サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 投票者110人突破ありがとうございます。

 今現在は、活動報告にて応募してくれたポケモン達の案を使ったオリジナルの話を描き終えたカントー編に入れる為に話を作っています。


燃えよリザード、誇りの進化!

 

「リザード!“かえんほうしゃ”!!」

 

「リ、ザー!」

 

 セキチクシティを後にして旅を続ける傍ら、近くの街で休息を取りつつ、近くのトレーナーを見つけては手当たり次第にポケモンバトルを挑み、勝利をもぎ取っていく。

 

「リザード、調子がいいじゃない」

 

「ああ、これなら進化も近いかもな」

 

「リザー!」

 

 本来ならローテーションを組んでバトルをするのだが、ここ最近はリザードを集中的に育てておりピカチュウ達は休ませている。理由は単純明快、リザードを進化させて最終進化のリザードンにする為だ。

 

 リザードンと言えばピカチュウと双璧をなすポケモンの顔だ。ドラゴンの様なカッコイイ姿にアニメでも大活躍。俺の朧げな記憶でもサトシのエースとして活躍していた印象だ。

 それに俺の現在のパーティーには、飛行タイプのポケモンが居ない。一応ゲンガーが浮けるが、やはりキチンとした空を飛べるポケモンが欲しい。バタフリーが行っちまったからな……元気にしてるかなアイツ。

 

 そう言う訳でリザードの強化期間に入っているのだ。リザードも進化を強く希望しており、好戦的だ。ならばと次の相手を探すが周りには誰も居なくなっていた…

 

「あらら…だーれも居ないわね」

 

「まぁサトシとリザードも、これで十連勝だ。勝てないと思って逃げていったんだろう。リザードも疲れが溜まってる、ここらが潮時だな」

 

「そうだな、今日はポケモンセンターで休んで次の街に向かいながらトレーナーや野生のポケモンにバトルを挑むか…リザードもそれで良いか?」

 

「リザ!」

 

 最初は連勝する俺とリザードを倒そうと次々と挑戦者が現れて、相性の良い水タイプや岩タイプを出して来たが、最近練習中の“かみなりパンチ”や“りゅうのはどう”で返り討ちにして…気づけば、「逃げるんだぁ、勝てる訳ない!」と誰も居なくなっていた。

 

 リザードも疲れが溜まって最初と比べて動きも悪くなってるし、ここらが潮時だと言えばリザードも頷いて、みんなでポケモンセンターに向かおうとした時だ…

 

「キャっ!」

 

「こ、これは“ストーンエッジ”だ!」

 

「ふざけた真似しやがって、誰だ!」

 

 ……俺達の目の前に岩の弾丸が着弾する。巻き起こる爆発にカスミが尻餅をつきタケシは岩技の“ストーンエッジ”だと分析し、俺は飛んできた方に激昂する。

 

「…遂に見つけたぞ!」

 

「お前は…!」

 

「リザ!?」

 

 そこには、特徴的なオレンジの髪をしたトレーナー、ヒトカゲだったリザードを捨てたクロスがルガルガンを引き連れて俺を睨んでいた。

 

「あ、アンタ!いきなり何すんのよ!?危ないじゃない!」

 

「……ふん!」

 

「……どう言うつもりだ?まさかリザードを返せと今更言うつもりじゃないだろうな?」

 

「は!そんな進化しようが雑魚は雑魚だ!なんの価値も有りはしない!」

 

「リザ…!!」

 

 カスミの真っ当な文句を無視し、タケシのリザードを取り返しに来たのかと言う質問に鼻で笑って最低な事を言うクロスにリザードは怒りを燃やす。そんなリザードなど視界すら入れずにクロスは俺を睨み指差してきた。

 

「…“虹色の羽”だ!」

 

「なに?」

 

「お前の持っている“虹色の羽”を渡せ!」

 

