サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!! 作:DestinyImpulse
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数日を経て、俺達はクチバシティに辿り着いた。やはりタケシから地図を取り上げて進んだのが功をそうした様だ。
ひとまずはポケモンセンターに行き、ポケモン達を休ませることにし、俺達も旅の疲れを癒す為に風呂に急行しスッキリする事に。
ロビーに戻ると次から次へとポケモンセンターに急患が運ばれてくるのが見える。どのポケモンも黒焦げで電気タイプの技にやられたのだろう。
話を聞くとクチバジムのジムリーダーマチスに負けて運ばれていった急患だった。ジムリーダーにボコボコにされてポケモンが運び込まれていく、心優しいタケシのニビジムや、やる気ないハナダジムと違い血気盛んなジムがある街なら結構見る光景らしい。
「どうする?ジムに挑みにいくか?」
「そうだな…少し調べてから行くべきか」
「あ、それなら私が先に挑んでも良いかな?」
タケシが挑むのかと聞いてくるが、少し調べてからにするかと考えているとリーフが先に挑むと言ってきた。
「ハナダジムはサトシが先で、私は見た後に挑んだから今回は私が先に挑むよ。事前知識無しで戦う事も必要だし」
そう言って笑うリーフ。
確かにデータ無しで挑む事も時にはあるだろうし、リーフには地面タイプを持つニドキングが居るから有利だろう。
それにリーフの願いだ、聞き入れよう。そうしてリーフは意気揚々とジムに挑みに行った。さてと、情報収集をするか、リーフの応援に行くか悩んでいるとジョーイさんから頼み事が飛んできた。
どうも、クチバシティにある屋敷に最近、不気味な怪奇現象が起きているらしい。面白半分で屋敷に入った人達が襲われ一度、ジムリーダーマチスが調査に来たらしいが、自信満々なマチスを警戒したのかその時は何も起きず、手掛かりゼロ。
この事から、知性の高いゴーストタイプのポケモンが悪戯している可能性があり、バッジ二つ持ちでそれなりに実力のある俺と、ジムリーダーでもあるタケシとカスミ…この俺達三人に調査して欲しいとの事、お姉さんに弱いタケシが安請け合いをして引くに引けなくなったが、俺もゴーストタイプのポケモンには興味がある。
そうしてやってきた曰く付きの屋敷。人は住んでおらず、中は電気が通ってないので日の光だけが頼りで薄暗い。そんな中を進むのだが…
「……何で俺を盾にして進むんだよ」
「だ、だって怖いじゃない!アンタなら馬鹿げた身体能力と波導とか言う訳の分からない力があんだから良いじゃない!」
「そ、そうだぞ!」
お化けにビビったカスミとタケシが俺の背に隠れて正直歩きづらい。まぁ、それも仕方ないか……
「…………見てるな」
「え!?今なんて!?」
俺の言葉にビビった二人をスルーして、手を壁に当てて波導を勢いよく流し込む。伝説の超マサラ人の波導が周囲に広がり……
「げ、ゲンガー!?」
隠れていたポケモン……ゲンガーが弾き飛ばされ俺達の前に姿を現す。
「な、何か出てきたー!?」
「げ、ゲンガーだ!何故、こんな所に!?」
「話は後だ。どうやら強引にいったからか、向こうはお怒りだしな」
「ゲンガー!」
引き摺り出された事を怒ったゲンガーが“シャドーボール”を放ってくるのでピカチュウの“10まんボルト”で相殺する。うーむ、強いなこのゲンガー…あんまり派手にやると屋敷が壊れるし…
「ピカチュウ、“でんこうせっか”からの“でんじは”!!」
「ピッカ!」
「ゲン!?」
ゴーストタイプのゲンガーにノーマルの“でんこうせっか”は効かない。ゲンガーもバカにした様に笑うが距離を詰める移動技としては使える。ゲンガーに当たる瞬間に“でんじは”を放ちゲンガーを麻痺にする。
「いけ!モンスターボール!!」
自分には効かないと棒立ちしていたゲンガーは、あっさりと麻痺になり動きを鈍らせたチャンスを逃さずにモンスターボールを投げた。モンスターボールはゲンガーに命中してパカッと開けばゲンガーはモンスターボールの中に入りコロンコロンと揺れて……ボールから飛び出た。
「くそ、やっぱり強いな……だからこそゲットしがいが……ん?」
「ピッカ?」
必ずゲットしてやると、バトル続行だと構えたが、ゲンガーは俺達を見ずにオレが投げてゲットするのに失敗したモンスターボールの開閉スイッチに触れて中に入ってはボールから飛び出て「何で!?」と言わんばかりに驚いていた。
「ねぇ、このゲンガーって誰かのポケモンだったの?」
「ゲン!ゲンガー!ゲンゲロ!」
