテイのデータを提出して通話を切る。そろそろ“虹色の羽”をしまうケースが欲しいなぁー。

 

 

 その後、灯台の主あるマサキの幻のポケモンに会いたい話を聞いてシゲルのミュウの話をリーフと思い出していたら、現れた超巨大ポケモンにビビり思わずイレイザーキャノン(仮)を放ちそうになったりロケット団が現れたので、やな感じ〜にして夜が明けた。

 

 灯台を出るついでに道を聞くとクチバとは全く違う道を行ってた事に気づいたカスミとリーフがタケシに激昂する。俺としては御三家をゲットできたので悪くはないが、巻き込まれたくはないので黙る事に……だから、助けを求める目をしても駄目だぞタケシ。

 

 

 

 

 





・サトシ(転生者)

 アニメ通りにゼニガメとクラブをゲットした。オーキド博士に小言を言われる前にエンテイのデータを渡してご機嫌取り。

・リーフ

描写が無いが、実は所々でポケモンをゲットしている。ゲットしたポケモンはジ・オリジンのレッドを一部参考にしている。


【ゲットしたポケモン】

・ピカチュウ

・バタフリー

・ヒンバス(色違い)

・サイホーン

・フシギダネ

・ヒトカゲ

・ゼニガメ

・クラブ
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