サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 ありがとうございます。


ロマンを求めて、グランパキャニオン

 

 次のジムがあるグレンタウンへ向かう寄り道としてポケモンの化石が見つかったグランパキャニオンに辿り着いた。

 

 俺達の目の前には化石を求めるトレーナーの大行列が並んでおり、化石ポケモンをゲットできるチャンスを逃したくないのだろう。大昔に絶滅したポケモンの化石で復元された化石ポケモンは希少で、タケシの本気パーティーにはカブトやオムスターが居る。

 

「やあやあ、サートシ君ではありませんか!」

 

「ん?おお、シゲル!」

 

 列を眺めているとシゲルがガールフレンド達を引き連れて現れた。シゲルも探検家の様な服装で気合いの入り様が窺える。

 

「シゲルも化石を掘りにか」

 

「その通り!君のミロカロスやリーフのハクリューに負けないレアな化石ポケモンを掘り起こしてみせる!」

 

「「「「「「いいぞ!いいぞ!シゲル!!」」」」」」

 

「ありがとうガールフレンド達よ!!それじゃお先に失礼するよ!」

 

 そうして意気揚々と採掘現場へと向かうシゲルを相変わらずだなーと苦笑いを浮かべつつ俺達も向かう事に…

 

「あ、サトシ!それにシゲルも!」

 

 採掘現場へと向かえばリーフも化石を求めて掘っていた。三人が揃うのはサントアンヌ号以来だと話し合いをしつつ化石を探す。アッチを掘って、コッチを掘ってを繰り返していると……

 

「あーー!!見つけたー!!」

 

 リーフの叫び声が響いた。何だ何だと集まれば掘り上げた【たての化石】を嬉しそうに掲げるリーフの姿が…

 

「ねぇ、これってポケモンの化石だよね!」

 

「ああ、間違いない!これを専用の施設に持っていけば復元してくれる筈だ」

 

 経験者のタケシの言葉に大喜びするリーフ。俺達も負けられないと採掘を進めようとすると……

 

「「「げ、ジャリボーイ!」」」

 

「………お前らかよ」

 

 

 ロケット団がいやがった、お前らはお呼びじゃねぇんだよ。

 しかも足元には導火線と大量のダイナマイトがあり、化石を大量ゲットする、と言うが爆発で化石が壊れたら本末転倒だろ。

 

 化石を探さなきゃいけないのでゼニガメを出して早急に『やな感じ〜』しようとしたが、ロケット団が無駄に抵抗してきて、マタドガスが放った“ヘドロばくだん”がピカチュウの顔に付着。

 

 突然、視界を遮られたピカチュウが反射的に“10まんボルト”を放ち……ダイナマイトに引火した。

 

「「「「あ…」」」」

 

「………ちゃー」

 

 次の瞬間には大爆発。

 地面の崩落に巻き込まれて俺達は地下へと真っ逆さまに落ちてしまった。伝説の超マサラ人である俺やギャグ漫画染みたロケット団は特に負傷する事はなかったが、落ちた穴が土石で塞がってしまい這い上がる事はできない。

 

「……ロケット団。お前達を血祭りにあげてやる」

 

「「「ふおぉあ!?」」」

 

 とりあえず、こんな事をしたロケット団を岩盤に叩きつける事にした。何処ぞのベジータの様にヒビの入った岩盤をゴロゴロ転がり悶絶するロケット団。

 

「ん?」

 

 するとロケット団を叩きつけた岩盤のヒビから“掘り出し物”が見えるので取り出す。

 

「……怪我の功名と言うのかな。…ピカチュウは居るし、ゼニガメは上に取り残されたのか」

 

 取り出した“掘り出し物”をバッグにしまい。ピカチュウとゼニガメの安否を確認したのでドサイドンで穴を掘って脱出するか、上をリザードンで吹き飛ばして飛んで脱出するか考えると…

 

「……マジか」

 

