サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 前回のギエピーの感想ありがとうございます。

 評価が下がる一方ですが、楽しめる話を投稿できる様に頑張ります。


突入、シルフカンパニー!!

 

 前回人の言葉を喋る摩訶不思議なピッピことギエピーと出会った俺達は現在、ヤマブキシティに向かっていた。

 

 しかし、タケシの迷子のお陰で森の中を歩く事になりカスミが文句を垂れている。だらしないぞ、カスミ…チゴラスはトゲピーを乗せて元気に歩いているんだぞ。

 

「チョゲ!チョゲ!」

 

「チゴー!!」

 

「そんな事言ったってー!」

 

「……ん?」

 

 そんな時だ、前方から“ナニカ”が迫って来るのを感じて構えると……

 

「え!サトシ!?」

 

「リーフ……?」

 

 現れたのはリーフだった。しかも、女性を連れて激しく息を吐いており、まるで誰かから逃げてきた様だ。

 

「見つけたぜー!お嬢ちゃん?」

 

 続く様に現れたのは、品の無さそうな男。服装から見てロケット団だが、いつものムサシ達やパチモンとは違って、チンピラみたいな悪党だ。後ろには部下を連れており、リーフと女性を追って来たようだ。

 

「ボウズ、後ろの二人を渡して貰おうか」

 

「………嫌だと言ったら?」

 

「………はぁー、最近のガキは躾がなってねぇな!」

 

 俺の後ろに居るリーフと女性を差し出せと言うが、断るに決まってる。それを聞いたチンピラが繰り出したのはドガース……っ!?

 

「ドガース…自爆!」

 

 次の瞬間、繰り出されたばかりのドガースは光を放ち自爆した。…ポケモンの体力を代償に放つ爆発が俺達に襲い掛かる。

 

「全く、無駄な正義感を出すから痛い目を見んだーー「……オラァ!」ーー…バグゥ!?」

 

 ……全く。俺じゃなかったらヤバかったぞ。

 波導のバリアーで爆発を防ぎ、ポケモンを使い捨て扱いするチンピラをブン殴る。終わったと思い無防備に喰らったチンピラは木に叩きつけられる。伝説の超マサラ人の拳を喰らったんだ、歯は砕かれ、鼻は曲がり、ピクピクと痙攣して気絶した。

 

「ら、ラムダ様ぁ!?」

 

「ピカチュウ、10まんボルト!チゴラス、いわおとし!!」

 

 慌てる部下達をピカチュウとチゴラスで一掃して片付けると、リーフ達から事情を聞く。なんとリーフが連れて来た女性はシルフカンパニーの社長秘書であり、現在シルフカンパニー本社はロケット団に制圧されているとの事…社員やポケモン達が軟禁されている非常事態だ。

 

「大変な事態じゃない!」

 

「………オジサンは?」

 

「……社員の人達も軟禁されて、お父さんも…」

 

 リーフのお父さんはシルフカンパニーの重役だ。当然、普段は本社におり他の社員達同様に軟禁されている様だ。リーフは父に呼ばれてヤマブキシティに来ており、偶然、本社から脱出した社長秘書を連れて逃げていた様だ。

 

「………タケシ、カスミ。秘書さんを頼む、後、警察を呼んでコイツ等を引き渡してくれ」

 

「サトシ…お前まさか!?」

 

「決まってんだろ?殴り込みだ!」

 

「本気で言ってんの!?いつものマヌケな奴等とは違うのよ!」

 

「んなもん、今ので重々承知だ。…だが、俺が行かなくてもリーフが乗り込むだろ?」

 

「………」

 

 タケシとカスミが危険だと言うが、俺が行かなくてもリーフが乗り込む。俺の言葉にビクッと反応するリーフ……図星か。大方、俺達に秘書さんを任せて自分は本社に乗り込むつもりだったんだろう。

 

「………止めても無駄か。サトシ、リーフ…無茶をするなとは言わない。だが無謀な事はしないでくれ」

 

「分かってるさ、行こうリーフ」

 

「……うん!ありがとう、サトシ。それに二人も!」

 

 家族が軟禁されて、居ても立っても居られないリーフに正論を言っても止まらない。だったら俺が付いて最低限見ていた方がいい。冷静なタケシはそれを悟り此処は任せろと言ってくれる。

 

