サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!! 作:DestinyImpulse
前回のシバに弟子入りと絶技について、反対が出るかもと不安でしたが、意外と好評だったので安堵しています。
絶技は大体、ジョウト編辺りでサトシ達に使わせようと思います。
四天王のシバ師匠に弟子入りして翌日。
トレーナーたる者まずはバトルだと一日中バトルをしたが、案の定一方的に倒された。カイリキーのガトリングみたいな“マッハパンチ”の連続にやられ、ルカリオの“しんそく”に為す術なく倒され……それはもうボコボコだった。
しかし、シバ師匠からの評価は高く、ポケモンを貰って半年のレベルではないと言われた。と言うか、ポケモンを貰った初年でリーグに出場できる者は、極小数との事…。周りのサポートが手厚かったり、相当運が良かったり、一握りの天才だったりと前例を聞きながら思い出す。
そう言えばアニメのサトシも初期は運勝ちが多く、ジョウト編から本格的にジムを攻略できる様になったな…
今の俺の実力ならリーグ優勝は十分に現実的だが、それはピカチュウやリザードンの主力が万全に戦えた場合だ。リーグ中のバトルの苛烈さによっては次の試合をドクターストップされる事も珍しくは無い。
故にバトル慣れと身体作り……俗に言うレベル上げだな。ゲームと違ってこの世界にはレベルを数値化する事はないが、それでも要点はあってるだろう。
そしてポケモンだけではなく俺自身も修行しなければならない。俺の伝説の超マサラ人ボディに目を付けたシバ師匠が俺自身にも修行を付けるとリアルファイトをする事になった。
意味あるのかよ、と思われがちだが俺はアニポケの主人公のサトシだ。今後、映画やらアニメの厄介事に巻き込まれたり、ロケット団の様な悪党に襲われる可能性が高い……故に俺自身の戦闘力を上げる必要もある。
「よし!打ち込んでこい!」
「はい!!」
シバ師匠に思い切り拳を叩き込む。常人なら吹き飛ばされる威力だがシバ師匠は難なく片手で受け止める。やはりシバ師匠の鍛え抜かれた肉体と武術には学ぶべき点が多い!
トレーナーである俺が熱心に修行する様を見てポケモン達も負けられないとヤル気を出して特訓に勤しむ。
そんな俺達を、少し引きつつも規格外さに慣れたカスミが乾いた笑みを浮かべつつトゲピーを愛で、タケシは仲間になりたそうに視線を向けるが、悪いが家事に専念してもらおう。
そして一週間が過ぎた…。
ポケモン達も一週間もすれば修行に適応していき着実にレベルアップしていると言えるだろう。
ピカチュウに視線を向けれるとシバ師匠のルカリオに“でんこうせっか”で突撃するが上位技の“しんそく”に叩きのめされている。どうやら“でんこうせっか”を“しんそく”にパワーアップさせたい様だ。
しかし、“しんそく”は先制技の中でも屈指の速さを持つ上位技だ。如何にピカチュウが天才と言ってもリーグまでに覚えるのは難しいだろう。ピカチュウもそれは理解している様で“ボルテッカー”の特訓をメインに“しんそく”はあくまでも今後に活かす触り程度だ。
その奥の方ではリザードンがシバ師匠のカイリキーに“かみなりパンチ”を叩き込んでいる。リザードンは先のバトルで絶技に感銘を受けたらしく何かを試行錯誤している。
しかし、手早く作れる物を絶技とは呼ばんだろう。そもそも俺達には絶技を放つだけの下地が無い。だが、絶技を持つポケモンに教えを乞う機会が滅多に無いし、またトキワジムのミュウツーの様な激ヤバな状況に陥った時の為に窮地を打破する“武器”が欲しいのも事実。
ので、俺も息抜きがてらリザードンと共に絶技を考えている。まぁ、所詮は息抜きだし、仮に絶技ができたとしてもレベルが足りなくてまともに使えないだろう。
そうして特訓に勤しむポケモン達の中で一番気合が入っているのはオコリザルだ。理由は単純明快……進化の為だ。
随一の格闘トレーナーであるシバ師匠はオコリザルの事も当然熟知しており、なんとオコリザルの進化形であるコノヨザルを見せてくれた。
まるで、幽鬼の様なその姿にはビビったがコノヨザルは進化してゴーストタイプが追加された、格闘・ゴーストタイプの珍しいポケモンだと言う。
前にオーキド博士が言ってた様に、最近パルデア地方で新たに発見された様でシバ師匠も最近オコリザルを進化させた様だ。その進化方法は“ふんどのこぶし”を覚えさせ、バトルに明け暮れさせてたと言う。
それを聞き、早速進化を目指したが“ふんどのこぶし”はゴーストタイプの技で覚えるのは至難の業。“ふんどのこぶし”の難易度こそがコノヨザルが最近まで見つからなかった原因やもしれん。