 そう言えばエンテイの時に光っていた“虹色の羽”をクロスの奴も見ていたな。そうして聞いてもいないのに語りだすクロス。要約すると、かつて見たホウオウに強い憧れを抱いたクロス。しかし、ホウオウは羽を落とす事はなかった。故に俺が持つ“虹色の羽”を寄越せと言ってくる。

 

「…それで?はいどうぞ、と俺が渡すと思っているのか?これは俺とピカチュウの旅が始まった証だ。誰にも、ましてやトレーナーとして最低限の責務すら果たさずヒトカゲを命の危機に晒したお前に渡す訳ないだろ?」

 

「ピッカ!」

 

「ふざけるな!何が証だ!お前の様な友情だ、何だとポケモンを弱くするだけの綺麗事を抜かす奴にホウオウは相応しくない!」

 

「……ポケモンは感情があって考える事ができる、俺達人間と変わらない生き物だ。どっちが上だ下だなんてない、相互理解をしてお互いに成長する。自分の思い通りにしか動かない“駒”が欲しいなら、ゲームセンターにでも篭って画面と睨めっこでもしてろ」

 

 当然渡す訳がない。

 クロスがホウオウに相応しくないとか、訳の分からん事を言ってくるので言い返してやればボールからガオガエンを出してくる。

 

「なら、無理矢理にでも奪うまでだ!ルガルガン、ガオガエン!!」

 

「ルガァ!」

 

「ガエン!」

 

「全く、トレーナーがトレーナーならポケモンもポケモンだな。ピカチュウ、君にーー「リザァ!!」ーーな、リザード!?」

 

 躊躇なく人に攻撃を仕掛けるとは…ふざけた奴だとピカチュウで迎え討とうとすれば、リザードが怒りの雄叫びをあげて飛び出していった。

 

「連戦で疲れ切った身体じゃ無茶だリザード!」

 

「…理屈の問題じゃない…ピカチュウ、リザードをフォローしろ!」

 

「ピッカ!」

 

 連戦で疲れが溜まり動きの悪い状態では無茶だとタケシが真っ当な意見を言うが。価値がないと馬鹿にされて、黙っていられないリザードを無理には戻せない、故にピカチュウに援護を頼み突っ込ませる。ガオガエンに未完成の“かみなりパンチ”を叩き込むリザードの背後から“ じごくづき”をしようとするルガルガンに“アイアンテール”を叩き込んで吹き飛ばす。

 

「ちぃ、ルガルガン!そんな未進化の雑魚など片付けろ!“ストーンエッジ”だ!」

 

「進化が全てじゃねぇ!ピカチュウ、“あなをほる”で躱わせ!」

 

 “ストーンエッジ”で弱点を突いてくるクロスだが、ピカチュウに“あなをほる”で地中に逃す。ピカチュウが“あなをほる”とは思わず驚愕するクロスとルガルガンの隙を突いて真下から強襲、カチ上げられたルガルガンの土手っ腹に追撃の“アイアンテール”を叩き込み地面に叩きつける。

 

「な、ルガルガン!?」

 

「未進化の雑魚が何だって?もう一度言ってみろよ?」

 

「ピッカ!ピッカチュウ!」

 

 ヨロヨロ立ち上がるルガルガンにクロスが信じられないと言わんばかりに声を掛けるので、ピカチュウを未進化の雑魚扱いした事に対して皮肉を言って煽れば表情を歪ませるクロス。

 

「ガエェェエンンン!!」

 

 その時だ、ガオガエンの雄叫びが響き視線を向けると赤いオーラに包まれ腰の炎を強く滾らせたガオガエンの姿があった。あれは特性の“もうか”か?リザードも攻める手を止めて動揺している。

 

「ふ、馬鹿な奴だ。ガオガエンがワザと攻撃を受けていたとも知らずに…」

 

「リザ!?」

 