「しかし、サトシのモンスターボールはポケモンセンターで購入した正規品だ。つまりあのゲンガーは野生のゲンガーなのは間違いない」
「ゲンガーン!?」
カスミの言葉に頷き、俺のモンスターボールを指差して「粗悪品じゃないのか!?」と抗議するが、タケシの言う通り、これはポケモンセンターで購入した正規品だ。その事実にショックを受けるゲンガー。
「おいおい……また、捨てられたポケモンかよ!モラルはどうなってんだモラルは!」
ここ最近は捨てられたポケモンばかりだぞ!?怒りのあまりに伝説の超マサラ人2に変身するかもと思われたその時だ、俺のモンスターボールから御三家達が飛び出してくる。
「ダネ、ダネダネ」
「カゲー」
「ゼニゼニ!」
「ゲン?」
捨てられたポケモン同士、黙っていられなかったのだろう…ゲンガーに語りかける御三家。ゲンガーも御三家の境遇に共感したのか耳を貸している。
「どうしようか?」
「とりあえず、暫くはそっとしておこう。ゲンガーも人間不信になっても不思議じゃないし、此処は俺が見ておくからサトシとカスミはジョーイさんに事情を説明しに行ってくれ」
タケシがそう言うので御三家達とゲンガーを任せて俺達はポケモンセンターに戻りジョーイさんに事情を説明する。ゲンガーが捨てられたポケモンと知りジョーイさんも心を痛めた顔をしている。
「あ、サトシ!」
どうしたもんかと頭を悩ませるとジム戦に行っていたリーフが戻ってきた。笑みを浮かべる様子から無事に勝てた様だ。
「ニドキングで挑んだけど、マチスさんのエレブーが強くて危なかったよー!それで、サトシの事を話したら直ぐにでも挑んで構わないって!」
ジム戦を終えたばかりなのに、次のチャレンジャーを求めるとは、本当に血気盛んなジムリーダーなんだな。せっかくの機会だが、ゲンガーや御三家達をほっとく訳にも……と、思っていたがカスミはタケシには自分が伝えるから挑んでこいと背中を押されたので甘える事にした。
元々、ジムに使うのはサイホーンとピカチュウなので問題はない。さっそくジムに向かう事に、道中でゲンガーの事をリーフに話せばまた捨てられたポケモンかと怒りを露わにしていた。
そうしてジムに到着するとリーフから話を聞いていたのか受付の人に通されてバトルフィールドに案内される。
そこでガタイの良いナイスガイ…ジムリーダーのマチスが「ユーがリーフガールのボーイフレンドのチャレンジャーか!」と笑みを浮かべて問いかけられるので「ボーイフレンドでは無いがチャレンジャーだ!」とヤル気十分で笑みを浮かべて答える………後ろのリーフから視線が痛いが。
ジム戦のルールを説明される。
どうやらクチバジムは一対一のタイマンらしい。そう言えばポケモンセンターに運ばれるポケモンも一体ずつだったなと思い出す。
頼むぞサイホーンとモンスターボールを手に取ればピカチュウから抗議が来る。どうやら、ハナダジムで我儘を言って戦わなかった事を今は恥じており、今回のジムでは活躍しようと息巻いていたようだ。
確かにサイホーンと後一体誰にしようか悩んでいたら凄く自分を売り込んできたが、そう言う理由だったか…。そうして今まで通り、2対2だと思っていた所にまさかのタイマンで焦っているのだ。
しかし、サイホーンとはジム戦に出すと先に約束していたので変える事はできない。ダメ元で2対2にしてくれるか聞くと「良いハングリー精神だ!嫌いじゃないぜ!」と爆笑して承諾してくれた。
どうやら最近は歯応えの無いチャレンジャーが続いていたのでガッカリした所にリーフと満足のいくバトルができ、俺はそのリーフからの紹介なので骨があるトレーナーだと期待しており、多少の我儘は聞き入れる程にはご機嫌の様だ。
ならリーフの顔に泥は付けられないと戦意を高めるとマチスも笑みを浮かべてモンスターボールを構える。
さあ、バトルしようぜ!
・サトシ(転生者)
ゲンガーと出会った。新無印でサトシがゲットするゲンガー。ゲットされかけて捨てられたと気づいてショックを受ける。
ピカチュウも前と比べて成長しており相棒としてハナダの我儘を払拭しようとジムに挑む事に…マチス戦を2対2にしたのはサイホーンの活躍とピカチュウVSライチュウをやりたいから。
・リーフ
先にジムに挑み、ニドキングでマチスのエレブーとバトルしてギリギリ勝利した。サトシを紹介してジム戦を観戦するが、サトシの言葉にちょっとモヤモヤ。確かにボーイフレンドでは無いが、そんなにハッキリと否定しなくても…
ジム戦は明日投稿します…もう暫くお時間を!
【ゲットしたポケモン】
・ピカチュウ
・バタフリー
・ヒンバス(色違い)
・サイホーン
・フシギダネ
・ヒトカゲ
・ゼニガメ
・クラブ