サトシ君(転生者)の目指せ、ポケモンマスター!! 作:DestinyImpulse
いよいよ、リコのアニメも決着が付きそうですね。
メガレックウザとメガジガルデのコンビが熱いですが、なんかスピネルが救われそうな感じがしてモヤモヤしますね。私としてはキッチリと悪役らしく終わってほしい感じがありますね。
あと、ライジングボルテッカーには痺れました。
シゲルも無事に勝利して次から手持ちの六体を全て使ったフルバトルの準々決勝。俺の対戦相手は、サユリとかいう名のエリートトレーナーだ。
次は確実にラティアス使いのジョーイさんなので出していないドサイドンやゲンガーは温存。できればリザードンとピカチュウも手の内を見せずに勝ちたいな。
という訳で選出はベトベトン、キングラー、ケンタロス、ジバコイル、ゼニガメ、ピカチュウで行く事にした。
いつも通りにチゴラスやトゲピーをカスミとタケシに預けてフィールドに向かう。因みにベイビー二体はボールだけを研究所に預けているので手持ちの対象外にしている。……研究所に誰も居ないしベイビーだからとオーキド博士が教えてくれた裏技だ。リーフもコレでタテトプスをオーキド博士に預けている。
応援席には母さんやオーキド博士、リーフとヒロシが居た。ヒロシは控え室で待機している時も応援に来てくれており、絶対に優勝してくれ、と熱いエールを俺に送ってくれた。
ならば応えるのが筋ってもんだ。
実況の音声が響き審判の指示で同時にポケモンを繰り出す。サユリがペルシアンで俺がベトベトンだ。
試合開始の合図が鳴り、サユリが“10まんボルト”を指示する。恐らく後続の事を考えて通りの良い電気技を選択したのだろうが、こちらに取っては好都合。
ベトベトンを突っ込ませる。電気が効きにくいベトベトンは特に痛がる事なく“10まんボルト”を突っ切りペルシアンに肉薄する。そのまま至近距離で“ダストシュート”を叩き込みペルシアンを吹き飛ばす。電気技の効果が薄い事に驚きつつもペルシアンを戻すので、その隙に“どくびし”を撒く。
サユリが次に出してきたのはサイドン。“どくびし”で毒状態になるが、開幕早々に“じしん”を指示して弱点を突いてきた。流石に地面技に耐性は無いので苦しそうにするベトベトン、揺れる地面では相手に狙いも付けられないので素直に“どくびし”をもう一度撒いて、猛毒状態になる様にする。
苦しい盤面だが、サユリは特に反応する事なくサイドンに“じしん”をもう一度指示するので、これはもしやと思い“かなしばり”を指示して暫くの間、“じしん”を使えなくする。
地面の大技を喰らってベトベトンは戦闘不能になるが先発として大きな活躍をしてくれた。
俺が次に繰り出したのはケンタロス。“いかく”でサイドンの攻撃が下がる。“かなしばり”で“じしん”も使えないので不利だと感じてサイドンを戻して“メノクラゲ”を出してくる。毒タイプなので“どくびし”が消されてしまった……むぅ、せっかく次は猛毒になる様にしたのに…
パワー自慢のケンタロスから距離を取って戦おうと“ハイドロポンプ”を放ってくるので“くさわけ”で素早さを上げつつ回避する。そのままバトルフィールドを駆け回るケンタロスを狙うのは至難と思ったのか“ヘドロウェーブ”で範囲攻撃をしてくるので“かえんほうしゃ”で焼き払う。
「ケンタロスが“かえんほうしゃ”!?」
「そのまま突っ込め!“レイジングブル”!!」
「ブモー!」
ケンタロスで特殊技を使うのが意外だったのか驚くサユリ。炎で毒が焼かれ道ができたので“レイジングブル”で突っ込みメノクラゲを弾き飛ばすケンタロス。
未進化で防御も低いメノクラゲがパワー自慢のタイプ一致“レイジングブル”をマトモに喰らって耐えられる筈もなく戦闘不能になる。続けて出てきたのはモルフォン。