 カスミも「……気をつけなさいよね」と不安そうな顔をしつつも乗り込むのを了承してくれたので、リーフと共に本社へと向かう。

 

 シルフカンパニー本社に向かえば案の定、ロケット団が本社を取り囲んで居る。強行突破しても良いが、オジサンの安否が心配なのでスマートにいく事にした。裏路地の見張りを手刀で気絶させて、換気ダクトから侵入する。

 

 気分はダンボールが大好きなヘビボスだ。俺が手刀で気絶させたり、応援を呼ばれる前にピカチュウでボコして各部屋に閉じ込められていた職員の人やポケモン達を解放する。

 

「……ありがとうサトシ。サトシが来てくれなかったら私は一人で無謀な突撃をしてた。……やっぱりサトシに頼りっぱなしだね」

 

「何言ってんだ?リーフが道案内や職員の説得をしているから、こんなにもスムーズに進んでるんだろ?俺だけじゃ絶対に無理だった」

 

 リーフが俺一人で良いんじゃと言うが本社の土地勘や人間関係を築いているリーフが居たから、こんなにスムーズに進んでいるのだ。決して無駄なんかではない。

 

 だからオジサン達を必ず助けるぞと言えば、リーフも気持ちを昂らせて、任せて、と笑みを浮かべてくれる。しかし、流石に完全ステルスとはいかずにバレてしまって鳴り響く警報と共に下っ端が押し寄せてくる。それを俺のピカチュウとリーフのハクリューで一掃して先に進む。

 

 そうして進んでいくと他の奴等とは違った服装の青髪の大人が立ち塞がる。なんか様付けで呼ばれて、あのチンピラと同じだな。

 

「……品のないチンピラ。ラムダの事ですね、全く…御使い一つも熟せないとは、彼に幹部の任は重いかもしれませんね」

 

「はっ、心配すんな。アンタもチンピラと同じく叩き潰してやるよ」

 

 どうやら、あのチンピラのラムダも、目の前の男…アポロもロケット団の幹部の様だ。一人の下っ端とポケモンを繰り出して来るのでリーフと迎え撃つ。因みに今の手持ちは、ピカチュウ、ミロカロス、ドサイドン、リザードン、ジバコイル、親分ベトベトンだ。流石にベイビーなトゲピーとチゴラスを連れて来る訳にはいかない。

 

 俺は親分ベトベトンを、リーフがドードリオを出して敵を迎え撃つ。アポロがマルマインを出して開幕ブッパと“ほうでん”を指示してくる。下っ端はゴローンなので最善策だろう。

 

 しかし、俺の親分ベトベトンは電気に耐性を持つ特殊個体。“ほうでん”を受け止めてドードリオを守りマルマインに突き進む。電気が効かない事にアポロが驚くが、立ち直る前に“ヘドロばくだん”で戦闘不能にする。リーフもドードリオに“ドリルくちばし”を指示して下っ端のゴローンを倒している。

 

 「どうやら、唯の子供では無い様ですね」とアポロが次に出したのは“ゴルバット”、下っ端はラッタだ。此処は相手をバトンタッチと俺が下っ端、リーフがアポロに対処する。

 

 ゴルバットの“エアスラッシュ”を“ドリルくちばし”で砕きながらドードリオはゴルバットに迫るが、器用に飛ぶゴルバットには当たらない。一方でラッタがベトベトンに“でんこうせっか”で突っ込んでくるが、粘りのあるベトベトンの身体には対して効果なく捕まってしまう。

 

 そのまま、ドードリオの攻撃を躱わすゴルバットにラッタを投げ飛ばすとドードリオの対処で他が疎かになったゴルバットに直撃して地に落ちる。すかさず、リーフがドードリオに“あばれる”を指示して二体をメッタメッタにして戦闘不能にする。

 

「幹部だから普段は命令ばっかしてるのか?タッグマッチには慣れてないんだな?」

 

「ッッ!ゆけ、マタドガス!」

 

 どうやら下っ端の手持ちは二体だった様で、アポロがマタドガスを繰り出すが二体相手に勝てる筈もなくボコられる。手持ちのポケモンが居なくなったアポロと下っ端が逃げ出そうとするので……何処へ行くんだ、とラリアットで壁に叩きつけて気絶させる。

 

 そしてアポロが守っていた扉を開けると中にはシルフカンパニーの重役達が閉じ込められており……

 