 成程な、横目でリザードの様子を見ていたがガオガエンはリザードの未完成“かみなりパンチ”をワザと喰らっている様に見えた……何か狙いがあると思っていたが…

 

「あれは“もうか”か!だが明らかに出力が違う!?」

 

「そうだ!これぞ通常のガオガエンの“もうか”を遥かに超えた、俺が持つに相応しいガオガエンの力だ!」

 

 タケシの言う通り、通常の“もうか”とは明らかに出力が違う。それをルガルガンがボコられた事など忘れた様にクロスは通常よりも遥かに強い“もうか”を持つガオガエンを自慢する。

 

「り、リザァァア!!」

 

「っ、よせ!闇雲に突っ込むな!」

 

 相手の、それも自らを愚弄するクロスの手の平に踊らされていた事に激昂したリザードが未完成“かみなりパンチ”を叩き込もうとするが、もうガオガエンは攻撃を受けてはくれない。

 

「やれガオガエン!“フレアドライブ”だ!!」

 

「ガエェェン!!」

 

 業火を纏い突撃するガオガエンにリザードは押し負けてしまい、戦闘不能になってしまう。元々、連戦の疲れでパフォーマンスが下がっていた…そこに強力な“もうか”でパワーアップしたガオガエンの“フレアドライブ”を耐えれる筈もない。

 

「タケシ、リザードを頼む」

 

「あ、ああ!」

 

「ふん!進化しようが所詮は雑魚、お前にお似合いだ!ルガルガン、ガオガエン!残りのピカチュウを潰せ!」

 

 リザードをタケシに任せてバトルに集中する。クロスは勝ちを確信したのか、言いたい放題言って残りのピカチュウにルガルガンとガオガエンを差し向ける。

 

「ピカチュウ、“なみのり”!!」

 

「ピッ、カー!!」

 

「なっ!?」

 

 ルガルガンが“じごくづき”をガオガエンが“DDラリアット”を仕掛けてくるが、ピカチュウに“なみのり”を指示して舐め腐り馬鹿正直に突っ込んできた二体を呑み込む。

 

 オーキド博士にピカチュウが“なみのり”を覚える事を教えてもらった時から少しずつ練習し、マチスにコツを教わり遂に“なみのり”を覚える事ができた。弱点の水技をマトモに喰らって戦闘不能になる二体。

 

「な、そんな…馬鹿な…俺の、俺のポケモンが未進化の雑魚なんかに…!」

 

「ボコられたルガルガンはともかく、“もうか”圏内まで体力の減ったガオガエンに威力が強い程に反動がデカい“フレアドライブ”を使ったのが間違いだったな。散々、人の事を雑魚だの言いやがって」

 

 ふむ、こう言う奴に言う言葉は決まっているな…

 

 

「ハッキリ言うぜ。クロス、お前…弱いだろ?」

 

 

「ッーーー!!!!!」

 

 

 かの名も無きファラオの言葉を借りて煽ってやればクロスはメッチャ悔しそうに顔を歪めルガルガン達をボールに戻してこの場から逃げ去った。

 

「ザマァみなさいよ!良くやったわピカチュウ!」

 

「チャー!」

 

「気持ちは分かるが、早くリザードをジョーイさんに見せないと!」

 

「ああ、そうだな」

 

 無様に逃げるクロスを見て気分が晴れたが、リザードが重傷なのは変わらないので、ポケモンセンターに直行しリザードをジョーイさんに見せる事にした。特に大きな問題も無く、直ぐに良くなるそうなのでリザードをジョーイさんに預け、俺達も休む事に…

 

(……?)