 視線を感じ振り向くとオムナイト、オムスター、カブト、カブトプスが俺達に向けて怪しい目つきをしていた。どうやら地下に住んでいたらしい化石ポケモン達が、自分達の住処を荒らされたことに怒ったようで姿を見せてきた。

 

 素直に謝るが、聞く耳持たぬと襲いかかってきたのでピカチュウで対抗していく。本来なら相性のいいゼニガメは上へ取り残されてしまったのでドサイドンを出して援護してもらう。

 

 何体かを倒してもキリがない……うーむ、珍しいしゲットしようかなと考えていると突然化石ポケモン達が戦闘をやめて撤退していく。勝てないと悟り逃げたのか?一瞬、そう考えるも親分プテラの登場で考えを改める。

 

 成程、コイツが怖いから逃げたのか。

 

 親分プテラが俺達を獲物と捉えて襲い掛かるので、ドサイドンを盾にピカチュウの電気技で迎撃する。しかし、面倒に思ったのか“はかいこうせん”を撃とうとしたので“アイアンテール”で頭をカチ上げて射線を上に逸らす。

 

 上に向かって放たれた“はかいこうせん”が天井を壊して外界に繋がる穴が開いてしまった。外の光に惹かれてプテラが外に出るので俺もリザードンを出して跡を追う。

 

 外に出れば案の定、親分プテラの登場で採掘場は大パニック。それを獲物が怯えていると捉えて吠えまくるプテラ。

 

「無事か!」

 

「さ、サトシ!そっちこそ心配したんだよ!」

 

「ゼニゼニ!」

 

 リーフ達を見つけたので、近くに降り立つと皆んなが俺達の安否を確認して安堵する。何はともかく、さっさと親分プテラを倒すぞ。

 

「ふ、待ちたまえ諸君、ここは僕が引き受けよう!」

 

「シゲル?」

 

「ふふ、サートシ、リーフ。僕がこのグランパキャニオンで探してたのは【ひみつのコハク】…つまりプテラなんだよ。それが目の前に、それも普通よりも大きな巨体の個体が居るんだ。アイツは僕がゲットする!」

 

 ガールフレンド達の声援を背に堂々と言うシゲル。そこまで言うのなら、この場はシゲルに任せよう。

 

「僕の恋人、僕のポケモン!君の力をライバル達に見せてやれ!GO、マイハニー!!」

 

「カッメェェ!!」

 

 ボールに口付けをしてシゲルが繰り出したのは旅立ちの時にオーキド博士から貰ったゼニガメの最終進化…カメックスだ。

 

「凄いな、よく育てられているのが伝わってくる」

 

「当然さ、なんたって僕のポケモンだからね。カメックス、“ハイドロポンプ”だ!」

 

 タケシの称賛に笑みを浮かべたシゲルはカメックスに指示を飛ばす。カメックスの特徴的な背中の二つの砲門から激流が発射され、調子に乗っていた親分プテラに直撃する。

 

 弱点の大技を不意に喰らってブチギレた親分プテラがカメックスを敵と認識して“ストーンエッジ”を放つがカメックスは“こうそくスピン”を指示して弾き飛ばす。

 

「ん?」

 

 弾き飛ばされた“ストーンエッジ”が近くの壁に当たり砕け落ちてくる岩石と共に“ある物”が転がり落ちるので、皆んながバトルに夢中の間に確保する。

 

 その後、何事もなく戻ってバトルを観戦するとカメックスが終始有利にバトルを進めており親分プテラはボロボロでゲットチャンスとなった。

 

「プリ!」

 

「あ…!」

 

 その時だ、何処から現れたプリンがマイクを片手に現れた。…あ、あのプリンは…!