しかし、進化を目指す事に変わりはないので修行に邁進する。
格闘タイプのオコリザルはシバ師匠とも相性が良く、既に3色パンチを習得する事ができた。流石に今回のリーグには間に合わないが次のリーグまでには進化しような。
その後、ポケモンリーグまで残り10日。一週間前にはリーグに向かわないといけないので最後の調整を行なっているとバトルの影響で近くの崖が崩れてしまい、なんと中から何かの遺跡が見つかったのだ。
何だこれ?とバトルを中断して遺跡を見ていると何処からか探検家の連中が現れ、遺跡に興奮して俺達を無視してキャンプ地を建てようとするが、シバ師匠に気づいてビビり散らかす。
まぁ、シバ師匠の威圧感は凄いからな〜。
シバ師匠に何者か尋ねられ代表のホクトがビビりながら答える。どうやらポケモニア文明と言う天変地異で滅んだ古代都市の研究する一団で、この山に遺跡があると調べていたらしい。
歴史的価値があるので研究させてほしいと頭を下げられるので、素直に譲る事にする。バトルを続ける訳にもいかないしな…
案の定、ホクトにメロメロなタケシが発掘を手伝いと言い、カスミが古代文明に興味を持ったので、俺とシバ師匠は少し離れた所で修行を再開する事にした。
「ふ、面白い友達だな」
「まぁ、いつもの事でして…」
「ピッカ…」
そうして修行に勤しむ事、数時間後…何やら発掘場の方が騒がしいと思って視線を向けるとタケシとカスミがホクトを連れてこっちに走って来る。一体何事かと思えばアイツらの後ろには変な模様が入った巨大ゲンガーが暴れていた。
……………………え?
「な、何じゃありゃァ〜!!?」
「ピッカチュウー!?」
「ゲンガー!?」
一瞬、映画の撮影かと思ったが紛れもない本物であり俺達は唖然とするしかない。ゲンガーも同族の規格外さに顎が外れんばかりにビックリしており、シバ師匠も目を見開いて「ダイマックスか!?」と叫んでいた。
どうやら発掘中に見つかった新たな遺跡から現れた様で他の発掘家達やタケシやカスミのポケモンを取り込んでしまったらしい。カスミが「何とかしなさいよー!」と言うのでシバ師匠と波動弾を放つがパワーが違い過ぎて効果が無い。更に巨大ゲンガー同様に巨大フーディンも現れて怪獣バトルが勃発してしまう。
ホクトがあの二体が古代ポケモニア文明を一晩で滅ぼした元凶で戦いの影響で異界の扉が開くと世界が滅ぶらしい………。これはあれだ、初期のアニポケ特有の碌に設定を考えてない、トンチキ話だ。アニメなら笑って見てるが現実でこんな事が起きれば溜まったモノではない。
「サトシ!こうなったら最終手段よ!」
「最終手段?」
「ホウオウよ!ホウオウ!!世界の危機ならホウオウは来てくれるわよ!」
んーー、確かに伝説のポケモンでもなければ、あの化け物共を止められないし、ほっとくと本当に世界が滅びそうだ。……実際に“虹色の羽”もチカチカ点滅してるし結構ヤバイ事態なのだろう。
そうこう思っていると、いつぞやのプリンが現れて歌を歌い始める。ムサシ達同様にギャグ漫画の住人に片足突っ込んでるプリンならと思ったがパワーが足りずに二体の巨大ポケモンは眠る事なくプリンが余波で吹き飛ばされる。
こりゃマジでホウオウを呼ぶしかないか…と思い“虹色の羽”を取り出そうとした時だった。なんとプリンの歌に反応してか、遺跡から巨大プリンが出現したのだ…!
ここまで、無茶苦茶だともう笑うしかない。実際、カスミも乾いた笑みを浮かべていた。
その後は巨大プリンのヘッタクソな歌で巨大ゲンガーと巨大フーディンは封印され世界の危機は防がれた。
取り込まれた発掘家達やタケシとカスミのポケモン達も戻って来て万事解決。ホクトはこれからもポケモニア文明の謎を究明すると息巻いていたが、世界を滅ぼさない様に細心の注意で行なってほしいと切に願う。
・レベルは格段に上がってる
格上との修行は多くの経験値を入手できレベルは格段に上がっている。ピカチュウはボルテッカーはほぼ完成しており“しんそく”を時折り練習しているが流石にリーグには間に合わないが、今後の“しんそく”練習の掴み。
リザードンは絶技について考えているが、そんな簡単にできるモノではないしレベルが足りない。故にサトシと息抜きの時に考えている。
・シバのコノヨザル
随一の格闘トレーナーなので持っていても不思議じゃない。流石に今回のリーグには間に合わないが、次のリーグ迄には進化させたい。
・ポケモニア文明の超古代ポケモン
普通に世界のピンチだった。もう少しでホウオウセコムが入る所だった。
次回からリーグに入ります。