蝶のポケモンなので、やはり粉技を使い“しびれごな”で此方の動きを制限しようとするので“かえんほうしゃ”で焼き払う。飛んでいては“レイジングブル”が当たらないので“がんせきふうじ”で頭上から岩石を落として叩き落とそうと技を放つ。
しかし、サユリはモルフォンに“サイコキネシス”を指示。落ちてくる岩石をサイコパワーで受け止める。流石にエスパータイプじゃないので跳ね返すとかはできないが逸らす事はでき、“がんせきふうじ”が不発。
こりゃ、相性が悪いとケンタロスを戻して“ジバコイル”を繰り出す。それを見たサユリも「やっぱり…」とジバコイルが来るのを分かっていた様にモルフォンを戻してサイドンを再び繰り出す。毒で体力が減っていくサイドンを出したって事は、それだけジバコイルを早く倒したいって事だろう。
“かなしばり”の効果が切れたので再び“じしん”を放ってくるが、“でんじふゆう”で身体を浮かして回避する。これでじめん技は当たらないが、想定内だったのだろう、“アームハンマー”で殴り倒しに来るサイドン。
迎撃を考えたが、サイドンは現在二回の毒ダメで持久戦に持ち込めば此方が有利なので此処は“てっぺき”で防御を二段階上昇する。元々、防御の高いジバコイルだ、“てっぺき”で防御を二段階上昇して余裕で受け切る。
猛毒で苦しそうにするサイドンがもう一度“アームハンマー”で殴るので急所に当たらない様に受け身を取って、“ラスターカノン”を至近距離で叩き込んで戦闘不能にする。
「ご苦労様、サイドン……頼むわよキュウコン!」
「コーン!」
ジバコイルを倒したかっただろうが、やはり毒で苦しむサイドンには荷が重かった様だ。サイドンを労いつつサユリが次に繰り出したのはキュウコンだ。
ロコンの進化形であるキュウコンにコーチ席のタケシが「美しいな…」と反応するが確かに美しいな。特性は“ひでり”の様で日差しが強くなる、これで炎技が威力アップ、水技が半減、ソーラー系の技がワンターンで撃てる。
そのまま素直に“だいもんじ”で弱点を突いてくる。日照りで炎技が威力アップだ、流石のジバコイルも特防は防御程に高くなく、防御二段階アップとは言え弱点の格闘技を二回喰らって体力は半分よりも少し上の位。マトモに喰らえばお陀仏だ。
しかし、ジバコイルは足が遅く打ち破ろうにも、流石に特攻が高いジバコイルでも威力が上がった“だいもんじ”に打ち勝てる技は一つしかない。
「ジバコイル、“はかいこうせん”!!」
「ジバババ!!」
ジバコイルの“はかいこうせん”が“だいもんじ”を打ち破りキュウコンに直撃する。流石に日照りで炎技が威力アップしてもジバコイルの特攻から放たれる“はかいこうせん”には勝てなかった。
これで倒れれば良かったが、流石に大きなダメージを負いつつもキュウコンは反動で動けないジバコイルを“だいもんじ”で戦闘不能に持っていく。うーむ、ジバコイルを戻しても、向こうはキュウコンを戻すだろうし一々日照りされたらキングラーとゼニガメが動き難いので、これで良い筈だ。ジバコイルもサイドンを倒し、キュウコンに大打撃を与えた良い活躍だしな。
「出番だぜ…ピカチュウ、君に決めた!!」
「ピカチュウ!!」
此処でキュウコンを倒すかとピカチュウを繰り出す。元気よく闘志を燃やした目でバトルフィールドに飛び出す相棒。ヒロシの時に見せた“なみのり”は日照りで半減なので問題無いと思ったのだろう、サユリはキュウコンを戻さずに“だいもんじ”で突っ張ってきたので“あなをほる”で地面に逃げる。
“なみのり”に続いて“あなをほる”を覚えてるとは思わなかった様で「ピカチュウが“あなをほる”ですって!?」と驚くサユリ。そのままキュウコンを下から強襲して戦闘不能にする。
これでサユリのポケモンが三体戦闘不能になったので五分間のインターバルを挟む。コーチ席に戻ればタケシが「ペースを掴んだな」と笑みを浮かべて「これでキングラーやゼニガメも動き易くなるわ」と日照りが消えた事で水系ポケモンの動きが制限されないとカスミが喜ぶ。トゲピーとチゴラスも嬉しそうだ。