 

「お、おい!」

 

「あ、あのプリンって!」

 

「え、何?あのプリンがどうかしたの?」

 

「シゲル、早くモンスターボールを投げろ!間に合わなくなっても知らんぞ!」

 

「ん?何を慌てているのか知らないが、そのつもりさ!いけ!モンスターボール!!」

 

 あのプリンは前のネオンタウンで出会ったプリンだ。歌が歌えなくて不憫に思い手を貸したのだが、努力が嫌いで他者にスポットライトが当たるのが許せない、ちょっと問題児な奴だ。

 

 しかも、コイツの歌は聞く者を眠らせる。そんな歌を歌う三秒前といった所だ、もう間に合わない。

 

 シゲルがモンスターボールを投げるのと、プリンが歌うのは同時だった。

 

 

 気づいた時は皆んな眠っておりプリンの仕業だろう顔に落書きが刻まれていた。……当然、俺にも。

 

 その後、グランパキャニオンはロケット団の爆発と大勢の採掘作業のせいで崩壊の危険があるので、採掘行為と立ち入りが禁止された。

 

「サトシ、化石ポケモンをゲットできなくて残念ねー」

 

「リーフは【たての化石】、僕にはプテラが居て、君は収穫なし… どんまいだよ、サートシ君」

 

 因みにシゲルは無事にプテラを捕獲できてご満足だ。俺が何もゲットできなかった事にカスミとシゲルが煽ってくるが…

 

「ふふ、俺が収穫ゼロだと…その気になっていたお前達の姿はお笑いだったぜ」

 

 しかし、それは甘いと言わざるをえないな…。俺は皆んなに見せびらかす様に二つの戦利品を取り出す。

 

「あー!それって!?」

 

「ポケモンの化石と…!?」

 

「ポケモンの卵ー!?」

 

 口をアングリと開けてワナワナと俺が持つ【あごの化石】と【ポケモンの卵】を指差すタケシにカスミとシゲル……。

 

「いつの間に見つけたの?」

 

「化石は地下に落ちた時で、卵はシゲルがバトルしていた時に見つけてゲットした」

 

 リーフが聞いてくるので素直に答える。

 ふふふ、ポケモンの化石にポケモンの卵…どんなポケモンが生まれるのか楽しみだぜ。

 

「ねぇ、ねぇ、どんな気持ち?収穫ゼロと煽った相手が最高の収穫をして、どんな気持ち?ねぇ、ねぇ!」

 

 伝説の超マサラ人の身体能力で俺を煽った二人の周りを残像を生み出す速さで反復横跳びして煽り返す……見える、見えるぞ、ワナワナと悔しそうに震えるシゲルと、ピキピキと怒りの筋を額に出すカスミの表情がよく見えるぞ!

 

 全く、最高だぜ!ふぁーはっははははは!

 

 

 

 

 





・シゲルとリーフと再開した

 三人が揃うのはサントアンヌ号以来。リーフは前回あったが、前回とは何日か空いている。

・シゲルが親分プテラをゲットした

 シゲルにも強力なポケモンをゲットさせたいと親分プテラをゲットさせた。コレはレジェンズシリーズの親分個体でサトシの親分ベトベトンも同じ分類。ゲームでは大きいだけでスペックは変わらないが、このssでは従来より大きい分、体力やパワーが高い。

 サトシにゲットしてほしいと意見もあったのですが、シゲルにも強化がいると思いシゲルにゲットさせました。


・サトシが卵と化石をゲットした

 卵はアニメ通りトゲピーのモノで、ゲットした化石は【あごの化石】。理由は単純明快、サトシにガチゴラスを使わせたいから。しかし、復元しないと始まらないのでグレンタウンまでお預けである。


・プリンに出会った。

 描写が無いだけでネオンタウンに行きプリンと出会った。大体はアニメ通りだがネオンタウンのゲームコーナーでも景品を根こそぎぶんどった。


【ゲットしたポケモン】

・ピカチュウ

・バタフリー(離脱)

・ミロカロス(色違い)

・ドサイドン

・フシギダネ

・ リザードン

・ゼニガメ

・クラブ

・ゲンガー

・オコリザル

・親分ベトベトン

・ジバコイル

・ケンタロス

・ストライク

・ポケモンの卵

・あごの化石
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