サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!!   作:DestinyImpulse

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 感想でクロスの事がちょくちょく出てましたが、彼の出番はジョウト編になりますね……ホウオウのお膝元ですし。

 そして遂にチャンピオンズが始まりって真メガ進化の特性が色々と判明されましたね….まぁ、私はエンジョイ勢なので手は出して無いのですが。



ポケモンリーグ・セキエイ大会・一回戦

 

 ポケモンリーグ・セキエイ大会の開幕式が終わった。

 翌日に俺達選手一同が向かったのはセントラルのポケモンセンター……ここでは誰と戦うのか対戦相手が発表される。

 

 水・草・氷・地面の四つのステージで戦い全て勝利した者が本戦に進める。ならば此処で躓いてはいられない。受付を済ませルーレットをすれば止まったのは水だった。

 

「水のフィールド、第三試合ね。開始は二時よ、遅れないでね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 水のフィールド……まぁハナダジムの様な感じだろう。とならば泳げるポケモンや飛べるポケモンだな。

 

「んー、ミロカロスにクラブ……そしてピカチュウが無難かな」

 

「悪くないんじゃない?ミロカロスが居れば水のフィールドは問題ないし、ピカチュウは“なみのり”を覚えているから水の上でも安心よ!」

 

「それに相手も水タイプや飛行タイプを出す可能性は高い。どちらにも弱点をつけるピカチュウは適任だ」

 

「ピッカ!」

 

「チョゲ!チョゲ!」

 

「チゴ…」

 

 俺の選出にカスミやタケシも悪くないと笑みを浮かべ、ピカチュウも任せろとアピールする。トゲピーが笑みを浮かべて応援する一方でチゴラスが自分も出たかったと落ち込んでいる。

 

「チゴラスも出たかったのよねー」

 

「ジム戦や野良バトルなら出れたが、流石にリーグ戦に出すには日が浅いからな」

 

「そんな落ち込むなよチゴラス。このリーグが最後じゃないんだ、次のリーグじゃ頼りしてるぜ」

 

「チゴ!」

 

 チゴラスを宥めつつ道中でバッタリ会ったシゲルが次の試合なので一応頑張れよとエールを送り昼飯を食べていると… 俺の初戦の対戦相手であるジャグラーのコームが近づいて来た。

 

 

「第一回戦の相手は君か?マサラタウンのサトシ君」

 

「あ、はい」

 

「フッ、結果は既に見えているが…まぁ、早期決着で観客が残念がる様な試合にはさせないでくれよ」

 

 と、なろう系の噛ませ犬が初期にやる嫌な感じを出してさっさと退散して行った。

 

「何よあのやな感じー!サトシ、コテンパンにしてやるのよ!」

 

「当たり前だ。な、ピカチュウ?」

 

「ピッカ!」

 

 ボコボコにしてやるぜと意気込んでいると近くのテレビから現在行われているバトルの様子が映っており氷のフィールドで親分プテラを巧みに操り豪快な勝利をもぎ取ったシゲルが余裕の笑みを浮かべていた。

 

「シゲルは幸先よく勝利できたな。サトシ、負けられないぞ」

 

「ああ……そろそろ行くか」

 

 時間も近づいて来たので待合室にスタンバイすることにした。タケシとカスミもコーチとして同伴しているので試合中はトゲピーとチゴラスを預かってもらってる。

 

 現在の試合を控え室のモニターで眺めながら、水のフィールドでの戦いをイメージして時間を過ごすと入場口に案内された。俺は緑サイド、相手は赤サイドである。

 

 今の試合は赤サイドのトレーナーが最後のドククラゲで逆転を狙っているが、緑サイドのアズマオウの“つのドリル”で戦闘不能にされていた。

 

 勝利したトレーナーを見送ると、俺の出番なので、ピカチュウと共に水のフィールドに入っていく。反対側の赤サイドからは、対戦相手のコームが入ってくる。

 

「It’sShowTime!サトシ君、勝利を有り難う!」

 

 バトル開始の宣言と共にコームがふざけた事を抜かしてナッシーを繰り出し俺はクラブを出す。俺の小さなクラブを鼻で笑って“ サイコウェーブ”を指示してきたので、クラブを水中に逃がす。

 

「甘い!ナッシー、“サイコキネシス”!」

 

「甘いのはそっちだ!“れいとうビーム”!」

 

 大方、“サイコキネシス”で水を操りクラブを飲み込もうとするが“れいとうビーム”で操る水を凍らせ、凍った水を足場にナッシーに飛び掛かる。“タマゴばくだん”で迎撃するが“シザークロス”で斬り払い、ナッシーにゼロ距離“れいとうビーム”をぶつけて戦闘不能にする。

 

「コキコキ……ゴキー!」

 

「おお、キングラー!」

 

 すると、リーグ前の修行と今の勝利の勢いでクラブがキングラーに進化した。小さかった身体も大きくなり嬉しそうにハサミを掲げている。

 