「っ、リーフ!?」

 

「お父さん!無事で良かった!」

 

 その中にはリーフのお父さんが居た。父の無事にリーフは涙を流して駆け寄りオジサンも助けに来てくれた娘を抱きしめる。……無事で良かった。

 

「逃げた秘書さんが警察に伝えてる筈です。解決は時間の問題ですよ」

 

「…そうか、彼女は無事に……君にも礼を言わないと、ありがとうサトシ君」

 

 しかし、上の社長室でシルフカンパニーの社長が閉じ込められており、研究中のマスターボールの情報を迫られているとの事…マスターボール、ゲームでも最強のアイテムとして名高いソレは、ポケモンの乱獲を防ぐ為に封印が決定しており、データは全て削除され、偶然できた一つを社長が持つだけとなった。

 

「ロケット団にマスターボールのデータが渡れば最悪の事になる。……子供の君達に頼むのは情け無いが頼む、社長を助けてくれ」

 

「こんな殴り込みをしてるんだ、今更ですよ」

 

 社長の救出を頼むオジサンの言葉に俺が答えればリーフも、その通り!、と頷いてくれる。

 

「ありがとう。………リーフ、この子を連れて行きなさい」

 

「キューン!」

 

 俺達の言葉に小さな笑みを浮かべたオジサンが取り出したモンスターボールから呼び出したのは、のりものポケモンのラプラスだ。

 

「ラプラス!いいの、お父さん?」

 

「ああ元々、お前を呼んだのはジムバッジを集め終えたお祝いとして、ラプラスを渡す為だったんだ」

 

「お父さん……ありがとう。ラプラス、一緒に来てくれる?」

 

「キューン!」

 

 どうやらオジサンは、リーグ出場資格であるバッジ八つ(一つはお情けなので正確には九つ)集めたリーフにラプラスをプレゼントする為に呼び出した様だ。甘える様に顔を寄せるラプラスを撫でるリーフ。

 

 しかし、時間が無いのでラプラスをボールに戻して俺達は社長室に向かう。本社にいるロケット団員はあらかた倒したのでオジサン達は会社を取り戻す為に動く様だ。

 

 急ぎ最上階に着くと鍵の掛かった社長室があるので、蹴破って突入する。開けろ!デトロイト警察だ!

 

 中には、如何にもヤクザですな男がペルシアンを使って、おじさん…リーフ曰く社長を脅していた。

 

「ふん、子供か……大人の話の邪魔をしないでもらおう」

 

 ヤクザの男がペルシアンを突っ込ませるがピカチュウの“アイアンテール”でワンキルする。「ほう…」と壁に叩きけられたペルシアンをボールに戻したヤクザの男が社長から視線を外し本格的に俺達に視線を向ける。

 

「何やら下が騒がしいとは思っていたが、お前達が原因か。……そのピカチュウ。そうか、ムサシ達から珍しく強いポケモンを持つ、ピカチュウを連れたトレーナーの報告を受けたが……お前の事か」

 

 そう言って、サカキと名乗った男は…ニドキングとニドクインの2体を差し向けるのでミロカロスとドサイドンで迎え撃つ。「成程…確かに珍しいポケモンだ」と色違いのミロカロスを見て笑みを浮かべる。……完全にロックオンされたな。

 

 ニドキングが“かみなりパンチ”でミロカロスを、ニドクインが“れいとうパンチ”でドサイドンを攻撃するのでミロカロスが細長い身体をくねらせてパンチを躱し“ねっとう”をぶつけてニドキングを吹き飛ばし、ドサイドンが“アームハンマー”でニドクインと激しく打ち合う。

 

 その隙にリーフが社長を助けようとするが、そうはさせじとサカキがサイホーンを繰り出すが…

 

「ラプラス、ハイドロポンプ!!」

 

「キュー!!」

 

 先程、オジサンから貰ったラプラスの“ハイドロポンプ”でサイホーンを一撃で戦闘不能にして社長を救出する。

 

「社長さん、大丈夫ですか!?」

 

「り、リーフ君か…あ、ありがたい」

 

「……どうやら風向きが変わったな」

 

 不利を悟ったのかサカキがニドクインに“10まんボルト”を指示する。迫り来る電撃から皆んなをドサイドンの後ろに避難させてやり過ごす。

 

