サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 今回からリーグ編が始まります。


開幕!ポケモンリーグ・セキエイ大会!

 

 シバ師匠に弟子入りして二週間、ポケモンリーグまで残り一週間なので会場であるセキエイ高原へと向かう事にしたシバ師匠も同行してくれて一つ注意点を話してくれた。

 

「調査員ですか?」

 

「そうだ。この二週間、修行に耐えたお前達なら余程の相手が居なければ勝ち抜けるだろう。しかし、俺も話を聞いただけだが今回のリーグに調査員が参加するやもしれん」

 

 シバ師匠曰く、ポケモン協会には問題となる行為をするトレーナーやジムを取り締まる検査員や調査員がいるらしく、その人達がリーグに出場するかもしれないとの事…

 

「そんな人達がなんで?」

 

「うむ、どうも最近のトレーナー達は心構えがなっていないらしい。トレーナーが捨てたゼニガメ達が近隣の街で悪事を働き、身勝手な理由で捨てられたゲンガーがクチバで暴れ、ヤマブキジムのジムリーダーが挑戦者を人形にし、ダークシティでは公認ジムになる為に乱闘騒ぎ、極め付けはトキワジムのジムリーダーがロケット団のボスだった……この様に様々な報告が上がって………ん?どうしたお前達?」

 

 

「「「……………………………」」」」

 

 シバ師匠が最近の騒動を口にするが、そのどれもが俺達が直接関わったモノで、ゼニガメとゲンガーに至っては捨てられた本人だ。その事を話すと流石にシバ師匠も面食らっていたが次の瞬間には大笑いしていた。

 

「ふ、はーははは!お前達は正に台風の目だな、ワタルが目を付けるのも納得だ!」

 

「いやー、俺達も頭を抱えているんですが…」

 

「まぁ、それも人生よ。話を戻すが、こうも問題報告が多ければリーグでも不審なトレーナーが居るやもしれんと考えるのは当然だ。俺達も居るが基本は観戦だけだ、故に協会から調査員が選手として参加して出場者を検査するのだ」

 

「その調査員って強いんですか?」

 

「無論、調査員にもレベルがあるがジムリーダーも時には検定する立場上トップレベルになればチャンピオンリーグでも成績を残せる実力がある。……君のハナダジムもジムを疎かにすると、やって来るかもな」

 

 あー…やっぱりハナダジムの話は協会にも届いているのか。カスミが苦笑いを浮かべてシバさんに頭を下げている。

 

「誰が来るかは分からんがトップレベルだとサトシ、お前も危ういだろう。気を抜くなよ」

 

「はい!」

 

 そうして歩いて行くとセキエイ高原が見えて来た。シバ師匠は此処で別れる様だ、四天王の自分が一緒では人に囲まれて満足にコンディションを整えられないと俺達に配慮した行為に感謝だ。

 

 改めて修行を付けてくれた事に頭を下げると「リーグでの活躍、期待しているぞ」と言い残してシバ師匠は笑みを浮かべて去っていく。

 

「これは情けない試合はできないわねサトシ」

 

「は、上等だ。元々、半端な結果は求めてないんだ。目指すは優勝ただ一つだ!」

 

「まぁ、今のサトシなら十分現実的に狙える。リーフやシゲルにも遅れは取らない筈だ」

 

 そうして歩を進める度に人混みが多く賑わってくる。観客や出場者の集まりなのだろう。多いなーと、思っていると人混みの中で存在感を放つ可愛らしい女の子…

 

「お、リーフ」

 

「あ、サトシ!カスミにタケシも!久しぶりー!」

 

 リーフが居た。

 リーフも俺達に気づいて笑みを浮かべて近づいてくる。一ヶ月と少しぶりだな、と思っていると…

 

「バウー!!」

 

「おっ…と、カイリュー!?」

 

 リーフのモンスターボールからカイリューが飛び出して俺に抱きついてくる。間違いない、リーフのハクリューが進化したのだ。とは言え甘えたがりな性格なのは変わらないので俺も抱きしめ返すと嬉しそうにする。

 

「わー立派になったわね〜!」

 

「ああ、よく育てられている。コイツは強敵だな…」

 

「…えっと、ちょっとある人に手助けしてもらったんだ」

 