 しかし試合はまだ続く。コームがナッシーを戻すと、ドヤ顔で「フン。ビギナーズラックというやつですか」と言ってくる……負け惜しみが。

 

 次にコームが繰り出したシードラが“こうそくいどう”で素早さを上げながら突っ込んでくる。こっちを素早さの起点にする気だろうが、そうはさせない。

 

「キングラー、“れいとうビーム”をハサミを振りながら撃て!」

 

 俺の指示通りに“れいとうビーム”を鋏で振りながら放ち、扇状に放たれた冷凍光線が付近の水を凍らせる。「やはり先程はマグレだな、どこを狙っている?」と鼻で笑っていたが、無視して今度は“れいとうビーム”をシードラに向けて直線上に放つ。

 再び“こうそくいどう”を使い素早さを上げて回避しようとするが、最初の扇状の“れいとうビーム”で凍った水でシードラは見事に滑って打ち上げられるので“れいとうビーム”でカチンコチンに凍らせて“クラブハンマー”で叩き落とし戦闘不能にする。

 

「いいぞ、流れは完全にサトシが掴んでいる!」

 

「いいわよー!サトシ、キングラー!」

 

「キングラー…この勢いで3タテだ。いけるな!」

 

「ゴキゴキ!」

 

 タケシとカスミの声援を受けつつキングラーで続投する。このままの勢いで3タテだ。キングラーもその気でヤル気を燃やしている。一方で流石に二連敗で焦ったのか、コームも手を閉じたり開いたりしていた。しかし、最後のポケモンに余程自信があるのか、表情には余裕がある。

 

「ふ、勝負は最後まで分からーー「いや、勝利をありがとうとか言ってた奴の台詞じゃないだろ」ーー……うるさい!コイツには敵わない!出でよ……ゴルバッッットーー!」

 

 格好つけるコームにツッコミを入れて、出鼻を挫かれた奴が出した最後のポケモンはゴルバットか。……無駄に気合い入れて出したな。

 

 “れいとうビーム”で撃ち落とそうとしたが“かげぶんしん”で避けられる。そのまま背後を取って“ギガドレイン”をしようとしたので……

 

「キングラー!もう一つの鋏から“はかいこうせん”だ!」

 

「なに!?」

 

 “れいとうビーム”を撃つ方とは違うもう片方の鋏から“はかいこうせん”を放つ。これで技が四つとも埋まったが問題はない。“はかいこうせん”をまともに喰らったゴルバットが目を回して水に落ちたのだから…

 

「ゴルバット、戦闘不能!キングラーの勝ち!よって勝者、サトシ選手!」

 

『お見事!サトシ選手!初めてのリーグ出場にして、キングラー一体で三体抜きを果たしたぞぉ!』

 

「良くやったぞキングラー、最高の出だしだ!」

 

「ピカピカ!」

 

「ゴキー!」

 

 歓声の声を浴びつつキングラーを労う。キングラーも嬉しそうに鋏を振り、今後も任せろと頼もしい事を言ってくれる。

 

「おめでとうサトシ、キングラー!良い出だしだ!」

 

「やるじゃない!ナイスファイト!」

 

「チョゲチョゲ!」

 

「チゴー!」

 

「ああ、サンキュー!」

 

 タケシとカスミ、トゲピーやチゴラスの称賛を受けつつ視線を向けると、負けたコームが膝から崩れ落ち、「この僕の華麗なタクティクスが負けるなんて……」とショックを受けていたが、お前のタクティクスに華麗さなんて何もないぞ?

 

「あ、サトシ!一回戦おめでとう!一体で三体抜きって凄いね!」

 

「サンキュー、リーフ。そっちも一回戦突破おめでとう」

 

「えへへ」

 

 インタビューを終えた俺が選手村に戻るとリーフが俺達を出迎えてくれた。俺が戦っている時はリーフも草のフィールドで戦っていた様だが、特に苦戦する事なく勝利した様だ。

 

「あ、最後の試合が始まるわよ!」

 

 お互いの試合内容に話していると近くのテレビから今日最後の試合が始まるので視線を向けると………

 

「………ん?」

 

 何故かサムライのコスプレをしたムサシがドヤ顔でバトルフィールドに立っていた。

 

 

 





・キングラーで3タテ

 特に大きな改変は無くキングラーで3タテした。シゲルも親分プテラで氷のフィールドで相手を蹂躙して、リーフも草のフィールドで余裕勝ち。

・ロケット団が参加している

 修行中はトキワの騒動から逃げて鳴りを潜めていたが、お調子者なのでアニメ通りにバッチを奪って出場しているサムライのコスプレはバレない為の変装である。

 ぶっちゃけロケット団の妨害の表現するのが面倒くさかった故の改変。選手なのでアニメの様に悪さをする事はない。
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