 

 そうして時刻は深夜、誰もが寝静まる時間、何者かが俺に近づく気配と音に目を覚ます。……まさかクロスの奴が“虹色の羽”を泥棒しにきたのかと思えば…治療室で安静にしている筈のリザードだった。

 

「…リザ…」

 

「……ピ?」

 

 俺にバレない様に静かにリザードはピカチュウを起こす。眠たそうに起きるピカチュウは何事だとリザードに訴える。このまま起きても良いが、空気を読んで寝たふりをして、見守るとリザードがピカチュウとゲンガーのモンスターボールを持って、何処かに行ってしまう。

 

「………追いかけるか」

 

 そうして暫くして俺も起き上がり同室のタケシ達を起こさぬ様に部屋を後にしてリザード達を追う。辿り着いたのは今日、クロスとバトルしたバトルフィールドで何やらリザードがピカチュウとゲンガーに頼んで特訓してる。

 

「ゲン、ゲンガー…」

 

「リザ…リザー!」

 

 ゲンガーが“かみなりパンチ”を使用するのを見てリザードも見真似で“かみなりパンチ”をするが、ゲンガーと比べて練度は低い。ウチのゲンガーは器用度が高く、“れいとうパンチ”の他にも“ほのおのパンチ”や“かみなりパンチ”の技も使用でき、リザードもゲンガーから“かみなりパンチ”を教わっているのだ。

 

 そうして“かみなりパンチ”を練習する傍らで接近戦の練習なのかピカチュウの“アイアンテール”と打ち合いをする。

 

 ………そう言う事か。

 

 何となく悟った俺がリザード達の前に出る。現れた俺にビックリする三体に「俺にバレないとでも思ったのか?」と言えば、バツが悪そうに目を逸らされる……そんなに俺は規格外か?

 

「………悪かったな、勝たせてやれなくて」

 

「……リザ?」

 

 クロスとの戦いはリザードにとって何が何でも勝たなきゃいけない戦いだった。連戦で疲れがあろうが関係ない、理屈では無く誇りの問題だった。勝たせてやれなくて悪かったと謝罪すればリザードが何故と言いたげに俺を見る。俺の指示を聞かず勝手に飛び出した自分の自業自得と思っているのだろう……

 

「お前は俺のリザードだ。故にポケモンバトルで負ければ、それは俺とお前の敗北だ」

 

 如何なる理由があろうともトレーナーとポケモンは一蓮托生。お互いを理解しあい、一緒に成長して、共に目標を目指す。

 

「だから、今回は俺とピカチュウの勝利であり、俺とリザードの敗北でもある。………次は勝つぞ。クロスの野郎をギタギタのメッタメッタにしてな」

 

「……リザ!」

 

 多分、またどっかでクロスの奴に絡まれる気がするし…その時に反論の余地がない程に完勝してやる。俺がそう言えばリザードも笑みを浮かべて答えてくれた。

 

「んじゃ、戻るとするか…勝手に抜け出したのがバレたら面倒だからな」

 

「その心配は必要ないわ!ジャリボーイ!!」

 

 戻ろうとした俺達の耳に聞こえてくる、自信に満ちたこの声は…!

 

「っ!?まさか!?」

 

「まさか、まさかと言われたら!」

 

「答えて上げるが、世の情け」

 

「世界の破壊を防ぐ為」

 

「世界の平和を守る為」

 

「愛と真実の悪を貫く」

 

「ラブリーチャーミーな敵役」

 

「ムサシ!」

 

「コジロウ!」

 

「銀河を駆ける、ロケット団の2人には!」

 

「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!」

 

「ニャーんてな!」

 

 

 俺達の前に現れたのは、やっぱりロケット団の連中だった。全く、クロスの時といい、これから戻ろうって時に何てタイミングの悪い!