試合が再開されサユリがペルシアンを出して俺はケンタロスを繰り出す。開幕と同時に“ねこだまし”をしてケンタロスを怯ませて“10まんボルト”を浴びせてくる。ケンタロスも苦しそうになるが、特訓でピカチュウの“10まんボルト”をよく喰らっていたので問題なく踏ん張り“レイジングブル”でお返しする。
トドメを刺すべく“レイジングブル”を叩き込もうとするが向こうも“じゃれつく”で反撃してくる。お互いに真っ向面から衝突するが、パワーも上でタイプ一致なケンタロスが上回りペルシアンを戦闘不能にする。
しかし、ケンタロスも消耗して体力も僅かで更に“じゃれつく”の追加効果で攻撃力ダウンを受けてしまったのでサユリがペルシアンを戻すのに合わせてケンタロスを戻してキングラーを繰り出す。
残り2体のサユリが出してきたのはフシギソウ。チームに毒タイプが三体だから鋼のジバコイルを倒したかったのか……相性は不利だが、こっちには氷技があるので問題はない。
不利の状況からの逆転の為に消耗せずに倒したいのだろう“ねむりごな”を指示してきたので“こごえるかぜ”で粉を吹き飛ばして弱点を狙う。フシギソウも“はなびらのまい”で相殺するので“こうそくいどう”で速度を上げてフシギソウに近づいて“シザークロス”で攻撃する。
相手も“パワーウィップ”で応戦するが、幾ら技の威力が高くても攻撃はキングラーが二倍近く高いし技の相性も有利なので押し勝ちしてフシギソウを斬り刻む。
これ以上の損傷はヤバいと焦ったのか“ギガドレイン”で回復しようとするので“ハサミギロチン”で一撃必殺する。至近距離で相手は“ギガドレイン”の為に動きを止めたのだ、幾ら外れ易くても当てるのは造作もない。“ギガドレイン”を使い幾ら体力を奪っても一撃技を喰らえば一溜まりもなくフシギソウは戦闘不能になる。
これでサユリのポケモンはモルフォンだけ。
此処まで進めば勝ちは目前なのでバトルに出していないゼニガメに交換する。出番が自分だけ無いかもと不安だったゼニガメが嬉しそうにバトルフィールドに登場する。
わざわざゼニガメに交換して俺が勝利を確信している事を悟ったのか悔しそうに顔を歪ませつつモルフォンに“しびれごな”を指示するので“こうそくスピン”で粉を吹き飛ばしてモルフォンに突撃させる。
追加効果で素早さを上げてモルフォンに迫るが“サイコキネシス”でゼニガメを落とそうとするので、“こうそくスピン”のまま“ハイドロポンプ”を撃たせる。手足と頭を甲羅に収納させて回転する様は正にガメラだ……あっちは火を吐いて、此方は水を吐くが…
予想外の攻撃にモルフォンが墜落する。相手が立て直す前に先制技の“アクアジェット”で突撃して先手を打つ。素早さが一段階上がった先制技を墜落したモルフォンが対処できる筈もなく、そのままトドメの“ハイドロポンプ”で勝利を捥ぎ取る。
「モルフォン、戦闘不能!ゼニガメの勝ち!よって勝者、マサラタウンのサトシ!!」
「ゼニ?ゼニ……メール!!」
審判の宣言と共にゼニガメが進化の光に包まれてカメールへと進化する。おお、このタイミングでか!ピカチュウやフシギダネの様に進化を否定している訳ではないのに中々進化しなかったからな…
「良かっーー「きゃああ!進化よ進化!カメールに進化して良かったわねゼニガメー!」ーー……ああ、良かったなカメール」
「カメ!」
水系ポケモン大好きなカスミが俺を押し除けてカメールを抱き抱える様を苦笑いで見つめる。何にせよ、これで準決勝進出が決まり、次は間違いなくラティアス使いのジョーイさんとのバトルだ。
「……こっちも総力戦だなピカチュウ」
「…ピッカ!」
・準決勝進出を決めた。
相手はアニメでサトシを倒したヒロシを倒したサユリだったが、特に苦戦する事なく倒した。此処で苦戦する様では次の相手には勝てない。
次回はいよいよ、ラティアス使いのジョーイさんです。