 その隙にサカキはニドキングに壁を破壊させると、いつの間に呼んだのかバタフリーの時に見た黒塗りのヘリが現れて颯爽と乗り込んでしまう。

 

「君達とはまた会う事になるだろう……名前を聞いておこうか」

 

「………マサラタウンのサトシ」

 

「……同じくリーフ」

 

「サトシにリーフか……マサラタウン?…ああ、ハーレムを作って息巻いていたボウヤの知り合いか?」

 

 どうせムサシ達からバレるので素直に答えると、マサラタウンに反応して考える素振りを見せると思い出した様に問い掛けるサカキ…。

 

「マサラタウンでハーレムを作ったボウヤって!?」

 

「シゲルの事か!?アイツに何をした!?」

 

「君達が考えている様な事はしてないさ…あのボウヤも中々に優秀なトレーナーだった。……疑問は直ぐに分かる事になる。さらばだ」

 

 まさかの言葉に思わず動揺するが、答える筈もなくサカキは去ってしまった。……くそ!シゲルに何かあったのか?

 

 とりあえず事件は解決だ。

 俺達に助けられた社長がお礼を言って、サカキが求めたマスターボールを出してくる。マスターボールのせいで社員を危険に晒してしまったと社長が作らない方が良かったと後悔しているようで、欲しいのなら君達に託そうと渡して来るが……厄介払いだよね?

 

 ゲームだったら喜んで受け取るが、現実でこんなモノは欲しくない。リーフも要らないと言うので、ぶっ壊す事にした。社長も特に文句はないのでマスターボールを握り潰し、粉々になるまで踏み潰し、最後はリザードンで焼き焦がした。

 

 その後はカスミとタケシがジュンサーさんや沢山の警察と共に駆けつけロケット団員の確保と事情聴取が行われ二日ぐらい拘束されたが特に何もなく「あまり危険な事をしちゃダメよ」と釘を刺されるくらいだった。

 

 シルフカンパニーは社員やポケモン達のメンタルケアに尽力する様で立て直しが終わったら是非ともお礼をしたいと社長さんから感謝された。

 

 オジサンが心配で残ろうしたリーフだったが、リーグも近づいているので自分に集中しなさいと言われ俺達の旅について行く事に…

 

「何はともあれ無事に終わってよかったな…」

 

「本当にね。ねぇリーフ、後でラプラスを見せてよ!」

 

「いいよ……取らないでよね?」

 

「取らないわよ!?」

 

 再び四人旅が始まって嬉しいが少し気になる事がある。サカキがシゲルの事を言っていたので俺とリーフは直ぐ様、オーキド博士に連絡を入れたが…シゲルは至って無事だった。

 

 特に危険な目には合っておらず何かを隠している様子もない……ただ、バッジを十個集め肩慣らしにトキワジムに挑んだら、見た事もないポケモンにボコられて落ち込んでる様だった。

 

「………トキワジム」

 

 これから俺が挑む、最後のジム……俺は拭う事のできない不安と共に歩を進めるしかなかった。

 

 

 





・シルフカンパニーがロケット団に襲われた。

 流れは大体ゲームと同じ、リーフの父親がシルフカンパニーの重役なので導入した。ラプラスはリーフがゲット。

・ボコられたラムダとアポロ
 
 普通にあの後、警察に捕まった。ムサシ達の様にギャグ補正は無いので脱獄させるには手間も労力も必要……もう出番ないかも。

・サカキに目を付けられた。

 有望なトレーナーとサトシとリーフは目を付けられた。ムサシ達から話は来ていたが、言い訳と思っていたが確かに報告通り、幹部も二人やれたのでムサシの評価を上げる。

・最強にボコられたシゲル

 アニメより早いが、グレン島に行かずにトキワジムに挑んで最強にボコられた。

・社長からのお礼

 マスターボールは壊したので、別のお礼を貰う予定。今の所は珍しいポケモンと特性パッチを予定している。ポケモンは活動報告から選ぶと思います。

【ゲットしたポケモン】

・ピカチュウ

・バタフリー(離脱)

・ミロカロス(色違い)

・ドサイドン

・フシギダネ

・ リザードン

・ゼニガメ

・クラブ

・ゲンガー

・オコリザル

・親分ベトベトン

・ジバコイル

・ケンタロス

・ストライク

・トゲピー

・チゴラス
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