 

「久しぶりね、ジャリボーイ」

 

「深夜に特訓とはご苦労なこった」

 

「今日こそ、おミャーのピカチュウ達を頂くニャー!」

 

「……お前等、暫く見なかったが何してたんだ?」

 

 なんか、いつも以上に自信満々と言いたげに俺に宣戦布告するロケット団が気になって質問する事に…最近見てなかったしな。

 

「ふん、簡単よ。私達はロケット団員の中でもエリートなのよ」

 

「故にボスからの指令が届き、それに尽力していたまでの事…最近負け続きで自信が無くて不安だったが…」

 

「エリートであるニャー達にとっては朝飯前の任務だったニャ!やっぱり、おミャーがキチガイだっただけだニャー!」

 

 成程、ボスからの任務に集中していたから最近見なかったのか…てか、コイツ等ってエリートだったのか。……あと、ニャースの奴、後で〆る。

 

「ふーん、だったら俺達に構わずに、そのボスの任務に尽力してれば良いだろ?」

 

「馬鹿を言うニャー!そんなのニャー達のプライドが許さないニャー!」

 

「その通り!エリートの自覚を思い出した我等の力を見るがいい!いけ、マタドガス、ギャラドス!」

 

「今日こそピカチュウ達を頂くわ!いくのよ、アーボック、サワムラー!」

 

 意気揚々とポケモンを繰り出すムサシとコジロウ。進化したアーボックにマタドガス、そしてギャラドスに………!?

 

「お前等、そのサワムラー返してなかったのかよ!?」

 

「返す訳ないじゃない!私達は天下のロケット団よ!」

 

「サワムラーも前のトレーナーよりもムサシが良いって満足してるニャ!」

 

「コイツも立派な悪の一員だぜ!」

 

 P-1で、ロケット団が奪ったサワムラー。てっきり返されたと思っていたが……確かにロケット団が正体を明かしても素直に言う事を聞いていたからな………何だかんだでコイツ等もポケモンに好かれるな。

 

 向かってくる四体にこっちも応戦するぞと構えるが、リザードが一歩前に出て俺に目で訴える………そうか、自分に任せろって言いたいんだな。

 

「よし!リザード、君に決めた!」

 

「リザー!」

 

 飛び出したリザードはまず、アーボックの“どくばり”を“ドラゴンクロー”で弾き、マタドガスの“ヘドロばくだん”を“かえんほうしゃ”で打ち破りマタドガスに直撃させる。

 

 喜ぶ暇もなくギャラドスが“たつまき”でリザードを取り囲もうとするので“あなをほる”で地中に逃げるが、逃げた先でサワムラーが“ブレイズキック”で攻めてきたので咄嗟に“かえんほうしゃ”を当てて直撃を防ぐ。

 

「いけ!ギャラドス、“たきのぼり”だ!」

 

 ギャラドスが“たきのぼり”でリザードに突撃し回避が不可能なので“ドラゴンクロー”で受け止める。しかし、ギャラドスの特性“いかく”で攻撃力が下がっているのでジリジリと押し負けてしまう。

 

「押し負けるな、リザード!心を燃やせ!クロスへの怒りも!強くなりたい欲求も!負けたくないって誇りも!全てを燃やして力へ変えろ!」

 

「ピッカ!ピッカチュウ!!」

 

「ゲンガー!!」

 

「リザ……リ……リザァァアアア!!!」

 

 こう言う時に必要なのは理屈ではなく、気持ちだ。リザードの背中を押す俺の激励に続く様にピカチュウとゲンガーもリザードを応援する。それが耳に入り、感情から湧き出る衝動に身を任せてリザードが力を込めると、その身体は進化の光に包まれる。

 

「グオオォンンンン!!」

 

 大きくガッシリとした逞しい体に背中から生える一対の翼。首も長くなりドラゴンの様な姿をしたポケモン……かえんポケモン、リザードン。

 

 クロスに捨てられたヒトカゲは遂に最終進化を果たしたのだ。

 

 進化により湧き上がるパワーに逆らわずリザードンはギャラドスの“たきのぼり”を受け止め、“かみなりパンチ”を叩き込む。それは今までの未完成とは違い、完成された“かみなりパンチ”だった。

 

 無抵抗に四倍弱点を喰らったギャラドスは一撃で戦闘不能になりロケット団の元へと殴り飛ばされる。

 