 立派になったカイリューをカスミやタケシが愛でる一方でリーフが何処か気まずそうに目を逸らして手助けしてもらったと説明する。ん?シルフコーポレーションのコネでも使ったのか?それを言えば俺もシバ師匠に修行を付けてもらったんだ文句は言わない。

 

 シバ師匠の事は誤魔化しつつ気にするなと言えば、普段の笑みを浮かべつつも緊張した表情になるリーフ。地方リーグとは言え大舞台なのには変わりない、緊張するのも当然だ。俺も心臓がドキドキしている。

 

「サトシ、リーフ…気持ちは分かるがリラックスだ。戦う前から押し潰されては普段の実力は出せない。二人はジムバッジを八つも集めた実力者…堂々として行こう」

 

 それを見たタケシが俺とリーフの肩を持ってくれる。やはり、タケシは頼りになると思いつつ、出場登録の為に会場に向かうとパンパカパーンと陽気な音が鳴った。何事かと受付のジョーイさんに聞いてみると俺が出場登録100人目のポケモントレーナーだった事を祝して聖火ランナーの聖火の点火役に選ばれた…………え?

 

 

 

「……………マジか…」

 

「ピッカ!」

 

「チゴー!」

 

 そして俺は現在、聖火ランナーとしてピカチュウとチゴラスを連れて一緒に走っている。バチバチに目立っておりリーフ達は笑みを浮かべて純真に応援しており、道中で見つけたシゲルはヤレヤレと言わんばかり笑っている。

 

 しかも、聖火の炎は伝説のポケモンであるファイヤーの炎らしくポケモンリーグ会長であるタマランゼ会長が懐からファイヤーの炎を取り出して俺の棒に灯す時に…「成程、君があのサトシ君か…たまらんわ!」と言っていた。……ワタルさんかシバ師匠から話を聞いたのか?

 

 しかも懐の“虹色の羽”が少し輝いたので、この炎は本物のファイヤーの炎なのだろう。

 

「まぁ、これも記念だなピカチュウ、チゴラス」

 

「ピッカチュウ!」

 

「チゴ!」

 

 ウダウダ言ってもしょうがない、せっかくなら楽しもうとピカチュウとチゴラスに笑みを浮かべて走り次の走者へと聖火を繋げる。

 

 

 その後、選手村に着いてようやく一休みができると宿を探せばガールフレンド達に囲まれて優雅にティータイムを楽しむシゲルを発見する。

 

「やあやあサートシ君。聖火ランナーご苦労様、なかなか様になってたよ」

 

「そうなら次は譲ってやるよ。お前の事だ、既に出場者の情報を集めているんだろう?」

 

「ふ、当然さ。まぁ僕の相手になるのは君とリーフ…そしてーー「ポケモン協会の調査員だろ?」ーー…おや、知っていたのかい?」

 

 用心深いシゲルの事だ。出場者の情報を集めているんだろうと思ったがやっぱりポケモンリーグの調査員の情報も入手していたか…

 

「時にはジムリーダーも取り締まるポケモン協会の刺客……。相手にとって不足はない。サトシ、リーフ、君達とは初戦で戦わない事を祈るよ」

 

「だな、せっかくなら本戦だ」

 

「勝っても負けても恨みっこ無しだからね!」

 

 こうして俺達は別れ其々に当てられた宿で英気を養う事にする。その翌日、ファイヤーの聖火がスタジアムに灯され、タマランゼ会長の宣言の下にポケモンリーグ・セキエイ大会が始まった。

 

「……ふ、ワクワクするなピカチュウ」

 

「ピッカ!」

 

 熱狂を受けながら肩の相棒に言えば、バチバチと頬を唸らせるピカチュウ。旅立ちと比べて随分頼もしくなった。

 

 

 ああ…本当に楽しみだ!

 

 

 





・セキエイ高原に向かった。

 特に慌てる事もなくセキエイ高原を目指した。シバも同行してくれたのでアニメのサイゾウはビビって喧嘩売ってこずにスムーズに到着した。

・ポケモンリーグの調査員

 サトシ達が巻き込まれた騒動の数々は上層部の耳にも届いておりリーグ選手の監視と調査の為に派遣されたアニメとかで偶に出る強キャラジョーイさん。ジムリーダーすら時には倒す立場上、トップはチャンピオンリーグで結果を残せる程……


・聖火を狙いに来なかったロケット団

 その答えは次話で…



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