「ぎゃ、ギャラドス!?」

 

「ちょっと何よ!?あのメチャクチャ強そうなポケモンは!?」

 

「お、臆する必要はないニャ!ニャー達エリートの力を見せてやるニャー!」

 

 リザードンにビビり散らすがエリートの意地で突撃するロケット団。しかし、進化して更にパワーアップした“かえんほうしゃ”がアーボック、マタドガス、サワムラーを一掃する。

 

「い、一撃〜!?」

 

「ニャ、ニャース!アンタも行きなさいよ!!」

 

「ば、馬鹿を言うなニャー!?」

 

 手持ちのポケモンを全滅されて慌てふためくロケット団。ムサシが苦し紛れにニャースを蹴り飛ばしてリザードンに向かわせるが…

 

「…………」

 

「……き、今日の所はこの位で勘弁してやーー「グオウ!」ーー……ニャー!!ニャーの自慢のヒゲがー!?」

 

 睨むリザードンにビビって三下台詞を吐いて逃げ出そうとするが、リザードンの“ひのこ”が顔に直撃し自慢のヒゲが燃えて四苦八苦。

 

「じゃあなロケット団!!リザードン、トドメの“だいもんじ”だ!!」

 

「グオオォンンンン!!」

 

「「「や、やな感じ〜!!」」」

 

 これで終わりと“だいもんじ”を放ち。ロケット団に着弾し大爆発。真っ黒黒スケになって、いつものお約束を言いながら空に輝く星となって消えていくロケット団。

 

「……ふ、やったなリザードン。これなら次にクロスに絡まれても返り討ちにできる事間違いなしだ、頼りにしてるぜエース!」

 

「ピッカ、チャウ!」

 

「ゲンゲン!」

 

「グオン!」

 

 これにて一件落着とリザードンに声を掛ければリザードンは笑みを浮かべて俺に顔を近づけて戯れてくる。ピカチュウとゲンガーも頼もしそうに声を掛け、リザードンも任せろと口から炎を吐いて強さをアピールする。

 

「んじゃ、ポケモンセンターに戻るか…カスミもタケシもリザードンを見たらビックリするだろうな」

 

 そうしてポケモンセンターに帰ってきた俺達を出迎えたのは怒り心頭のカスミとタケシにジョーイさんだった。

 

 理由は単純明快、安静にしていなかったリザードを止めなかった事だった。抜け出したリザードンに、止めなかったピカチュウとゲンガー、そして俺は全員仲良くお説教を喰らう事に……いや、ホントにごめんなさい。

 

 

 





・クロスに襲われた

 映画通りにホウオウに憧れたクロスが“虹色の羽”を強奪しに来た。しかし返り討ちにあう……。クロスのガオガエンも強い“もうか”を持つ特殊個体だが【あのヒコザル】の格下。やはり、シンオウの彼の下位互換。

・暫く出なかったロケット団

 一応エリートなのでサカキからの指令に尽力し、見事に成功を収めている。ぶっちゃけサトシを追い回さずに他に行けば成功するが、馬鹿なので今後も付き纏う事に…

・ムサシがサワムラーを所持。

 コジロウがギャラドスだしムサシも何か追加したと思いアニメを見返していたら、ムサシの言う事を聞いてきたサワムラーが目に入り加える事に…

・進化したリザードン

 アニメよりも早いが、サトシがリザードンに憧れがあったのとリザードが強くなりたくて燃えていたので、バトルをしまくり経験値を稼いでいた。

 コレからはサトシのエースとして活躍してくれる。

【ゲットしたポケモン】

・ピカチュウ

・バタフリー(離脱)

・ミロカロス(色違い)

・サイドン

・フシギダネ

・ リザード → リザードン

・ゼニガメ

・クラブ

・ゲンガー

・オコリザル

・親分ベトベトン

・ジバコイル


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